西武ライオンズ
【新外国人】
許銘傑(シュウ・ミンチェ)投手(台湾・台中金剛)
- 2月1日…立ち投げでいい回転の直球を投げ込み、ペースを上げ、フォーク,カーブも披露。雀士東尾は「いきなりベールを脱いだと言う感じ。腕の振りは松坂と同じで、テークバックの位置もいい。4年待って獲得した甲斐がある」、植田チームスタッフも「キレは松坂以上」と絶賛。
- 2月3日…2度目のブルペン入りで、カーブ、シュート、フォークに加え、雀士東尾から封印指令が出ているスライダーやチェンジアップも試投。「今日は持ち球を全て試しただけ。まだ不十分」と言うものの、捕手を務めた中西編成担当が後逸する場面も見られるなど、なかなかのキレ味。
- 2月5日…変化球を混ぜながら90球の投げ込み。視察に来ていたダイエー・望月スコアラーは「台湾の投手はボール球を使う意識が薄いのが特徴。あとはどれだけ日本野球に慣れるかだね」とコメント。
- 2月13日…フリー打撃に初登板。垣内、金村弟相手に74球。制球の良さを見せつけた。
- 2月20日…紅白戦に先発登板。3回を7安打3失点の内容も、杉本投手コーチは「あれだけストライクが入れば大丈夫」と合格点を出した。
トニー・フェルナンデス(フェルナンデス)内野手(ブルージェイズ)
- 2月15日…成田着の航空機で来日。日本の1シーズンの試合数を知らなかったり、鈴木(オリックス)の事を「グレートプレーヤー」などとほざきながら、どこのチームから知らなかったりと、日本野球に関心が薄い事を露呈。
- 2月16日…キャンプに合流。ゴムチューブを腰につけ負荷をかけながらのランニングや、地面に並べたボールを捕ってスローイング、スケートの様に後ろに手を組み、ゴロを体の中心でまたいだり、打撃フォームの形でメディスンボールを投げる等、10年をかけて試行錯誤してきたと言う独特のオリジナル調整法で始動。雀士東尾は「雑談も出来なかった。雰囲気もいいし、見習うべき所は数々ある」と絶賛。
- 2月17日…フリー打撃を開始。打席に入ると、ベースの投手側の角にボールを2個置き「ボールの後ろをたたくイメージを作る。グウィン(パドレス)に聞いたやり片」と、またも独特の練習法で驚かせた。左打席ではミート中心に27球、右打席では豪快な振りで25球を打った。
- 2月19日…2度目のフリー打撃に参加。投球間隔やボールの高さに注文を出しながら、時には打席で10秒近くも考え込む事も…。また、左打席に立つと、打席から投手寄りに足をはみ出して構えるなど、またも独特の調整法を披露。本人曰く「バットスピードを速くする為、色々なポジションを取って打っている」との事。
- 2月20日…紅白戦で霊感投手・松坂を相手に直訴の代打出場もショートフライに終わる。
- 2月21日…紅白戦に9番DHで出場。1打数1安打。
レジー・ジェファーソン(ジェファーソン)内野手(レッドソックス)
- 2月9日…成田着の航空機で来日。雀士東尾の構想と同じく「一塁かDHをやりたい」と発言。10日に春野入りし、11日から練習に参加予定。
- 2月10日…春野入りしたばかりながら、本人の希望でグラウンドに直行し、バッティング練習を開始。
- 2月11日…初のフリー打撃で39スイング中、柵越えは4本ながら、ミートがうまく殆どの球を芯に当てるシュアな打撃を披露。鈴木打撃コーチは「柔らかい。右中間、左中間の打球が伸びる。本物だな」と絶賛した。
- 2月15日…シート打撃に参加。日米のストライクゾーンの違いに戸惑いを見せていたが、球審を務めた金子審判も日本人と比べて膝下が長いジェファーソンに「他の選手とボール1個分は違う。気を使わないと」と苦笑い。
- 2月20日…紅白戦に4番一塁で出場。2打数0安打。
- 2月21日…紅白戦に4番一塁で出場。3打数1安打。守備でエラーと悪送球を犯し、不安を覗かせた。
ラファエル・ディアス(ディアス)投手(メキシカンリーグ・モントレー)
- 2月29日…紅白戦に先発登板。MAX147kmの速球で3回を3安打無失点の好投で、入団テストに合格。雀士東尾は「もっと練習してキレが出れば、更にボールが締まってくる」と高い評価。1日に一旦、アメリカの自宅に帰国し、事務手続きを終えてから、3月中旬に再来日する予定。
【新人】
1位:高山久内野手(九州学院高)
2位:真山竜投手(仙台育英高)
- 2月3日…ノック中にボールを踏み転倒。左足関節捻挫で所沢市内の病院で診察を受けた。全治は未定だが、症状は軽めとの事。
3位:大島裕行外野手(埼玉栄高)
4位:猪爪義治投手(埼玉工大深谷高卒)
5位:貝塚政秀捕手(三菱重工長崎)
- 2月20日…紅白戦に8番捕手で出場。2打数1安打。霊感投手・松坂からヒットを放ち、雀士東尾からも「あの重い球をよく押し込んだな」と上々の評価を受けた。
- 2月21日…紅白戦に8番DHで出場。チーム初の一発を放つなど、2打数1安打1打点。雀士東尾も「万場券だな。30万馬券とまでいかんでも驚いた」と喜びを顕わした。
- 2月29日…紅白戦に途中出場。2打数0安打。
6位:青木勇人投手(同志社大)
7位:後藤光貴投手(大和銀行)