収録／メルパルク東京の隣のホテルの7Fロビー

●オープニング
【白い雲のように】（96.11.21リリース）
森：歌を歌い始めた変化の曲なのですごく印象的。歌は好きだったが、
　　この世界でこんなことやるとは思ってもみなかった。
有：（ディレクターとかこういうところがいいと盛り上げてくれるが）
　　自分でわかっているのでそう言われるとかえってひいてしまう。

●旅の話
-旅をして自分がこんな人間だとわかったことは？
有：言葉が分からないと、変に気持ちを読んだりしなくてすむので
　　素直に接することができる。
森：もともと細かいことが気になるタイプだけれど、ダーティ＆
　　ワイルドな自分でいられた。

【旅人よ】（爆風スランプ）
-忘れられない人＆悪いことをしたと思う人は？
森：タイの日本そば屋のメンバー＆インドのマッサージ
　（野宿をしていたら勝手に揉み始め、金をくれというので2人で
　　走って逃げた）
有：インドのジョーカン＆あらゆるインド、ご家庭の前で野グソ

-心の支えになった曲
森：西遊記と自分の旅が重なった
【ガンダーラ】（ゴダイゴ）
有：暑い時、ごはんが食べられない時、つらい時常に口ずさんでいた
【ひとにやさしく】（ブルーハーツ）
（♪気〜が〜狂いそう〜で始まり、がんばれ！で終わる）

-長い時間一緒にいてけんかしなかった？
森：一人になるのが恐くてけんか出来なかった。
有：夫婦みたいに（けんかしたから）あっちで寝るわ、ということに
　なったら一人だから皆に襲われそうな気がした。
森：普段からあまりけんかはしない。

-西部球場であれだけ驚かされたので、少しくらいのことじゃもう
　驚かない？
有：と、思うけれどすぐドッキリで泣くくらい驚く。
森：肝っ玉が小さい。2人ともけっこう泣く。

●歌を出して売れたことについて
森：猿岩石と知らずに好きになったという人がいて嬉しかった。
有：最初、芸人なのにと思って嫌でしょうがなかった。歌うことが
　『悪』だと思っていた。
森：歌を出したところで何になると思っていた。

-心の変化は？
有：ファンの手紙とかを読んで、人気があるからでなく、本当に歌が
　いいと思ってくれてるのがわかった。
　ペースが早いので、そんなに早くツブしたいかと思ったけれど、
　2曲めくらいから抵抗はなくなった。
【ツキ】（3.19リリース）

●2人の分析
公表されているプロフィールを読んだ後で
〈森脇〉
-どんな両親だったか？
森：厳しめ。固め。おこづかいとかくれないので、中学の時には
　新聞配達のアルバイトをしていた。やることをやらなかったので
　（勉強とか）何もしてくれなかった。妹は歳が離れ過ぎているので、
　兄妹愛とかいうのはない。あまり家にいなかったので、家族団らん
　のようなものはなかった。悪さしていたので、その頃より今は
　ほっとしていると思う。
-柔道が得意とあるが？
森：かなり古いプロフィールなのでさだかじゃない。高校の時部活で
　やっていた。
有：（得意じゃないだろうとちゃちゃをいれるように）
　試合もつれていってもらえなかった。
森：受け身はうまい。締め技で有吉に気絶させられたことがある。
　有吉が『森脇キラー』と呼ばれたほど。
-趣味は味追求とあるが？
森：これは本当。貧乏生活時代も自分なりに工夫していた。
　七味をかけたり。（七味は違うとつっこまれる）
　（安上がりで旨かったもの）パンの耳に水、タバスコかけたり。
-好きなタレントは大仁田厚とあるが？
森：自分がクールなので熱い人が好き。
-森脇の少年時代の思い出の曲
【あの娘とスキャンダル】（チェッカーズ）

〈有吉〉
-どんな両親だったか？
有：おふくろは耐える女。親父はワンマン。亭主関白。親父が半年
　働いて半年家にいたりしたので（自分で内装業とかやって）嫌で
　しょうがなかった。いる場所がかびるくらい動かないで、おふく
　ろや自分達をあごで使う。が、最近はまるくなった。
　最近似てきたといわれる。
-弟さんは？
有：4つくらい離れているけれど弟子のような使われ方をしている。
　自分が東京に出てから（のびのびできたせいか）急に背がのびて
　ガタイがよくなったが、それまではいじめられっこだった。
　近くに住んでいて何かあって呼び出すと30分くらい歩いてくる。
-特技は柔術？
有：柔道はスポーツだけど柔術は人を殺せる。
　それで森脇を絞めおとす。
-好きなタレントは渡哲也とあるが？
有：いろんなとこでそう言っていたら番組で一緒になってお世話に
　なった。素敵。あんな大人になりたい。
-趣味はお茶とあるが？
有：昔のプロフィールなのでいいかげん。趣味は酒くらい。
　人付き合いの道具を全くもっていない。人あたりよく見られるの
　で最初は人が寄ってくるがすぐ森脇のほうにいく。
　人とどう接していいのかわからない。親父の影響かも。
-有吉の少年時代の思い出の曲
【Somebody's night】（矢沢永吉）

●アーティスト猿岩石として
-3枚目になると有吉さんもなじんできた？
有：なじんだけどパートが少ないので、また陰にこもった。
　「もう歌なんかやんないよ。僕は消されるんじゃ。」
　おふくろからも「今度の歌はよくないわ」と電話が来た。
森：なぐさめるのが大変だった。雰囲気いいよとか。
　いろんなとこで仕事する度にこいつが沈んでいくのを見て
　僕は・・・（どうしていいか）。家族からも「有吉くんは大丈夫？」
　と留守電が入った。（有吉のことをよく知っているので）
【コンビニ】（5.8リリース）

-君の青空。なんとひと月たつかたたないかだが？
森：後輩の女の子が入ってわいわい4人で楽しくやった。
有：また恐怖感。後輩が歌が上手い。僕は消されるんじゃ。

-歌の中のポジションは？
有：かなりのパートを歌わせてもらった。
森：かなりの人が動いて。（笑）
【君の青空】（6.18リリース）

-4枚も出すと歌手でいいのかな？という気はなくなった？
森：ファンのために歌っていると思い始めた。
有：そうですね。これ（オエオエオ！）僕の歌いだしなんですよ。（笑）
森：かなりの人が動いて、かなりのひとが泣いた。（笑）
【オエオエオ！】（9.3リリース）

-ファーストアルバム「まぐれ」について
【少年の羽根】

-自分のソロの宣伝を。
有：恋人達のラブソング。メロドラマの主題歌に抜てきされるんじゃ
　ないかと思った。（森脇「うそつけ」）
　小さい声で歌っていて、僕の魅力を最大限にひきだした曲。
【夜明けまでもうすぐ…】（有吉ソロ）
森：いつも隣に有吉がいたので肩の力を抜いて出来たけど（2人だと
　カバーしあえるので）ひとりなのでプレッシャーがあった。
【淋しさに教えられて】（森脇ソロ）

●普段の暮らしぶり
有：2〜3ヶ月前までは酒に溺れていたけれど最近は弟とテレビゲームや
　時には2人でランニングをしている。弟がリハビリにつきあってくれ
　ている。弟あっての僕。
森：いつも集まるメンバーと御飯を食べたり。普通の若者をエンジョイ。
　彼女がいると見られがちだが、とっくにいない。探してはいる。

-メモを渡されたことは？
森：そういうのは信用できない。最近は知り合ってからの方がいい。
有：新幹線とかでおしぼりと一緒に渡されたりするけど、皆で聞いて
　まっていそうで恐くてかけられない。

-炊事洗濯掃除は？
有：全て弟がやっていて何もしない。
森：男の子にしてはやるほう。料理も、ひとりは嫌なので人を呼んで。

-部屋、オーディオとか普段聞く曲は？
森：1LDK。普通のコンポ。エレカシを10代から聞いていた。
　最近、売れているので「僕だけのものが」という気持ちもある。
【いつものとおり】（エレファントカシマシ／アルバム収録曲）
有：そのときどきのヒット曲。今はGLAYとか。
【I LOVE YOU OK?】（矢沢永吉）

●今後の2人
-来年は何をしていますか？
有：こうして小島さんとラジオ出演できれば（笑）
森：この世界に足がついていて、何でもやらせてもらえればやりたい。

-前回会った時はお笑いにこだわっていたが今は？
有：もちろんお笑いありきで。

-猿岩石だと思ってくれるから笑いも大きいんじゃあ？
有：逆。面白くないと思われているからたとえ面白いことをしても
　「まだまだ」という目で見られる。
森：面白いことを言うと逆に驚かれる。
有：「あーら面白いことを言ったわね！」というふうに言われると
　なんだよ、おいという気持ちになる。

-個人的な気持ちは。
有：順調にやっていきたい。
（小島：できるだけパートをとって（笑））
森：何をやろうというのは特にないので、今までやってきたことを
　ワンランクずつでもあげていきたい。
【Christmas】（11.5リリース）

●2人からのメッセージ
-今後の予定
（映画のこと、3月のツアーの予定など）

-ファンの皆へ猿岩石から来年に向けてのメッセージ
有：今年は（ハイ）ほんとに皆さんのおかげで（ハイ）なんとか1年
　やってこれましたんで、えー来年もですね（ハイ）、来年といわず
　ですね。あと2年3年はですね（ハイ）、応援のほうよろしくお願い
　致します。（ハイは森脇）
森：お世話になります！
-ハイハイだけじゃなく森脇さんも何か言いなさい。
森：あのーそうですね、あのこれからも．．．僕ら年あけてもたぶん
　ニュー猿岩石とか無いと思うんで、ずっとこの調子でいきたいなと
　思ってるんで、皆さんも変わらず応援よろしくお願いします。

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村田 崇 takashi@air.ne.jp