オープニング
出演者が次々と入場、軽いトークののち。 八木「こういった豪華メンバーに加えて、前回に引き続き、アシスタントはこのお二 人でーす」 白い雲のようにが流れる テロップ:ミリオンセラーアシスタント 猿岩石 大きな拍手と歓声に包まれ、猿岩石登場。女子高生の体操服にブルマ姿。森脇はおか っぱのカツラに有吉は三つ編みのカツラ。胸には新人アシスタントと書かれたゼッケ ンを。 八木「デビューシングル100万枚突破!! 猿岩石のお二人です」 ペコペコおじぎしながら、司会席に到着。 森脇「よろしくお願いします」 さんま「アシスタントにすんのがもうね、申し訳ないくらい」 岡村「そうですよ」 八木「カッコが懐かしくないですか?」(猿岩石の服装を指し) 岡村「そうですよ。これ一番最初ボクらがこれで…」 同じ体育姿のナインティナインのアシスタント時代のVTRが流れる。 拍手とともにスタジオに切り替わる。 今田「これええわぁ…」 さんま「ねぇ、でもあのぉ申し訳ない。ベストテン歌手やねんからねぇ」 岡村「そですよ、ミリオン」 さんま「もしかして安室奈美恵チャンと同じ扱いしなきゃいけないやからぁ」 会場爆笑 八木「100万枚突破してますから、デビューシングル」 さんま「アホかおまえ、オレらだってしてるよなぁ(今田に)」 今田「いや…してないと思いますが…」 さんま「ほんまにしたやないか、そやな〜♪」 今田「あれは50…何(万)枚…」 東野「あれはちょっと50…」 今田「半分ぐらい、だから猿岩石のちょうど半分ぐらいです」 さんま「オレ、あみだパパアが30万枚や。今でいうと掛ける3やから…」 一同笑い
番組後半、ようやく猿岩石のコーナーに。
CM明け
生か死かスピードスキーに
八木「続いてはこの番組で恒例になりました、恐怖の命知らず対決」 さんま「これは怖いんですよ、毎回毎回ね。それに猿岩石が挑戦したわけ」 猿岩石「はい」 八木「はい。猿岩石のお二人でーす」 場内大拍手 さんま「今回は何に挑戦したの?」 森脇「スピードスキーを」 場内「オオー?」という歓声 さんま「あれも危ないからねぇ」 有吉「ハイ、すごいんですよ」 東野「そんな危ないですか」 有吉「スゴイです」 森脇「スゴイです」(力説) 有吉「あの、スピードスケートじゃないですよ」(東野に力説) さんま「スピードスキーって、あのこんなグワーッってのかぶって、ビィヤ〜って」 今田・東野「あ〜、ハイハイハイハイ」 東野「なんとなくなんとなく」 さんま「スピードスキーって、ジャーっといくやつ」(スキーの格好で) 東野「あっ、直滑降の」 今田「ハイハイハイハイハイ」 さんま「こんな後ろついたヘルメットかぶるやつ」 東野「あ〜〜あ〜」 さんま「そのまんま東みたいな」 今田・東野「ア〜イアイ」 場内爆笑 さんま「わからへんやろか」 今田「見たらわかります」 東野「早くVTR。見たらわかります」 八木「さっ、さっそく見ていただきましょう」 さんま「ここでVTR送ったらオレ達のトークもうおしまいやで」
VTR
生か死か スピードスキーに挑戦
ナレ「それはこの世のものとも思えないほどショッキングなスポーツだった」 スピードスキーを見上げる猿岩石と清水アキラ。 有吉「くるくるくる」 森脇「きたっ」 猿岩石・清水「ウォー〜〜」 呆然とした顔の有吉。 ナレ「スピードスキー。シンプルにスピードだけを競う競技。その世界記録はなんと 時速241.488km/h。人類が動力なしで地上で体験できる最高のスピードである。当然 危険も大きく、一歩間違えば確実に死ぬ。生か死か、清水アキラ、猿岩石、スピード スキーにチャレンジ」富士スピードウエイ
清水「猿岩石の二人がスピードスキーに挑戦するわけ?」 森脇「僕たち滑ったことないですからね」 会場「ええっ?」 有吉「1回だけです、スキー」 清水「でもさぁ、なんでこんなとこ来てるわけ?」 アナ「それはもう、スピードスキーといえば、スピードの練習しなくちゃいけないと いうことで…」 ナレ「そう。スピードスキーの本場、欧米ではレーシングカーに固定され、風圧に耐 えるためのフォームを作る」 さんま「うそぉ?」 ナレ「今回番組でもスポーツカーエンジン搭載のスーパートラックを用意。同じ訓練 を行うことにした」 さんま「こんな練習すんの?」 清水、森脇、有吉、その訓練カーを見ながら 清水「危ないんじゃないかな?(笑)」 森脇「帰りましょうよ」 有吉「…………」 ナレ「まずはテスト走行。マネキンをレーシンガカーに載せ、時速100キロ以上のス ピードを出してみた」 マネキンカースタート アナ「動きましたよ。この辺の加速はめいいっぱいいってる状態ですねぇ」 清水「このまんまなの?」 と言った瞬間、マネキンの首がもげ落ちる。 清水・森脇・有吉「アレっ???」 上半身がないっ!! ナレ「こうならないように」 転げ落ちたマネキンの首が…。 ナレ「まずは森脇がチャレンジ。福島コーチ指導のもと、風圧耐久訓練がはじまった」 レーシングカーの屋根の上に固定される森脇。 福島「もうちょっと腕、腕をアゴのとこなの。そうそうそう」 指導通り、スキーのフォームを決める森脇。 福島「それだったらもうワールドカップクラス」 ナレ「その気になって森脇がスタート」 徐々に加速するレーシングカー。125キロを越え、パトランプが鳴る。 (注・どうやら、ギブアップする時に自分でパトランプを鳴らす仕組みのよう) しかし、時速は135キロへ。 森脇ギブアップ アナ「あっ、つきましたパトランプが」 しかし走り続けるレーシングカー。 有吉「ついても無視じゃないですか」 森脇「止まんないよコレ、止まんないよ、押しても」(力説) 会場爆笑 ナレ「つづいて有吉がチャレンジ」 レーシングカートの上でポーズを作る有吉。 有吉「うぅ」 森脇「なんかウンコしてるみたいですね」 会場爆笑 有吉のレーシングカーがスタート。 アナ「おお、スピードが上がってる。軽く100キロは越えて」 清水「風の音も聞こえますね」 時速150キロを越えゴール。森脇らの前を通りすぎる。 一同「うぉ〜〜」 森脇「どこまで行くんですか?」 ゴールした有吉の口元には、泡のようなヨダレが……。 さんま「汚ったねぇ(笑)」 ナレ「そしてスキー国体出場の清水あきらが挑む」 清水あきらの挑戦。不安気に見守る猿岩石。 猿岩石「速ぇえ、速ええよ」 清水は時速180キロをマーク。その後起き上がる清水。 猿岩石「起き上がった」 アナ「あれでね、実際には空域抵抗を身体に感じて、今度は止まらなきゃいけない。 その練習をしたわけですよ。一歩進んでるんですよ」 猿岩石「さっすがぁ」いよいよゲレンデ(上越国際スキー場)
ナレ「こうして最初のトレーニングを終え、3人は挑むゲレンデのスタート地点に立 った」 清水「すんごいぞ、コレ。そこまで見えてんだけど、その先は…」 絶壁のような頂上地点で、清水、猿岩石の肩を押す。 猿岩石「なっなっ何するんですか?」 清水にもたれ、3人とも転ぶ。 なおも落とそうとする清水。 手を振りながらゆっくり滑り落ちていく猿岩石。 場内大爆笑 さんま「うわーっこわっ」 ナレ「本番の舞台となるのは上越国際スキー場大別当チャンピオンコース。全長567 メートル、標高差240メートル。以前命掛けで清水が挑んだノーマルヒルジャンプ台 の標高差は81メートル。今回はその3倍。ちょうど東京都庁の屋上から滑り降りるの と同じ。スータト直後から急斜面が続き、特に斜度45度のカベと呼ばれる部分はまさ に真っ逆さまに落ちているという錯覚にとらわれる。その恐怖はジェットコースター の比ではない」 清水アキラの練習滑降がはじまる。真剣そのもの笑顔もない。 さんま「こらうまいね、やっぱり」 清水は時速117キロをマーク。 唖然とする有吉。 ナレ「猿岩石の二人はコースの下1/4を使っての練習。満足に立つこともできない 有吉はイスを使ってスタートしようとするが…」 すぐにコケてしまう有吉。 有吉「ないほうがいい」 ナレ「スキー歴なんと2時間という森脇。ところが彼が見せてくれた」 フォームも決まっている森脇。 有吉「カッコいいんだよ、フォームは」 さんま「うまいやんか」 と、さんまが言った瞬間、大きく転倒する森脇。 さんま「あぶない…」 ナレ「不安がいっぱい。しかしスタートの時はきた。スピード記録はコース内の決ま った100メートル区間の平均通過スピードで計測される。このコースでの最高速度は1 988年のワールドカップで樹立された、時速151.387km/h。今回この記録を更新するこ とが3人の目標である。いよいよその時はやってきた」 ゲレンデに設けた解説席に有吉、清水、アナがスタンバイ。 アナ「まずはですね、猿岩石の森脇くんがスタート地点に行っています」 森脇「はい、こちら山頂の森脇です」(リポーター風に) アナ「何を言ってるの(笑)」 清水「すごいねぇ」 森脇「はい」 清水「もう快晴で」 森脇「ええ」 清水「雲一つない」 森脇「雲一つありません」 清水「ねぇ。そこであなたの気持ちはどうでしょう」 森脇「…絶望的ですね」 会場爆笑 有吉「森脇ーっ」 森脇「はい」 有吉「とにかく、一生懸命死ぬ気でやって」 森脇「死ぬきで?」 有吉「できれば…死んでくれ」 会場爆笑 森脇「おまえもう絶交だよ」 笑う有吉いよいよ森脇のスタート
アナ「今、気持ちを集中していますが、どうも腰がひけています。さぁスタッフの手 を離れます」 森脇「はいっ!!」(掛け声) フォームを崩さないまま、緩やかにスタート。 アナ「さあ、行った」 清水「行った〜モリワキ!!」 一同「うお〜〜〜」 アナ「おおーっと!?」 しかし、すぐにコースアウトし転倒。網のフェンスにぶつかり止まる。 アナ「10メーターほど下った所で転倒。コースアウト」 有吉「ど…どーでしょうか」 再度チャレンジする森脇。執念でコースに戻る。 アナ「森脇選手がまたまたコースインといった状態になってまいりました。一番きつ い45度の所から滑ることになりました。まさに壁の所からの再チャレンジということ になりますが」 スタッフの手が離れる アナ「さぁ、再スター…あーーっと」 言い切る前に転倒。スタッフをも巻き込みコースアウト。 有吉「スタッフも巻き込みました(笑)」 清水「森脇、お願いだからコースん中滑ってくれよ」(ハンドマイクで) ナレ「結局、森脇はリタイヤ」 ソリを使って下ってくる森脇。やっとのことで解説席にたどりつき。 アナ「ちょっと、よれよれの状態ですね」 有吉「顔立たないよ、みんなに」 森脇「どうしたらいいかな、オレ」 清水「もう1回行けっ!」 有吉「もう1回行け」(小さい声で) 森脇「スイマセン、それはできません」 会場爆笑いよいよ有吉の挑戦
ナレ「つづいて有吉がコースに向かう。でもなぜか嬉しそう」 ニコニコ顔でリフトに乗る有吉。 頂上到着。 森脇「落ちる瞬間ね」 有吉「うん」 森脇「なんかこう、もう1人の自分がね」 有吉「うん」 森脇「山頂に残ってんだよ」 有吉「おまえと一緒にすんな」 森脇「その意気ならいけると思うよ。天国にね!」 有吉「(苦笑)」 会場大爆笑 清水「さぁ、有吉のスタートだぁ」(ハンドマイクで) 声援を送るゲレンデの観客 準備の整った有吉。いよいよスタート。 有吉「いきまーすっ」 アナ「さぁ、気合が入った」 滑りはじめてすぐに足がハの字に大きく広がる有吉。 アナ「さぁ、今スタート」 清水「スタートした、スタートした、おおいいぞ」 アナ「まっすぐ出ている、まっすぐ出ている、まっすぐ出ている」 まっすぐ滑ってはいるが、コブに足を取られ、片足が浮き… 清水「きた、きた、きた」 アナ「おお、この壁を越えて、ああーーっと!!!」 壁の部分から、大きく転げ落ちる有吉 一同大絶叫 アナ「うぉー〜、激しい転倒だーー!!」 さんま「うわーーーーーーっ、これはすごいっっ(笑)」 森脇「だいじょーぶー!?」 (誰かの声)「有吉、だいじょぶかー!?」 ナレ「なんと、300メートル滑落…」 悲しいムードの音楽が流れるなか、 「アリヨシ〜、アリヨシ〜」の声がこだまする……。 CM CM明け、先程の転倒シーンがリプレイ。 ざわつく場内 静寂な空気が流れ、うずくまる有吉。 そして……… アナ「有吉は生きていました〜」 立ち上がる有吉。拳を上げ、走って計測ポイントへ。 会場拍手の嵐。 しかしコケる有吉。 会場爆笑。 何度かコケながら駆け足で計測ポイントへ。 転倒したまま、バンザイしながら今、通過!! 有吉の記録 27,403km/h 有吉「ハア、ハア、ハア、(息をのんで、目をまんまるくし)跳ねたよ!!!」 笑いながら拍手する清水 有吉「でも、がんばったでしょ、けっこう」 清水「がんばった、がんばったー」(大きな声で) 観客も大きな拍手で迎えている。最後は清水の挑戦
国体出場の清水もさすがに緊張気味。 有吉「アキラさん、かなりバーンがフラットになってますんで」 森脇「(有吉の頭をはたく)ボーゲン野郎が吹いてるんじゃねーよ」 会場はウケているが、肝心の清水は…。 ナレ「…と、猿岩石がギャグを言っても…完全に無視。ギャクを受けている余裕は清 水にはない」 清水の滑走を見ながら「速い、速い」と猿岩石。 清水の記録は、157.841km/h(記録更新) 猿岩石もおもわずバンザイをする。 ガッツポーズの清水で幕。 ナレ「おめでとう、清水アキラ、次はみんなで200キロに挑戦だ」
拍手とともにスタジオ
今田・東野「すごーい」 東野「今、めっちゃ興奮してますよ」 今田「めっちゃ興奮した」 さんま「いや〜、すごいレベルよ。清水さんもちろん高校時代インターハイいってる くらい、国体にいってるくらいスゴイ人ですから、まぁ、それでもあんだけ集中して 157。でもこれ、すっごい記録ですからね」 一同うなづく。 さんま「どういう心境で、あの転がってるの!? スローモーションみたいなの? 自分では」 有吉「もう、そうです。跳ねるたびに次の着地で骨が折れる、次で折れる、でも助か った、次で折れるって」 八木「えっ? 意識ってはっきりしてるんですか?」 さんま「スローモーションなんです、あーゆー時って。オレもだーって坂道、まぁ人 生の坂道ですけど」 今田「どこが一緒なんですか?」 一同「ぜんぜん違いますよ(笑)」 さんま「関根さん、いかがでした? 今のVTR」 関根「大変だよね〜。これを一つ一つ乗り越えていかなきゃいけない」 さんま「そう。これからが大変になるわけですよ」 関根「がんばってよ」 さんま「森末さん」 森末「スーパータイムっていう番組でいろんなのやったんですが、このスピードをや ろうって言った時、ボク断ったんですから」 さんま「世界の森末が断った仕事を…にしきのさん」 ボケッとしているにしきの。 東野「寝起きですか?」 今田「ドキドキしたでしょ?」(猿岩石を指しながら) 東野「えっ、あのV、猿岩石がんばったでしょ」 にしきの「いやー清水クンはすごかったよ」 会場爆笑 東野「猿岩石も素人で…」 にしきの「猿岩石はさ、まだまだよ。彼たちはまだまっすぐ行けるのに、途中で…」 岡村「まだ手にたまごっち持ってまっせ」(にしきのの手を見て) 会場爆笑 さんま「たまごっち離しなはれ、ホンマ」 にしきの「オレ何もすることないもん」 大爆笑のままCMへ。
母
CM明けは、デンジャラスの登場。 しかし、紹介テロップには「猿岩石の先輩、デンジャラス」と…。 ゾーラバッドと1500mの対決。しかも、ノッチの引退を賭けての対決。 どういうわけか、お腹に巻いてある、優勝賞金にモザイクがかかっている。 結果は…ノッチの惨敗。 アナ「この瞬間に、デンジャラス佐藤の引退が決定いたしました。デンジャラスの引 退が確定であります」 東野「悲しいVでしたね」 笑い崩れる今田 にしきの「だからさ、負けちゃったんだよ」 さんま「にしきのさん、もし勝ったらレギュラーをお願いしてあげる言うけども、そ のにしきのさんが今回までなんですよ」 今田「えっ、実行委員長ですよ」 東野「待ってくださいよ、こんなに番組のために貢献してくれたんですよ」 今田「そうですよ」 東野「ちょっと、にしきのさんも言うてくださいよ」 にしきの「俺はね、命はったんだよ。10メートルから飛び込んだり、色々やったんだ けど、そういうことなの」 さんま「今回は、このVTRもナシということで、全部えー」 デンジャラス「全部?」 さんま「だから泣いてるのを(ノッチの母が泣いていたシーン)ようするに猿岩石の スキーの所にポッとあてはめて」 笑いながらうなづく猿岩石。 さんま「森脇の母親にしたらいいの。十分成立する」 今田「じゃあ、はちまきのノッチの所はモザイク入れて…」 爆笑のままCMへ。
エンディング
猿岩石へのインタビューもないまま、終了。