有吉「驚きました」
森脇「始球式かと思った…」
二人が食い入るように見つめていると、
ナレーション「有吉『怪しい物など出てくるわけもないが、恥ずかしかったのは
パンツを洗濯しないでかばんに入れていたため、異臭を放ち、
警官が『ウエッ』という…』」
有吉「そんなに真面目に読まれても…」
そして、番組が終わると、
森脇「放送してんだね!」
有吉「あっという間だなぁー」
有吉「まだ実感わかない…」
日本にまだ慣れない二人の願いは…
−帰国して今一番やりたいことは。
森脇「家族の顔が見たいです」
新幹線のアナウンス「まもなく広島です」
すでに落ち着かない様子の二人でした。
広島駅到着後から、タクシーでそれぞれの実家へ行くことに。
有吉「手、汗かいてる…」
森脇「そこまで緊張する事ないだろう」
車が実家に着きました。
ここで、食事するのも、出家するのも、野宿するのも一緒だった二人に
199日ぶりの別れの時がやってきたのです。
有吉「じゃあ、どうもおつかれさまでした」
森脇「おつかれさまでした」
森脇に背を向けて歩き出す有吉。
有吉「あーよかった、久しぶりに離れられるよ」
森脇「半年ぶりだな!」
有吉「めちゃくちゃうれしいよ!」
森脇「毎日一緒に寝てたよ!」
有吉の家は立派な日本家屋。その前では、すでに近所の人々が数十人
集まっていました。熱烈な歓迎を受けながら「おかえり猿岩石」の紙の貼られた
玄関をくぐるとそこにも「お帰りなさい猿岩石」の紙を持った人々が。
有吉「誰やねん?」
どうやら友達のようです。
そして居間へ。
有吉「どうも…ただいま」
笑う父・博文さん。
有吉「ホットしたわ」
声「おかえり」
森脇「妹か…」
「誰も出てこない…」
しかし居間のドアを開けると、大勢の人のお出迎え。すでに祝宴の準備も
整っていました。
母・みどりさん「やせたね…」
森脇「やせた?うそ。これでも大分戻したんだよ」
テーブルにつくと、
父・精次さん「生まれて初めてかな」
森脇、生まれて初めて父親と握手を交わしました。
有吉「あー日本酒うまい」
そしてメインディッシュはすき焼き(松茸入り!)。
森脇「うまい」
お好みに大満足したあとは、風呂に入って長旅の疲れをいやします。
放送では、背中からの全裸が写っていました。
湯船に首までつかると、
森脇「あ〜」
森脇「いい湯」
風呂から上がった森脇、友人達からプレゼントされたシルクのパジャマを
着ていました。色はゴールドです。
森脇「肌ざわりがいい」
199日ぶりに一人で眠りについた森脇と有吉でした。
朝一番で向かった先は床屋。
床屋のおじさん「どういう頭にすんの?」
有吉「もみあげ長めの鈴木蘭々」
床屋のおじさん「ランラン?」
散髪終了。
有吉「どうも、あの人鈴木蘭々知らなかったみたいです」
全体的に短めの蘭々ができあがりました。前髪はずいぶん有吉の方が
さっぱりしています。
そして、森脇も別の店で散髪です。長かったあごひげも、
森脇「とうとう剃るか…」
散髪終了。
ひげがなくなると別人のようです。出発の時よりさっぱりしています。
あたたかい家族に囲まれ、3日が過ぎていきました。
有吉「また、帰ってくるし…」
広島駅で新幹線に乗り込んだ猿岩石。ホームにはそれぞれの両親が見送りに
来ていました。
森脇みどりさん「気を付けてがんばるんよ」
森脇とかたい握手を交わしました。
森脇みどりさん「がんばってよ」
有吉「はい、がんばります」
発車のベルが鳴る中、今度は有吉の母・きみさんと握手を交わす二人。
二人のお母さんの目には涙が。
新幹線はホームを出ていきました。
森脇「やっぱりいいねぇー」
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