中山秀征さん「生猿岩石!これはみんな、見たかったろ?」
「君らが帰ってきたってことは、ビートルズがやってきたと同じなんですよ」
有吉「ビートルズですか僕らが」
中山「いやいやそれくらいのショッキングさがあったということよ」
有吉「ありがとうございます」
中山「君らめちゃめちゃ普通だね」
麻木久仁子さん「そうなのよ」
中山「君らお笑いなんだからパーッとかけてそうなんですよー!とか、こういう風に」
有吉「こういうの一番苦手なんですよ」
麻木「でも礼儀正しくて腰が低くて、おまけに今日はこんなにこざっぱりとして」
中山「きれいな猿岩石いやだな。もっと汚れてないといやだな」
有吉「ヒゲかなんか…」
中山「トークが跳ねないってゆーの」
有吉の頭にツッコミが入りました。
中山「もっとこう行かなくちゃ。『ヒゲとか生やかしてっ!!』」
この後ひとしきり中山さんがしゃべった後、
中山「今日は頼むねフリートークばんばん!」
ノーリアクションの猿岩石に、たまらずこける中山さんでした。
中山「半年間、ユーラシア大陸を旅してたわけじゃないですか。
今このランキングを見ても、知らない番組が多いでしょ?」
有吉「『ズームイン!朝!!』しか知らないですよ」
中山「これは出てみたいな!ってのはあった?」
有吉「あんまりないですね」
中山「お前らお笑いなんだろ?だったら帰ってきて出たい番組あるだろう」
森脇「『DAISUKI!』出たいです」
中山「おお、それでいいんだよ。気い使わないと」
森脇「熱海とか行きたいです」
中山「熱海?俺もまだ行ったことないぞ」
「でも気になったでしょ、半年間。日本のテレビはどうなっただろう?」
有吉「はい」
言いつつ首をかしげる有吉。
中山「よし、今日はこれで中止ー」
猿岩石「お疲れさまでした!」
中山「どうよ、猿岩石、このムードは」
有吉「何だろうこれー」
中山「何だろうじゃなくて、どう?圧倒されちゃう?」
森脇「いやー、いいですねー」
中山「帰ってきてすぐ、所沢の西武球場でライブをやったじゃないですか。
あれだってすごかったでしょ」
有吉「でも僕らコントやったら、みんな帰っちゃいましたから」
中山「帰ったんだ?帰りやすいネタだったんだ」
森脇「そうですね」
中山「今日、見たいなー」
中山「その四冠王に、猿岩石は電波少年で多大なる貢献度をたたえたわけですよ。
萩原編成局長の代わり、おめでとうございます」
有吉「いやとんでもないです、ありがとうございます」
90度の礼する二人です。
麻木「何て腰が低いんでしょう」
中山「今ダイジェストで見てもらいましたけど、ピッと来たものある?」
有吉「それ行けKinKi…大実験」
中山「キンキ実験してどうすんの」
「おっと同じ二人組だ。ライバルだ」
森脇「見たいですね」
有吉「キンキキッズを生で見たいです」
森脇「見たい」
中山「キンキと競ってやろう、俺らもやってやろーってのは?」
有吉「ないですねー」
中山「まあ、君らが踊ったところでなー」
「で、『おとな道』(※コーナーのひとつ)ってのは、キンキに何か教える
わけですよ、先輩のタレントさんが」
有吉「僕ら後輩ですけどね」
中山「年は上だけど、あんまり教えることはない」
有吉「教えることはありますよ、たくさん」
「肉の焼き方とか…」
森脇「使えねーだろ」
有吉「皿の洗い方。掃除。看板の出し方」
森脇「それ全部ステーキ屋のバイトじゃねーかよ」
中山「それきみがやってたバイト?」
有吉「はい」
中山「きみもうちょっとしっかり突っ込まないと」
森脇「弱い。弱い」
中山「『カー!』いかないと。流れるぞ話が」
有吉「あんま言わないで下さい。あんま言わないで下さい」
森脇をかばう仕草を見せる有吉。
中山「俺は厳しいよ!」
有吉「すいません」
中山「相棒がボケてるんだから一生懸命。それをきみのツッコミが
『それはステーキ屋だよ…』、小さい」
「なんか俺、欽ちゃんみたいになってきたよ。芸の鬼か俺は?」
麻木「コマーシャルの間だって、この二人を見にスタジオに来てる若い子のまなざしが、
もうキンキ見るのと一緒だもん。『キャー、猿岩石よ〜』みたいな」
中山「キンキ見ても『ワー、キンキー』、猿岩石見ても『ワー、猿岩石ー』。
響きが違うのよ。それがちょっとお笑い路線なんだな」
有吉「ちょっと頭がおかしいんじゃないでしょうか」 (観客を見て)
中山「お前だよ」
中山「僕ら『DAISUKI!』でマンション探しとかやるんだけど、君ら帰ってきて家は?」
有吉「ない」
中山「それは、番組でユーラシア大陸横断してました。でも帰ってきたら、
以前住んでた所あるでしょ?」
有吉「出発前から家なかったんで」
中山「そもそも家がなかった。ということは、あのユーラシア大陸は延長線上だったわけ?」
有吉「延長線上ですよ。全然平気」
中山「君らの私生活の中の」
猿岩石「はい」
中山「そもそも家を持ってなかったの?なんで?」
森脇「追い出されちゃったんですよ」
中山「それはまた、なんで追い出されちゃったの?」
森脇「家賃が払えなくて」
中山「二人で住んでて。じゃあちょうど良かったんだ?」
有吉「そうですね。ラッキーでしたね」
中山「でも帰ってきたら住むとこ用意しないとまずいじゃない」
有吉「でも友達の家があるんで、全然問題ないですよ」
麻木「ちょっと待って。今日おじゃマンボウやるでしょ?どこに帰るの?」
有吉「じゃあ山崎君ちに行こうかと」
中山「山崎君ちにね。山崎君誰か知らないんだけどね」
事務所の先輩、ノンキーズの山崎晋さんのことです。
中山「ぜひ山崎君がいたときには…」
ここで明石家さんまさんが乱入してきました。冒頭に中山さんが、『恋のから騒ぎ』の
収録に来ているさんまさんを誘っていたのです。角田アナとのからみがさんざん続きましたが、
さんまさんは猿岩石には一度も振ることはありませんでした。
麻木「マンモスは、からだ張って自らいろんな体験をしていくってのだから、いいんじゃない?」
有吉「あんま体張りたくないんですよ」
中山「嘘でも『やりますよー』って」
猿岩石「やりますよー」
中山「遅い。でもね。おじゃマンモスだと、話しやすいですよ。なぜならプロデューサー
この番組と同じですから。マンモス、どうよ」
有吉「僕らね、マンモスの前説をやってたんですよ」
客席から「えーっ」の声がこぼれます。
中山「おじゃマンモスの前説を?」
有吉「1回だけで降ろされたんですけど」
中山「それは、ネタがいかがなもんだったかっていう」
有吉「そうですね。全く盛り上がらなくて、もうシーンとしてましたね」
中山「普通タレントさんが出てくる前に盛り上げるのが前説ですよ」
有吉「僕、『拍手ーっ!』っていうのも恥ずかしくてできなくて」
中山「何だよそれ。基本じゃない」
「それで降ろされて、それっきり」
麻木「それで旅出ちゃったんだ」
有吉「はい」
中山「もうしばらく旅出てた方がいいかも知れないね」
有吉「そうですね。また行きます」
中山「これが猿岩石日記。80万部売れてるとか言われてる」 (猿岩石日記を取り出しながら)
麻木「泣きながら読んだんですよこれ」
中山「君ら毎日つけたわけでしょこれ」
有吉「はい。酔っぱらったとき以外は」
中山「酒癖がちょっとやばいんだよな」
森脇「悪いですねもう」
中山「俺と方向性同じだ」
麻木「すごくつらいことあったと思いますけど、一番つらかったこと何ですか?」
有吉「僕は酒飲めないことが一番辛かったですね」
中山「野宿とか、そういうのは辛くなかった?」
森脇「辛かったですね最初は」
中山「一番辛かったのは?野宿の中で」
有吉「腹減るってのが一番つらいですけど、野宿はもう慣れてたんで、全然大丈夫でした」
中山「日本にいたときから野宿してたから」
「でも、盛り上がんないじゃないかそれじゃ」
有吉「全然盛り上がんないですよ」
中山「でも辛かった時あったでしょ、公園で寝れない日もある、人に襲われる日もある」
森脇「ありましたね。襲われました僕」
中山「お、来た来た」
森脇「フランスのパリで、野グソしてたんですよ」
有吉「あんまり、いいです。こいつしゃべれないですから」
突然有吉が森脇秘蔵のエピソードをさえぎってしまいました。
中山「それで困っちゃったなって話?」
有吉「はい。かわいそうなんで」
中山「オチは?」
有吉「ないですないです。かわいそうなんでやめて下さい」
中山「もう狙い目じゃないですかみんな」
有吉「がんばろ」
麻木「さあ、猿岩石さん。この4人のうち、麻衣子ちゃんが…」
有吉「マイコちゃんっていうのは誰なんですか?」
中山「麻衣子ちゃんっていうのは、さっき出てたVTRの女の子。素人さん」
有吉、鼻をほじりながら
有吉「あーそうですか」
中山「あーそうですかって、俺お前んちでしゃべってんじゃないんだから」
麻木「あまりの自然体に…」
猿岩石が選んだのは3.の桂歌丸さんでした。
有吉「12歳ですからね、おじいちゃんが好きなんじゃないでしょうかね」
中山さんは2.の円楽さん、麻木さんは4.のこぶ平さんを選びました。
後に確認したところ、実は正解は1.の林家木久蔵さん。全員はずれでした。
番組の残り時間がわずか20秒というきつい条件です。
森脇「な〜ぜ来〜な〜い来ない来〜な〜い来ない来〜な〜い〜」
有吉「お刺身〜」
いきなり店員有吉の登場。
森脇「いや頼んでないよ」
有吉「お待たせいたしました。お刺身の盛り合わせでございます」
森脇「いや頼んでない」
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