1997年7月20日(日・祝) 15:00〜16:30 神奈川県立県民ホール
原文作成◆猿岩石メーリングリスト
◆
第1部 / 第2部
◆ 微調整
(猿岩石登場後、テーブルの前で)
有 吉:(ズボンの股間の辺りを気にし、“ポジション”を調整する)
(はじめてみるようなぴったりした服を着てる。厚い胸板が良く分
かるぴったりのボーダーTシャツ。皮っぽいピッチピチのズボン。
“ポジション”が気になるのも理解できる)
彦麻呂:「緊張感ない!U-turn(土田)もさっき(のコントの登場で)チャッ
ク開いてたし」
有 吉:「じゃ、いきますか」
(3人、席に着く)
◆ 冬 vs 夏
有 吉:「あっついですねぇー」(馬鹿でかい声で)
彦麻呂:「好きな季節は?」
森 脇:「冬。暑くないから」
彦麻呂:「冬が好きな人はね、ロマンチストなんだよ」
会 場:「ヒュー!」
森 脇:(『だっろ〜?』という顔をする)
彦麻呂:「有吉は?」
有 吉:「夏。夏好き(*)」
彦麻呂:「どうして?」
有 吉:「暑いから」(ぶっきらぼうに)
*注 『猿岩石 セーターを着る旅』のプロフィールでは、「好きな季節
冬(暑くないから)」といっています。要は、うそつき(笑)
◆ 自粛
彦麻呂:「夏にどっか行くの?」
有 吉:「海へ、山へ…」
森 脇:「何しに?」
有 吉:「キャンプと、バーベキュー、水泳…」
会 場:(『水泳ってプールじゃ…?』の空気)
森&彦:「山じゃあ…(水泳はできないでしょ)」
有 吉:「川で水泳」
彦麻呂:「海は?」
有 吉:「海は、…家族連れも多いですから、ここでは…」
◆ 該当者無し
会 場:「一緒に遊びにいこ〜〜〜!」
有 吉:(腕(普通手だろ!?)を目の上に水平に当て、目を凝らしてその
発言者の顔を見る。一拍間を取って、かわいくなかったので
しょうか)
「あ〜いいですわ〜」(しかめづらで、いらないです・遠慮しと
きますの意)
彦麻呂:「今の“いい”は微妙やなあ。どっちともとれるで〜」
(“良い”と“いらない”の)
森 脇:「微妙やなあ」
◆ 牛 vs ペンギン
有 吉:「海行くと、死んだクラゲが…」
森 脇:「ちっちゃく、まあるくなって」
有 吉:「あれ、牛のキンタマだって教わってた」
彦麻呂:「俺、キクラゲはペンギンの手だって教えられてた。ココ(と言っ
てペンギンの“手”の外側に反っている部分を模す)。それっぽ
いでしょ?」
有 吉:(突然、大阪弁風に)「アホでしょ〜?」
「やっぱアホだよ〜」(ひくひく笑う)
彦麻呂:「お前に言われたくないよ、アホって」
森 脇:「牛のって、そんな落ちてないだろう。いくつもいくつも」
◆ サブボーカル vs リードボーカル
彦麻呂:「森脇はカン違いないの?」
森 脇:「食べ物じゃないんですけど…」
(数秒考え、やや唐突に)「『サザエさん』の歌、あるじゃないで
すか」
彦麻呂:「はじめの歌?おわりの歌?」
森 脇:「おわり」
「♪今日〜は楽しい〜」
彦麻呂:「家がこうなる(生き物のように伸び縮みする)」
森&彦:「♪今日〜は楽しい〜
今日〜は楽しい〜」
有 吉:「♪楽しい〜」
森 脇:「お前輪唱するなよ!歌うなら一緒に歌えよ!」
「♪今日〜は楽しい〜
今日〜は楽しい〜
ハ〜イキ〜ン〜グ〜〜〜〜〜」
「『たのしい』が聞き間違いで『たましい』だと思ってたんです
よ」
「♪今日〜は魂〜」
「この『たましい』には猫の『タマ』もかかってるんですけど
ね」
彦麻呂:(『異人さん』→『ひいじいさん』の、よくある話。カット)
◆ 年頃
彦麻呂:「有吉は(カン違い)ないの?」
有 吉:「♪ロ・リ・エ!」
「小学4年の時、まだわかってないじゃないですか」
「『♪ロ・リ・エ!』『♪ロ・リ・エ!』何回も歌ってたら、母
親に『そんな歌うたっちゃいけません!』って」
彦麻呂:「そういうのあるよね」
森 脇:「それこそ『モニカ』ですよね。吉川晃司」
森&彦:「『♪セックス、セックス、セックス…』」
森 脇:「友達と、繰り返し歌ってるじゃないですか。母ちゃんに『そん
な歌歌うのやめなさい!』」
◆ 空気みたいで
(※このネタ、どこに入るかわかりません)
彦麻呂:「朝口ずさんだ歌がずっと…(※忘れ。何か変な言い回し)」
「違う。“こびりつく”だ。こびりつくことない?」
森 脇:「昨日CM撮りだったんですけど、こいつがキンキの歌ばっかうた
うんですよ」
「『♪硝子の少年時代に…』(※『硝子の少年』サビ)」
彦麻呂:「抽象的(※意味不明)なCMだからね」
森 脇:「あとこいつ、V6のマネとかするんですよ」
「『V6、ジャニーズJr.のカミセンミュージアム!』(猿岩石レ
ギュラーラジオ番組『ゲルゲ!』中の番組のタイトルコールの
マネ)」
会 場:「(有吉に)マネして〜!」
有 吉:(肩をひくひくさせて笑う)
森 脇:「たばこのCMっていったら、(桜)金造が出てる…(※1mgたばこの
CM)」
彦麻呂:「あの3人濃いいからねぇ」
森 脇:「こういう(曲がる)ストロー見ると、やりたくなりますよね」
(コップからストローを取り出し、長い方をくわえてみせる)
◆ ツッコミに必要なもの
(※どこに入るかはわかりません。)
彦麻呂:「デジャヴってない?」
「友達がニューヨークに行ったら、『この景色見たことある』っ
て。そいつの家行ったら、トイレに同じ景色のポスターがはっ
てあった」
(この間忘れ。有吉に振られた?)
有 吉:「あ、デジャヴわかんないです」
森&彦&会場:(『おまえ、また分かってんのにすっとぼけて〜』の空気)
有 吉:「いや、ごめんなさい、ほんっとわかんないっすよ」(説明を求め
る瞳)
森 脇:「今あったことが、前にもあったような気がする…」
有 吉:「『あ〜懐かし〜』(っていうこと?)」
森 脇:「そーゆーことじゃないんだよ。お前聞いてなかっただろ!」
有 吉:「あ〜そしたらありますよ〜。『フランダースの犬』のラスト
シーン」
彦麻呂:「それ違うだろ…デジャヴじゃなくて、ただ何度も見てるってい
う…」
有 吉:「田中角栄が撃たれた(というのがデジャヴ?)」
森&彦:(特にツッコむでもなく、頭上に?マーク点灯)
森脇・彦麻呂・会場、しばらく?マークのまま時間が過ぎる。
(えっ、何どういうこと?)
その後、会場全体が、『ああ〜っ、分かった』という反応。
彦麻呂:(会場の?マーク点灯中にボソッと)「あれっ、田中角栄って病死
だろ…」
森&彦:「それはケネディだろ!」
◆ 神々のいたずら
有 吉:(突如、大声で)「やぁついですね〜!」
森&彦:(特にツッコむでもなく、『は?その言葉からうちらどう、話し広
げるっちゅうねん』という雰囲気)
有 吉:(それを察してか、自分から広げようとして…)「やぁこわいです
ね〜、温暖化」
森 脇:(何が?という感じで)「温暖化わかってんのか?」
有 吉:「オゾン層が…ね?」
森 脇:「あ〜あ〜。壊れてきてるね」
彦麻呂:「なんで壊れてるの?」
有 吉:(右手で、わしづかみのような、ひっかくような動作をする)
「神様が…」(またその仕草)
森 脇:(その仕草)「手でかい!」
「神様そんな悪いことしてんのか!?」
◆ 砂漠だ
この日、有吉はよくせきをし、そのたびにオレンジジュースを飲んでい
た。そして彦麻呂と森脇が喋っている最中に、ついにジュースを飲み干し
てしまう。
彦麻呂:「よく飲むよな〜」
有 吉:(ひくひく笑い)
◆ 男の鼻毛 vs 男のコップ
有 吉:「じゃあ…、一番後ろのピンクの“有吉・森脇・猿岩石”の(紙
をかかげてる)人」
質問者:「相方の男らしいと思うところはどこですか?」
有 吉:「女の人は大変ですよね〜」
(腕をさすりながら)「ムダ毛の処理とか」
「こいつは平気ですからね〜。鼻毛なんかでてても、平気なんで
すよ」
森 脇:(意に介さず、といった感じで)「何?」
有 吉:「『鼻毛出てる』って言っても」
森 脇:「『何それ?』」
「こいつはね〜、極端(※定かではありません)なんですよ〜」
彦麻呂:「部屋とかも汚いしな〜」
(※この間忘れ)
森 脇:「こいつね、嘘つき時にね、こうやったり(マイクを持っている右
腕のひじをさする)、こうやって(右の二の腕と体の間に左の手
のひらを挟み、(手のひらは普段客席からは見えなくなるのを森
脇が後ろを向いて実演)親指と中指の爪を)パチンパチンやった
り、あと、こうしたり(左手で左の耳たぶを何度も下に引っぱる
ようにする)…」
有 吉:(顔を赤らめて、弱っている。かなり恥ずかしそう)
森 脇:「あと、(しゃべり始めに)『そうですね〜』」
有 吉:(まだ照れてる)
森 脇:「あと、こいつ自分の乳もんだりね」
有 吉:(右手で左の乳をもむ)
森 脇:「先輩の話とか聞いてるときにも乳もんでるから、(ささやく小声
で心の中を表現)『やめろっ、やめろっ』」
有 吉:(ひくひく笑う)
「渡哲也に迫られたらどうしようとか、考えてる」
「『有吉君、今日どう?』って聞かれた(ことを森脇に告げた)ら
(どうする?)」
森 脇:「『行ってこいよ』」
(※この間忘れ)
有 吉:「ぼく、ぼくは男らしいでしょ〜?」(自信を持って)
「でしょ?」(例の甘えた瞳で同意を求める&森脇を見つめる)
森 脇:(『男らしいとこ探さなきゃ』という感じで&見つめあったまま)
「あ〜、こいつはね〜、部屋汚いのが男らしいとかいうでしょ?
(間違ってるけど)」
有吉は男らしさを見せようと、テーブルの上にある氷だけのコップを手
に取る。そして氷数個を一気に口の中へ! と思ったら全部は食べず、氷
一個を手に持ち、お菓子のCMのようにカリッ!と半分かじってみせる。
(↑このへん、よく思い出せません。完食してたかも)
森 脇:「男らしい!」
有吉、ストローと氷の入ったままのコップをテーブルの上にコン!と強
く置く。すると曲がるストローはクルクルッと回転しながら数センチ飛び
上がり、氷の重さもあって一瞬コップが倒れそうになる。
しかし有吉、平静を装う。
彦麻呂:「ははは、今、おまえびびってなかった?」
森 脇:「でも今ちょっとビビっただろ?」
有 吉:(『ううん!?びびってないよ〜』っていう表情で首を振る。けど
顔は図星って表情でひくひく肩で笑う)
森 脇:「ほら、今ね…。こういうところが男らしくないんですよ〜」
(↑全然思い出せません)
◆ これ vs これ
女の子達の掲げていた紙には見事な明朝体で「玉掛け」と記されていた。
森 脇:「『玉掛け』。よく知ってますね〜。昔の職業を」(しゃがんで、
玉掛けの動作をやってみせる)
質問者:「女の子の仕草で、これは弱いっていうのと、これはカンベンし
て欲しいっていうのを教えてください」
彦麻呂:「ラーメン屋行って、手にはめてたゴムでバッと(髪を束ねて)
やって、ラーメン食べてるとセクシーだよね」
森 脇:「あ〜いいですね〜」
有 吉:「そぉですか?」
(※この間忘れ)
彦麻呂:「男物のシャツ1枚ってのがいいよね」
森 脇:「下なんにもなし」
森&彦:(意気投合!)
彦麻呂:「有吉どーよ?」
有 吉:「そぉですか?だらしないじゃないですか?」
森 脇:「じゃあきっちりネクタイ締めてた方がいいのかよ?」
有 吉:「や、そーゆー感じじゃなくて、パンツの中に入れて…」
彦麻呂:「Yシャツ長いから、下まで出ちゃうじゃないかよ(その仕草)」
有 吉:「や、だから、きっちりじゃなくて、ちょっと入れて、(下から出
ないように腰のあたりで)たるませる(その仕草)」
「その方がお腹の肉もかくせるし」
(※この間忘れ)
森 脇:「ラジオ体操で、こういう体操(※“手足の運動”。2番目と最後
から2番目のあれ)(実際にやってみせる)あるじゃないですか。
で、普通はこう(ひざを合わせて)やるでしょ?でもクラスに一
人ぐらいはこう(がに股で)…」
彦麻呂:「第2はもっと激しいですからね(通称“ゴリラ体操”。あの2番目
の運動をやってみせる)」
有 吉:(森脇と彦麻呂とは逆の方向を向いていたが)「いや、よくないで
すか?」
森&彦:「え〜っ!?」
森 脇:「好きな子がやってたら冷めるでしょぉ!」
有 吉:「これ(ひざを閉じたやつ)より、これ(開)の方がいいですよ。こ
れ(開)ですよ」
森 脇:「これ(開)ぇ?(ホントにいいのぉ?のニュアンス)」
彦麻呂:「ま、元気な娘って意味ではいいですけどね」
森 脇:「人と違うところが好きですからね、彼は」
(※この間忘れ)
有吉がイヤな仕草は?という話になり、
有 吉:「食事のあと、トイレ行かないで化粧を直したり…」
(※この先忘れ)
◆ バグダッド・カフェ
質問者:「結婚しても猿岩石は続けるんですか?」
会 場:(『は?』の空気)
猿&彦:(顔を見合わせる。『芸人が結婚退職でもないだろう?』の空気)
(※この間忘れ)
森 脇:「相方の結婚が決まれば素直に嬉しいし」
有 吉:「僕たちつき合ってるわけじゃないですからねぇ」
「相方に断り入れなきゃいけないってわけでもないですし」
森 脇:「『有吉、俺、結婚するんだけど、どう思う?』」
有 吉:(間髪入れず)「やだ!」
森 脇:「んじゃ、やめる」
有 吉:「僕は森脇に止められても結婚します」
「解散か結婚か?になったら、結婚をとります」
会 場:(感心と歓喜の混ざった)「ヒュー!」
ノッチ(デンジャラス)の曲に続き、1曲目は『君の青空』。
森 脇:「どうもありがとうございました」
有 吉:「ありがとうございましたあ」(言ってるけど、森脇くんの声にか
ぶってて、有吉ファン以外は聞こえてないでしょう)
森 脇:「君の青空聞いてもらいました。コーラスはバーサスです」(観客
に拍手を仰ぐ)
「えっと、バーサス、最近テレビとかにも結構出てます。ボキャ
ブらにも出てるんだよね?」(バーサスの同意を求める)
「応援してください。それでは、バーサスでしたー」(またもや観
客の拍手を仰ぐ)
「では、もう一曲聞いてください。僕たちのデビューシングル
『白い雲のように』」
有 吉:(森脇が仕切る間、瞳が泳いで、マイクをもてあそんでるだけ)
出演者勢揃い。彦麻呂に振られてまずはスマイリーキクチが最後の言葉。
キクチ:(身をかがめ、両腕を左右に持ち上げ、手首を下に曲げる)
「子宮」
これは受ける。続いて、
ノッチ:「大陰茎」
受けず。じゃあやっぱり有吉がということになり、U-turnの土田に振ら
れ、恒例、有吉の最後の言葉。
有 吉:(それほど間をおかずに)「コスメティック ファック」
森 脇:「ありがとうございました〜!」
幕が下がり始める。有吉は出演者の後ろで左右に激しく動き回り、両手
をあげてジャンプ、ジャンプ!おなかが見えるほどのジャンプ!
◆
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