スタジオパークからこんにちは  
NHK総合 1998年1月12日(月) 13:05-14:0

原文作成◆ちんちらさん

登場

この日、今年2度目の雪。大粒のやや重たい雪が降りしきる中。冒頭はNHKホールから
外をなめたショット。
外には、雪が降り積もった車。

司会の高見知佳、堀尾正明アナの名前、
スタジオパークから生中継のテロップ。

アナ:今日の東京はさきほどからの雨が雪に変わりまして、さきほど雨になったんですが、
    また雪に変わりまして……。
高見:雪に変わっております。ちょっとカメラさん、抜いてもらえますかぁ。
アナ:ただ、今日の雪は積もりませんね。
高見:積もりませんね。
アナ:8日のようにはなりませんで……。ただ、山間部では積雪しているところがありま
    すので。
高見:まあ、ご注意ください。みなさん。
アナ:しかし、今年に入って、なんか、日本列島、冷蔵庫の中に入ってしまったような感
    じですね。
高見:本当に、冬って感じがいたしますね。
アナ:今日は第2月曜日で、スタジオパーク休館日なんですが、今日のゲストの方のたく
    さんのファンの方がいらしていています。はーい、見てください。はーい、全国に
    映ってますよぉ。はーい、はいはいはいはーい。よくいらっしゃいました。
―――カメラ、スタジオ内のファン、なめる。ファン、手を振る。

高見:それでは、今日は、ファンの方々からご紹介していただきましょう。
    それでは、みなさん、お願いたしま〜すーっ。

―――ファンの声:さるがんせきーっ。
―――拍手と歓声。ワァワァワァワァワァーーーー。

――― バックに『ツキ』流れる。

―――スタジオパークの番組名パネル前での2人。
―――今日のゲスト:猿岩石の名、テロップ入る。
―――2人のコスチューム、有吉=黒のジップアップジャケット+赤シャツ+黒のパンツ
    森脇=黄色セーター+赤、白、アーガイル模様のベスト+グレイマフラー+ジー
    ンズ(チノパン風)
―――2人、さわやかにおじぎする。

アナ:それでは、猿岩石のお2人、どうぞぉ。
    どうも、どうも。
高見:ようこそ、いらっしゃいました。

―――ファンのにぎやかな声、さるがんせきぃーの声。
―――2人、うれしそうな笑顔。

アナ:猿岩石のお2人で〜す!

―――パネル前に森脇+有吉立っている。
―――2人、頭さげる。

アナ:もう、いま、お忙しいでしょう?
高見:ねーぇ。
有吉:はいっー。
アナ:ほとんど、お正月休みなしだったんじゃないですか?
有吉:いや、正月はちょっと、ありました。
2人:はい。
アナ:なんと、このお2人は、ちょっと気の早い話ですが、新年度、来年度の朝の連続テ
    レビ小説『天うらら』に出演なさるんですよぉ……。
有吉:ああっ。
2人:はい。

―――ファンの拍手。

高見:4月からの……。
アナ:今日は、そのお話と大ヒット曲も1曲、歌ってくださるんですか?
有吉:ああ、はい。
森脇:はい、歌いましよう(きっぱりと)。
(2人、手を後ろ手に組んでいる)
高見:よろしくお願いします。
アナ:それから、それから、NHKではないんですが、ある民放さんの大ヒッチハイク旅
    行についてもうかがいたいと思います。
高見:その苦労話もいろいろうかがいましょう。
    それでは、スタジオのほうにまいりましょう。どうぞーっ。

拍手に送られてスタジオに移動
(バックにファンのにぎやかな声)
<テーマミュージック>
(ファンの拍手)

アナ:はい、よろしくお願いしま〜す。
有吉:よろしくお願いしま〜す。(あたま下げる)
高見:どうぞ、おすわりください。
アナ:どうぞおすわりください。
有吉:すみません。
(有吉、手を口のまわりにやりながら移動)
(移動中、森脇、かぎりなくうれしそうな笑顔)

―――花を飾った丸テーブルを囲んで、左から高見、アナ、森脇、有吉の順に座る。

アナ:外は寒いですけど、スタジオの中は熱気が包まれていますね。
高見:もう、ガラスの向こうは、みんな同時に移動してきましたよ。
(スタジオ、笑い)
森脇:すごいですねぇ(うれしそうに)。
アナ:さ、あらためてご紹介ししょう。今日のお客さま、猿岩石のお2人です。
    猿岩石をお迎えして……。
    猿岩石のお2人で〜す。
    今日のお客さまは、さる(力入る)がんせきのお2人です。
有吉:はい、よろしくお願いしま〜す。
(スタジオ、拍手)

アナ:もう、これは100万回、聞かれたと思うんですが、猿岩石、どちらがサルでどちらが
    ガンセキなんですか?(この部分、高見も発言)
森脇:ああ、これはああ、(有吉、セキをする)
    そんな決まってはないんけど……。
有吉:臨機応変で……(手、口許にあてながら)。
アナ高見:ハハハハア。
    そのとき、そのときで……。
アナ:猿岩石という名前の由来は?
森脇:ああ、これはねぇ……。
有吉:ボクらが中学校の時にぃ、初恋の人がいましてですね、その彼女たちのあだ名っ
    ていうか、ニックネームですか、が、ボクが好きだった女の子がサル女房さん…。
森脇:はいっ(この間、森脇、目線を上にやるなど、落ち着かない)。
アナ:サル女房さんっていうニックネームでぇ? ほう、それで?
森脇:ボクぅ好きだった女のコが、ホクロ岩石っていうんで……。
高見:ハハハハハハハっー。
アナ:それでぇ、猿岩石と……。
森脇:それをくっつけて。
アナ:横文字のコンビが多いなかで、
有吉:なかで……。
アナ:わざとこう、ゴツゴツした感じを……。
森脇:そうですね。
高見:でも、いつまでもその初恋の人を胸のなかで思っているんですから、うれしいで
    すね。
(森脇、こぶしで膝をたたきながら)
アナ:うれしいですけどねぇ、そのニックネームがねぇ?
有吉:ニックネームがねぇ(笑いながら)。
高見:さて、今日のゲスト、猿岩石のお2人には、番組の後半でテレビをご覧のみなさま
    からの質問に答えていただきます。
    電話、ファックスはこちらまで……。沢村亜津佐さん、よろしくお願いします。
    沢村さん、お願いいたします。

―――バックに『声が聴こえる』、流れる。

(沢村亜津佐、電話、ファックス番号を伝える)
旅の話
2人:よろしくお願いしま〜す(おじぎをしながら)。
アナ:さあ、猿岩石のお2人、このお2人の運命を変えたのが、思い返すともう2年前に
    なりますか、96年の4月13日にスタート、あるテレビ局の『進め、電波少年』
    の1コーナーとしてスタートしたユーラシア大陸横断ヒッチハイク……。
2人:はい。
アナ:すっごぉい。
高見:もう、番組名いったら、すぐわかるじゃないですか?
    あのヒッチハイクの旅、なんかすごかったですねぇ。
森脇:ようやく、あのぉ、ちょっと楽しかったなぁ、と思えるようになってきましたね、
      やっと……(感慨ぶかげに)。
高見:やっと、ですか?
アナ:190日間、どこからどこまで?
(有吉、頭をかいたり、シャツの襟を広げたり。落ちつかない)
有吉:(コホンとセキをしながら……)香港からロンドンまで。
高見:いま、セキと一緒になって……。
有吉:香港からロンドンまで。
アナ:こちらで作らせていただきました。

―――アナ、地図のパネル、取り出す。地図には「香港4月13日」の文字。

高見:だいたい、こんな感じかなーと。
アナ:はーい、4月13日にスタートして……。
    とにかく、ヒッチハイク以外はダメなんですね。
有吉:そうですね、基本的に。
アナ:基本的に。なかには、内戦などであぶないところは飛行機で。
有吉:飛行機で、ええ。
アナ:ということなんですが……。
(スタジオで笑い声)
アナ:ええ、で、こういろんな思いをされたことと思います。
高見:そうですね。
アナ:で、こちらでポイントを紹介させていただきますね。
有吉:はい。
高見:3か所ぐらい。
アナ:はじめは……。
高見:ベトナムですね。
有吉:ベトナム。
高見:これがなにが起こったかといいますと……。ピョン。

―――地図上のシール、はがすと「3日間、絶食」の文字、現れる。

アナ:絶食ぅ。
有吉:絶食。
アナ:なにも食べない……?
有吉:なにも食べない、飲まない……。
高見:これは、意思ですか?
アナ:ハハハハハハっ。
有吉:意思ィではないですね。(有吉:ちょっとのけぞる)
    別にダイエットしようっていうことじゃなかったんで……。食べれない状況で。あ
    あ、はじめて無一文になったときで……。
アナ:はじめ、10万円もって。
有吉:10万円がー、3か国めでもう無一文になったんですよ。
アナ:これ、スタートして何日目ぐらい?(有吉、どアップ)
有吉:ええ、どれくらいですかね、でももぅ20日ぐらいですかね。
高見:20日ぐらい?
アナ:スタートして、君たちにはとにかく10万円あげるけれど、その後は、あとは自分
    たちでなんとかしろよといわれたわけでしょ。でも、もし、なくなったら、いくら
    なんでもテレビ番組なんだから、少しぐらいは援助してくれるだろうなと思ってた
    んでしょ。
森脇:思ってました。もちろん。
有吉:もちろん。
アナ:で、覚悟を決めたのはいつごろなんですか?
有吉:これですね(笑いながら)。
高見:ここで。
森脇:この3日間、絶食でなにも手助けしてくれなかったときに……。
アナ:でも、カメラマン、ディレクターはそばにいるんでしょ?
有吉:カメラマン兼ディレクターですね。
アナ:ああ、兼なんですか。
高見:でも、その方は、ちゃんと食事とかしてるんでしょ?
有吉:そうですね、その町でいちばんいいホテル探すんですよ(有吉・つくり笑顔で)
アナ:わざと。
有吉:(笑いながら)それで、そこに泊まるんです。
森脇:非常に豪華な生活……。
アナ:目の前でおいしそうに食べたりするんですか?
森脇:します、します。
高見:うわー、残酷ねぇ。
有吉:日本以上の暮らし、するんです。
森脇:本当にー。
高見:ハハハハハハハっ。
アナ:じゃ、ホント、憎いって思ったことは?
有吉:(笑いながら)憎いですよぉ。グフフフフっ。
森脇:思いました……。殺意(ポツリと)。
アナ:殺意?食べ物の恨みはねぇ。
    でも、3日間っていうのは耐えられたんですか?
    まあ、耐えられたから、ここにいらっしゃるんですが……。
高見:いらっしゃるわけですが……。
有吉:あのねぇ、なんとか耐えれたんですが、2人のなかで、もう、これでギブアップ
    しようということになってぇ、ボクが事故にあうっていったんですよ(自らを指
    さしながら)。車に飛び込んでぇ、事故にして、そして一緒に帰ろっていう話に
    なって、車にちょっと行こうとしたところ、やっぱこわくって、足の先だけちょ
    っと踏まれて……(足先、ちょっと前に出しながら)。
高見:わぁ、痛かったでしょ。
アナ:あれあれあれ。
    ハハハハハハハっ。
高見:痛いじゃないですか。
有吉:それから先、ずっと響いたって。
アナ:かえって自分の不幸を招いてしまったような……。
    それじゃ、つぎ。
高見:次は、パキスタンですね。
(はがすとインド……が出てくる)
    あ、ごめんなさい、インドですね。ピョン。

―――インド、7月4日。「森脇、極限状態」の文字。

森脇:インドは大変でしたね。
有吉:あっ、インド。
アナ:インドは……?
有吉:ああ、森脇という男が……。
アナ高見:ハハハハハハハっ。
森脇:ああ、知ってるじゃない。ボクじゃない(笑い)。
    いや、もう、インドはぁ、いまでもあんまり好きではないんですけどぉ。
高見:(笑い)ここは、かなりひかれるという……。
アナ:インド、いい国ですよ、でもぉ。
    人生観、変わるっていいますよ。
森脇:いや、いい国なんですけどぉ、広いんですよ(顔、しかめる)
高見:ハハハハハハハっ。
アナ:そりゃそうですが……。
森脇:あの、ほら、地図見たときに、毎晩寝る前に、ああ、今日はこれだけ進んだなとか。
    ホント、何ミリの世界ですけど、インドっていうのはなかなか出れないんですよ。
    それ考えると、寝れないんですよ。なんだ、この国、デカイって。
アナ:ほーほぉ。
    まだ、この国にいるのか、と。
森脇:はい、なかなか抜け出せないっていう感覚がぁ。
アナ:ははー。
有吉:コイツ、潔癖症だから、インドってちょっと汚いっていうか、だから……、耐えら
    れない。
    ボクは大好きなんですよ(くちびる、かみながら)。
アナ:その国によって衛生状態も違いますしね、感覚も違いますしねぇ。
森脇:ちょっとびっくりしましたね。
アナ:食べものは大丈夫だってんですか? インドは……。
森脇:食べものは、ボクのほうがなんでも食べるんですけど。
有吉:ボクね、お腹こわして、えーと、どのくらいかな、10キロ、12キロぐらいやせ
    たんですよ、インドで。
アナ:12キロぉー!!
    いま、もどりました?
有吉:いま、もどりましたね。
アナ:靴はずぅっと?
有吉:靴ずっと1足で……。どこの国に行ってもいやな顔、されたましたね。
アナ:どうしてですか?
森脇:くっさいんですよ。
アナ高見:(あきれ顔)。
有吉:靴、脱ぐなって(笑いながら)。
アナ:ああ、そんなにくさくなっちゃうもんなんですかぁ。
高見:そうですかぁ。
有吉:ヒッチハイクすると、運転手さんがどんなに寒くても、暑くても窓、開けるんです
    よ(窓、くるくると開ける手つきをしながら)。
森脇:ハハハハハっ。
アナ:でも、ヒッチハイクっていうのは、カメラマンがいるわけでしょ、必ず、ディレク
    ターが。
    カメラもってるわけですから、手上げたときにお前、カメラ売ればいいじゃないか、
    とかおわれそうじゃないですか。
森脇:いわれましたよぉ。
有吉:そうそう、だから、アジア周辺ではそれですごい困りましたね。
    説明しようがないし、テレビだっていっても、全然、理解してもらえないし。なか
    なか。カメラ、売ればいいじゃないかっていう話になって。
アナ:思いますよ、普通はね。でも、なんとか乗せてもらって。
有吉:だから、あの人は悪い人なんだ、
アナ高見:アーハハハハハハハっ。悪い人だって。
有吉:ボクらは監視されてる、助けてくれっていうことで乗してもらった。
アナ:納得するんですか、そんなことで。
有吉:やさしいですからね。
森脇:説明も、幼稚な説明でぇ。
    あの人は悪い人なんだ(と指を頭に鬼の角のように立てて)と……。
(スタジオ、爆笑)
高見:鬼……。
有吉:鬼、わかんないと思うんですけど。
森脇:向こうの人はわかんない、鬼すらわからないよ。
アナ:その国で、鬼がいい神さまだったら、どうするんですか。ハハハハハハハっ。
2人:そうそう、そうなんですよ(楽しそうに笑いながら)。
アナ:言葉もありますし、むずかしいですよね。
高見:こんどこそ、パキスタンですよ。
アナ:あら、入院しちゃった。
有吉:入院しちゃったんです。
アナ:原因はなんだったんですか?
有吉:原因は、結局、栄養失調(笑いながら)フフフっ。
森脇:日本人でねぇ。
有吉:あと、菌がいっぱい、蔓延してたんで。
森脇:これは、ボク、一瞬、喜びましたけどね。
アナ:あっ、帰れると……。
高見:ひょっとして帰えれると……。
森脇:帰えれると思って(笑いながら)。
アナ:どのくらい入院してたんですか?
有吉:結局、2日ぐらい……。1日かな、1日ちょっと……。点滴全部打ってもらって。
    お金ないんで、保険で全部やってもらって。
アナ:これはいくら仕事とはいえ、マジでもう帰りたいと思ったことは、何度もある……。
有吉:毎日ぃ。
森脇:毎日、でしたね。
アナ:つらかった?
高見:たとえ、芸能生活が終わろうと……。
有吉:芸能生活、ないですからね、ボクら。デビューしたてで。ええ。
高見:ハハハハハハハっ。
アナ:そりゃ、帰って、また一からやり直せばいいわけですからね。
高見:へぇーっ。
2人:はい。
アナ:日本でだんだん人気が出てきたってことは聞いてたんですか?
有吉:全然、それ聞いてなくって。(有吉どアップ)
    ディレクターに、逆に、お前らは、お前らのコーナーは人気ないから、なんとかし
    ないとつぶれるっていわれてて。
アナ:うそ、つかれてたわけだ。
有吉:うそ、つかれてて。ボクら、なんとかしないと。
アナ:でも、旅人に会うでしょう。ああ、猿岩石ぃだっていわれるでしょう。
有吉:そうするとぉ、ボクら、あれっと思うと、ディレクターは、マニアックなヤツがい
    るなあって。
(スタジオ、爆笑)
森脇:そうそうそうそう(森脇笑顔どアップ)
高見:そのディレクターさん、すごいですねぇ、うん。
アナ:大変だなぁ、ディレクターさんも、お芝居すんのが……。
    じゃ、日本の情報もなんにも知らずに、あの、190日間は。
有吉:全然知らないんです。
    ウソの情報はいっぱい入ってくるんですぅ。阪神がいま1位だとかって。
アナ:ワハハハハハハっ。それ、ウソって悲しいですけどね。
(スタジオ、爆笑)
高見:ええっ。
アナ:で、190日目ですが、どうですか、このときのお気持ちは?
森脇:やっぱり、うれしかったですね、ゴールしたときは。うれしくって、なんかねぇ。
    気が抜けちゃって。すぐ、風邪ひいちゃいましたもの、すぐ、病気になりました。
    それまで、ボク、病気なんかならなかったんですが。
アナ:安心感が逆に出ちゃったんですねぇ。
    有吉さんは?
有吉:ぼくも、コイツと抱き合うことなんかないと思ったのに、そのくらい、興奮して、
    抱き合ったりして。感きわまちゃって。
アナ:2人で?
有吉:2人で。
アナ:でも、ずーっと、一緒にいると……。人生で、こんなに長いこと、一緒にいる経験
    って、後にも先にもないかもしれないー。
有吉:ないですね。
森脇:ただ、コイツが入院したときだけボク1人だったんですよ(うれしそうな顔。アッ
    プに)。解放感に満ちあふれましたね。
アナ:ハハハハハハハっ。ああ、そんなものですか? さびしかったり、不安だったんじ
    やないですか?
森脇:いや、不安でも……。知らない町を、パキスタンの町を走りまわりましたもの、1
    人で。フフフフフっ。
アナ:ハハハハハハハっ。
高見:ハハハハハハハっ。
高見:190日間、すごい大変な思いをしたわけですよね、極限状態もあったわけですが
    その中で、お2人が得たものって、なんだったんですか?
(2人:いいよどむ)。
アナ:人気ですか?
(スタジオ、笑い)
有吉:ボクゥはね、ずっと旅してて、ずっと人のやさしさで旅が、ずっと成り立っていた
    んですよ。だから、人のやさしさがすごい大事なものに思えて。
    で、ボクもぉ、少しですねど(指で少し、の動き)、人にやさしくできるようにな
    ったかなぁーと。
アナ:なんか、イメージがあるじゃないですか? あの国の人はこわいんじゃないかな、
    そういうの、あるでしょ。ずいぶん、くつがえされましたか?
有吉:くつがえされましたね、ずいぶん。
    やっぱり、どこにも悪い人はいるんですけど、なんか、そういうの、とりあえず、
    もう抵抗なくなりましたね、いろんな国の人、なに人であっても。
アナ:はあぁ。森脇さんは?
森脇:あとねぇ悪い人といい人と見分けることができるようになりましたね。
アナ:ほんとう? で、どんな?
森脇:悪い人っていうのは、顔が悪そうなんです(笑いながら)。
(スタジオ、笑い)
アナ:わかりやすい……(明らかに気が抜けたようす)。
森脇:そのまんま
アナ:そのまんまじゃないですか。
森脇:外国人ってそうですよね。
アナ:日本人は?
森脇:日本人は、腹にかくしてる人ってあるじゃないですか?
アナ:顔に出てこない?
森脇:向こうの人は悪い人はいかにも悪そうなんです(笑い)。
(スタジオ、爆笑)
アナ:ははははーっ。なるほどねぇ。
写真コーナー
アナ:で、お2人の少年時代の……。
高見:少年時代の……。
アナ:少年時代の写真をお借りしましたのでぇ。はい!

1枚目の写真……有吉・赤ん坊時代のもの(白いロンパース姿)

アナ:まず、はい、こちら有吉さん。
高見:もう、やっぱり目が、これは目が……。
森脇:これは人ですか、これ?
アナ:人形かもしれません。
(スタジオ、笑い)

2枚目の写真……有吉の幼児期のもの(幼稚園で? 小さい子供を抱いている)
(スタジオ、笑い)

高見:あら、まんまじゃないですか?
アナ:お2人とも広島ですか?
2人:広島です。はい。

3枚目の写真……有吉の家族4人の写真(結婚式? 両親式服、兄弟おそろいの服)

アナ:かわいいですね、弟さん、これ?
有吉:弟です。
アナ:おそろいの着て。

4枚目の写真……森脇の赤ん坊時代のもの(髪長い。タオル地で肩ひもの服)

アナ:さあ、こちらは、森脇さん。
森脇:ボクですね。
高見:ねぇ。
アナ:女の子みたいですね、髪形とか。

5枚目の写真……森脇の小学生ごろ。受賞作の絵をもって。

高見:ああああー(笑いながら)。
アナ:絵がお上手でしたね。
森脇:そうですね、これ、けっこう……。賞、もらったヤツ。
アナ:ほんとだ!

6枚目の写真……森脇の少年野球のユニホーム姿。

アナ:えっ、少年野球、やってました?
森脇:やってました。
有吉:胸に1番つけてね(笑い)。
森脇:これ、ボクじゃないですよ、1番は。全然、違うじゃない。
(スタジオ、爆笑)
森脇:似ても似つかないー。
アナ:もともと漫才コンビでいらっしゃるから、時々、ボケとつっこみが……。
    ハハハハハハハっ。
高見:でも、いいですね、そういうの。ほっとしますね、そういうの。
アナ:で、小学校何年性のときからの知り合いだったんですか?
森脇:小学校1年のときから……。
有吉:1年のときです。(やや間、目、およぐ)
    1年のときに、コイツが3学期に転校してきて……、そっからの友達です。
アナ:小学校のときは、学芸会とか発表会なんかで、漫才なんかやるコンビがありますが、
    そういうことはしなかったんですか?
有吉:(コホン)なかったですね。2人でっていうのは全然……。
アナ:仲よかったの、もともと?
森脇:仲はよかったんですが……。
    あの、有吉が、あんまり人と交流を好まないんで……(目線、およぐ)。
アナ:わりと孤独? 内向的?
(有吉、大きくうなづく)
森脇:思いきり、内向的。
有吉:はあ。
アナ:森脇さんは?
森脇:ボクはぁ、あの、いちばん最初に友達になったのは有吉なんですが、ボクはそこか
    ら、どんどん友達の輪が広がって…。
アナ:社交的ー。
森脇:はい。
有吉:ボクはコイツだけっなんです。
アナ:ほーぉ。お笑いの世界に入ろうっていったのはどっちかっていうと。
有吉:ボクです。
アナ:有吉さん。
有吉:ぼくです、はい。
アナ:お笑いの世界に入るぐらいですから、友達が多かったり、笑わせるのが得意だった
    んじゃないですか?
有吉:ええーとねぇ。笑わせるのも、アイツは変わってるからっていうーーっ。
    で、全然、社交的でもなくって。
アナ:はー。で、お2人の中学校からの写真です。…。

中学校時代の2人、1枚目はグループ写真。有吉、笑って肩をすくめ、森脇、すまし顔。

高見:これなんか。
アナ:写真、見るとすごく社交的に見える……。
森脇:思いきり社交的ですよねぇ、これ。

森脇の背中に有吉。有吉、笑っている写真。

高見:この笑顔……。
有吉:バイクに乗っている。
アナ:ああ、オートバイに乗っているんですか。
森脇:口から出てるのはガムです。

有吉、ピストルをもっておどけている写真。

高見:お茶目ですね。
アナ:そうですよ。
有吉:これ、写真撮影、弟なんですよ。内弁慶なんでー。
森脇:これも庭ですよね(笑い)。
(スタジオ、笑い)
有吉:そう、うちの庭なんです。

森脇のヤンキー写真。

高見:ちょっとワルだったんですか?
森脇:はい、ちょっとワルでしたねぇ。

有吉左、森脇右。まん中に生ビールの看板の写真。

森脇:これ、東京出てきてからですね。
高見:じゃ、これ、デビュー前ってことですね。
有吉:そうですね。
森脇:バイト先ですね。
高見アナ:へえぇえ。
おたがいへの注文コーナー
高見:なんか不思議ですね。こうやって見ていると、全然違うんで。
アナ:小学校、中学校、高校のお知り合いで?
2人:はい。
高見:じゃあもう、知りつくしていますね。おたがいに。
2人:まあーね、ちょっとね。
アナ:じゃ、森脇さんは、有吉さんをこのように分析している、って3つの性格をちょっ
    と見てみましょうか。
高見:はい、
    普通につきあえない男……。フフフ。
(有吉、つくり笑顔アップ)
森脇:ああ、これは、普通につきあえない男っていうと、いい方変えると、コイツは普通
    じゃないってことですね。
アナ:普通じゃない? たとえば、どんなとこ?
森脇:たとえばですね、あのぉー、絶対、おごられるけど、おごらない……。
高見:ケチなんですか?
有吉:ケチじゃないんですよ、堅実派……。
森脇:いいようにいうんですよ。
アナ:おごらない。
森脇:おごらないんですよ、絶対。17年間ぐらいの付き合いになるんですが、おごられ
    たっていう実感できるようなことは1回もないですよ。
アナ:じゃ、森脇さんはあるんですか?
森脇:ボクはおごりますよ、しょっちゅう。
高見:あとは割り勘?
アナ:それはなんか哲学があるんですか?
有吉:だけどねぇ、いまねぇ。ちょっとジュースをおごってもらったりしてますけどぉ、
    そんなの、知れてるじゃないですか(前のめりになり、手ぶりも入れて説明する)。
    そんなのより、ボクがいい年になって、ちゃんと生活できるようになって、お金を
    いっぱいためたとき、そのときに、車の1台でもプレゼントしたほうが全然いい
    じゃないですかー。
(スタジオ、爆笑)
アナ:いいんですか? 生放送で全国にゆきわたりましたよ。
    これはすごい、いまに車以上のもの、おごってもらえるそうですよ。
(スタジオ、爆笑)
森脇:ああ、でも……。
アナ:信じてない!
森脇:絶対、信じないですけど……。
    でも、タバコぉにしても、タバコ1本、ちょうだいっていわれてぇ。
    イヤだとはいえないじゃないですか、タバコ1本で……。
アナ:ほんと、いやでもね、ここで1本、惜しいんだけど……。
森脇:いや、いやじゃないんですよ、イヤじゃないから、だからそのまま素直に……。
アナ:ああ、
森脇:だから、はい、じゃ、いいよって。でも、夜になって、よく考えてみると、1日
    20回ぐらい、いわれてんですよ。
(スタジオ、爆笑)
高見:じゃ、1箱じゃないですか!
森脇:1箱、なんですよ。
有吉:それ、いまなんですよ。のちのち、ワンカートンあげればいいことでしょ(笑い)。
高見:ハハハハハハハっ。
(スタジオ、爆笑)
アナ:いつか返ってくる……。
森脇:それが、まだですからぁ。
    だから、ジュースとタバコで車1台分ぐらいおごっている……。
高見:はい、次いきましょう。
    24時間、ウケをねらっている。
アナ:でも、これはまあ、お笑いさんってことじゃないんですか?
森脇:でもぉ、一緒に住んでたころがあるんですけど……。疲れますよ。
高見:24時間だときついですね、それねぇ。
森脇:はい。
    家で1人でテレビ見ていると、後から帰ってくるじゃないですか。したら、もうこ
    の辺に(口のまわりを指で描くふり入れながら……)にマジックで、泥棒のメイ
    クをして帰ってくるわけですよ。で、ずっと入り口んところでこうやって見てるんですよ。
(スタジオ、爆笑)
森脇:で、もう、疲れてるから、相手したくないんですよ。
(スタジオ、爆笑)
森脇:1時間ぐらい、ずうぅっとこうやって見てるんですよ。
    で、だれだ!っていわないと……。
(スタジオ、爆笑)
アナ:おさまりがつかないんだ、必ず。それ、ほしいですもんね。。せっかく努力した
    のに。
高見:でもねぇ、それを待ってるってすごいですね。
有吉:コンコンコンとか、ちっちゃい音とか出すんですよ。
(スタジオ、爆笑)
高見:ねぇ。
    はい、次いきましょう!
    絶対、間違いを認めない。
森脇:これもすごいですね、コイツは。
    本当に根性あるなってたまに思うのは、こういうときだけなんです。
アナ:明らかに、有吉さんが間違っている!
森脇:たとえば、例を一つあげると、一緒に住んでいたころ、コイツがラーメンを食べた
    ……。食べるんですよ、よく。インスタントラーメンって、ほら、スープの粉を入
    れるじゃないですか。あれを1回入れ忘れてたんですよ、で、お湯に入れて、ち
    ょっと待ってるときに、おいこれ、入れ忘れてるよ、っていったら(粉の袋を破
    る手つきをしながら)、いや、オレ、入れた……
(スタジオ、笑い)、
森脇:でも、そこに粉があるんですよ……。
(有吉、にが笑いのアップ)
森脇:入れてないって。
有吉:(ぐふーうっ)(わざとではなく、たんをからませた?風邪ぎみだった?)
森脇:入れた、っていって、それ開けて、もうお湯だけのを食べてるんですよ。
    それからというもの、オレがいる前では、絶対、粉を入れないんですよ。
高見:けっこう、強情ですねぇ。
(スタジオ、爆笑)
アナ:どうして? 有吉さん。
有吉:あのねぇ、ボクは森脇は、オレよりバカだと思っているので……
(スタジオ、笑い)
有吉:そんなバカな人間に指摘されるのは恥ずかしくなるんですよ。
アナ:くやしいんですね。
    認めれば、ラーメン、おいしく食べられるじゃないですか……。
高見:でも、いないところで粉だけ飲んでいたら、笑っちゃいますね。
    いいですか?はい、次、いきましょう。
アナ:いやいや、おもしろいものですね。今度は有吉さんから見た森脇さん。
有吉:はい。
高見:どんな男でしょう〜。
    社交的でお調子もの。
有吉:そう、社交的ですね、けっこう。八方美人っていうか。
(スタジオ、爆笑)
高見:はーい。
森脇:なんで、オレのときだけ悪くいうんだ。
高見:でも、これ、ふだんいうといい言葉ですよね。
(森脇アップ、小さくうなずく)
アナ:社交的はいい言葉で、お調子ものは少しマイナスイメージ。
有吉:うん、調子ものは、なんか誰かれかまわず、すぐ携帯の番号とか教えて……。(森
    脇、うなずく)。飲んでて、男の人、知らないおじさんなんかに、ああ、ああ、
    番号教えますよぉーって。だから、イタ電とかムチャクチャ多いんですよ。
    (森脇を指さしながら)
アナ:イタ電?
有吉:いたずら電話……。
アナ:ああ、イタ電っていうんですか、いま。
有吉:留守番電話、60件とか入ってること、あるんですよ。
森脇:ええ、あるんですよ。
有吉:悪のり、するんですよ。
高見:ええ? 1日にですか?
アナ:でも、女の子にはたくさん教えるんでしょ。
森脇:いや、男女を問わず、ですね。
高見:一応、電話番号はあんまり教えないほうがいいですね。
    はい、次、いきましょう。
    彼女がいなかったことがない!
    って、これはもてるっていうことですね。
有吉:もてるっていうかねぇ、なんでもいいっていうかねぇ(大きく、前へのりだす)。
(スタジオ、爆笑)
有吉:けっこう、小学校ぐらいからずっとねぇ、つきあってるコがいてぇ、小中高、ずう
    っとぅ。とりあえず、きれないんすよね(手ぶり入れながら)。
アナ:でも、そういう人、いますよね。
高見:すみません、きれないってだけで、ダブってたことはありますか?
(スタジオ、笑い)
有吉:ダブってたことは……。なんか、週刊誌上では見たことがあるんですが……。
(スタジオ、笑い)
アナ:森脇さん、どう? このとおり。
森脇:まあ、でも、い、いないとダメぇなタイプなんですよ(なぜかうれしそうな顔、
    アップ)。
アナ:ああ、ホント。
    どっちがもてるんですか?
森脇:もてるのは、有吉のほうがもててたんですよ。
アナ:ほーお。
有吉:だけどね、ボク、小学校がピークだったんです、もてる……。
高見:ピーク(笑い)
アナ:ああ、そう。
有吉:それからもう、下るようになったんすが(笑いながら、手でくだるふり、入れな
    がら)。
アナ:ずいぶん、早いピークですねぇ。はーあ。
有吉:そうなんですよ。
高見:じゃ、次ね。
    神経質で潔癖症。
アナ:そうか、そうか。
森脇:たぶんね、これ、有吉から見ると、っていうだけの話だと思うんですよ。
アナ:有吉さんは全然違う?
森脇:コイツはね、汚いんですよ、本当に。
高見:お掃除はきらいですか?
有吉:はい、ボクはしないです、全部、弟がやります(顔、しかめながら)。
アナ:じゃ、部屋は散らかり放題……。
有吉:ま、弟がいなければ、散らかり放題ですね。
アナ:対して、森脇さんはきれい好き。
森脇:ボクはきれいですね、けっこう。
高見:ボクはきれいだって……(笑い)
有吉:ま、グラスにティッシュ巻くタイプだもん。水滴がいやだからって。
高見:へぇーっ。
アナ:気になったりする。トイレのノブとか、気になったりするんですか?
森脇:トイレのノブ……、気になるぅ、気になりますね。一応、ふいたり。
高見:じゃ、一緒に暮らしていたときなんかはお掃除大変だったんじゃないですか。
森脇:大変でしたね……。ああ、でも、そのときはもう、あきらめてましたから。
有吉:だから、6畳を半分に割って、3畳、3畳で、ボクの3畳のほうはジャングルみた
    いだったんですよ。
高見:ええっ。
(スタジオ、爆笑)
有吉:すっごい、すっごいですよ(吹き出す)、3畳だけね。こっちは意外と……。
森脇:シンガポールみたいー。
高見:シンガポールみたいだったんだ(笑い)。
アナ:知らない者が入ってきたら、びっくりするでしょうね。6畳が2つに分かれてて。
有吉:台所はボクがよく使ってたんで、米とか散らばってぇ、知らない人が入ってくると
    巻き菱みたいで、いたぇ……(足、飛び上がるようなゼスチュア)。
高見:ハハハハハハハっ。
有吉:(笑い)。
先生コーナー
アナ:そういう対照的な2人が190日間、旅をすると、もう、だんだん……。
    もっとわかってくるんでしょ、相手のことが。
    もう、コイツとは一生つきあいたくないって思ったこともあったんですか?
有吉:いやっ、それはないですね。
森脇:もう、協力しないとぉ、旅が成立しなかったから(森脇、アップ)。
アナ:でも、それほど対照的な性格なんでしょう?
高見:こんな対照的なお2人は、中学時代、どんな風だったんでしょうねぇ。
アナ:ちょっとこの方と電話がつながっています。
先生:もしもし、こんにちは。
高見:どうも、こんにちは。
アナ:中学校の時代のタケダ先生。
有吉:いや、知らないですよぉ。
(スタジオ、爆笑)
有吉:だれですかぁ?(知らん顔、通す)
アナ:いま、お昼休み……は、もう終わりましたか?
先生:はい、いま、掃除の時間になりました。
高見:どうもすみません、お忙しいなか……。
有吉:掃除してくださいぃー(笑い)。
アナ:野球部の先生でいらした、監督でいらした? 2人とも野球部に入ってたんですか?
先生:そうです、部員でした。
アナ:どんな部員でした?
先生:まじめな部員で……。休んだこと、ないもんな。
(スタジオ、爆笑)
森脇:休んだこと、なかったもんな。
高見:ああ、そうですか。
アナ:まじめな話、休んだことない?
有吉:ただ、先生がこわかった(笑い)っていうね。
高見:熱血先生だった……。
有吉:、まあ、熱血先生でしたね。、
アナ:野球のテクニックのほうは、この、2人ともお上手でしたか?
先生:いま、考えてみたら、うまかったですね。
高見:いま、考えてみたら(笑い)
アナ:どんなキャラクターの中学時代でしたか、この2人……。
先生:両方とも、変わってておもしろかった。
高見:変わってておもしろかったですって。
先生:ただ、おもしろいんじゃなく、やっぱり変わっててぇ。だれが見ても。
森脇:意識はしていなかったですけど。
アナ:ねっ、テレビて見ているお2人と、素のお2人とぉ、違います?
先生:全然、違いますね。
高見:へぇ。
アナ:どのように。
(有吉、笑い顔、森脇もふくみ笑い)
先生:テレビに出ている分は緊張していますね。
アナ:いまもかなり緊張してるんじゃないですか。
(猿岩石の2人、椅子に座ったまま、キオツケの姿勢)
先生:いまもかなり緊張してるみたいですね。
(スタジオ、爆笑)
高見:急に背筋、ピンと伸ばして。
(森脇。妙に背筋、伸ばす)
アナ:ふだん、もっとおもしろいですか?
先生:ふだんは、もっとメチャクチャおもしろいですよ。
アナ:違うんですね。いまねぇ。
    それは、民放さんも含めて……。今日だけじゃなくて。
先生:ええ。
アナ:でも、お2人が、猿岩石という名前でリポート番組に出てこられたときは、先生
    も驚かれたでしょう?
先生:いや、それが知らなかったんですよ、最初のころは。
有吉:テレビ、もってないんですよ。
(スタジオ、爆笑)
アナ:知ら…、知らなかったんですか。
高見:じゃ、先生、生徒さんから教えていただいた、とか、そんな感じなんですか?
先生:そうです。
アナ:どう思いました?
先生:すごかった……、すごいことやったな、と思いましたね、そのときは。
アナ:ああ、そうですか。
    それから、もう忙しくって、大変な人気者になってしまいましたよ、うーん。
(2人うなずく。森脇、貧乏ゆすり)
先生:そうみたいですね。
    こないだはどうも、有吉くん、森脇くん、ありがとね。おいしかったわぁ。
    とっても。
森脇:ちょっと番組で、ごちそうしたんです。
有吉:あの旅をぉ、成功したのは、野球部の練習があったからですね(すまし顔で)。
(スタジオ、爆笑)
先生:お前、とってつけたように…(笑い)。
(2人:うれしそうにはじけた笑顔)
アナ:完全にとってつけたんですね。
(スタジオ、爆笑)
有吉:同じくらい、つらかったですね。
森脇:本当につらかったですね。
アナ:クラブのつらさがあったから、190日間を乗り越えられたみたいなところが
    あったんですね。
有吉:でも、多少、ありますね。
    本当にいちばん感謝する人です(有吉、深く礼をする)。
アナ:タケダ先生、どうもありがとうございました。
2人:ありがとうございました(2人、礼をする)
    先生、なにかひとこと。
先生:また、これからも、みんなを楽しませてください。どんどん、みんなをしあわせ
     な気分にしてくださいね
2人:はい。
(スタジオ 拍手)
おたがいへの注文コーナー
高見:これだけわかりあっている2人ですが、これだけはやめてほしい、っていうことが
    ひとつはあると思うんですよ。
2人:はい。
高見:はい、これ、書いていただきましょう、はい。
    書くぅ。
アナ:じゃ、高見さんもほら、芸能界長いんですから、これだけはやめといたほうがい
    いってことを。お2人に。
高見:ああ、お2人にですか。やめたほうがいいこと……。
アナ:いままでなるべくいわなかったこと、今日だからいう……みたいな。
    (2人、書いてる)
アナ:さあ、楽しみですね。
    森脇さん、ちょっと迷ってますね。
(2人、書いてる。有吉はすぐに書き、森脇やや時間かかる)
アナ:はい、いいですか? やめてほしいこと。
    じゃ、まず、有吉さんから。森脇さんにやめてほしいこと。
有吉:はい。お願い。
    「テレビを見て下さい」。
高見:ええっ、どういうことですか?
有吉:コイツね、昔から、あんまりテレビを見ないからぁ、1回、館ひろしさんとお仕事
    したときも、あれ、だれ、だれだ、あれ、だれだって?
(森脇。膝たたいて笑う)
(スタジオ、爆笑。森脇もさらに爆笑)
有吉:館ひろしさんですよ、あ、だれだっけ、なんていってるんですよ。館さん、あいさ
    つして、っていうのに、あいさつしてないんですよ。
(スタジオ、爆笑)
アナ:それはちょっと芸能界としてはこまりますね。
有吉:そう、全然、テレビ見ないから。
(スタジオ、笑い)
アナ:興味ないの、あんまり。
森脇:いや、興味ありますよ、もちろん、そういう世界にいるんだから。
    でも、遊ぶほうが先なんですよ、外に出て。
アナ:あーあー、ほうほう。
    中学、高校時代なんか、あるとき、ぽんと抜けたときがあったんでしょ?テレビ
    から。
森脇:いや、もともと見ない、見てなかったんです。
アナ:ずーぅっと?
森脇:で、この世界に入るっていうこと事態が、突発的だったんですよ。
アナ:ハハハハハハハっ。なーるほど。
高見:じゃ、森脇さんから有吉さんへ……。
  「つくり笑顔」。
(スタジオ、爆笑)
森脇:もうねぇ、ばればれのつくり笑顔、するんですよ、人と話しするときに。
アナ:ハハハハハハっ。
森脇:愛想笑いとかね。もうばれてるよ、って、横にいて、ボクはハラハラするんですよ
アナ:ええ、そうですかぁ。
森脇:いま、ほら。
(スタジオ、笑い)
(有吉、つくり笑いアップ。後、吹き出す)
アナ:これ、つくり笑い?
高見:長年、一緒だから、すぐわかるんじゃないですか? つくり笑いって。
森脇:いや、これは普通の人でもすぐ見破れるだろうってぐらいの……。つくり笑顔が多
    いんですよ。
アナ:じゃ、高見さん。
高見:あの、お2人の番組、民放なんかで見せていただいているんですが、なんか、先
    輩たちの前だとどうもおとなしすぎるんじゃないかと思いまして……。今日のお
    2人見てますと、こんなに楽しいんですから、「もっとはじけて前へ、前へ」。
    これでいってほしいですね(声、大きくして)、もう自信をもって。
アナ:はじけているつもりはあるんですか、ご自身は。
有吉:いや、ないんですぅ。
(スタジオ、爆笑)
高見:遠慮しているのが、わかるんですよぉ。
アナ:でも、逆に、それが人気の秘密だったりするんじゃないですか。
    どうなんですか?
有吉:うーーん、まあ、いつまでもそうやってられないですよ。
高見:本当に、生き残るためにはがんばってほしいと思うんですよ。
有吉:はい、ありがとうございます。
高見:本当にがんばってほしいと思うんですよ。
アナ:じゃ、歌にいきますか?
有吉:はい!
アナ:大ヒット曲、『白い雲のように』を歌っていただきま〜す。
(スタジオ、拍手)
高見:お願しま〜す。
(スタジオ、拍手)
アナ:これは、詞が藤井フミヤさん、曲が弟さん尚之さんですね。
高見:本当にいい曲ですよね。
アナ:大ヒット曲、120万枚以上のヒットになりました。素晴らしい大ヒット曲を生
    み出しました。
    『白い雲のように』。

アナ高見:拍手
歌のコーナー
白い風船のアーチをバックに。床は白とブルーのタイルを市松パターンに配してある。

―――『白い雲のように』歌う

歌のコーナー、終わる。
連続テレビ小説
アナ:その他にも、ツキとか、ヘイヘイどうにかなるだろうとか、コンビニの歌とか、も
    う、大ヒット曲を連発していらっしゃいますが、とうとう、朝の連続テレビ小説に
2人:はい。
アナ:出演することになって。
高見:(聞き取れない)
2人:はい(2人、笑顔でアタマを下げる)
アナ:どんな役どころなのか……。
森脇:ボクらは大工さんの、えーとぉ。
有吉:見習いです、見習い大工。
アナ:見習いで……。
森脇:見習い……。ええ、修業をしている。で、いろいろ、主役の女の子とそこで出会
    って……。
    なんか、いろいろとやりとりがあって。
アナ:その女性が、主役のヒロインが大工をめざしている……。
有吉:はい、女大工……。
アナ:で、その先輩……。
森脇:はい、一応先輩ですね。
有吉:先輩(うなづきながら)。
アナ:NHKのドラマ、初めてでしょう?
有吉:初めてですねぇ。
アナ:どんなお気持ちですか? しかも、毎朝、流れるドラマに出演なさるという。
有吉:感無量……(目、宙をおよぐ)
(スタジオ、拍手)
アナ:感無量って、おじさんの答えじゃないんですから。
有吉:はー、ハハハ(笑い)
森脇:でも、けっこう見てたりしてましたからぁ、やっぱり。
アナ:あっ、テレビ、見てないっていっても、朝ドラは見てたの?
森脇:朝ドラはぁ、朝、学校行く前に。
    途中で行かなくちゃいけなくて……。あれ、毎回、毎回……。
アナ:あ、そうなんだ。
森脇:いいとこで、学校行かなくちゃいけなくて。
高見:見てると遅刻したり。
森脇:そうなんですよ。よく、遅刻してましたよ。
アナ:でも、本当に、このドラマがあるし、今度、映画もあるし。
2人:はい。
アナ:コンサートはあるし、CM……。それから、本も爆発的に売れました。2冊で26
    0万部ぐらい売れたんでしょう。写真集も出した……。
有吉:はい、写真集も出してもらいました。
アナ:この2年間で、運命がグアーッンと変わったでしょう?
有吉:そうっすね。もう、本当に使いはたしたっていえばねぇ。
(スタジオ、拍手と笑い)
アナ:いえばねぇ。
高見:これからですよ、もっともっとですよ。
    じゃ、堀尾さん、せっかくですから、2人の演技を……。
2人:クーフフフフ
(スタジオ、拍手)
アナ:そうそう、先週、撮ったばっかりですって。
高見:先駆けて……。
有吉:はい、雪の日に。
アナ:雪の日に。
有吉:寒かったぁ(つくり笑顔)。
森脇:しかも、夏の設定なんですよ。
アナ:夏の設定?
    有吉さん、つくり笑いしてるのかどうか、見てみましょう。
高見:じゃあ、そのシーンをご覧いただきましょう。
森脇:いや、見てないんですよ、フフフ。
    (楽しそうに笑う)

『天うらら』の1シーン 大工の工事現場 冒頭、女の子、アップ。 森脇:トントン(作業している。ふりかえりながら)     あれ、また来たぁ。 有吉:ほれたな、オレに。 若い大工3人(2人は有吉、森脇)、現場から飛び出す。 女の子のうしろから、小林薫登場(棟梁役?) 女の子:こんにちは。 小林:またおめぇか。何の用だ? 女の子:弟子入りのお願いです。 小林:何度来たっておんなじだ。ダメなものはダメなんだよ。 女の子:あきらめません。 小林:もう来るな。迷惑だ。 女の子:許してくれるまでやめません。 小林:けえんな。 女の子、小林に続いて現場に入ろうとする。 小林:おお、おお、入るんじゃない! 小林:おはようっす。 3人:おはようっす。 3人不思議そうに顔を合わせて 有吉:あのコ、大工志望……? ―――カット―――
アナ:ハハハハハハハっ。 高見:でも、本当に寒そうでしたね。ね。 アナ:ああいうドラマを撮ってるんですね。『天うらら』、4月からです。     猿岩石のお2人も出演なさいますので、ご覧いただきたいと思います。     さ、暮らしの中のニュース解説。
ニュース解説入る(阪神大震災の後の火災について)
質問コーナー
高見:さて、この後は猿岩石のお2人に、みなさんからのご質問に答えていただきまし
    ょう。
    沢村さん、お願いいたします。
沢村:今日もたくさんのファックス、お電話、ありがとうございました。つながらなかっ
    た人、本当に申しわけありませんでした。
    それでは、さっそくどんな質問が寄せられたのか、見ていきましょう。

「今後、もし、外国に行くなら、どこがいいですか?」(滋賀・野崎さん)
「いちばん尊敬している人は?」(神奈川・上田さん)
「どうして歌がそんなに上手なの?」(福島・笠井さん)
「今年はどんな年にしたいですか?」(愛知・尾崎さん)
「毎日、こころがけている健康法は?」(宮城・清野さん)
「ソロで活動の予定はありますか?」(神奈川・石田さん)
 などがありますが……。それではよろしくお願いしま〜す。
有吉:はい。
沢村:まず、こちらです。佐賀の藤本さんからの「有名になっていちばん変わったことは
    なんですか?」
有吉:えーえ、多くの人に知られたっ!(けっこう、真顔で)
(スタジオ、笑い)
アナ:それ、有名になるってことでしょ、ウーン。
有吉:ああ、そうか(手をあげて)
アナ:なんか、自分のなかでの変化は?
高見:生活が変わったとか。
有吉:そうですね、でも、ご飯だけは食べれるようになった、ちゃんと自分の金で……
  (うなづきながら)。
アナ:ああ、自分のお金で食べられない時期もあった。
有吉:はい。
アナ:森脇さんはどうですか?
森脇:そうですね。なんか、自分のお金はお金なんですが……。
    なんかもう、1日1食だったり、食べないときもあったんで。
アナ:こういうテレビ曲なんかまわってると、お弁当が多いでしょ。
有吉森脇:そうですね。
有吉:弁当が多いですけど((笑いながら)、1日3食、食べれるようになりました。は
    い。
アナ:はい、なるほどね。
沢村:愛知の椎葉さんからは「お2人の大切にしているものを教えてください」。
有吉:ええ、ボクは、(あらたまって)友達!(つくり笑いしながら)
森脇:ええっ?
有吉:なんでぇ?
森脇:だって、友達いないじゃない……、大切にするもなにもー。
高見:大切にされるんじゃないですか。
森脇:ああ、オレが友達?
  (スタジオ、爆笑)
アナ:森脇さんは?
森脇:ボクはそうですね。ボクこそ、友達……。
    ボクは友達、多いんで……。
高見:そんな強調しないで……(笑い)。
(有吉、笑い顔、アップ入る)
アナ:本当に、有吉さん、どこまで本当のこと、いってるのか……。
高見:そう、わからないですねぇ。
    続いて、こちらです。兵庫の岩崎さんからは「けんかをした時、どちらが先に謝
    りますか?」
森脇:けんかは、でも、しないですね。
    したことがない。
アナ:しない。
有吉:ま、こぜりあいすると……。
アナ:こぜりあい?
    でも、ムカッとくることもあるんしょ。
有吉:ああ、ムカっとくること、ありますね。はいはい。
アナ:で、いうの、そういうときはその場で。
有吉:ああ、いいますね。いうときもあれば、腹にためてるときもある……。
    まあ、あやまるとしたら……。
森脇:オレじゃないですか。
有吉:そうそう、はいっ。
(スタジオ、爆笑)
森脇:柔軟性がある。
高見:柔軟性がある……。はいっ。
高見:じゃ、こちらです。埼玉の金子さんです。
    今後、挑戦したいことはなんですか?
森脇:挑戦したいことですか?
有吉:そうすね、いろいろね。映画がね、1月24日から、新宿の映画館であったりしま
    すんで……。
アナ:ああ、なんという映画ですか?
有吉:ええ、『一生、遊んで暮らしたい』っていう映画なんですが。

―――映画スチール、入る

アナ:『一生、遊んで暮らしたい』。どういう映画なんですか?
有吉:ええーとね。あの、不良少年の……
アナ:不良少年の……。2人とも?
有吉:青春はなしぃ(笑い)。
(スタジオ、爆笑)
森脇:青春はなしぃってなに?
アナ:日本語になっていませんよ。
有吉:(照れくさそうに笑う)
    青春グラフティー。
アナ:グラフティ。
    2人とも主役?
有吉:そうですっ。
森脇:はい、やらしていただきまして。
有吉:あと、3月から、コンサートのツアーも始まるんで、それ、がんばっていきたい
    と思ってます。
アナ:どこ、まわるんですか?
有吉:あのぉ、いろいろ、13か所、全国。
アナ:13か所。
有吉:3月から……。それ、がんばっていきたいと。
アナ:ということで、待っていてくださ〜い。
沢村:続いてはこちらです。滋賀の野崎さんです。
    「今後、もし、外国に行くとしたら、どこがいいですか?」
有吉:ボクは……、行ったことないところだったら、アフリカ、はーい(肩、すくめる)。
森脇:オレはハワイ。
アナ:(笑いながら)ハワイ?
高見:芸能人はハワイですか。
森脇:芸能人はハワイ(うれしそうな笑顔、アップ)。
(スタジオ、爆笑)
アナ:有吉さん、また、アフリカっていうのは?
有吉:そうでうね、いろいろ見てきたんで、あと、カルチャーショック受けるようなところ
はアフリカぐらいしかないかなと思って(うなづきながら)。
アナ:ああ、刺激を受けるところ。
    対照的ですね、行きたいところもね。
高見:ねえ。
沢村:続いてはこちらです。神奈川の伊藤さんからです。「おしゃれに関して、気をつけ
    ている事ってありますか?」
森脇:ああ、ありますね(伸びをするような姿勢で)。
アナ:たとえば、森脇さんは?
森脇:ボクはでも、ああ、これはお借りした服なんですが、ふだんはけっこうおしゃれに
    気をつかって……。
高見:テレビじゃなくって。
アナ:ふだんはおしゃれで、テレビはなに? そうじゃないってこと?
(スタジオ、爆笑)
森脇:テレビはこれ、着せてもらったもので。
高見:いわゆる、自分の意思じゃない。
森脇:これもおしゃれはおしゃれなんですけどぉ、ちょっと違うーー。
高見:違う。
アナ:ああ、そう。ふだんもおしゃれ。
森脇:ええ、おしゃれです。
アナ:有吉さんは?
有吉:ボクは、いつなんどきでも動けるようにしてますね。
アナ:それ、いつなんどきでも動ける……。
有吉:ああ、こ、こ、これは衣装なんですが(笑いながら)。
アナ:ラフなかっこうが多いんですか?
有吉:ああ、イヌとかを抱いてやっても、こう、毛が気にならない服とか……。
森脇:やっぱり、いいようにいいますよね。
(有吉、1人でクスクス笑っている)
沢村:はい、続いてはこちら、宮城の野村さんから。
  「コンビを組んで、よかったと思うことは?」
有吉:ああ、ボクに関しては、コイツが歌がうまかったっていうこと。
(スタジオ、笑い)
アナ:それ、知らなかった?
有吉:はい、あんまり知らなかった。
アナ:森脇さんは?
森脇:そうですね。いま、こうやって有名になれたんで、まあ、ほかの人とではなんな
    かったから……。
アナ:もともと、有吉さんが、やろうぜ!ってもちかけたんでしょ? 2人で。
有吉:そうです(大きくうなづく)。
森脇:はい、そうですね。
アナ:そういう意味では、森脇さんは大感謝ですね。
森脇:そうですね。はい。
    ついて、ついて……よかった。
高見:よかった。
沢村:栃木の天谷さんの「ズバリ、いま、恋してますか?」
有吉:恋ですか。恋はねえ、どうも、してないですねぇ。
アナ:彼女の絶えなかった森脇さんは?
森脇:ボクは、つねに恋してますね。
(スタジオ、笑い)
アナ:どんなタイプの女性が好きなんですか?
有吉:ボクはね、ボクはちょっとすてきな……方ですね。
森脇:くくりが大きすぎるってっ。
(スタジオ、笑い)
アナ:どういうの、ちょっとすてきなってぇ。
有吉:あのぉ、ちょっと一風、変わったような……。
アナ:はー、ほーほー。
森脇:なんか、ちょっと変わってる……。
有吉:変わった答えを返すような。
    おはようっていうとー、なんか……、竹やりっていうような。アーハハハっ。
(スタジオ、爆笑)
森脇:それ、いやですよね。そんなね。
    朝、おはようっていったら、竹やりっていうんですよ。
アナ:それ、一風じゃなくって、すごい変わってますよね。
    森脇さんは?
森脇:ボクは普通に、しっかりした女性がいいですね。

アナ:はーい。さあ、もう時間がきてしまいました。
2人:ええっ。(オーバーに驚いてみせる)
高見:もう、きちゃたんですよ。すみません。
アナ:この番組はたぶん、ふだん、みなさんの民放さんの番組をご覧になっていない視聴
    者の方もご覧になっていると思うんですよ。
有吉:はい。
アナ:この番組で、ああ、猿岩石ってああいう若者なんだ、ってわかった方もあると思う
    んすよ。そういう方たちも含めて、テレビの前のみなさんにひとことー。
2人:はい、ひとことーー。
高見:テレビに向かってーどうぞっ。
2人:(楽しそうに顔を見合わせて……)どうもぉ。
有吉:今後とも、一生懸命、いろいろ、いろんなことに挑戦していきたいと思っています
    ので、応援のほどよろしくお願いいたしします。
森脇:よろしくお願いします。
アナ:もういいですか?
    さあ、ありがとうございました。

高見:あの、さきほど、インドのお話のなかでね、インドが汚いって表現がありました
    けど……。
有吉:ああ、すみません。
高見:それは、そういう意味ではございませんので。
アナ:本当にいいところですよ。別に他意はありませんので。
高見:他意はございませんので。
アナ:本当にありがとうございました。猿岩石のお2人にお越しいただきました。
高見:それでは記念写真をお撮りいたします。それではこちらにお並びください。

ファンとの記念写真撮影で終わる。


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ねっと飛々 村田 崇 takashi@air.ne.jp