SPHERE 中居くん温泉

    1997年2月15日(土) 読売テレビ
    次男・正広 中居正広  お手伝い  原 千晶
    父・弘   桂ざこば  祖母・春恵 赤木春恵
    母・良枝  市毛良枝  祖父・哲郎 丹波哲郎
    悪友    出川哲朗  GUEST    BRO.KORN
    悪友    山崎邦正  GUEST    猿岩石
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    中居くん温泉「親子戦争」〜中居家SOS〜

    PAW ドラマ
     弘と春恵の親子喧嘩が激しくなる。正広の部屋では山崎と出川が遊びに
    来ていたが、そこへ春恵が当分ここで寝かせろと転がり込んでくる。強引
    に了解を取りつけて去ると、今度は突如猿岩石が走り込んでくる。
    
    有 吉:「すいません、ちょっとかくまって下さい」
    森 脇:「つかまっ…」(タイミングを誤る)
    有 吉:「今日本テレビに追われてるんです」
    森 脇:「捕まったら、外国連れて行かれて捨てられるんです」
    有 吉:「ホントもう、今度捕まったら、もう…マジでし…死にます!」
    中 居:(素っ気なく)「そりゃあ大変だね」
    森 脇:「はい」
    
     そこへBRO.KORNが走り込んでくる。
    コーン:「すいません、俺もかくまってもらえるかな?」
    中 居:「え、どうしてですか?」
    コーン:「あのねぇ女房に浮気がばれてね、でそれがばれると、今度大変
         なことになっちゃうのよ」
    中 居:「それはいつものことでしょう」(ヒロミがよくやる手の動き)
    コーン:「その通りでしょう」(カメラと中居に交互に向けて同じ動き)
    一 同:(笑)
    スタッフ:(笑)
         「はいOK!」
    コーン:(笑)「どっちのカメラに…」
    中 居:(アップが来て)「こっちでしょう」
    コーン:(別のカメラのアップが来て)「(※聞き取れず)でしょう。ここも
        とっとくでしょう」
    
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    ウェルカムこちょこちょイス

     銭湯の浴場をバックに、青く大きなイスがある。座椅子の背もたれを垂
    直に立て、座面が前に傾いている形。そのイスに森脇が両手両足と腰をく
    くられている。頭にはヘルメットをかぶっていて、そこから伸びた棒の先
    にあるCCDカメラが森脇の表情のアップをとらえられるようになっている。
     向かって左から中居・森脇・出川・山崎の順。
    
    PAW 禁句
    中 居:「ウェルカムこちょこちょイス!」
    山 崎:「イェ〜イ!」(拍手)
    出 川:「うわ〜!」(拍手)
    森 脇:(わずかに動く両手両足を左右に振って盛り上がる)
    中 居:「さあそれではですね今週のこちょこちょイスに座っていただく
         のは猿岩石の森脇さんです!」
    森 脇:「よろしくお願いしまーす!」
    出 川:「ヤッ!」(拍手)
    山 崎:(拍手)
    森 脇:「よろしくお願いしまーす」
    中 居:「もう初めましてですねー」
    森 脇:「初めましてがこんな、体勢で」
    中 居:「すいません」
    森 脇:「すいません。申しわけありません」
    中 居:「ね、申しわけありませんけど、いかがですかホントにガンガン
         来てますけども」
    森 脇:「いや〜」
    中 居:「まだちょっと実感ないですか」
    森 脇:「実感まるでないですね」
    中 居:「でもやっぱり出川哲朗と山崎邦正は越した感じが」
    森 脇:「いやそれ言ったらダメです!」
    出川・山崎:(笑)
    出 川:「いや、そ!そ!」
    山 崎:「ありがとう!それ言ったらあかんよ〜!」
    森 脇:「それ言ったらだめです」
    山 崎:「ねえ!」
    中 居:「でも気持ち的には」
    出 川:「違う違う。でもだって、『それ言っちゃあいかんのです』って
         事は、自分が…」(森脇を指して)
    一 同:(笑)
    山 崎:「(※聞き取れず)たんや!」
    森 脇:「いや、思ってないです!」
    中 居:「いやいや、それは」
    森 脇:「もう、ね、実力で上がってきたひとた…人達ですからね」
    中 居:「ねえ、やあやあでも」
    森 脇:(言い直して)「方々で」
    山 崎:「や〜謙虚ですねぇ、いいですねぇ」
    森 脇:「いやいやホントそう。ホントそうです」
    中 居:「でも完璧でも、ね今数字のとれる猿岩石ですから」
    出 川:「すごい。だってCD…」
    中 居:「ね〜山ちゃん哲ちゃんじゃとれなかったりしますから」
    一 同:(笑)
    山 崎:「(※聞き取れず)するからね」
    森 脇:「それも言ったらダメです」
    中 居:「それも言っちゃダメ?」
    森 脇:「それも言ったらダメです」
    中 居:(笑)「おかしいですね」
    
    PAW “実は例の旅行中、放送では言えないようなすごいことをした!”
    字 幕:ゲストの本音を聞き出そうというコーナー!
        質問に対して正直に本音を言わなければ、
        中居くんの部下である“こちょばせ隊”
        によるお仕置きが待ってます!
    中 居:「さあそれではですね、えー我々質問をちょっと読みます。それ
         で正直に言ってもらえれば」
    森 脇:「ええ」
    中 居:「何の問題もないトークになりますんで」
    森 脇:「あ、簡単ですね」
    中 居:「そう正直言って(※聞き取れず)」
    出 川:「正直にね正直に」
    森 脇:「あはいはい。はい」
    中 居:「さあそれではいきましょう。一つ目はこちらでございますどう
         ぞ!」
    字 幕:実は例の旅行中、放送では言えないようなすごいことをした!
    中 居:「“実は例の旅行中”」
    森 脇:「はい」
    中 居:「“放送では言えないようなすごいことをした!”と!
    森 脇:「僕自身はないですねー、はい」
    中 居:「“僕自身はない”」
    森 脇:「ないですね」
    中 居:「これでいかがでしょうか審査員のお二人」
    山 崎:「ん〜」
    出 川:「これ僕らも、何というか」
    山 崎:「何というかね〜」
    出 川:(妙にハマって笑)
    中 居:「微妙だと」
    出 川:「微妙な。仲間だといえば仲間(※聞き取れず)」
    山 崎:「なぜならおんなじ班で仕事してたから」
    森 脇:「ええ」
    中 居:「そらそうですよね」
    山 崎:「んー難しいなあ」
    出 川:「でも本人がそういってんだから本音でしょうね」(“本音”と書
         かれた札を上げる)
    山 崎:「本音、本音」(同じ札を上げる)
    中 居:「本音でいきましょう」
    森 脇:「おお」
    中 居:「(※聞き取れず)でしょう」
    出 川:「はい」
    中 居:「なるほど。ありがとうございます。さあ続いていきましょう」
    
    PAW “相方、有吉さんからの質問”
    中 居:「さ、えー2つ目はですね」
    字 幕:相方、有吉さんからの質問
    中 居:「相方の有吉くんからちょっと具体的に質問して頂こうと。有吉
         さ〜ん」
    有 吉:「はい」
    出 川:「おっ」(拍手)
    スタッフ:(拍手)
    有 吉:(うつむきかげんに登場)「よろしくお願いします」
    中 居:「どうも初めまして。こんにちはー。どうぞどうぞ」
    有 吉:(中居と森脇の間に入って)「すいません、初めまして」
    中 居:「有吉さんは、ちょっと横向いてもらえます?」(有吉を横に向か
        せる)
        「究極の絶壁ですね」
    有 吉:「絶壁なんですよ僕」
    森 脇:(笑)
    中 居:「ね」
    山 崎:「ねー面白い感じのー、顔…ですよねぇ」
    中 居:(自分の方を)「見てもらえます?」
    有 吉:(中居の方を見る)
    中 居:「あーいい。すごく…」
        「ここが、なんかここ(口の横幅)のサイズとここ(顔全体の幅)の
         サイズが、アンバランス」
    有 吉:「キュッと寄ってるんですよね」
    中 居:(爆笑)
    森 脇:(笑)「それは言っても(※聞き取れず)」
    中 居:「“キュッ!”ってなって」
    有 吉:「はい」
    中 居:「さあそれではいきましょう!」
    有 吉:「あーはい、すいません」
    中 居:「質問いきましょう!あいっ!」
    字 幕:相方、有吉さんからの質問
    有 吉:(急に丁寧な口調)「えーと森脇さんはですね」
    森 脇:「はい」
    有 吉:「雑誌、広告、取材などでですね、旅の間、Hは1回もしてないと
         答えられてるんですが」
    中 居:「あー、インタビューとかでね」
    有 吉:「ええ」
    森 脇:「はい」
    中 居:「ありますね。僕も読みました」
    猿岩石:「はい」
    有 吉:「ですがですね、インドのカーペット工場におきまして」
    出 川:「はい」
    中 居:「具体的ですねえ」
    有 吉:「ええ」
    中 居:「インドのカーペット工場におきまして」
    有 吉:「はい」
    中 居:「はい」
    森 脇:「はい」
    有 吉:「そこで知り合った女性とですね、3時間程、いなくなりましたよ
         ね」
    森 脇:(口許がゆがみ始める)
    有 吉:「そしてですね、3時間後、その女性は泣いて帰ってきましたけれ
         ども」
    一 同:(笑)
    出 川:「はい。はいはいはい!」
    
    PAW “インドのカーペット工場で知り合った女性と消えたとき何してたの?”
    字 幕:インドのカーペット工場で
        知り合った女性と消えたとき
        何してたの?
    中 居:「それ初耳だなーでも。うん」
    出 川:「初耳」
    山 崎:「泣いて帰ってきた」
    有 吉:(噛みながら)「そん、でゅー行為はあったんですか?」
    
     森脇のヘルメットにつけたCCDカメラからの画が出る。
    森 脇:「あー、確かに、空白の時間はありましたね」
    中 居:「空白の3時間はありましたね、確かに」
    森 脇:「はい。ありました」
    中 居:「その女性とその間は、ちなみに二人っきりだったんですか?」
    森 脇:「はい」
    中 居:「二人っきりで3時間」
    山 崎:「お〜」
    出 川:「二人っきりで」
    森 脇:「はい」
    出 川:「3時間?」
    森 脇:「はい」
    山 崎:「何をしてたの?」
    森 脇:(遠い目をして)「あれが、ピクニック…」
    出 川:「ピクニック!?」
    中 居:(ホイッスルを吹く)
    
     するとフンドシ姿の男の子の大群が森脇にくすぐり攻撃を開始。
    森 脇:「やめて!」
        「ぐぁ!」
        「ふぁああ!」
        「ど!どこ!どこもむ!どこもむ!」
        「おい!」
        「わかりました!わかりました!」
        「言います!言います!言います!」
    中 居:(ホイッスルを吹く)
    
     こちょばせ隊、退却。
    中 居:「さあそれでは正直に」
    森 脇:「はい」(またCCDのアップ。息が上がっている)
    中 居:「正直に答えれば何もね、何の問題もないわけですから」
        「さあ答えて頂きましょう」
    森 脇:「はい」
        「えーとですね。あれはー、あれは失敗したんですよ」
    有 吉:(笑)
    中 居:「“失敗した”。失敗したと言いますと」
    森 脇:「***(音声隠してありました。以下同じ)」
    一 同:(爆笑)
    中 居:「ちょっとっ!」」(森脇の頭に突っ込む)
    出 川:「お前ちょっと待てぇ?」(森脇の頭を札で殴る)
    山 崎:(同じく札で殴る)
    有 吉:(森脇の顔にパンチ)
    山 崎:「自分、“***”」
    中 居:「あんたらね、違う!いろんなテレビ出てるよ!」
    森 脇:「いやいや、違う」
    中 居:「いっぱい出てるよ今!すごいよ!」
    森 脇:「違いますよ!」
    出 川:「猿岩石のこのクリーンなイメージがあっという間にぶっ飛んだ
         ね」
    森 脇:「今ね、***、***(※聞き取れず)」
    一 同:(爆笑)
    森 脇:「あのね、これ今ちょっと、わかりやすく」
    有 吉:「ああ」
    森 脇:「言っただけで、あのー、多分心は通じ合ってたんですよ」
    中 居:「うんうん」(森脇のヘルメットが下がってきたのを直してやる)
        「あっ、二人の相思相愛までいかなくても」
    森 脇:「そう。心は通じ合ってたんですよ」
    中 居:「気持ちは通じ合ってた」
    森 脇:「でも言葉が通じなかったですね」
    中 居:「言葉が通じなかった?」
    出川・山崎:「ああ〜」
    山 崎:「よくあるパターンやね〜」
    中 居:「気持ちはでも通じてたんだ?」
    森 脇:「そうなんですよだから」
    中 居:「その結果はどうだったんですか?」
    森 脇:「その結果…、あんまり分かんないんで」
    中 居:「うん」
    森 脇:「ちょっとほっぺたをこう…」(右手をクイッと動かす)
    山 崎:「殴ったん?」
    森 脇:「ちょっと、“ピンピン、パチン”って」
    一 同:(笑)
    出 川:「えーそれ、あの、あの、工場の女の子」
    森 脇:「ええ」
    出 川:「恋愛して」
    森 脇:「ええ」
    出 川:「お弁当作ってくれたっていうあの女の子でしょ?」
    森 脇:「そう、そうですそうです」
    出 川:「おい!“猿岩石日記”読んで俺感動しちゃったのによ〜!」
    猿岩石:(笑)
    山 崎:「その女の子…」(話にからんでいけなかった)
    中 居:「(※聞き取れず)知らなかったんですか?」
    有 吉:「僕は全っ然知らなかったです」
    中 居:「知らなかった」
    有 吉:「はい」
    森 脇:(右手まーるく動かしながら)「こうなんか、“なん?なん?何で
        ダメなん?何でダメなの?”っていう感じで」
    有 吉:(笑)
    中 居:(笑、森脇の頭に突っ込む)
    出 川:(森脇の頭に突っ込む)
    
     森脇CCDのアップ。大分顔がテカってきている。
    中 居:「その行為はやっぱり良くないなと思いました?」
    森 脇:「良くないなと思いました」
    中 居:(ホイッスルを吹く)
    
     こちょばせ隊登場!攻撃開始!
    森 脇:「すいません!すいません!」
        「ふひゃひゃひゃひゃ!」
        「やめてやめて!」
        「ふひゃあ!」
    出 川:「(※聞き取れず)てあげなさい」
        「***」
    
     こちょばせ隊、森脇の股間を重点的に攻撃し始める。
    出 川:「まあある意味これも***だけどね」
        「***(※聞き取れず)」
    中 居:(ホイッスルを吹く)
    
     こちょばせ隊、退却。
    山 崎:「そうそうそうそうそうそう」
    出 川:「いいね〜」
    山 崎:「ああ〜いいですね〜」
    
     森脇のズボンのファスナーは全開になっている。
    出 川:「いいね〜猿岩石〜!」
    
     森脇のCCD映像。疲れ切って目をつぶり、歯をカチカチいわせて震えてい
    る。
    出 川:「いいね〜!」
    山 崎:「パッカ〜開いてますよ」
    出 川:「さすがにチャック開いたゲスト初めてね」
    有 吉:「気持ちわかった?」
    森 脇:「彼女もこんなやったん?」
    一 同:(爆笑)
    山 崎:「彼女もそういう思いだったんです」
    森 脇:「そうですね」
    
    PAW “もし相方のせいで人気が落ちるようなことがあるならば、
    SPACER ピンでやっていこうと思っている!”
    中 居:「さあそれでは最後の質問いきましょう」
    有 吉:「はい」
    出 川:「はい」
    中 居:「最後の質問はこちらでございます」
        「“もし相方のせいで人気が落ちるようなことがあるならば、ピ
         ンでやっていこうと思っている!”」
    
     2秒、3秒。沈黙のあとで、
    森 脇:「はいっ」
    一 同:(爆笑)
    有 吉:(森脇のアゴにパンチ)
    中 居:「これは本音ですかね」
    出 川:(“本音”の札を上げる)
    山 崎:(同じく)「やっぱお笑いってそういうもんですからねぇ」
        「お笑いってそういうもんなんですよ」
    有 吉:(不満そうな、悪そうな薄笑い)
    中 居:「『はいっ』っつってもまだ始まったばっかりですからね」
    森 脇:「はい」
        「しかも歌でいきます」
    一 同:(爆笑)
    出 川:「なるほどね。なるほどなるほど」
    山 崎:「お笑いで行きいや」
    森 脇:「はい」
    山 崎:「お笑いで」
    中 居:「それについて有吉さんいかがですか」
    有 吉:「僕そろそろやばいなと思ってるんですよ」
    一 同:(笑)
    中 居:「えーこちょこちょイス猿岩石のお二人でした〜!どうもありが
         とうございました〜!」
    一 同:(拍手)
    森 脇:「ありがとうございました〜!」
    
    PAW スペシャルバージョン
    スタッフ:「はいOK!」
    中 居:(ホイッスルを吹く)
    
     こちょばせ隊、三度登場。容赦ない攻撃が始まる。
    森 脇:「ちょっと待って!」
        「ちょっとやめて!」
        「こら!こら!こら!こら!こら!」
        「やめてこら!」
        「毛ぇ出てる!毛ぇ出てる!毛ぇ出てる!」
        「毛ぇ出てるぁ…!(言葉にならない)」
    中 居:(ホイッスルを吹く)
    
     嵐が去って。
    中 居:「ねえ。申しわけありませんでした。どうもありがとうございま
         した」
    森 脇:「やあありがとうございました!」
    中 居:「ねえ(※聞き取れず)猿岩石のお二人でしたぁ!どうもありがと
         うございました!」(拍手)
    一 同:(拍手)
    山 崎:「ヤァ〜!」(拍手)
    森 脇:(疲れた声で)「ありがとうございました」
    有 吉:「ありがとうございました」(礼)
    中 居:(ホイッスルを吹く)
    
     4度目の攻撃中…
    森 脇:(もう笑うだけ)
    山 崎:「全部!全部見してあげなさい!」
    森 脇:(何事か叫ぶ)
    中 居:(ホイッスルを吹く。すでにスタッフのいる側に来ている)
    
     退却。
    森 脇:(ぐったり)
    中 居:「スペシャルバージョン!」
    一 同:(笑)
    森 脇:(ぐったりしながら、口だけ笑う)
    山 崎:「すごい、ええ兵隊持ってんなあ」
    中 居:(森脇を指さして笑う)
    森 脇:(ぐったり)
    
    LINE

    トーク

    PAW 初耳
     本物の銭湯の2階、台所兼食堂でのトーク。
    中 居:「さあ今週のトークゲストご紹介しましょう、ブラザー・コーン
         さん、そして猿岩石のお二人でーす!」
    一 同:(拍手)
    ざこば:「いよっ」
    字 幕:今回のトークには特別な趣向を一つ用意しています。
        ゆっくりお楽しみ下さい。
    中 居:「さあ、コーンさんはね、もう、かなり、プライベートではいろ
         いろとお世話になってますし。ええ」
    コーン:「まあ、体の関係はないにしてもね」
    中 居:「や、体の関係って、僕ら男じゃないですか」
    コーン:「あ、そっかそっか。ごめんごめん」
    中 居:「え?ざこば師匠は?」
    コーン:「“らくごのご”で」
    ざこば:「“らくごのご”で鶴瓶さんといっしょに出た」
    中 居:「“らくごのご”出たんですか!?」
    コーン:「出てるでしょう!」
    中 居:(笑)
    ざこば:「いやいや、もう」
    コーン:「最高でしたね、あれは」
    森 脇:「合わないですよねえ、なんか」
    中 居:「え?」
    森 脇:「合わないですよね」
    中 居:「ねえ」
        「(※聞き取れず)猿岩石のお二人ですが」
    猿岩石:「はい」
    中 居:「僕も初めてですよね」
    森 脇:「あそうです」
    猿岩石:「はじめまして」
    中 居:「はじめまして」
        (後ろのレギュラー陣を指して)「え?皆さん初めてですか?」
    出川・山崎:「初めて」
    出 川:「ちゃんと会うのは初めて」
    中 居:「赤木さんももちろんそうですか?」
    赤 木:「もちろん」
    中 居:「コーンさんも?」
    コーン:「僕も初めてなんだけど、曲一曲、アルバムの曲書かしてもらっ
         てて」
    有 吉:「ええ」
    中 居:「あっ!そうなんだ!?」
    有 吉:「はい」
    コーン:「これ言っていいのかどうか分かんないんだけど」
    ざこば:「それ、今初めての告白なんでしょ?」
    森 脇:「僕たちも初めて知りました」
    中 居:(笑)
    有 吉:(笑)
    出 川:「自分たちが(※聞き取れず)自分たちの(※聞き取れず)でしょ?
         だって」
    有 吉:「そうです。今びっくりしました」
    森 脇:「はい」
    コーン:「それ内緒だったのかな」
    一 同:(笑)
    コーン:「まいっか」
    中 居:「まあまあまあまあ」
    
    PAW 内訳
    中 居:「でもホントにいろんな人に…、いろんっな番組出てますよ
         ね?」
    有 吉:「そうですね今〜」
    森 脇:「出させて頂いておりますね」
    ざこば:「レギュラー何本持ってんの?」
    森 脇:「レギュラーは」
    有 吉:「レギュラーは、全くないんですよ」
    ざこば:「レギュラーないの」
    有 吉:「ええ」
    森 脇:「はい」
    中 居:「ゲストだけですよ」
    ざこば:「ほぉ…」
    中 居:「んー。だって今ホント引っ張りだこってこういうこと言うんで
         しょうね」
    有 吉:「あー、そうですかね」
    森 脇:「ですかねぇ…」
    中 居:「ホント忙しいんじゃないですか?」
    森 脇:「やでも、結構寝る時間とかも十分にあります」
    有 吉:「どんどん暇になって行ってますから」
    コーン:「(※聞き取れず)」
    有 吉:「ええ」
    コーン:「昔忙しすぎてピンクレディが平均睡眠3時間とか言ってたもん」
    山 崎:「言ってましたよね」
    コーン:「飲む時間4時間入れてたんだぜ」
    一 同:(笑&がやがや。聞き取れず)
    字 幕:うそ
    
    PAW 前段階
    中 居:「ねえ。二人今、もう幸せでしょう?」
    猿岩石:「そうですね」
    中 居:「最高じゃない?」
    森 脇:「最高ですいま」
    中 居:「こんなんなると思わなかった?」
    有 吉:「全っっ然」
    猿岩石:「思わないすね」
    ざこば:「向こういってるでしょ?」
    森 脇:「はい」
    有 吉:「はい」
    ざこば:「んで、ビデオをこっち持ってきて流してるわけやね?」
    有 吉:「はい」
    ざこば:「その間、まだ旅してるわけでしょ?」
    有 吉:「そうです、はい」
    森 脇:「ええ」
    ざこば:「それで、また視聴率が上がっていってるのを、それ、連絡来る
         わけ?」
    有 吉:「全くないです」
    森 脇:「ないです」
    有 吉:「『お前ら人気ないからなんとかしろ』ってずっと言われてたん
         ですよ」
    ざこば:「はぁ…」
    中 居:「へえ〜」
    ざこば:「どない思ってあれ動いてるわけ?旅行してるっちゅうのか」
    有 吉:「ずっと『やだな〜』とは思ってるんすけど」
    中 居:「『早く帰りたいな〜』」
    猿岩石:「『早く帰りたい』…(以下、二人ハモってぼそぼそ。聞き取れ
         ず)」
    ざこば:「ほぉ…」
    
    PAW 火種
    字 幕:今回のトークには特別な趣向を一つ用意しています。
        ゆっくりお楽しみ下さい。
    中 居:「知ってます猿岩石?ざこばさん」
    ざこば:「いや、僕は、今日出る、名前は知ってるよ」
    中 居:「ええ」
    ざこば:「さいで僕聞いたら、巨人さんのお弟子さんの時に、一度ぐらい
         会うてる言うて…」
    中 居:「え?ざこば師匠お会いしたことは?!」
    有 吉:「はい、1回」
    ざこば:「僕は知らない」
    有 吉:「NHKのあのなんか…」
    ざこば:「あっ、“(※聞き取れず)”の時?」
    有 吉:「そうですそうです」
    ざこば:「あーほんま」
    中 居:「へぇ〜」
        「すごいんですよざこばさん今」
    ざこば:「ふ〜ん…」
    中 居:「ざこばさんよりすごいかも知れないですね!」
    森 脇:(苦笑)「や、そんなことはないですよ」
    ざこば:「や、そりゃあまあ、人気はそうでしょう。球場いっぱいにする
         ぐらいやもんなあ。俺らこないだ、“ワハハ(※おそらく)上
         方”言うて(※聞き取れず)の」
    有 吉:(緊張気味に)「はい」
    ざこば:「前、できたやんか」
    有 吉:(同じく)「はい」
    ざこば:「あっこ、350ほど入んのかな」
    有 吉:(同じく)「ええ」
    ざこば:「こないだお前、70なんぼやで。情けないで」
        (苦笑)「ほんっまに。情けない(※聞き取れず)」
    有 吉:「どういうリアクションしたらいいんですかねえ…」
    一 同:(笑)
    ざこば:「素直に聞いとったらええよ」
    一 同:(笑&がやがや。聞き取れず)
    字 幕:今回のトークには特別な趣向を一つ用意しています。
        ゆっくりお楽しみ下さい。
    森 脇:「そう」
    ざこば:「『わかる』でええよ」
    有 吉:(笑って恐縮)「ややそそそ…」
    
    PAW 口火
    字 幕:今回のトークには特別な趣向を一つ用意しています。
        ゆっくりお楽しみ下さい。
    中 居:「そんなビビらせるとか、それがいけない…」
    コーン:「ただ、これだけ教えとく」
    有 吉:「はい」
    コーン:(やや真剣)「世の中に無礼講はないからな」
    有 吉:(神妙)「はい」
    森 脇:(愛想笑い)
    中 居:(笑)
     スタッフの、不自然なほど大きな笑いが入る。
    
    ざこば:「そらあるよな」
    有 吉:「無いと思います」
    森 脇:(愛想笑い)
    ざこば:「え?」
    有 吉:「あ、そうで…」
    ざこば:「いや、そらあるよ」
    有 吉:「あっ、そうすか」
    ざこば:「巨人とこついてたら、ごっつあるやろが」
        「彼こう、そういうの、厳しいやろな」
    有 吉:「厳しいっす」
    ざこば:「今自分『ない』言うたやないかい」
    有 吉:「え?無礼講すか?」
    ざこば:「おお」
    有 吉:「え、僕は『ある』って」
    ざこば:「『ある』言うたんか」
    有 吉:(安堵の笑顔)「はい」
    ざこば:「あーあー、ごめんなさい」
    有 吉:(身を縮ませて)「ああ、怖い…!」
    出 川:「何で聞き間違えたのに怒られなきゃいけないの!」
    
    PAW 戦闘開始
    中 居:(ざこばを指さして)「あのね、もう、そうカリカリすんのホント
        良くない!」
    ざこば:「何もしてひんがな」
    一 同:(場を和ませようとする笑い)
    中 居:「毎回ね、見てる人がね、不愉快なのよ!」
    森 脇:(なんとか愛想笑い)
    中 居:「そうだよねぇ?でもそう思わない?カリカリしてさ」
    出 川:「ちょっと待ってください」
    中 居:「もっとアットホームに…」
    出 川:「これ新春一発目の、“カーン!”(※聞き取れず)久々の」
    字 幕:戦闘開始
    中 居:「赤木さんもそうですよねえ?」
    赤 木:「え?私そんな風に思わないけど」
    ざこば:「そうでしょ?」
    
    中 居:「ほらほらほら。顔がほらもう、“カリッ!”と来るでしょ?」
        (猿岩石の方を向いて)
    ざこば:「ちゃう。今日…ではないか、こないだか、表出たら『中居ちゃ
         んと仲ようしてや〜』言うて。俺いつケンカした言うねん」
    赤 木:(笑)
    ざこば:「ホンマやで?」
    中 居:「不愉快だよ。ほらもう固まっちゃってるじゃん二人!」
    猿岩石:(固まっている)
    字 幕:固
    中 居:「初対面でこんな、こんな怖い顔してたらねえ?」
    出 川:「ええ。いつもこういう感じだから」
    有 吉:「はい」
    出 川:「この二人(※聞き取れず)」
    ざこば:「いやいや。そんなん気にせんでええ」
    中 居:「全然ビビることない」
    山 崎:「もっとこう、笑顔…で全部話して…」
    中 居:「あったかく行こう、あったかく」
    山 崎:「せっかくカワイイんですから師匠。そう。師匠」
    中 居:「ざこばさん笑って?」
    ざこば:「いや…」(照れて苦笑)
    一 同:(笑)
    山 崎:「ほら。めちゃめちゃカワイイ(※聞き取れず)」
    中 居:「じゃ今日はちょっと、怒らないってことにしましょうか」
    ざこば:「んーいや、怒らへんよ」
    中 居:「ほらもう怒ってる!“怒らへんよ”って」
    出 川:「違う違う違う違う。前さ、ざこばさんがさ、怒っちゃったら何
         か熱湯に入るとか何か約束したよね?」
    山 崎:「あ〜あ〜!」
    出 川:「何だっけ?」
    中 居:「あったあった」
    山 崎:「それで今日怒ったら何かね、もう約束…」
    ざこば:「もう俺のことはどうでもええやんか?」
        「ゲストをこう…」
    猿岩石:(愛想笑い)
    出 川:「そうそうそう。ゲストゲスト」
    中 居:(猿岩石に?)「やっぱ怒るのって良くないですよね?」
    ざこば:(猿岩石に)「何か不愉快?」
    有 吉:「いえもう…、そんなことは(※聞き取れず)」
    中 居:(笑)「“不愉快じゃねーよなー”っていう風に!“不愉快?(単な
        る疑問)”じゃないもん」
    山 崎:「そんなん言えないじゃないですか猿岩石ねえ?」
    中 居:「まあそれはありますね」
    森 脇:「う〜ん…(※聞き取れず)」
    中 居:「ざこばさんじゃあ今日は怒らない…」
    ざこば:(猿岩石に)「がまんしてるわけ?」
    有 吉:(胸に手を当ててのけぞる)「いえいえいえ!」
        「いえいえそんなことありません!」
    
     猿岩石の画がポートレート風に固まり、
    字 幕:恐怖
    
    PAW 本題
    中 居:「じゃあ今日は、アットホームな感じで行きましょう」
    出 川:「あいあい。いいですよ」
    中 居:「アットホームな感…あ、じゃあそしたら、じゃ今日はざこばさ
         んについて、ざこばさんの直して欲しいところを」
    出 川:(笑)
    山 崎:「なんで?なんで?」
    中 居:「直して欲しいじゃない、ちょっと気になるところ」
    出 川:「あ〜」
    中 居:「それぞれあると思います。そりゃざこばさん僕に対してもある
         でしょうし」
    ざこば:「はいはい、ありま〜す」
    中 居:「山ちゃんに対しても哲ちゃんに対してもね」
    ざこば:「ありま〜す」
    字 幕:今回のトークには特別な趣向を一つ用意しています。
        ゆっくりお楽しみ下さい。
    中 居:「もしかしてコーンさん初対面にもかかわらず」
    コーン:(笑)
    中 居:「なんかもうあるもん」
        「猿岩石の中にも、初対面だけども、ここはちょっと直した方が
         いいんじゃないか、ってもちろんざこば師匠も、猿岩石のお二
         人に」
    有 吉:「はい」
    中 居:「あると思いますし、じゃちょっとみんなで言い合って、ざこば
         さんの直して欲しいところ。それぞれあると思うんです。山
         ちゃんからいきましょうか」
    
    PAW 作り話
    山 崎:「俺から〜?」
    中 居:「うん」
    山 崎:「直して欲しいところっていうか、あの〜ね、やっぱ、え?あの
         (苦笑)ね、あいさつとか」
    出 川:「俺の顔見るな」
    山 崎:「あいさつとかするじゃないですか」
    中 居:「しますよ。“おはようございます!”」
    山 崎:「“おはようございます!”っつーとやっぱ、“うぅい”って、
         ねえ、やっぱ、ちょっと、偉そうに、やっぱ言われるからぁ」
    出 川:「怖〜い!」
        (山崎の肩を叩いて)「お前すごいよ(※聞き取れず)ズバズバ言う
         なあ」
    山 崎:「怒ってはるんちゃいますか?」
    ざこば:「いや怒ってへんけど、お前無いこと言うなよ。ほんまのこと言
         えや」
    山 崎:「ほんまです。ちょっと、偉そうにこう、座るときも、みんな、
         ゲスト、いっぱい来てんのに、一人だけデーンて座ってるじゃ
         ないですか?」
    ざこば:(何か言いかける)
    山 崎:「僕ら、ちょっと、こんなん(肩をすぼめて)なって座らなあか
         んから」
    中 居:(笑)
    ざこば:「お前それはないやろ!ねえお母さん!それおませんわなあ?」
    赤 木:(笑)
    ざこば:「そないこしらえて物言うなよお前!」
    山 崎:「それは、それは、それは、ホントこしらえてすいません」
    字 幕:作り話
    ざこば:「(※聞き取れず)」
    中 居:「作りネタじゃなくて(※聞き取れず)」
    ざこば:「そんなん俺ごっついややねん」
    山 崎:「すいません」
    中 居:「そういうの一番嫌いそうでしょ?」
    山 崎:「それはわかってるんですよホントにね〜」
    
    PAW 一旦なごやか
    中 居:「さ、哲ちゃんからざこば師匠に、“ここはちょっとあれじゃな
         いかな”ということは」
    出 川:「変えてもらいたいところ?」
    中 居:「うん」
    出 川:「まず一番最初に変えてもらいたいところは、赤ちゃんプレイは
         もうやめて欲しい」
    中 居:(笑)
    ざこば:「そういう、無いこと言うなよ…」
    字 幕:作り話
    出 川:(ざこばの腕を持ってなだめる)
    ざこば:「そういうの一番いややねん」
    出 川:「ホントにやめて欲しいのは、例えばあのー、みんなでー」
    ざこば:「お前声大きいな〜」
    中 居:「大きいよ〜」
    出 川:「いやいやとんでもないとんでもない」
        「クラブとかね、こないだ連れてってもらって、みんなで行った
         じゃないですか。ああいうクラブとかでも、僕らはみんなにこ
         にこ笑ってワーッとかやってるけども、そういう場面でもざこ
         ば師匠は(腕を組んでしかめ面をする)もうこういう顔しなが
         ら」
    中 居:「う〜ん」
    出 川:「何か、結構和やかなムードが、なんかたまになんか、ちょっと
         ぴりぴりしたムードに」
    中 居:「うん」
    出 川:「かもし出す雰囲気を…」
    ざこば:「それやったら謝るわ。ちゃうねん。それは僕は気い使てるわけ
         やねん。(辺りを見回して)“あー飲んでるかなー飲んでるか
         なー”。で、そういう意味で、俺は俺で気使とるわけやねん。
         それは、悪かった。というて“ワーッ!”俺もでけへんがな。
         こんな年上やのに」
    出 川:「あ〜」
    ざこば:「せやろ?」
    出 川:(うなずく)
    ざこば:「金は俺が払うねやから。ぶっちゃけた話」
    一 同:(笑)
    山 崎:「それは(※聞き取れず)」
    ざこば:「金は払わなあかんわ、気いは使わなあかんわで」
    出 川:(ざこばの肩にもたれかかって)「すいません…」
    ざこば:「大変やねん。そこであと盛り上げ言うんかい?」
    出 川:(同様に)「すいません!」
        「ちゃいます、ちゃいます、ちゃいますよ」
    山 崎:「いや」
    ざこば:「それやったら行かへん!」
    山 崎:「そうまでね、していただいたら“師匠〜!”ってなるじゃない
         ですか」
    出 川:「そうそうそうそうそうそうそうそうそうそう」
    中 居:「使いっぱなしですよね」
    
    PAW 完全に落ち着く
    中 居:「赤木さん何かありますか?」
    赤 木:(即答)「何にもない。うん」
    ざこば:「その方が怖いわ」
    赤 木:「ねえいや。だって、その、あの、怖い顔して、こうして、こう
         して(辺りを見回す)って、うわべだけでね、判断しちゃいけな
         いわねえ?」(ざこばの二の腕をぽんぽん叩いて)
    ざこば:「ありがとうございます」
    赤 木:「ほんと」
    
    PAW 再燃?
    中 居:「僕はありますよ」
    山 崎:「(※聞き取れず)教えて」
    中 居:(一瞬の沈黙のあと)「僕はありますよ」
    赤 木:「“僕”、何なの?」
    中 居:(手のひらを広げ、親指を折って)「すぐ怒る」
    ざこば:「怒るかな?」
    中 居:(人差し指を折って)「自分勝手」
        (中指を折って)「声がでかい」
    森 脇:(笑)
    中 居:(薬指を折って)「で短くまとめて欲しい。話を」
    出川・山崎:(笑)
    中 居:「あと…、きりがない(※聞き取れず)」(手を頭の後ろにやって苦
         笑)
    ざこば:「あーそう?俺、長い?話」
    中 居:「あとあれ、あのー、(指は逆戻りし中指を折る)、ゲストのこと
         の認知度が少ない」
    出 川:「あー予習をしてないってことね。知らない」
    中 居:「そう、知らない!」
    出 川:「そらゲストに失礼だもんね」
    中 居:「うん」
    ざこば:(ゆっくりと出川の方を振り返って、苦笑しながら)「いやお前
        なぁ…」
    出 川:(ざこばをなだめながら笑)「ちょっと待って、一応解説もしとい
        た方がいいなと思って…」
    
     しゃべりに一瞬間が空く。
    字 幕:沈黙
    ざこば:「いやごめんなさい。それは俺が悪かった」
    猿岩石:(笑)
    出 川:「(※聞き取れず)」
    ざこば:(中居に)「怒らへんもん」
        「怒らへん。いや悪かった。勉強しときます」
    中 居:「それはでも僕、合ってませんかね?」
    ざこば:「合うてるでしょうね。そやろうね」
    中 居:「あっ、合ってないと思ってる。顔が」
    ざこば:(ちょっと切れ気味)「んなことええやないかい」
    森 脇:(愛想笑い)
    中 居:「思ってたんだって。もう顔が」
    ざこば:「何言うとんの」(お茶をすする)
    
     また沈黙が走ったあと、出川・山崎ががやがやと盛り上げようとする。
    出 川:「いっつもホントにそういう感じだから」
    
    PAW 矛先
    中 居:「猿岩石のお二人に聞きましょう。何かこう」
    ざこば:「(※聞き取れず)」
    中 居:「ざこばさんへのイメージ聞こうかな?イメージ」
    森 脇:「イメージ。う〜ん」
    有 吉:「あっ、う〜ん、イメージは、怖い方」
    中 居:「そらああるよね」
    森 脇:「そうですね」
    ざこば:(迫力大)「それはな」
    有 吉:「ええ」
    ざこば:「付き合うてから言うてくれちゅうねん」
    有 吉:(こわごわ制して)「あ、パッ、第一印象です」
    ざこば:「そそれは、どこを見てんの?それは」
    中 居:「それが怖いっちゅーの」
    出 川:「今第一印象聞いたんだから師匠」
    有 吉:(ざこばに何か説明したげな愛想笑い)
    字 幕:困
    出 川:(笑)「師匠!」
    中 居:「師匠師匠師匠、それは第一印象、イメージっつてるんですか
         ら!」
    ざこば:(納得いかない顔)「そうかな?」
    中 居:「ちょっと怖い?」
    有 吉:「はい」
    中 居:「怖いイメージ」
    有 吉:(黙ってうなずく)
    ざこば:「けど俺、ヘヘヘ〜んってしてられるか?ヘヘヘ〜んやってても
         俺顔ひきつるタイプやで」
    一 同:(笑)
    中 居:「そうでもイメージは怖いイメージがあったんですよね?」
    有 吉:「でも、合ってみると、すごく優しい方で」
    ざこば:「とってつけて言われて…(※聞き取れず)」
    有 吉:「いやいやホントですホントですそれは」
        「ホントですそれは。ええ」
    出 川:「どこを見て優しいと感じた?」
    中 居:「優しいと思う?」
    出 川:「今日あって」
    有 吉:「やっ、違う、今日、楽屋に行ったときも、すごく」
    森 脇:「そうですよ」
    有 吉:「ええ」
    森 脇:「さっきデーンと座ってらっしゃるって言われましたけど」
    ざこば:(かみつく)「俺座ってないやろが!」
    猿岩石:(あわてて)「や、座ってないですよ」
    森 脇:「僕は」
    ざこば:(巻き舌入って)「それを先言うてくれよお前!」
    森 脇:「いやいや」
    ざこば:「『デーンと座ってるんかいな』思うがな!」
    有 吉:「と、おっしゃってたんです」(出川の方を指して)
    猿岩石:「けどもぉ」
    出 川:「ちょっと、俺を(※聞き取れず)」(山崎を指して)
    一 同:(笑)
    
    PAW いわば
    有 吉:「山崎さんがおっしゃってたんですけども」
    森 脇:「山崎さんが言いましたよね。でも」
    有 吉:「全然そんなことない」
    森 脇:「僕らが入ったら、もうさっと立ち上がって、『すんません、す
         んません』って。『じゃあ、入って』…」
    ざこば:(怒鳴る)「俺そないお前に謝ったか?!」
    一 同:(笑)
    山 崎:「それはない、それはない!」
    森 脇:(笑)「すいません、すいません」
    ざこば:「俺そない、若手に媚び売る、媚び売ってるみたいやないけ!」
    字 幕:怒
    森 脇:「すいません、言い過ぎました。言い過ぎました」
    中 居:(ざこばに)「ちょっと広げたんでしょ?!ちょっと広げたんで
        しょ?話を〜。ちょっと、チクチク…」
    ざこば:「なんやねんな?!」
    赤 木:「あたし見てた」
    中 居:「うん」
    赤 木:「見てたらね、『あ、座んなさい。はいはい。座んなさい』って
         おっしゃってた」
    森 脇:「そう」
    猿岩石:「そうですよ」
    有 吉:「すごく」
    森 脇:「うん」
    中 居:「ま怖いイメージはあったけども」
    有 吉:「けど」
    中 居:「直接会ったら」
    有 吉:「え。優しい」
    中 居:「もっと怖かった」
    有 吉:「優しい方で」
    中 居:「え?森脇さんも」
    森 脇:「テレビで見てたときですか」
    中 居:「ええ、ええ。今までの見てて」
    森 脇:「そうですね。僕は…、っていうかきび、厳しい方」
    中 居:「厳しい」
    森 脇:「っていうイメージが、あったですね」
    ざこば:「例えば、何を見てそう感じたわけ?」
    森 脇:「何かこう…、チャラチャラしてる…子…達に、こう…、『これ
         はちょっと、いかんだろう』とか、そういうこと、テレビとか
         で」
    中 居:「ちょっと頑なな、頑固系、頑固系なイメージが」
    森 脇:(返答に窮して)「ん〜〜〜〜〜〜〜」
    赤 木:(笑)
    森 脇:「ま、いわば…」
    出 川:(笑)「『いわば』!」
    一 同:(笑)
    赤 木:(笑)「辛いわね、ホントに…」
    
    PAW 真相
     また沈黙。
    ざこば:(中居に)「なんや今日、ごっつやりにくいな!何か知らんけど」
    中 居:「いやいや、『第一印象はいかがですか?』っていうことですか
         ら、それは別に、それだって、それだって、作るわけにいかな
         いでしょ。第一思ったことを言うわけですから」
    ざこば:「なんや今日おもろないな。(中居に)自分、自分もやで」
    中 居:「な!何が『自分』!」
    ざこば:「何で!」
    中 居:「違う!」
    ざこば:「何で、この二人に気い使て何でこんなこと言うねんお前」
    中 居:「違う。『第一印象は?』二人の関係を思っていったんじゃない
         ですか!」
    猿岩石:(二人のやりとりを黙って見つめるばかり)
    字 幕:固
    ざこば:(あきれたように)「何を言うとんのお前…」
        「今日何やごっつ気分悪いわ!」
    中 居:「気分、ねえ?(猿岩石に)」
    ざこば:「いつもこんなんちゃうのになあ」
    中 居:(猿岩石を指して)「ゲストの方だって気分悪いでしょ、怒っちゃ
        うと」
    ざこば:「いやそら、悪い、悪いけどなあ」
    猿岩石:(遠慮のかたまりでぼそぼそと)「いや、そんなことないです」
    ざこば:「自分らもお前、ちゃんとお前…、もうええわ」(席を立つ)
    字 幕:実はざこばさんに対して直してほしいところ
        を一人ずつ発表し、その中で猿岩石
        のコメントにだけざこばさんに
        キレてもらって、猿岩石を
        ビビらそうというドッキリでした!
    
    PAW 佳境
    出 川:(ざこばを止め、努めて明るく)「まあまあまあ、バラエティーバ
        ラエティー!みんな楽しく行きましょう、師匠」
    有 吉:(立ち上がりかけ、中腰に)
    ざこば:(マネージャー?を呼ぶ)「小林さん!小林さん!」
    出 川:「バラエティーバラエティー!」
    ざこば:「悪いけど俺、お母さんごめんなさい」
    赤 木:(あきれた風に)「はいはいはい」
    猿岩石:(その場に立ち上がっている)
    ざこば:「来週安生します」
    
     画面右下には「猿岩石をだませ!」のマークが出る。この先ずっと出て
    いる。
    中 居:(ざこばの腕を持って)「困ります、困ります」
    ざこば:「もうええ」
    森 脇:「すいません」
    ざこば:「もうええ(※聞き取れず)!」(中居をふりほどこうとする)
    中 居:「悪気があって言ったわけじゃないじゃないですか!」
    コーン:(立ち上がって)「僕がだったら謝りますんで」
    ざこば:「いえいえいえ。そんなんそんなん…」
    有 吉:「すいません」
    中 居:「悪気があったわけじゃないってぇ…」
    ざこば:(完全にふりほどいて)「ええ、もう!」
    中 居:「悪…!」
    ざこば:(足早に立ち去ろうとする)「ごめんなさい」
        (カメラさんに)「もう止めといて!止めといて!」
        「小林さん!帰ろ帰ろ!」
    中 居:「じゃちょっと、テープ止めてくれるかな」
    有 吉:(席を離れ、ざこばの方へ3歩ほど近づきかける)
    ざこば:「おかしなことして(※聞き取れず)」
    出 川:(手を叩いて、明るく)「ほらバラエティー!(※聞き取れず)」
    ざこば:(出川にお構いなしに)「俺が一生懸命我慢してるのにやなあ!」
    森 脇:(有吉に続いて席を立っている)「すいません」
    ざこば:「訳のわからん事しやがってあほんだら!」(現場を立ち去る。収
         録は本物の銭湯の2階で行われている)
    中 居:ざこばを引き留めようと後ろに続く)
    有 吉:「すいません」
    森 脇:「すいません」
     ? :「テープ止めよう」
    中 居:「二人がもう(※聞き取れず)」
    有 吉:「すいません」
    森 脇:「すいません」
     ? :「テープ止めよう」
    ざこば:「いやあんたらのせいやないやないかい!」
    中 居:「いやいやそういうことじゃなくてさ、猿岩石に申し訳ないじゃ
         ない」
    ざこば:「自分にも、何やこのごろおかしい思うで!ほんまに」
    中 居:「いやそういうことじゃないちゅうにですね」
    森 脇:(前に出る)「すいません」
        「すいません」
    中 居:「猿岩石のお二人にせっかく来ていただいてるのに」
    ざこば:(また2階へ上がってきている)「お、悪かったね」
    有 吉:「いえいえ」
    ざこば:「ごめんなさい」(頭を下げる)
    猿岩石:(頭を下げる)
    ざこば:「これ謝ります」(頭を下げる)
    森 脇:「いやすいません」(頭を下げる)
    有 吉:「やめて下さい」(頭を下げる)
    ざこば:「気分悪うしたら。ごめんなさい」(再び立ち去る)
        「ごめんなさい」
    中 居:「もうちょっとトークやりましょうよ!」
    ざこば:「しとけや!」
    中 居:「しとけじゃなくて、ざこばさんレギュラー、レギュラーなんで
         すから」
    ざこば:(階段を下りる途中)「小林さん!」
    有 吉:(心配そうにレギュラー陣の方を見る)
    出 川:「大丈夫。大丈夫だから」
    森 脇:(有吉と反対に、ざこばの方を見ている)
        「すいません」
    中 居:「戻してきてちょっと」
    ざこば:(銭湯入り口の戸を開け、外に出ていく)
    
    PAW 緊迫
    スタッフ:(猿岩石に)「すいません、とりあえず、座って…」
    中 居:「ごめんね」
    森 脇:「いえいえ」
    中 居:「なんか、ホントごめんね」
    コーン:「今の前で、ちょっと切っとけば(カットを入れるジェスチャー)、
         大丈夫でしょ」
    中 居:「うん」
    猿岩石:(席に戻ったが、まだ立っている)
    出 川:「いやでも多分師匠、戻んないですよ。行ったきり」
    中 居:「何で怒るかなああれ。そんな悪いこと言ってないよね?」
    コーン:「じゃあ中居突っ込みすぎたかなちょっとな」
    
     階下から怒鳴り声が響いてくる。
    中 居:「何か怒鳴ってる…」
    出 川:「俺もそう思った。(※聞き取れず)言ったあとに中居くんも結構
         師匠に言っちゃった」
    中 居:(下の様子を見に行く)
    コーン:「激しく突っ込みすぎたかも知れない」
    中 居:(歩を進めながら)「そういう問題じゃないっつんだよ」
        (スタッフに)「ざこば師匠は?」
    山 崎:「何も言わんかったら良かったなあ、でもなあ」
    猿岩石:(うなずく)
    中 居:(スタッフに)「ざこば師匠は?」
    
    PAW 泣くのは一人
     中居に続いて猿岩石も、トークの場所を離れて階下へ。
    中 居:「ざこばさん、ざこばさん」
    有 吉:「ざこばさん、すいません」
    森 脇:「すいませんでした」
    ざこば:「そんなん、ええよ」
    
     2階のレギュラー陣も後に続く。1階ではざこばの前で猿岩石が頭を下げ
    ている。右手を頭に乗せているざこばに、
    有 吉:「はい。すいません」
    森 脇:「すいません。ちょっと…」
    
    字 幕:CMの後 エスカレートするドッキリに猿岩石大泣き!
    
    LINE
    
    PAW “ドッキリトーク 猿岩石をだませ”
     もう一度トークを撮ることに。
    コーン:「座ってれば?」
    森 脇:「はい、すいません」
    
     最後まで立っていた猿岩石も席に座る。中居以外はそろったことになる。
    赤 木:「(※聞き取れず)」
    
     有吉、続いて森脇の目のアップ。二人ともちょっと来ている?
     トークの食卓に重苦しい空気が流れる。
    
    字 幕≠ワんまとドッキリに
        引っかかった猿岩石の2人
    コーン:「まあ、ね。よく、たまにあるよ」
    出 川:「1回だけ前ありましたね。はい」
    中 居:(戻ってくる)「ざこば師匠、戻って」
    赤 木:「帰ってくる?」
    中 居:「え。もう一回やります」
    赤 木:「あ、ホント」
    
     ざこばが戻ってくる。全員起立。
    ざこば:「えらいすんません!」
        「お母さんすんません」
    赤 木:「あ、いえいえいえ」
    ざこば:「えらいすんません!」
    猿岩石:(90度のお辞儀)
    有 吉:「すいません」
    コーン:「すいません」
    中 居:「仕切り直しますんで」
    出 川:(ざこばを席に招き入れながら)「(※聞き取れず)でした」
    ざこば:「え?」
    出 川:「すいません」
    ざこば:「ごめんね」
    有 吉:「すいません」
    森 脇:「すいません」
    ざこば:「えらい、おかしな、(※聞き取れず)」
        「いや、お母さんも」
    赤 木:「いえいえいえ」
    ざこば:「(※聞き取れず)」
    猿岩石:(最後に座る)
    ざこば:「ごめんなさい。ほなもう一回行こうや」
    中 居:(猿岩石に)「一回、だからその第一印象みたいのを聞くから、そ
         の時は違うコメントを行ってもらった方が、いいですね」
    コーン:「じゃあさっきのとこは切って、ここからつなげちゃえばいい」
    中 居:「うん、うん、うん」
    ざこば:「まああんまり俺しゃべらへんかわからんから。もうそっちで進
         めてって」
    スタッフ:「はいはいはいはい。えーそしたらえー猿岩石さんが、えー」
    ざこば:(猿岩石に)「何でも言うてよ。構へんから。ええ、ええ」
    スタッフ:「ざこば師匠についてどう思うかというところからいきたいと
          思います。はい。テープまわってますか?」
         「はい!」
    ざこば:「俺あんまり喋れへんよ。もう言うとくけど」
    スタッフ:「はいわかりました」
         「それではいきます!はい5秒前!4!3!…」
    
    PAW 切り抜ける
    中 居:「…さ、それではですね、猿岩石のお二人にもちょっとお聞きし
         ようかと思うんですが、第一印象をですね」
    猿岩石:「はい」
    中 居:「ざこばさんの。今までテレビ見てた間のことでもいいですし」
    有 吉:(うつむき加減にニヤニヤ笑いながら)「はい」
    中 居:「これからのことでもいいですし、今までのその、今お会いした
         印象でもいいですし、どういう風に思います?どのような印象
         あります?」
    有 吉:(2秒の沈黙の後、森脇に振る)「どう?」
    森 脇:(言葉を選びながら)「…うん、…やっぱり、落語家さんのイメー
        ジが…」
    一 同:(やや笑)
    山 崎:「そらそやわ」
    ざこば:「僕も〜ね、大阪ではあの〜、漫談とかバラエティ出てる人いて
         るけど、落語は一生懸命やってるつもりやから」
    有 吉:「はい、そうですね」
    ざこば:「古典をね」
    中 居:「ざこばさん。人間的なイメージ何かあります?」
    森 脇:「う〜ん…、う〜ん…」
    有 吉:「芸に厳しい方」
    中 居:「あ〜」
    有 吉:「あの『らくごのご』を見てまして、もし、例えば、オチまで、
         自分、ご自分の納得できないのがあるときに、ざこばさん悔し
         泣きとかされてるんで、そういうの見ると芸に厳しい方だなっ
         て印象を受けました」
    中 居:「う〜ん。なるほどね」
    有 吉:「はい」
    ざこば:「悲しいて泣いてんのちゃうねん。悔しいねんな」
    中 居:「(指折り数えて)芸に厳しい方」
    有 吉:「…と、思いました」
    
    PAW つかまる
    中 居:「芸に厳しい方。森脇さんは」
    森 脇:「そうですね」
    中 居:「同じ?同じですか?意見は」
    森 脇:「ん〜……………」
    ざこば:「何でも言うてや」
    森 脇:「はい」
    ざこば:「あんた、言わへんから俺に当たってくるみたいやねんど」
    中 居:「そういう訳じゃないってんですよ」
    有 吉:(笑いをこらえているような表情)
    中 居:「ただ単に『印象はいかがですか』って、で黙ってるってんです
         よ」
    ざこば:「『黙ってろ』?」
    中 居:「『黙ってる』って聞いて、言ってたじゃないすか」
    出 川:(ざこば・中居の後ろに座っている。二人の肩に手を置いて明る
        く)「大丈夫大丈夫!だー!じゃー、もうちょっと聞いてみましょ
         う!」
    中 居:「はい!さあそれでは聞きましょう!はい!」
    出 川:「いやいやいやいや。ねえ!」
    中 居:(森脇に)「第一印象はいかがですか?」
    森 脇:(苦しそうな表情)「はい。え〜」
    中 居:「ざこばさんの。森脇さんの方は」
    森 脇:(5秒間の沈黙)
    一 同:(やや笑)
    山 崎:「言えよ!」
    出 川:「や、初体験だから。初体験だから」
    森 脇:「そう、緊張、緊張してるんです」
    出 川:「そら緊張するよねえ?」
    山 崎:「正直に、正直に」
    ざこば:「俺、そない物言いにくい?僕いてたら」
    森 脇:「いやいやそんなこと、そんなことないです。まだ僕が、まだ、
         ちょっと素人なんで。すいません」
    ざこば:「そんな素人、んな出て来たらいけへんがな」
    森 脇:「あっ、さっ、すいません」
    中 居:「そう…!、素人の…!」(ざこばに食ってかかろうとする)
    森 脇:(まだ考え中のよう。か細い声で)「そう…」
    出 川:「いやいやいやいやいや!」(ざこばの肩に手を置いて)
        「どんなイメージありますかね?」
    森 脇:「え〜、おお、大きい」
    スタッフ:(やや笑)
    森 脇:「人間的にはこう…」
    ざこば:「そんなイヤミ言うなよお前!」
    森 脇:「あ、すいません」
    ざこば:「そないごっつイヤミやないかい!」
        「今見てる人はわからへんけど、最初の続きやったらごっつイヤ
         ミやで。ちゃうか?」
    森 脇:「はい。すいません」
    中 居:(あきらめて、のびをしながら)「だめっすかね、じゃ」
    ざこば:「だめ」
    中 居:「やめましょう、じゃ」
        「はい、やめましょう、じゃ」
        「ね。しょうがない」
    ざこば:「ごめんね」
    中 居:「え。しょうがない」
    ざこば:「せやから俺がいてない、無しでやってよ。それでええから」
    中 居:「これはもうこれで向こうがOKにしますよ」
        (スタッフに)「もう、いいっすね?」
        「いいっす」
    有 吉:「はい」
    中 居:「なんか、ざこば師匠と一緒の方がいいっすか?一緒にいた方が
         いいすか?(猿岩石に)」
    森 脇:「…」
    字 幕:無理矢理
    ざこば:「それは帰った方が…、気がええがな」
        「もうやめようや。とりあえず。ごめんなさいごめんなさいもう
         …お母さんに悪うてね」
    赤 木:「(※聞き取れず)じゃなくてね、よく分かんないんだけど(笑)」
    中 居:「いやもう、お二人に失礼、かわいそうでしょ」
        (猿岩石に)「ねえやっぱり」
    有 吉:「いやいや僕らはそんなことないです」
    森 脇:「すいません」
    中 居:「いてもらった方がいいでしょ?帰ってもらった方がいい?」
    有 吉:「いえいえ」
    森 脇:「そんな」
    赤 木:「話題を少し変えたら?」
    中 居:「変えましょうか」
    赤 木:「ねえ?」
    
    PAW いい空気
    ざこば:「うん。(笑)お母さん。ちょっと言うたら先輩として。えらいす
         んまへんけど」
    赤 木:「猿岩石ってあの、孫悟空に関係あるの?」
    一 同:(笑)
    出 川:「いいね。いい空気になってきたね。いい空気になってきた。い
         い空気ですよ」
    赤 木:「あたしそう思ったの」
    出 川:「いやいいんですよ」
    中 居:「いいですね」
    赤 木:「ぽーんと岩が割れて」
    有 吉:「あ、はい」
    赤 木:「孫悟空が出てきたんでしょ?」
    有 吉:「はい、はい、ええ」
    赤 木:「そこから来たの?」
    有 吉:「いえ僕らの名前は、また違い、まして」
    赤 木:「ああ、違うの?」
    有 吉:「ええ、ええ」
    赤 木:「あたしねえ、岩がバッ…」
    ざこば:(笑)
    森 脇:(かろうじて笑)
    赤 木:「孫悟空が出てきたから」
    ざこば:「面白い」
    
    PAW 強引
    中 居:「ざこばさんのファッションとか、いかがですか?」
    
    字 幕:強引に、ざこばさんと、猿岩石を
        からめようとする中居くん!
    有 吉:「すごい、似合ってらっしゃるんで、僕はかっこいいと思うんで
         すけど」
    ざこば:「あ、ありがとう、ま、かっこいいこと無いけど、ちょっとオッ
         サン臭いかな?あの〜、嫁さんに任してあんねんけどな」
    有 吉:「そうですか」
    中 居:「森脇さん、どうですか?自分も着てみたいなっちゅのもありま
         す?」
    森 脇:「や、僕…は、まだ早いですかねえ…」
        「落ち着いた方でないとやっぱり…」
    ざこば:「おじん臭いからな」
    森 脇:「いやそんなことない、そんなことない…」
    ざこば:「(笑)いやいや…」
    
    PAW 再び
    ざこば:「これ流されると…、俺も少し…、困るよな。
    猿岩石:(呆気にとられている)
    字 幕:呆然
    中 居:「あいや、無理すか?」
        (スタッフに)「これオンエアしてもいいよねぇ?」
    ざこば:「これちょっと事務所…に、見てもらわな困るな。うちの事務所
         に」
    中 居:(スタッフに)「これダメ?」
        「俺別にいい…、猿岩石のお二人大丈夫ですよね?別に。流して
         も」
    有 吉:(何事か言いかける)
    出 川:(有吉にかぶせて)「や猿岩石はきついっすよでしょだってゲスト
         で来てくれて」
    ざこば:「お前これ流してもええ思てるの?」
    有 吉:「や、僕らは…」
    森 脇:(黙って首を横に振る)
    字 幕:動揺
    ざこば:「いやいや僕らやないがな俺の」
    有 吉:「いやいや」
    ざこば:「立場を思うてくれよお前」
    有 吉:「いやそれはもう、全くです」
    ざこば:「そら僕らはええか知らんけど、俺はお前これ流されたらお前、
         おかしいがな。そやろが」
    森 脇:「そうですね」
    有 吉:「そうですね」
    中 居:「でも…」
    ざこば:「あんたんとこプラスか知らんけど俺マイナスやがなこんなもん
         お前。せやから俺帰る言うてんねん!でそっち側でやってくれ
         たらええねん!いつもこれやねんもめんのはな」
    中 居:「う〜ん。しょうがないっすかね。じゃあ。したら。うん」
    コーン:「うん。じゃあ、どうしましょう」
    中 居:「どうしましょうね」
    ざこば:「で、せやから、ごめんなさい。俺抜ける言うんや。それが一番
         ええんや」
    中 居:「そうします?」
    
    PAW 行き着くところは
    ざこば:「おお。俺やめるよ」(立ち上がる)
        「どうせもうええ。もう、もうええ。おんなじ事の繰り返しや。
         帰ろ」
    出川・山崎:(ざこばに道を開ける)
    ざこば:「ごめん。ごめんごめん」(部屋から立ち去ろうとする)
    森 脇:「すいません」
    ざこば:「(※聞き取れず)」
        「ごめんなさい」(部屋から出ていく)
    有 吉:「すいません」(猿岩石、ざこばの後に続く)
    森 脇:「すいません」
    中 居:(その場で立ち上がって)「ざこばさん、ざこばさん」
    有 吉:「ざこば師匠、すいません」
    森 脇:「すいませんでした」
    ざこば:「いやいや、そんなん。ええよ」
    有 吉:「すいません」
    森 脇:「すいません」
    
     赤木を除く全員もざこば・猿岩石に続く。カメラはそちらをとらえてい
    るが、階下から3人の声が漏れてくる。
     ざこば・スタッフが何事か言い、
    有 吉:「はい、すいません」
    
     1階では先ほどと立ち位置まで同じ光景。右手を頭に乗せているざこばに、
    森 脇:「すいません」(頭を下げる)
    
     そこへ中居が追いつく。
    中 居:(森脇の背中に手をやって)「二人が悪い訳じゃないですから。こ
        ればっかりは。二人が悪い訳じゃないですから」
    ざこば:「いやいや何も悪い言うてへんがな」
    
    PAW 猿岩石史に残るワンシーン
     二人が頭を下げた瞬間、有吉がニヤリとして顔を背け、出川が手を叩い
    て爆笑。見るとざこばが“ドッキリ”と書かれた手のひら大のプラカード
    を出して笑っている!
     ワンテンポ遅れて森脇も事態を飲み込み、やはり顔を背けて苦笑。ざこ
    ばは赤いヘルメットを出してかぶる。
    
    中 居:(有吉の背中に手をやり)「こぉれはかわいそうだよ!」
    コーン:(ざこばに)「(※聞き取れず)やってますよ」
    中 居:「これはざこばさん」
    ざこば:「(有吉に)ごめんな。俺こんなんしたらあかんねんな」
    中 居:「これはね」
    ざこば:「(中居が)せえせえせえせえ言いよんねや」
    中 居:「これはかわいそうだもんだって!」
    
     ざこば・中居・有吉・コーンのショットだったが、森脇の姿が見えない。
    出 川:「わあ森脇くん泣いてる!」
    
     森脇はそばの床にひざをつき、泣いていた。左手で涙を拭う森脇。
    字 幕:泣
    中 居:「どうしたらいいか分かんないもんなだって」
    出 川:「ホントに泣いてる」
    中 居:「ホントごめんな?ホントごめんなさい?」
    ざこば:「ごめんなさいごめんなさい」
    
     森脇、立ち上がる。
    中 居:「ホントごめんな?」
    
     森脇、がっくりとうなだれるように頷く。泣きはらした顔。後ろで笑顔
    の有吉。
    出 川:(笑)
    中 居:「ホントあの、マネージャーさんもみんな知ってて」
    ざこば:「ごめんね」
    有 吉:(平然と笑顔まじりで)「いやもう」
    ざこば:「自分はわかってたんかなー思て」
    中 居:「ちょっと笑ってた」
    ざこば:「ちょっと笑てたから」
    有 吉:(笑)
    ざこば:「ちょっとね、大阪(※聞き取れず)から」
    
     上のやりとりの間もしきりに涙を拭っていた森脇。
    中 居:(森脇の腕を持って)「ホントごめんなさいね」
    有 吉:(笑)
    中 居:「相方の不幸を笑うな」(有吉のおでこに突っ込む)
    有 吉:(爆笑)
    
    PAW ダメージ
     トークの席へ戻ってゆく一同。猿岩石にざこばが続く。
    ざこば:「ごめんごめん!」
        「お母さんもわからへんのよね?」
    赤 木:「分からない」
    出 川:(爆笑)
    ざこば:「お母さんも分からないんやから」
    山 崎:「どっきりです」
    中 居:「え?赤木さん知らなかったんですか??」
    ざこば:「分かってるようで分かってない(※聞き取れず)」
    字 幕:赤木さんはやっぱり
        ドッキリをわかっていなかった!
    赤 木:「や、どこまでが」
    中 居:「全部嘘だったんです」
    赤 木:「怒っちゃったんだかどうしちゃったのかしらと思って」
    中 居:「ごめんな〜、(一瞬“あ”と言いかけて飲み込んでから)森脇さ
         ん」
    森 脇:(無言で、泣き顔の目をぱちぱちさせている)
    有 吉:(薄ら笑い)
    
    PAW 腹の内
     全員席に座り終える。
    赤 木:「はーよかった」
    ざこば:「ほんまよかったよかった」
    赤 木:「ねえ?」
    中 居:「え?あの〜有吉さんは大体?」
    有 吉:「え、もう〜やっ、なんとな〜く」
    中 居:「半信半疑?」
    有 吉:(笑)「はい」
    ざこば:(左手を拝むように出して)「ごめんなさい!」
    有 吉:「いえいえ」
    ざこば:「気持ちええことない、こんなもん」
        「気持ちええことない、こんな仕事受けたらいかん」
    
     ここで猿岩石のツーショット。安堵の有吉。森脇もようやく回復してき
    た様子。
    有 吉:(ため息)「ハァ〜」
    
    中 居:「ざこばさん探してんだもん」
    ざこば:「え?」
    中 居:「何かチクンていうことをさ」
    有 吉:(笑)
    ざこば:「あれへんねんもん!」
    山 崎:「そうそうそうそう。それちょっと…」
    中 居:「いいこと言ってくれるからね」
    有 吉:(笑)
    中 居:「本当にチクンと、チクンときてもいいんじゃないかな〜って思
         う事に腹立ててって打ち合わせしてたんですよ」
    コーン:「でもね、ここまでやらないと、…ダメなんですよね」
    一 同:「う〜ん」
    コーン:「ある程度いっちゃあないと」
    森 脇:「もう猿岩石終わったと思いましたね」
    ざこば:「よお言うわ」
    中 居:「絶対、あとから、ねえ。『師匠の、」
    森 脇:「ええ」
    中 居:「その、周りの人から」
    森 脇:「ええ」
    中 居:「こう(ガーッと)言われるだろうな〜』」
    有 吉:「何て小さい男だろうと思いましたね」
    一 同:(手を叩いて爆笑)
    出 川:「ああ内心ね、心の中でね」
    有 吉:(笑)
    森 脇:(微笑。まだ手放しで笑えない状態?)
    ざこば:「俺もいやと思われてるだろう(※聞き取れず)」
        「『こんな奴やったんかい!がんがん言うてるくせに』俺思われ
         てんのちゃうかと思って」
    中 居:「絶対(※聞き取れず)」
    出 川:「ざこば師匠がさ〜、『『お前、小さい男だと思ってるね』っ
         つったろ〜?』つったとき(ちょっと意味不明。この場面はカッ
         トされている?)、(有吉が)『いいえ』つったのは全然嘘だった
         んだ?」
    有 吉:(笑ってうなずく)「怖かったですよでも」
    中 居:「でもすごい普通(※聞き取れず)」
    
    PAW 共犯者
     エンディングテーマ(ダイナマイト/SMAP)が流れ始める。
    ざこば:「(※聞き取れず)」
        「今日はほんまに、ありがとう」
    猿岩石:「ありがとうございました」(有吉は中腰になって90度のお辞儀)
    ざこば:「ありがとうございました」(拍手)
    一 同:(拍手)
    森 脇:「ありがとうございました〜」
    有 吉:(90度のお辞儀)
    中 居:「はい猿岩石のお二人でした〜!どうも」
        「はいコーンさんでした〜!ありがとうございました〜」
    ざこば:「(※聞き取れず)」
    森 脇:(お茶を一口飲む)
    有 吉:(お茶を口に運ぶ)
    中 居:(有吉がお茶を飲む前に)「ホントごめんね?」
    有 吉:「ホント怖かった」
        (すぐ言い直して)「いやいやホントにもう。全然もう…」
    ざこば:「ごめんね?」
    有 吉:「すいませんありがとうございます」
    ざこば:「(※聞き取れず)」
    森 脇:「よかった〜」(左目を軽く拭う)
    有 吉:(笑)
    中 居:「怖いよね?」
    ざこば:「(※聞き取れず)」(席を立つ)
    赤 木:(笑)
    有 吉:「中居さんにも腹が立つんですよね」
    中 居:(笑)
    有 吉:「『なんでそんなチクチクさわるんだろう?』」
    
     ざこば、コーン、出川・山崎が入り乱れてがやがや突っ込む。聞き取れ
    ず。
    出 川:「また話戻してたでしょ、何度も何度も」
    山 崎:「あそこなんて無理あったで、あの、服」
    一 同:(爆笑)
    中 居:(爆笑して山崎の肩につかまる)
    山 崎:「めちゃめちゃ無理あったわあれ」
    出 川:「強引、強引」
    

    LINE

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    村田 崇 takashi@air.ne.jp