読売ジャイアンツ

• ２月５日…６日の来日（７日に合流）を控え、茂雄は「ファームでの練習をみてからのほうがいいでしょう」と語り、二軍からのスタートを示唆。また、登録名が「ミンチョル」となる事が決定。
• ２月６日…来日直後の記者会見で「韓国と違い、日本はデータ野球なのでそれをしっかり学んで頑張りたい」とコメント。
• ２月７日…茂雄の明かした先発ローテ構想にドミンゴ，メイが入っており、早くも飼い殺しが内定。それを知ってか知らずか、捕手を座らせて投げるまでに１０日程かける超スローペースの調整でいく事を宣言。この日は、捕手を立たせた儘、５０球を投げ込んだ。
• ２月８日…飼い殺しを宣言した茂雄が二軍グラウンドへ視察にやって来た所で、ブルペンに入って、捕手を立たせた儘、軽く３０球。「球の回転もいいし、フォロースルーも大きい。素材はいいですよ」と茂雄も目を剥いた。
• ２月９日…捕手を立たせた儘、５５球。練習後は、連夜の日本語習得トレで、ひらがなを早くもマスター。
• ２月１８日…ブルペンで捕手を座らせ５０球。「８０％くらいにはなった」と急ピッチの仕上がりを見せており、この日は、シンカーも試投。
• ２月２３日…体重オーバーとオーバーワークによる頸骨骨膜炎で、スロー調整。１９日以降、ブルペンで捕手を座らせない状態。この日も、ランニングを取りやめ、急遽ウォーキングに変更。

【新人】
１位：高橋尚成投手（東芝）

• ２月１日…ブルペンで捕手を立たせた儘、６〜７分の投球。茂雄は「手首の使い方が柔らかいし、肘もしなって出てくる。思った以上にいい素材。紅白戦やオープン戦でどんどん使いますよ。結果が出れば自信がつくでしょうから」と絶賛した。
• ２月２日…ブルペンで捕手を立たせた儘、４０球。
• ２月３日…ブルペンでついに捕手を座らせ、ストレートのみ２０球。「立ち投げはいい感じだった。（決め球のスクリューは）最後の段階なので…」とコメント。
• ２月１０日…午前中はノックを受けた後、ブルペンで２０球投げ込んだが、午後は、下痢気味の状態から来る腹痛の為、練習を早退。
• ２月１３日…フリー打撃に初登板。破戒僧・清原，マルちゃん相手に直球のみの７３球。
• ２月１７日…ブルペンでキャンプ最多の１１３球。真っすぐ、カーブ、スライダー、シンカーと持ち球の仕上がり具合をチェック。宮田投手コーチは「いいボールを投げていた。肩が出来てきたね」と納得の様子。
• ２月２０日…紅白戦に２番手で登板。松井さんに一発を浴びる等、３回を２安打２失点の内容も、視察に来ていた中日・都スコアラーは「スクリューボールがクセ物。山本昌より抜ける感じ」、ヤクルト・福島スコアラーも「制球が良く、カーブでカウントが取れる」と高い評価。
• ２月２４日…紅白戦に先発登板。５回を８安打６失点。

２位：谷浩弥投手（田村コピー）

• ２月１３日…ブルペンでシンカーを投げた際、背後で見ていた茂雄が「谷、それは何だ？」と声をかけた。「田村」呼ばわりしていた茂雄に初めて本名で呼ばれた谷は大感激。
• ２月２０日…紅白戦に２番手で登板。２回を３安打２失点。ボール先行の内容に、得意のシンカーを使いきる場面をあまり作れず、悔しい表情。
• ２月２４日…紅白戦に２番手で登板。２回を３安打無失点。「出来として６０点」と谷。

３位：佐藤宏志投手（亜細亜大）
４位：内薗直樹投手（三菱重工長崎）

• ２月２日…初めてブルペン入りし、高橋や河本組長を凌駕する速球を披露。「まだ６〜７割の仕上がり。この戦力で一軍に入れるか不安があるが、あまり考えないようにしている」と語る内薗だったが、茂雄は「上背があって、あの投げ方なら、まだまだスピードは出るよ。スカウトの話では春先がいいらしいね」と高い評価を下した。
• ２月２０日…紅白戦に３番手で登板。名手・川相にタイムリーを浴びるなど、格の違いを見せつけられ、２回を２安打２失点に終わり、「いい所が全然出せなかった」と肩を落とした。
• ２月２４日…紅白戦に３番手で登板。１回を４安打２失点。
• ２月２５日…制球に不安があるとの事で、二軍降格が決定。

５位：修辺剛投手（阿南工高）
６位：十川孝富内野手（大阪商業大）

• ２月１５日…紅白戦に７番遊撃で出場。１打数０安打。
• ２月１７日…紅白戦に９番遊撃で出場。２打数０安打１打点。この試合で、ゴロを捕球する際、左足首を捻り、宮崎市内の病院で検査の結果「左足首前距腓靱帯断裂」で全治４週間の診断。

７位：宮崎一彰外野手（法政大卒）

• ２月１５日…紅白戦に９番二塁で出場。２打数０安打。
• ２月１６日…二軍練習を視察に来た茂雄が熱心に打撃指導。茂雄は「打撃はだんだん良くなってきた。打撃さえ良くなればいける。足はただ直線が速いのではなく、コーナーワークがいい。センスがいい」とベタ誉めし、一軍抜擢をほのめかした。
• ２月１７日…紅白戦に９番二塁で出場。３打数０安打。特別ルールで村田善の代走に指名されるも、いきなり牽制で刺されるチョンボもやらかし「自分をアピールしようとして、集中力に欠けた」と反省しきり。