球界トピックス

12月15日


 上原、球団史上最高昇給率! 松坂に及ばずも納得のサイン! 
セ・リーグ新人王の上原が、この日、都内の球団事務所でプロ入り初の契約更改交渉に臨んだ。入団時に結んだ最高5000万円の出来高が満額払いだったのは勿論の事、タイトル料込みながら、5300万円アップの6600万円(推定)の提示を受けて、一発サイン。パ・リーグ新人王の霊感投手・松坂(西武)との比較が注目されたが、全てにおいて数字を上回りながらも、400万円及ばなかった。しかし、ルーキーでは昨年の新人王・マッスル千代の富士の2900万円アップを遙かに上回る球団史上最高の昇給額。記者会見で上原は「向こう(松坂)は観客動員とか五輪手当が入っていると聞いている。巨人は常に満員だし、そういうのを引いて(松坂より)上にはいけないし、(金額については)納得している。球団から『投手陣の中で一番貢献した』と言って貰えた」と満足そうな表情を見せた。

 メイ、巨人入り内定!? 岡島、来季は幽閉か!?
シーズン中にノムさんからイチャモンをつけられ、二軍に幽閉された事をきっかけに、報道陣にノムさん批判のビラを配布するなどして、謹慎処分の末、退団が決まった前阪神のメイの巨人入りが内定している事が明らかになった。阪神の保有権が切れる12月1日を待って、5球団が水面下での交渉を進めていたが、2年契約、最大2億円(推定)の条件を提示した巨人が最終的に勝ち取った模様で、今週中に正式契約、20日にも入団発表が行われる見込み。カリメロに続いてメイまで入団して来るとなると、小野はおろか、岡島の出番まで食い潰される危険が出てきており、またも巨人若手投手陣の行く手が阻まれる事になりそうだ!

 イワオ画伯、Tシャツデザイン料要求!?
ゴーグルの猫背セットポジションイラストTシャツをデザインしたイワオ画伯が、この日の契約更改交渉で700万円アップの3500万円(推定)を保留。折角、デザインして好評を博しているTシャツも、ゴーグルが今季限りでクビとなった為、来年からは売れないと言う事で、最後のチャンスとばかりに、このTシャツのデザイン料を要求して上乗せを図っている事が明らかになった。しかし、石井球団補佐は「そういう面も加味した最高の評価」と語っており、イワオ画伯の言い分は通らない可能性が高そうだ。

 岡本、最多敗も1200万円アップ! マットソン韓国球界入り!
新球・三日月パワーシュートを引っ下げて、序盤こそ快調だったが、結局、リーグ最多敗に輝いた岡本が、この日、契約更改を行った。不本意な成績ながら、3年連続規定投球回数に到達した事を評価され、1200万円アップの4000万円(推定)の提示を受けた岡本は、笑顔でサイン。村上,石毛,赤堀に対して惨い発言を連発していたあの藤瀬管理部課長は、逆ハーラーダービートップの岡本に対して「3年間呼称なくやった事に敬意を表した。3年続けて一人前が球団の方針」と、一転して甘ちゃんな発言をかました。また、3種類のナックルを駆使しファンを魅了しながら、今季限りで自由契約となったマットソンが、来季から韓国の現代ユニコーンズに移籍する事が、この日、明らかになった。

 橋本、怒りの保留でトレード直訴!
今季、中継ぎとして、チーム最多の55試合に登板した橋本が、1500万円ダウンの7800万円(推定)の提示に、怒りの保留。4年連続して載っていた球団のカレンダーから、来年は姿を消す事もあり「『契約をすると言う事は必要としている』と言われたものの、正直、必要としてくれているのか分からない。あまりにもちょっと…。違う所(他球団)にでも行ってもいいかなと…」と、トレードを志願。しかし、小野球団社長は「トレードについては興奮していたんだろう。そんなに深刻には受け止めていない」と語っており、全く相手にされていない模様だ。

 ハイツ田口、3度目でようやくサイン!
2度の保留をしていた選手会長・ハイツ田口が、この日、3度目の交渉に臨んだ。前回の交渉で現状維持の1億円(推定)ほぼまとまっていただけに、今回は僅かに5分でサイン。「現状維持で喜んでいる訳にもいかないので、来季はドンと上がる様に…」と来季の躍進を誓った。一方、一昨年は大荒れ更改の末にブレイクしたが、昨年は一発サインした事でハングリーさを失ったか、再び成績が低迷したチーム最年長の藤井は1500万円ダウンの6000万円(推定)の提示に保留。藤井は「今季は下交渉がなかった。じっくり話をしたい」と語り、長期戦を示唆した。

 緒方、5000万円アップに納得の一発サイン!
今季FA野手最大の目玉とされながら、権利を行使せずに残留を決めた緒方が、この日、契約更改交渉を行った。5000万円アップの1億6000万円(推定)の提示に、緒方は「表の数字だけでなく、得点や出塁率等、裏の数字も見てくれた。1年間頑張った甲斐のあった金額」と、納得の一発サイン。この日も、球団からFAに関する話は全く出なかったが、報道陣から問われると「(FAは)自分にとって大事な生活権。切り札みたいなもの。権利を持っているとはいえ、来年どうのこうのと言う話じゃない」と語った。