横山雄二のお好みトーク
- 2001年11月18日(日) RCCラジオ 11:15-11:30
- 原文作成:果実さん
森脇のみの出演
「おっ!よこちゃん、いらっしゃい!」
横山:あ、こんにちは!今日は猿岩石の森脇和成さんを連れてきましたよ!
「いらっしゃあい。何焼きますぅ?」
森脇:え〜っと僕はソバの肉玉で、お願いします。
「はいよっ!よこちゃん、焼いてる間、楽しい話頼むよ!」
横:おっけい〜!
“横山雄二のお好みと〜〜〜く!”
ナレーション:
今日のゲストは猿岩石の森脇和成さん。
1974年生まれ、“筆の里”熊野町出身。
1994年4月に熊野第一小学校の同級生、有吉弘行さんとコンビ結成。
「進め!電波少年」でブレイク。第34回ゴールデンアロー賞話題賞。
1997年日本レコード大賞優秀新人賞を受賞。
2001年10月には横山雄二と「KEN-JIN BAND」を結成。
実は広島時代「祇園新道」、「パセーラ」、「広島アジア大会選手村」等の
建設にも携わっていたという経歴の持ち主。
さて、今日はどんなお話が聞けるでしょうか?
横山:すごいねープロフィール。
森脇:何がですか?
横:いろんなん作ったんじゃね。
森:はぁ僕はもうホントに
横:一人で作ったの?
森:一人・・で・・まあ作った・・って言うと語弊がありますけど
横:ははは
森:ま、僕的には一人で作ったかな!と。
横:いつ作ったの?
森:え〜っと17から19の・・春にかけて
横:えっとそんときは猿岩石になる前よね?
森:前ですよ。
横:社会人だったのね
森:社会人。広島にかなり貢献してます。
横:はっははっは〜
森:今だからー僕の仕事によって何万人の人が
横:おう
森:何千万人かな?もう。
横:はははっは、何千万って事ねえよ。
森:そこで生活してたりね
横:おうおうおう
森:楽しんでたりしてますよ。
横:未だに広島帰ってくるでしょ、そうするとここ俺作ったよなぁとか思いながら
通るんだ?じゃあ。
森:全然、思いますよ!
横:お、本当?
森:いちいち言ってるときりがないので言わないですけど、高速とか通って行くと
高速から見えるんですよ、作ったのが一杯。
横:あはははっは
森:あ〜あ、あそこは大変だった・・怪我したなぁとか
横:うんうん。ちょ〜どバブルの頃でしょ?
森:バブルがはじけた頃です。
横:はじけた頃だ。
森:余韻はありますよ。
横:ものすごい景気の良いときだね〜。
森:だって僕ぅ給料、じゅう〜七、八で100万くらいありましたもん。
横:月給が?
森:月給が。
横:じゃ猿岩石より良かったかもしれない
森:良かった
横:あはっはっはは
森:今の俺等よりも・・3倍も良い!
横:本当?だけどぉソロで、こうやってピンで、番組出ることないでしょ?
森:ほとんどないっす。
横:おうおう、今までなんか経験ある?
森:3年前くらいの24時間TVかな?一人で行って、西川のりおさんとかMrオクレさん
とかと・・なんだっけ・・夜中も本当深夜ですよ
横:おうおう
森:公園に集まって忘れられかけた芸人が、集まって、ゴキブリホイホイに引っかかるという
横:あははは、巨大ゴキブリホイホイにひっかかるっていう?
森:そうそう。そう言うのに行きましたよ。
横:へ〜〜〜
森:それ一人が良く覚えていますね。すっごく寂しかったですよ。゛
横:小学校から同級生でしょ?
森:小学校から・・僕が転校してきたんですけど。
横:転校生だったんだ?
森:小学校1年生の時に。転校生って経験したことあります?
横:ない。一回もない。
森:すっごいドキドキするんすよ、最初、教室入るときに。
で、あーもうどんな嫌な奴がいたら嫌だなぁとか思いながら、転校して、入って、一番最初に
休憩時間。ここが問題じゃないですか?
横:おんおん
森:誰に話し掛けるか?誰が話し掛けてくれるか?で、僕は運良く宮尾くんって人がこう
横:宮尾君?
森:宮尾君って頭の良い子なんですけど、話しかけてきてくれて、その子を通じて
横:おん
森:その子はもう面白くて女の子にも、もてるわけですよ。
横:うんうん
森:そしてその子を通じて一杯友達が出来たんですよ。
でも、有吉は、そのころからもう今みたいな性格だから、ず〜〜っと教室の隅で粘土を
一人でこう・・ずっとこねてたんですよ。
横:小学校1年の時?おうおう。
森:で、僕は、僕の友達出来たけど、あの子友達いないみたいだから、僕が友達になって
あげよう!と思って
横:転校生なのに?(笑)うん。
森:僕も粘土を用意してきて
横:あはっはっは
森:粘土には粘土だろ、と。
横:うん
森:で、話しかけたら一切言葉、発しないの。で、粘土で会話しようと思ったの。
横:あっはっはっは
森:粘土でロボット作って
横:うん
森:ロボットで「ボカ〜ン!」「ヒュ〜!」「ボカ〜ン!」とかやったら
段々馴染んできて
横:うん
森:ボカ〜ン!って壊したらあいつがぱこっと粘土を開けて「脱出!」とか言って。
これが、あいつが一番最初にしゃべった言葉なんだけど、良く覚えている。
「脱出!」って小さい人形みたいなのが脱出したの。
横:粘土から・・友達(笑)
森:そっから友達になりました。
横:でも腐れ縁なんだ(笑)
森:もう腐れ縁ですね。
横:どっちなの?コンビ組もう!って言い出したのは?
森:え〜有吉からです。
横:有吉から?
森:はーい
横:何歳ぐらい?
森:えー”19”の時ですね。
横:その時どー思ったの?だってさぁすごい儲けていたんでしょ?
森:儲けてましたよ。
横:そうでしょう!建設業で。
森:建設業で。
横:お〜
森:髪型なんてアイロンパーマですよ。
横:あ〜はっはっは。もうね、典型的なタイプ!
森:私服なんてシルクのなんかブルゾンとか着てね(苦笑)
横:おうおう
森:スラックスはいて
横:うん
森:たけしさんが着ているようなセーターとか着て。
横:な、なんか柄,柄、柄〜って感じの?
森:典型的な〜広島の・・ちょっと、ねぇ?
横:悪い子達の
森:悪い子達の仲間だったんで。
横:うんうん
森:で、有吉は、高校卒業して、一回大阪行って、広島また帰って来たんですよ。
横:あーそうですね、うん。
森:出、今度は東京行きたいと。
で「一緒に行こう!」って言われたんで「良いよ、いつ行くの?」って言ったら
「ああ・・3日後」って言われて(笑)
横:あっはっはっは〜
森:「お前もっと早く言えよ!」って言いながらもう3日後には東京に居ました。
横:へ〜〜〜。2人で住んでたの最初?
森:最初、2人で住んでいましたね。
え〜と家賃が4万・・5千円。風呂・・なし。
横:おっ
森:トイレはあったんですけど。
横:おうおう
森:2万2千5百円づつ払って。
横:デビューしてから、ユーラシア大陸行くじゃない?
森:はい。
横:電波少年で。
森:はい
横:あそこまでって何年ぐらいあるの?
森:え〜っと19の6月に東京へ出て、21の春にスタートしてますから。
横:じゃ2年弱くらいかじゃあ?
森:そうです。
横:は〜〜
森:早いんすよ、だから。トントン拍子なんですよ。
横:トントン拍子だよね?
だけど、落ちていくのもトントントン、って感じだったじゃない。
森:トントントンじゃないですね、ド〜〜〜〜〜〜ン。
横:(笑)
森:びっくりしましたね。
横:あれって、頂点じゃない?!
森:あ、はい。
横:ね?!ユーラシアから帰ってきて、本当に頂点じゃない?!
森:自分で言うのもなんですけど、ホント、てんっぺんから眺めましたよ、一回。
横:てっぺんだよね〜。てっぺんから「あれ?ちょっと俺たちおかしい・・」と思うのは
気づく?本人達は?
森:もおぅ、あが・・ってる途中で気付きます。
横:上がってる途中で気付くの?
森:はぁい、だからジェットコースター・・ですよ。
横:おぅ、じゃあカタカタカタカタって
森:そう、そう!(笑)何時落ちるんだろ?落ちるんだろ?っていう感じですよ。
しっちゃかめっちゃかだったじゃないですか!?
横:うんうん
森:こちら帰ってきて。だけど僕ら二人って、ものすごい冷静でしたよ。
横:でもさあ、”ホント”に変わらんよね?
森:あ〜それよく言われます。
横:だってさ、絶頂だった頃から仕事してるじゃない?
森:はい
横:で、今に至ってるじゃない?(笑)な〜にも変わってないよね〜。
威張ってる訳でもなく
森:あ〜そうですね〜
横:卑屈になってる訳でもなく、全然、猿岩石ってそのままだよね?!
森:そうすね〜だからー実感がなかったからですよ、多分。
横:おうおう
森:自分らはただ、だらだら旅しているだけですから。
横:おう
森:だから、なんの自信もつかないじゃないですか?
横:おぅ(笑)
森:身に付いてないですから、芸も、何も。
横:(笑)旅しただけだから、あっはっは!
森:あれで芸が身に付いていたら、天狗にもなれますよ
横:おん
森:なれないですよ、あれじゃあ。
横:あれじゃあね!(笑)
森:うん。だから歌が「売れた!」って言ってもねぇ。
それがありき、じゃないですか?!
横:おうおう、そうよね。ま、歌手じゃないしね。
森:普通に出していたら一切売れてないと思いますよ。
横:おぅ・・あ!お好み焼きが焼けてきたよ〜。
森:焼けてきましたね!
横:いい感じになってきたよ〜。
森:ホントじゃないですか〜これ〜。
横:良い香りだよ。
森:良い香りじゃないですかぁ。
横:いつもと同じように飲み会行ってねぇ
森:ええ
横:ちょっと食って帰ろうか?っていう時の雰囲気出てきたよ。
森:ああ〜出てきましたね(笑)
横:??食べてもう一軒行こうか?って言うんだよね?
森:そうそうそう(笑)
横:なんか言われない?番組が少ないから〜生活大変なんじゃないのぉ?とか
森:言われる・・
横:言われるでしょ?お〜ん
森:ご飯とか食べに行くじゃないですか?何にも頼んでないのに大盛りが
出てきたりとか
横:うっはっはっはっは〜。腹減ってるように思われるんだ。
森:そう(苦笑)それは屈辱ですよ、結構。
横:あっはっはっは。一応ね、猿岩石といえば、ビッグヒット飛ばしてなおかつNHKの
連ドラも出てたしね〜。
森:はぁい
横:その人が気の毒がられて、まるで仏壇に供えるような大盛りのご飯が出てくる
森:そう・・その理由も2通りあるんですよ。
その一通りは最近仕事もなくなって苦しいでしょ?っていうのと
旅の時食べられなかったでしょ?という2種類なんです。
横:はっはっは。もう5年経ってるよ。
でも旅ってね、どうだったの?あれは。
森:旅っはね・・”ほんとおぉに”!って、ま、これ言葉に言っても絶対伝わらないと思いますけど
しんどい。
横:ま、そうよね〜。
森:でもあれ、ご飯が一日一食、保証されてたら
横:うん
森:どれだけ楽だったか!
横:最高、何日食えなかった?
森:えっと飲まず食わず全然、飲まず食わずで3日ですね。
唇からもう胃のあたりまでカラカラです。
横:もうペターッって感じ?
森:でぇ〜胃が痛くて痛くて眠れもしない。
横:おうおうおう
森:それでだからもうその辺にある草とかをたべてみるんです。
横:おう
森:おえっ!とこう喉を通らないんですよ、長ーい草とか
横:(笑)おん。水もないしねー。
森:たーいへんですよ、もう。
横:何処が一番辛かった?
森:場所的には僕はインド。インド・・はもうとにかく人・・の目が嫌だったです、僕。
横:人の目って?なんかある?
森:リアクションがゼロなのに、じ〜っと見てるんですよ。
横:おうおうおう
森:僕らのことを。
横:笑うわけでもなく
森:笑うわけでもなく
横:何にもなく、ただ周りにいて見てんだ。
森:見てる。ホントもう写ってはないけど、僕なんか本気で怒るんですよ
「何で見てんだよ!」「お〜い!」
横:イライラしてるし。はっはっはっは
森:腹立つでしょう!(笑)
横:感情むき出しにするとちょっとくすっとくる?
森:そうなんですよ。だから怒ってるのも笑らわしてんのか?ってたぶん
むこうは思うぐらい。
横:俺は大学の友達がね〜インドに行ったときに、写真撮るのが趣味だから
インドの山奥の、あの小さい部族みたいなところ?
森:あ、はいはいはいはい。
横:子供達を写真撮ったんだって。そしたら子供がすごく喜ぶんだって。
屈託のない笑顔で笑ってくれるんだって。
森:はいはいはい
横:嬉しくなってカシャカシャって撮っていたら10人集まり、20人集まり、30人集まり(笑)
最後100人くらいのインド人に囲まれてウァーッ!て追っかけられてカメラ持ったまま
逃げたんだって。
森:(笑)そう!集まる
横:すっごい集まるらしいね
森:すっごい集まりますよ。
横:お前結婚せんの?
森:したい!んですけど、彼女もいないですもん。
横:いないですね〜。
森:ええ。結婚は最近、ホント最近したい!です。
基本的に子供嫌いだったんですけど
横:おうおうおう
森:嫌いだったですちょっと前まで。でもあの最近自分の友達に子供が出来るようになって
横:そうよ、ね〜!
森:知ってる人の子供とか、全然可愛い事に気づいたんです。
自分の子供だったらどうなるんだろな?って。
横:すごいよ
森:欲しくて欲しくてしょうがない
横:ものすごく可愛いよ。
森:可愛いですか?やっぱり。
横:ま、俺んちの子は、ほら飛び抜けて可愛いじゃない(笑)
森:って言わなくても何処の人もそう言うんですよ(笑)
横:あっはっはっは〜
でも、ホント!僕友達来たときもビデオ見せても「はぁ〜っ!」っていうくらい。
はっはっは〜
それくらい俺んちは可愛いじゃない。
その俺がぁちょっと引目に見ても〜「ああ〜、やっぱ可愛い!」って思うから。
森:ああ・・
横:自分の子供は可愛いよ。
森:ああ。だからそれが早く、欲しいんです。子供が。
横:おん
森:そのために結婚する為には最低3年はつき合いたいですよ。
横:今から?
森:今から
横:じゃあ30過ぎるよ
森:そう。だから30とか31が、僕理想ですから、”今!”なんですよ。
横:あ、今!なんだ?!
森:次・・今・・この次につき合った彼女と、絶対結婚なんですよ。
横:絶対しろよ〜!
森:します!
横:コロッとかえんなよ!
森:でも僕は毎回そういうつもりでつき合ってはいるんですけど
横:あっはっはっは〜
だけどね、また広島でいろんな番組とかで遊んで貰いたいし
森:はい
横:あとやっぱもう一回ね”猿岩石を再び!”みたいな感じで
森:ああ〜そうですね〜それは常に思ってる事です。
横:うんうん。ねぇ、なんか俺たちが、ワクワクした猿岩石をもう一回
みしてもらいたいな、と思うので
森:ええ
横:是非頑張って頂ければ、と。
森:解りました!
横:はい
森:頑張ります!
横:ではそろそろ
森:おっ
横:お好み焼きも焼けてきたんで
森:うまそうだな、こりゃ
横:じゃあ頂きましょうか?
横・森:頂きまぁす〜〜!