1997年5月23日(金) 14:00〜15:55 TBSテレビ系
司会:山本文朗、木場弘子、森脇健児、島崎和歌子
ニュースキャスター:長峰由紀
ゲスト:猿岩石 (敬称略)
原文提供◆上田さん
主婦対象の昼の情報生番組。
「ラーメン大好き!喜多方ふれあい旅」(リポーター:林家いっ平)
ニュース、映画情報などに続いて、
◆ 響きのみ
トークセットのソファに
木場、森脇健、山本、島崎の順で座っている。
山本「さあ、わいわいティータイム、」
木場「はい」
山本「今回も素敵なお客様をお迎えしております。」
島崎「はい」
山本「始めましょうかねー」
森脇健「えー今日のゲストはですねえ、もう平成のシンデレラボー
イと呼ばれております。」
木場「大人気です。」
森脇健「猿岩石のお二人ですどうぞ!」
4人、立ち上がり拍手で猿岩石を迎える。
左手奥のドアから猿岩石、笑顔で登場。
木場「いらっしゃいませーこんにちは。」
山本「さぁ、ようこそようこそ、」
木場「ようこそー」
山本「どうぞどうぞ。」
森脇健「ねー。」
島崎「今じゃもうね、大スターになっちゃいましてねー」
森脇健「じゃあどうぞ座ってください座ってください。」
猿岩石、座る。
位置は、木場、森脇健、森脇、有吉、山本、島崎。
森脇健「猿岩石の有吉君と森脇君、ということですね。」
猿岩石「はい」
木場「あ、森脇さん。」
島崎「森脇森脇ですねー今日は。」
森脇健「そ、今日はダブル・・」
島崎「モリモリ」
猿岩石「(笑)」
森脇健「モリモリ?モリモリって古い言い方やなー。何か思い出さ
すんな。」
猿岩石「(笑)」
森脇健「えーもうねー」
森脇「はい」
森脇健「知ってます?(山本に)」
山本「ええ」
森脇健「出す歌出す歌・・」
山本「いやいやいやいや」
島崎「大ヒットです。」
山本「ほんっと、最初どういう方なのかなって思ってたんだよ。そ
したら、ボーンと(手を上げる)出てきてね、あっというま
に僕(の頭)にインプットされましたよ、猿岩石って。」
有吉「あーうれしいですねー」
森脇健「音って言うのはこの番組で、」
猿岩石「はい」
森脇健「占いコーナーのところで」
森脇「はい」
森脇健「ええ、ね、」
島崎「お二人の曲を」
森脇健「プロモーションビデオ・・」
島崎「流させてもらいました。」
猿岩石「どうもありがとうございます。」
森脇健「えぇ、さ、いつもこの番組はですね、」
有吉「はい」
森脇「はい」
森脇健「ゲストの方のいつも飲んでるお茶を紹介してもらう・・」
有吉「はい」
森脇健「ということですけども。」
有吉「はい」
森脇健「どんなお茶を・・」
木場「(コーヒーをを出しながら)はい、これ2種類あるんですけ
ども、」
山本「ねー、二人だから」
島崎「ねー今日は2種類・・何と何ですか?」
木場「エスプレッソはどちら様?」
有吉「はい、僕、有吉。」
木場「有吉さん」
山本「有吉さん、エスプレッソ。」
島崎「ずいぶん、おしゃれですねー。」
有吉「はい、なんかエスプレッソって響きがいいんでちょっと言っ
てみました。」
森脇「(笑)」
島崎「言ってみたかった・・(笑)」
木場「でこれ、」
森脇「はい」
木場「はい、森脇さん。(お茶を出す)梅昆布茶ですが、」
森脇「はい、僕です。」
山本「全然、全然、雰囲気ちゃいますねー」
森脇「こう見えても、古風なんで」
島崎「(笑)こう見えても・・」
森脇健「じゃ、あのー我々も。」
山本「僕、やっぱり梅昆布茶」
島崎「私も、梅昆布茶!(手を挙げる)」
有吉「(山本に)はまりすぎてますねー」
山本「ぴったりでしょ?もー私は梅昆布茶。」
森脇健「じゃ、僕はなんでもいい・・」
木場「じゃ、コーヒーにしましょうか、はーいどうぞ。」
森脇健「じゃ、頂きましょう。」
有吉「すいません、頂きまーす。」
全員、一服する。
◆ おさらい
森脇健「ね、こーいうお茶なんて、」
有吉「はい」
森脇健「お茶とかコーヒーなんて二人にとっては、ねえ。」
森脇「ねー、これ・・」
森脇健「あったかいもんていうのがうれしいもんでしょー。」
有吉「うれしいもんですねー」
森脇健「ねー。文さん文さん、なんべんも言いますけど、二人が何
したか知ってますか?」
山本「はい?」
森脇健「ヒッチハイク。」
山本「あ、無銭旅行でしょ?」
有吉「(笑)無銭旅行。」【笑】
森脇「まあまあまあ、言ってみれば、」
有吉「無銭旅行・・ですけどもー」
森脇健「(笑)そーいう言い方・・」
山本「そうでしょ?」
森脇健「そうなんですけどね。」
山本「ね?どっかずーっと旅しちゃってて。」
森脇健「えー旅してたんですよ。」
島崎「で、どっからどこまででしたっけ?」
森脇健「それちょっとお見せしましょう。」
森脇「はい」
有吉「はい」
森脇健「えー初恋スターの前にこれ行きますよ。」
「猿岩石の旅」のフリップを出す。
(地図)
(1)香港 (10)イラン
(2)中国 (11)トルコ
(3)ベトナム (12)ブルガリア
(4)ラオス (13)ルーマニア
(5)ミャンマー (14)ハンガリー
(6)ネパール (15)オーストリア
(7)ネパール (16)ドイツ
(8)インド (17)フランス
(9)パキスタン (18)イギリス
猿岩石の旅
|
山本「おー」
木場「香港からロンドンまで」
猿岩石「はい」
木場「あ、こんなすごかったんですねー。」
森脇健「こう行きましたねー。」
有吉「半年間。」
山本「半年?」
有吉「はい」
島崎「半年で行けるもんなんですか?」
木場「すごーい。」
有吉「行けましたねー。」
森脇「なんとか行けましたねー。」
有吉「僕らもっと軽く考えてたんですけどね。3ヶ月あれば、と思
ったんですけど」
島崎「ええ、ええ」
有吉「半年かかってしまいましたねー。」
森脇「やってみると」
山本「だけど、今ちょいちょい行ったらそんな豊富な旅じゃないわけ
でしょ?」
有吉「はい」
森脇「はい」
山本「ふところは。」
有吉「(山本に)無銭旅行ですから。」
山本「無銭旅行でしょ?」
森脇健「最初いくら渡されたんですか?」
森脇「最初、10万円ですね。」
森脇健「日本円で10万円渡されて、そっから、」
有吉「はい」
森脇健「アルバイトしながら、途中でね。」
有吉「はい」
森脇「はい」
島崎「色んな国に行ってますねー。」
森脇「うーん、何カ国だっけな。」
有吉「18。」
島崎「18。」
森脇健「18ヶ国位覚えておきなさいよ!」
猿岩石「(笑)」
森脇健「それもう、分からんようになるでしょ。」
森脇「分からないですねー。」
森脇健「どの辺から分からんようになりました?」
森脇「いやーもう」
森脇健「香港から出発で、中国、ベトナム、ラオスぐらい分かるで
しょ?」
有吉「でもね、ラオスって知らないんですよ。」
山本「(笑)」
森脇健「あ、なるほどね。」
有吉「(ラオス、タイ、ミャンマー辺りを指しながら)この辺でも
う、グチャグチャになって来ますからねえ。」
森脇「ぐちゃぐちゃになってきた。」
有吉「ええ」
森脇健「タイ、ミャンマー、ネパールぐらいで分からない。」
有吉「ええ」
山本「ブルガリア、ルーマニア、ハンガリーなんてこんなとこ分か
んないでしょうねー。」
有吉「全然、分かんないです。」
森脇「分かんないですねー」
山本「我々もね。どこだろうな?と思っちゃう。」
森脇健「あのね、僕がこの、ね、猿岩石の、ま、日本テレビの『電
波少年』なんですけども、」
猿岩石「はい」
森脇健「その時のプロデューサーとね、話してたんですよ。まだ、
ね、君らが行く前に、」
猿岩石「はい」
森脇健「『今度、こんな企画やろう思てんねん』って・・」
山本「ほーほー」
森脇健「言うのを聞いて、」
森脇「えー」
森脇健「本であったの、『深夜特急』っていう本で、」
森脇「はいはい」
有吉「はい」
森脇健「沢木耕太郎さんが、」
木場「ありましたねー」
森脇健「香港からロンドンまで路線バスで行くって本があって、」
有吉「はい」
森脇健「『それですやん』言うて話してたんですよ。『誰に行かす
んですか』言うたら、『それはまだ言えない』って言うて、
君らのことやったんですよー。」
有吉「あー」
森脇「そうだったんですか。」
森脇健「で、行って帰って来たら大スターですよ。」
山本「あー」
森脇健「ねー、出す歌出す歌、大ヒットですねー。さあ今日はその
猿岩石について詳しく突っ込んで行かしてもらいますんで、
よろしく。」(旅のフリップを片づけながら)
猿岩石「あ、よろしくお願いします。」
◆ 森脇の初恋スター
森脇健「えー、森脇君の初恋スター」
森脇「初恋スター。」
森脇健「行きましょう。誰でしょうか。」
森脇健、森脇の間に下のようなフリップがあって、1つずつ、
めくっていく。
森脇君の
初恋スター
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?
|
有吉君の
初恋スター
|
?
|
森脇健、『森脇君の初恋スター』をめくると、
斉藤由貴『悲しみよこんにちは』のレコードジャケット。
島崎「あ、斉藤由貴ちゃん。」
有吉「おー、かわいい画ですねー。」
森脇「すごいかわいいですね。」
有吉「かわいいっすよー」
山本「(笑)」
森脇健「ね、」
森脇「これ持ってました。これ。」
森脇健「これ、ジャケット、レコード。」
森脇「持ってました。」
森脇健「えー」
島崎「どういう所が好きだったんですか?」
森脇「いやもう、もう見た目。」
森脇健「見た目・・分かりやすいやろ。」
島崎「あ、見た目ですか。」
森脇「見た目。」
木場「おいくつなんですか?」
森脇「僕はもう22歳です。」
木場「22歳。」
森脇健「有吉君は?」
有吉「僕も22歳です。」
山本「22歳。」
森脇健「当時の・・森脇君。」
山本「見た目で好きになっちゃった(森脇君)」
森脇健が、右上の『?』をめくると、
神社の絵を持って立っている幼少時の森脇君の写真。
島崎・木場「(笑)」
森脇「かわいいですねー。」
島崎「これ小学生ですか?」
森脇「小学校・・」
山本「何年生ぐらいですか?」
森脇「3、4年?4、5年?3、4年かなー?」
木場「でもあんまりこれ・・」
森脇「これ神社の絵を描いて・・」
島崎「あ、森脇さんが描いた・・」
森脇「そう。これはあの、特典を取ったんですよこれ。」
森脇健「へー、小学校の時に?」
森脇「で、記念で撮っとけーってこう、撮っといた・・」
森脇健「はぁー」
山本「こりゃ大したもんだねー。」
島崎「じゃあ、絵が結構上手なんですねー。」
有吉「・・・(聞き取り不能)」
森脇「え、なんでなんで?(有吉に)」
有吉「生涯、唯一自慢できるもん・・」
森脇「何言うてんの。この色使い見てください、この色使い。」
森脇健「僕ら、絵的センスないから分からへんねんけど・・」
有吉「大してねー、」
森脇「茶色一つとっても、何種類もの茶色でこう描いてるじゃない
ですか。」
島崎「あー」
森脇健「まあ、あんま大した、素人目から見ても、あんま大した事
ないわなー。」
有吉「(笑)すいません。」
森脇「なんだよーおい」
◆ 有吉の初恋スター
森脇健「じゃ、有吉君。」
有吉「はい」
島崎「初恋スター。」
森脇健「初恋スター。」
山本「誰だ?」
森脇健、『有吉君の初恋スター』をめくる。
中森明菜『少女A』のレコードジャケット。
有吉「中森明菜さん。」
島崎「明菜さんですかぁ。」
森脇「結構、人気ありましたもんねぇ。」
有吉「もう、大好きでしたよ。」
森脇健「最高ですねー。」
有吉「でもね、ちょっとね、大人の雰囲気だったんですよ。」
山本「うん」
有吉「だからね、クラスではねぇ、10人中2人位しかファンはいな
かったんですけど、僕は明菜さん派だったんですよ。」
森脇健「明菜ちゃん派で。」
森脇「あー」
森脇健「こん時ってアイドルが一番出た時じゃない?」
有吉「そうですね。」
島崎「全盛期のねぇ。」
森脇健「さぁ、その時の有吉君。」
有吉「はい」
森脇健、右下の『?』をめくる。
幼少時の笑顔の有吉君。
山本「あら」
島崎「あ、かわいいー。女の子みたーい。」
森脇「これはねー」
森脇健「これは突っ込んでよー、森脇君。」
森脇「これはいい写真・・」
有吉「突っ込むとこないでしょ−!」
森脇「いやーちゃう、ちょっと待って!いい写真をまず選びすぎ。」
有吉「違う違う」
森脇健「選びすぎやなー」
森脇「この頃からもう作り笑いを覚えた・・」【笑】
森脇健「あー」
有吉「(笑)違う・・」
森脇「卑怯なんですよねー。」
森脇健「卑怯」
島崎「いやでも、女の子と間違われるくらい・・」
山本「本当だねー。」
島崎「かわいいー」
森脇「あー」
木場「あ、ちっちゃい頃からお知り合いなんですか?」
有吉「はい。」
森脇「もう、この頃から(写真を指して)もう全然知り合いで。」
木場「あ、この頃から。」
森脇「小学校1年生の時から・・」
山本「え?」
森脇健「あーそう。」
有吉「そうなんですよ。」
有吉「もう16年すよ。」
山本「小、中?」
森脇「高。」
山本「もうずっと一緒?」
森脇「ずーっと一緒ですね。」
山本「はぁーそうー。僕はね、その猿岩石さんっていう名前がね、」
有吉「ええ」
島崎「うーん」
山本「その、今はもう完全に覚えてますよ。だけどなんで最初、デ
ビューした頃、」
島崎「あ、そうそうそうそう。」
山本「こんなとんちんかんな名前付けちゃったのかなって、【笑】
つまり、どーいう発想から付けたんですか?猿・・」
有吉「それはね、あのー、小、中学校時代のえーっと自分達の好き
な女の子がいたんですよ。その子達のニックネームを組み合
わせたんですよ。」
島崎「じゃ、(ニックネームは)何?」
山本「は?」
木場「『猿』と『岩石』だったんですか?」
有吉「あのね、『猿女房』と『ホクロ岩石』っていうお互いの好き
な子がいて。」
木場・島崎「(笑)」
森脇「そういたんですよ。」
有吉「その、猿と岩石を取って、」
森脇「はい」
有吉「猿岩石。」
山本「ほぉー」
森脇健「へー、で、猿岩石になって。文さん、納得して頂きました?」
山本「いやいや、納得しました。」
島崎「納得できました?」
山本「『出来ました?』ってそういう風に付けたって言うんだから
すごいようだけど・・」
島崎「それもなんか面白いですよね。」
山本「それでその初恋の好きだった人たちは、」
有吉「はいはい」
山本「今は何なさってんの?もう全く音信不通になっちゃってんの?」
有吉「もう、全然、音信不通ですね。」
森脇「はい。」
木場・島崎「はぁー」
山本「こーんなに有名なんだからね。」
森脇健「そうですよねぇ。」
山本「あ、いるんじゃないの?」
森脇健「田舎には帰りました?広島の方には。」
有吉「帰りました。」
森脇「えーっと何回か帰りましたけど、ま、でもそんな、ゆっくり
は出来なかったですけどね。」
森脇健「でも、この猿岩石フィーバーって言うのがすごいでしょ?」
有吉「あ、やっぱ地元はすごいっすねー。」
島崎「そうでしょうねー。」
森脇健「いや、ま、地元だけじゃないねんけど、特に地元はすごい
と思いますね。」
森脇「すごいっすよー。」
◆ 集団暴走行為
森脇健「さぁ、その時ね、あのー聞いたら(森脇を指して)昔、突
っ張ってた時期があって」
森脇「あ、(笑)そ、そーなんで、」
島崎「え、森脇さんが?」
森脇「はい」
島崎「へぇー?」
森脇健「全然見えないでしょ。」
島崎「見えなーい。」
森脇「見えないですかね。」
島崎「うん、素朴な・・」
森脇「あ、そうですか。いやいやいや。」
森脇健「高校?中退して?」
山本「何で中退しちゃったの?」
森脇「ま、それが、突っ張ったのが理由なんですけども。」
山本「あらー」
有吉「(ボソッと)集団暴走行為。」
山本「ちょっと待って・・」【笑】
森脇「お前が淡々と言うなよ。」
山本「集団暴走行為・・まぁ、そうですか。分かりました。」
木場「とんでもないことを。」
森脇健「そん時のですねぇ、突っ張ってた時の写真があるんですよ。」
森脇健、森脇君のヤンキー時代の写真(フリップ)を出す。
島崎「いやぁ、こわい。」
山本「これはすごいよ。」
木場「あらららら。」
島崎「うわー」
森脇健「すごいですねー。」
島崎「この丸坊主から・・」
森脇健「この丸坊主から、丸坊主の少年からですね、(さっきの絵
を持ってる森脇少年を指して)こちらの少年から、こうなっ
たわけですね。」
森脇「高校1年生くらいの時ですねー。」
森脇健「うーん、弱そうですねぇ。」【笑】
森脇「もう、その通りでございまして。」
森脇健「おったやな、こんなやつ。おったやな。弱いけど、」
森脇「弱いんですよ。口はガーッと達者なんですけども」
森脇健「あ、行くわけや。」
森脇「口は行くんですけども、ケンカになったらグワーッと敵に背
を向けて逃げましたから。正直に。」
森脇健「その当時、バイトをしてて・・?」
森脇「バイトは色々してましたよ。ええ。」
森脇健「こん時って、バブルの絶頂期らしいですよ。」
有吉「あ、そ、あの、就職したんですよ。(森脇君を指して)」
森脇「あ、もう、これ、僕、高校、だから中退してすぐ就職したん
ですよ。」
森脇健「就職したんですか?」
森脇「はい」
山本「な、なんのお仕事?」
森脇「ええっと、建設業。圧接工っていうなんか説明するのややこ
しい職業なんですよ。」
有吉「ま、鉄をくっつけるだけの仕事。説明は、簡単なんですけ
ど。」【笑】
山本「あー」
森脇健「簡単や。2秒で終わる。」
有吉「でもあの、高校中退して、」
山本「うん」
有吉「あの普通は高校中退する、したりすると半年間とか1年間と
かブラブラブラブラ遊んだりするじゃないですか。」
森脇健「フリーター言うやつね。プーに・・」
有吉「プーになっちゃうんですよ。」
森脇「はいはい」
有吉「でもこいつは学校やめた次の日から働きはじめたんですよ。」
山本「おー」
森脇健「えらいまじめやで。」
島崎「えらいえらい。」
木場「えらいですねぇ。」
森脇「そうなんですよねぇ。」
有吉「それもニッカポッカとかがないから、」
山本「うん」
有吉「ガクランで行ってたんですよ仕事に。」
森脇健「へー」
有吉「ボンタン履いて」
森脇「そうなんですよねー。」
森脇健「へーそれが作業着で。」
森脇「作業着で、最初。」
森脇健「でそれが、バブルの絶頂期やからお金結構入ったらしいし」
森脇「入りましたねぇ。まだ余韻残ってましたからバブルの。」
森脇健「うん」
森脇「4、50万は月、」
森脇健「あら!」
森脇「もらってましたね。」
木場「えーすっごーい。」
山本「大したもんだねぇ。」
島崎「あ、でも、ちゃんと働いて・・」
森脇健「えらい!まじめに働いたからでしょう。」
島崎「うーん」
山本「相棒はその時何をやってたんですか?」
有吉「僕は学生です。」
山本「あ、学生さんやってた。」
島崎「はー」
有吉「ええ。」
山本「(笑)学生さんやってたってことないね。」
猿岩石「(笑)」
山本「あーそう。」
森脇健「さぁ、その猿岩石がですね、今一番気に入っているもの?」
有吉「はい」
森脇健「さぁ、その猿岩石がですね、今一番気に入っているもの?」
有吉「はい」
森脇健「言うので今日は持ってきてもらってるんですけども。」
木場「はい、こちらのサングラスはえーっと。」
森脇「(手を上げて)僕の・・」
木場「森脇さん・・あ、お願いしまーす。」
森脇「このサングラスはですねぇ、今の話にちょっとつながるんで
すけど。」
木場「ええ」
森脇「圧接っていうその仕事をやった時に使ってたサングラス。」
山本「あ、やっぱりな。」
森脇健「あーこれ、ずっと、思い出に・・」
島崎「大事に・・」
森脇「これちょっと見てください。」
有吉「汚いねー」(ボソッと)
木場「点々がある。」
森脇「このザラザラ。」
森脇健「ちょっと分かりますか?テレビ的には分からないですねー。」
島崎「あ、でもすごい細かい、」
木場「分かるかなー」
森脇「溶けた鉄が飛んできて、」
山本「あー」
森脇「サングラスにくっついちゃう・・」
木場「ちょっとテレビでは分からないんですけども。」
島崎「点々々々々って水玉みたいになってるんですけどねー。」
森脇健「ちょっと森脇君、かけてよ。」
森脇「かけてみますか。」
森脇健「どういう感じでやってたの?」
森脇、照れながらサングラスをかける。
森脇健「いやこわそうやなーやっぱり。」
有吉「アホでしょ?」
森脇健「ちょっとやっぱ、ヤンキーのねぇ、名残がありますよねー。」
森脇「あーありますか。」
森脇健「(レンズを指して)これは何?それは・・専用のやつ?」
森脇「これはガラスなんですよ。」(「ガ」にアクセント)
森脇健「あー」
森脇「プラスチックだと溶けちゃうから。」
森脇健「溶けちゃうから。」
森脇「ガラス」
森脇健「溶接だからね。」
森脇「だからもう重さがもうすごい重い、」
森脇健「圧接・・」
木場「思い出の品ですよねー。」
森脇健「これは思い出の品やなー。」
島崎「ねー、大事に取ってるなんて。」
森脇「うーん、そうなんですよ。でもこれ、してた頃もやっぱり有
吉と遊ぶ時は・・」
山本「うん」
森脇「なんて言うんだろう、なんか幼稚に戻って。」
有吉「だからそんな、スーツで仕事してたりするんですよ。もう」
山本「ああ」
有吉「結構スーツなんで、仕事帰りなんですけど、僕がザリガニ釣
りに行こうよって言うと、スーツのまんまザリガニ釣ってる
んですよ。」
山本「(苦笑)」
森脇健「いくつで。」
有吉「えー、十・・九ぐらいでしょうねー。」
森脇健「ザリガニ釣りやなー。」
森脇「山登ったりー」
有吉「山登ったりー」
森脇健「で、ザリガニ釣りながら、」
有吉「ええ。」
森脇健「なんでまたお笑いやろうと、」
山本「そうそう」
有吉「それはね、あの、僕が、ずっと昔からやりたかったんですけ
ど、で、二十歳になってお金も貯まって、さぁ、東京行こう
ということになりまして、」
森脇「うん」
有吉「で、一人でやるのはちょっときついかな、と、」
森脇健「うん」
有吉「え、森脇(健児)さんみたいに、」
森脇「う?」
有吉「すごい実力がないんで、」
森脇「あーあー」
有吉「一人でやる。だから、二人でやった方がいいんだろうってい
うことで、」
森脇健「本人、何か気持ちええこと言うてくれるなー。」
木場「ちょっとよいしょも入りながら。」
森脇健「まあ、ええ人やねー」
木場「いい子ですねー。」
有吉「で、コンビ探して、周り、僕、友達、誰もいなかったんです
よ。」
島崎「あー」
有吉「こいつしか。だからこいつでいいやって思って。」
森脇健「(笑)あ、それでいいんかい。」
森脇「探す必要なかったんだよな。」
森脇健「で、その時どう思ったわけ?」
森脇「いや、もう、僕も単純に、あ、『芸能人になろう』ってさそ
われたもんで、」
森脇健「(笑)」
森脇「お笑いって言わなかったんです。」
森脇健「お笑いやないわけや。」
木場「芸能人になりに東京に行こう。」
森脇「で、『あー芸能人かー』ってこう色々想像するじゃないです
か。」
森脇健「うん」
森脇「もし芸能人で成功したら女の子にもてるし、」
森脇健「もてるよー」
島崎「うーん」
森脇「お金も・・ガッポリガッポリ。」
森脇健「うん!」
森脇「ねえ、そういうイメージだから。」
森脇健「うん」
森脇「そう、お金も入るし、まあ、それなりに有名になって地位も
手に入るじゃないですか。男としては、これはもう、すごい
ことじゃないですか。」
森脇健「そりゃ、すごいよ。」
森脇「『行こう』と。」
森脇健「ああ」
森脇「もうその場で、『うん、行こう』」
木場「(笑)その場で・・」
森脇健「で、広島から東京へ出てきて」
森脇「ええ、ええ、で、『いつ行くんや!?』言うたら、『3日後!』
言うから、『早すぎるわー!』」
森脇健「早いなー、なんで3日後やったの?」
有吉「えっとねぇ、日が良かったんです。」
森脇健「まあー、大安とかね、友引やったり・・」
島崎「え、それは何?何月何日?」
有吉「平成6年6月6日。6、6、6、」
山本「あー、6、6、6、これはいいな。」
森脇健「ダミアンの誕生や。どこが日いいねん、めちゃめちゃ
不気味な日や。」【笑】
CM
◆ 川
森脇健「さ、今日のゲストはですね、猿岩石のお二人なんですけど
もですね、もう平成のシンデレラボーイ。」
木場「森脇さんと有吉さん。」
森脇健「はい、えー『川』」
川と書いたフリップがある。
有吉「はい。」
森脇健「ということですね。漢字1文字にこだわってですね、エピソ
ード作りました。」
森脇「はい」
有吉「はい」
山本「川・・」
森脇健「行きましょう。」
めくると問題が書いてある。
森脇「はい」
木場「お願いします。(森脇に)」
森脇「えーユーラシアをヒッチハイクしている途中、トルコで食べ
るものがなくて、海の近くの川でカニや、えーフジツボを採
ってるところ川からある物が流れてきました。」
山本「(笑)」
森脇「さてそれは何でしょう。」
木場「桃太郎、なんて・・」
山本「まぁ、その桃って言いたいよな。」
島崎「お腹すいてたんですか?」
森脇「ものすごいお腹すいてた。カニとかフジツボとか食べようと
して・・」
山本「フジツボってのがすごいねぇ。カニっていうのはまだ分かる
けどね。」
有吉「ええ」
島崎「フジツボって?」
有吉「岩にこびりついているやつ。」
山本「すごいこびりついているやつ。」
島崎「はぁー」
森脇健「どれくらいごはん食べてない時ですか?」
有吉「えっと、3日ー、2日ぐらい。」
森脇「2日ぐらいですね。」
有吉「はい」
木場「ごはんっていうか、何にも?」
有吉「何にも、ええ。」
木場「あらー」
山本「何か流れてきた・・」
有吉「川から流れてきたんですよ。」
森脇健「ヒント言いますよー、丸いものです。」
山本「丸いもの?」
森脇健「食べるものです。真ん中に穴が空いてます。」
島崎「ドーナツ。」
森脇健「そこまで言うたら、和歌子さん、分かってください。」
森脇「(笑)」
森脇健「正解です。」
有吉「正解です。」
島崎「あ、すいません。」
森脇健「ドーナツが何で流れてきたの?」
島崎「川にですか?」
有吉「えっとねーだからねー、ほんと川からドーナツがプカプカプ
カプカ流れてくるんですよ。」
木場「えー?」
有吉「もう『やらせだ!』と思ったんですよ。」
森脇「デンデケデーデーデンデケデーデー」
(流れてくるドーナツを表現している。)
森脇健「ほー」
有吉「やらせじゃないですか。そんなもん。」
島崎「普通、川には流れないー。」
森脇健「お前ら飛行機乗った時点でもなぁ、あれやったんやけどなぁ、
また『やらせかい!』と思ったわけでしょ?」
森脇「そうなんすよー。そしたら、何かちょっと上の方でね、川上
の方で、あのう、ドーナツ売りの少年が転んでたんですね。
こう、」
木場「ははー」
森脇「それでドーナツが落ちて、流れて来てたんです。も、僕ら、
もう本当、信じられたかったですもん。」
山本「ああ」
森脇「2日間、何も食べないところに、ドーナツが流れてくる・・」
森脇健「でそれは・・」
木場「食べた?」
有吉「10個流れてきたんですけど、全部取ったんですよ。」
木場「取って・・」
有吉「でで、もう、絶対渡さないって言ってたんですけども、」
森脇健「そりゃそうや!」
有吉「トルコ人がうわーっと集まってきて『返せ!返せ!』って言
うもんで。」
森脇健「落とした人以外の人もいっぱい集まってきて・・」
有吉「みんなが・・」
島崎「あっらー」
森脇健「みんな敵になったわけや。」
有吉「で、その、売り物にならないだろうって言ったんですけど」
山本「うん」
島崎「そうだよねー。」
有吉「でも、『いや、なるんだ。』って言って、またこう乗せて行
ったんですよ。」
森脇健「そのまま行った・・」
有吉「はい」
森脇健「ドーナツ買いませんかー」
有吉「すごい」
森脇「そーいう感じですね。」
森脇健「すごいー」
島崎「えー食べられなかったの?」
森脇「でもあの1個ぐらいくれてもいいもんなんですけども。」
島崎「かわいそー」
森脇健「やるなートルコって。」
有吉「トルコやりますねー。」
山本「それじゃーどうしたって、その後?何にも食うもんないんで
しょ?」
有吉「結局、カニとフジツボ。」
山本「なるほどね。」
島崎「どうやって食べたんですか?」
有吉「焼いて。ビールの空缶をさいて鉄板にして。」
島崎「うわー」
森脇「もう、木集めて。」
森脇健「煮たり焼いたり。」
山本「やっぱりもうねー。」
森脇健「そこまでねー、生きるか死ぬかのヒッチハイクをね、ずー
っと半年近くやったわけよね。」
森脇「はい」
森脇健「そりゃ、大スターになって当然よ。」
山本「ならなきゃおかしい。」
森脇健「ねー、そうですよー。さ、続いてまいりましょう。」
◆ 嬉
「嬉」と書かれたフリップを出す。
山本「(笑)『嬉しい』ね、これ。」
森脇健「女が喜ぶと書いて。」
山本「(笑)喜ぶと書いて・・」
森脇健「ねー」
島崎「なんのこっちゃ。」
森脇健「さ、」
めくると問題が書いてある。
有吉「えーヒッチハイクの途中、いろんな物をもらいましたが、そ
の中でも嬉しかったのがインドの日本大使館で、えっと、日
本人の方に、」
山本「はあ」
有吉「もらったものです。さて、それは何でしょう?」
島崎「うん?」
山本「これは食いもんかねぇ。」
森脇健「これはね、ヒント言います。文さんも、和歌子ちゃんも、
これは、男が嬉しいと書いた方が・・」
森脇「そりゃ、そうですねー。」
森脇健「女が嬉しいと言うよりも、男が嬉しいと書いた方が・・」
島崎「そりゃあ、文さん、男が喜ぶものって言ったら、」
山本「酒?」
森脇健「もう、ヒントもう言いますけど、毎週、出るもんですね。」
猿岩石「あ、毎週出てます。」
島崎「うーん、週刊誌?」
木場「そうそうそう」
森脇健「週刊誌?さあ何週刊誌?」
島崎「週刊誌は週刊誌でも・・」
山本「ヌード週刊誌。」
森脇健「そんな雑誌、タイトルあらへんがな。タイトル、タイトル、
ヌード週刊誌でタイトル。」
森脇「ヌード週刊誌って存在する・・(笑)」
島崎「週刊大衆。」
森脇健「週刊大衆ちゃう・・それヌード週刊誌やないやないか!そ
れ、週刊大衆怒ってくんでー、俺大好きやのに。」
島崎「ごめんなさい。」
山本「週刊プレイボーイ。」
森脇健「プレイボーイ!正解!」
島崎「あ、プレイボーイか。」
森脇健「すごい」
森脇「すごい」
森脇健「週刊プレイボーイですね、週刊大衆は・・」
島崎「失礼しました。」
森脇「こ、れ、は、うれしかったですねー。」
森脇健「誰でした?その時載ってたのは、水着ー、誰?」
有吉「表紙、菅野美穂さん。」
森脇健「くー『いいひと』ね。『いいひと』。」
森脇「はい、あ、と、は・・あとはもう覚えてないです。」
有吉「菅野美穂さんオンリーでした。」
森脇健「菅野美穂さん?」
有吉「はい」
森脇健「(山本に)アイドルの、今若い子に・・」
島崎「ねーさわやかで・・かわいらし女優さんでいらっしゃるんで
すけども。」
森脇「日本語にも飢えてるし、日本人の顔にも飢えてるもんだから。」
木場「あー日本人の顔も・・」
山本「ましてや肉体が出ちゃあねぇ。」
有吉「『肉体』とか言わないで下さい。」
森脇健「菅野美穂さん、多分、水着かなんかですよね。」
山本「あ、そう、水着なの。」
有吉「いやゆかただったと思うんですけど。」
森脇「やー、そうでそうそう。日本的な格好で、」
森脇健「日本的なやつですね、へー、」
山本「なるほどねー。」
森脇健「そのねー週刊プレイボーイを用意したんですよ。」
森脇「ええー!?」
有吉「おおー!」
森脇健「これですって?」
有吉「(笑)そうです。」
島崎「こちら菅野美穂さんですね。」
有吉「菅野美穂アンビリーバブルですよ。」
山本「アンビリーバブル。アンビリーバブルだって。」
島崎「覚えちゃってんのもう、全部。」
森脇「うわーそうだー」
森脇健「そりゃあ、これでね、日本語が、この文字が。」
島崎「ありますしねぇ。」
森脇健、パラパラめくる。
有吉「あ、映せないのも出ますよ。」
森脇健「大丈夫、大丈夫ですよ。」
島崎「え、これはあの大使館の方が?」
有吉「あ、あのね、大使館に来てた旅行者の方がくれたんですよ。」
山本「あげるよって?なるほどねぇ。」
森脇健「こんなん読みまくったやろー。」
有吉「読みまく・・もう全部、ほとんどもう、覚えてますもん。そ
の時の。」
森脇健「これはええわー。【笑】これ見まくるよねー。はいはい、
そうですか。記念に持って帰って下さい。」
森脇「あーいいですかー?」
森脇、週刊誌を森脇健からもらう。
有吉が横から取ってうれしそうに見る。
島崎「週刊誌のものでもすっごくうれしかったんですよね。」
森脇健「そりゃ、そうでしょうねー。」
森脇「(有吉が見ているページを見て有吉に)これ。(笑)」
島崎「ずっと覚えちゃってんのね。」
有吉「これですよ。(嬉しそうに)」
山本「(笑)これですよってさぁー」
島崎「嬉しそうになさって・・」
山本「後で見してもらおう。」
森脇健「じゃー行きます。」
◆ 今
『今』と書かれたフリップを出す。
森脇健「『今』」
山本「『今』?ナウ?」
森脇「突然脚光を浴びてしまった僕たちの今の心境は?」
山本「そりゃそうだねー。だからあれだけ歌がヒットしてねー。」
島崎「やっぱりうれしいもんじゃないですか?そういうことじゃな
くて?」
森脇健「女が喜ぶと書いて『嬉』しい。」
島崎「(笑)」
山本「今の心境?」
森脇「今の心境です。」
木場「正直なところ。」
島崎「やっぱり複雑なのかしら。」
森脇健「複雑?文さん、何だと思いますか?」」
山本「あのね、お笑いでスタートしたかったわけでしょ?だからも
う一度、原点に帰って、笑いでスターになろうじゃないの。」
木場「あー」
森脇健「もう一度、ヒッチハイク行けっちゅうことじゃないですか。」
山本「そうじゃないのか。」
森脇健「えー正解は何でしょうか?」
森脇「えー全く先が見えない。」
島崎「あ、えー?」
有吉「・・っていうのが心境ですね・・」
島崎「これから先ですか?そうですか?」
森脇「『これからどうするの?』って聞かれても」
木場「戸惑っちゃったのねえ。」
森脇「『どうしていくの?』」
森脇健「も、こんなに今、CDも売れてね。」
島崎「歌も大ヒットしてますし。」
森脇健「コントも、いやだから本人ら、やっぱコントやっていきた
い」
山本「うーん、だからそこでも、ボーンと行くぞって言うんじゃな
いかな?って思ったわけ。」
有吉「今、本当色々仕事やらしてもらってるんで」
森脇健「ねー、ドラマもやってるしね。」
有吉「たくさんやらしてもらって、一番いいものをやっていこうか
なと考えているんですが・・」
島崎「コマーシャルもね。」
森脇健「あー、それが一番大事ですよ。」
有吉「可能性を・・」
森脇健「ねー、やっぱ考えてるんですよ。」
山本「考えてるねー。」
森脇健「あの、そんだけね、さっきも出てきましたけどね、3日も
ね、4日も、食べない時っていうのは当たり前のように生き
るか死ぬかを彼らはヒッチハイクしてたわけですよ。で、い
っぺん、僕、名前も一緒ですからいっぺん、たまたま飲んだ
んよね。」
森脇「そうですね、はい。」
森脇健「飲んでる時にひょっと来て。」
森脇「はい」
森脇健「で、飲んでて、で、『飲みやー』言うて『ありがとうござ
います』言うてね、もうガボンガボン飲むわけ、森脇君が。
そいでー、やっぱヒッチハイクのよっぽどツケがあるねんな、
と思いながら。ねーもうねータバコも吸うな、そりゃ吸うな、
もう二十歳も超えてるからええわー思って。」
森脇「ええ」
森脇健「でもね、ちょっと頼んだね、おつまみね、もうお腹いっぱ
いですって残してるんですよ。【笑】これはやっぱり食べな
いわけやな。」
森脇「そうですね、これはもう。でも行ってる時だったら絶対無理
して食べてたと思うんですけど、やっぱ人間弱い所がありま
してですね、日本に帰ってくると、そこに馴染んでしまうん
ですねー。」
森脇健「(笑)ちょっとお腹いっぱいなら『もう食べられないです』
よ。」
森脇「情けない所なんですけど」
有吉「弱いやつなんですけど。」
森脇「(有吉に)いやいや、お前だってそうでしょーだって。」
森脇健「うーん」
有吉「だめですねー」
森脇健「基本的にー、」
森脇「はい」
森脇健「僕聞きたいねんけど、どこが一番良かったですか?色んな
国周って、まあ、全てが良かったと思いますけど。」
有吉「はい、僕はねぇ、インドがすごい好きですね。」
島崎「あーインド行かれた方は言いますねー。」
森脇健「好きになるか嫌いになるかがありますよねぇ。」
有吉「はい、いいっすよー。女性がきれいで。」
山本「ああー」
木場「そういう理由ですか・・」
有吉「(森脇健に)すっごい興味示しましたね。」
山本「そうですよ。女性もきれいだし、男性もまた、彫りが深くて
ね。」
森脇健「そう、格好いいんですよね。」
森脇「素敵なんですよ。」
有吉「で、おおざっぱで何されても許されるような所があって。」
森脇健「はー」
有吉「大らかですごいいいですねー。」
森脇「でも俺はインドはだめだったんですよ。」
森脇健「あ、逆にあかんかった。」
森脇「逆にもう全くダメな方で、だから、インドに入ってものすご
く苦しくて、途中ネパールに行ったんですね。」
山本「うん」
森脇健「ネパール。」
森脇「ネパール行ったら、ネパールがすごく良くて。」
山本「ああ、ああ、」
森脇「これはもう、インドに帰りたくないって思って。」
森脇健「へー、ネパールって国あんまり日本ではそんなに馴染みは
ないですよねぇ。」
山本「そうねえ。」
森脇「あんまりインドと変わらないんですけど、気温が少し涼しく
てですねー、」
山本「うーん」
森脇「高台にあるんで、それに人も少し柔らかい感じなんですよ。」
森脇健「へー」
森脇「だからすごく良くて、また行きたいですね。」
山本「はー」
木場「あんまり食べ物はいい思い出ないですか?」
有吉「食べ物もほとんどいい思い出ないですねー。」
木場「それだけ半年行ってても、これがおいしかったーとか、」
森脇健「だって、ほら、ミネラルウォーターでしょ?全部、水買う
じゃないですか。猿岩石の場合、そんなお金あるんやったら
水道の水・・」
有吉「生水、はい、」
森脇健「でしょ?下痢はどうするわけ?」
山本「よくそれで、体がなんともなかったねー。」
森脇「だからもう、下痢の方が喉の渇きより楽なんで、そっちに走
っちゃいますねー。」
島崎「へぇー」
森脇健「ほとんど下痢してるわけ?」
有吉「もう、190日間下痢って言ってもおかしくないですねぇ。そ
れぐらいの・・」
木場「痩せましたー?」
有吉「痩せました。12Kgぐらい、僕はピーク時、」
島崎「そうでしょうねー。」
木場「戻りました?少し、」
有吉「はい」
森脇「僕も40Kg台に突入しましたからねー。」
木場「あら、」
森脇健「へぇー」
森脇「びっくりしました。」
森脇健「すごい、それだけ苦労したんですもんねー。」
島崎「半年ですもんねー。」
木場「本当に。」
森脇健「でも彼ら、本当にすごいのはこんだけね、日本に帰って来
てスターになってても全然その素振りがないっていうのがま
た、『どうなってんの僕らは?』っていう・・」
島崎「なんかすごく初々しいですよね。」
有吉「あーそうですか。ありがとうございます。
(少しやらしい目付きで)」
島崎「なんか素朴っていうか、」
有吉「(島崎に)大ベテランですよねー。」
島崎「大ベテランなんて、もうとんでもないです。」
山本「(島崎に)ベテランって言われてるよ。」
島崎「お二人に言われても・・もうとんでもないですよ。」
森脇健「で、今後、色んなことをやってって、で、そんなんで1つ
くらい決めてって、」
有吉「そうですね、はい。」
森脇健「でもやっぱりお笑いが好きであって、」
有吉「お笑いが好きですねー。」
山本「そこでもう1回行ってもらいたいねー。」
島崎「コントとかぜひ、見てみたいですね。」
山本「しかし有吉君をこうやって横っちょで見るとかわいいねー。」
島崎「まんまるな顔でねー。」
山本「本当、女の子みたいだねー。」
森脇健「そんなねー、こと言われてるでしょ?猿岩石のいっぺん、
本読んでくださいよ。」
山本「あーそうなの?」
森脇健「もうこの顔でね、海外でヒッチハイクしてる時にねー、
よう女の子だましてね、」
山本「あらららら」
森脇健「ものをもろうて食べてたみたいですよ。」【笑】
森脇「そう」
森脇健「な?」
島崎「なんか憎めない顔してますよねー。」
森脇健「ようあったらしいよー。」
有吉「ようありましたね僕は。こいつはないんですけどね、全く。」
森脇健「(森脇に)頑張れよー。」
森脇「ないんですよね。」
森脇健「で、こっちは、有吉君は食べてあーっとなってんのに、一
人森脇君はウェーって腹減ったー言うてたらしいよ。」
山本「なーるほどねー。」
島崎「仲がいいこと。」
森脇健「さあ、その猿岩石がですね、ニューシングル。」
木場「はい、また出ちゃうんですねー。」
森脇「そうなんですよー。」
木場「はい、こちらです!君の青空、6月の18日に発売される予定
ですね。」
猿岩石「はい」
島崎「これはもう何枚目になりますか?」
有吉「えー4枚目・・」
山本「4枚目ー。出すもの出すもの、みんなー。」
島崎「そうですね、えー。」
森脇健「10位以内に入ってますよ。」
山本「うーん」
森脇健「はい、こちらの方ですね、6月に出るという事で、」
森脇「いい曲なのでよろしくお願いします。」
森脇健「さ、猿岩石のお二人にですねマグカップ、ゲストの方にみ
んなに書いてもらってるんです。」
猿岩石「はい」
森脇健「えー君らだけやないんで、全員書いてもらってるんですけ
どー。」
島崎「かわいいー、お猿さん。」
木場「お猿さん、どうしてなんでしょう?」
有吉「猿岩石だからです。」【笑】
山本「これはね、僕も分かりました。」
森脇健「『どうしてでしょう?』って・・宛先はこちらでーす。
〒107-06 TBSテレビ
「わいわいティータイム」
猿岩石のお絵描きカップ係
なんでどんどんとお便り頂きたいと思います。」
有吉「はい」
木場「大ボケしちゃったー。」
島崎「ほんと、ドラマに歌に大変だとは思いますが、」
森脇健「頑張って下さい。」
猿岩石「はい、頑張ります。」
一同「ありがとうございましたー。」
森脇健「猿岩石のお二人でした。」
CM
ニュース、料理紹介などの後、
長峰、森脇健、島崎、山本、木場 の順に座っている。
島崎が、猿岩石が絵を描いたマグカップを持っている。
山本「えー今日のわいわいティータイムはね、猿岩石のお二人に来
て頂きましたね。」
島崎「森脇君と有吉さん。」
山本「うん、ちょっとこのマグカップ、みなさんにゆっくりごらん
頂けなかったんですけど。」
長峰・木場「かわいいー。」
島崎「お猿ちゃーん、ですねー。そしてお二人のサインをこちらに
書いて頂きました。」
山本「日にちも入れてもらってね。」
島崎「はーい」
山本「これをみなさんに差し上げようと思います。」
島崎「1名の方にプレゼントします。」
山本「はい。しかしドンと行ってますね、今この二人は。」
森脇健「すごいもんですねー。」
山本「あの、なんか、4曲目なんだっけな?」
島崎「そうですね、シングルの方が・・」
森脇健「すべてベスト10に入ってますから。」
山本「まぁねー。」
島崎「だから初々しいですよねー、見ててー。」
木場「ねー、かわいらしい。」
山本「健ちゃんもデビューの仕立ては初々しかったでしょ?」
森脇健(「へ?」という顔をする)
島崎「(笑)あれー、止まっちゃった。」
森脇健「めちゃめちゃ初々しいですよー。」
山本「ねー、そうらしいですよ。」
長峰「今でも。」
森脇健「今でもどーおー。」(長峰に)
長峰「ねー」
島崎「(笑)全然、全然」
森脇健「にくまん飛んだけど・・」
山本「うん、だからほんとこれからまた、もう一花ね、お笑いの方
でバーンと行ってもらいたいな、と思います。ね、頑張って
もらいたい。はい、じゃあまた来週、お目にかかります。」
島崎「さようなら。」
木場「失礼します。」
山本「また来週。」
◆
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