球界トピックス

11月27日


 カリメロと2度目の交渉! 3年12億+αの破格の条件提示!
巨人は、この日、東京都内のホテルでカリメロと2度目の交渉を行った。巨人は3年契約の総額12億円(推定)プラス出来高に加え、3年間の成績に応じて4年契約となるオプション契約と言う破格の条件を提示した上、譲渡を嫌がっている小野からの剥奪を前提として背番号「47」を用意。カリメロが希望する専属トレーナーについても、容認の構えを見せた。交渉後に会見したカリメロは「36歳と言う年齢で凄い評価をして貰った。『メジャーと競争してでも来て欲しい』と言ってくれたのは、野球選手冥利に尽きる。巨人にはいい印象を持っている」と前回の交渉時とは違い、穏やかな表情で語った。茂雄も「(カリメロの)雰囲気や表情を見て、いて、前回よりは感触を得ているように感じた」と好感触を得た模様だが、カリメロは「金銭よりも家族の事を一番考えてくれる球団に行こうと思う」と付け加え、まだまだ巨人有利とは言えない状況を示唆した。

 故三輪田氏、一周忌! 鈴木,仰木さんらが訪問!
昨年、新垣(九州共立大)の入団交渉に難航し、飛び降り自殺した故三輪田勝利オリックス球団編成部長の命日となったこの日、才能を見出して貰った鈴木や仰木さん,井箟球団代表らが、神戸市内の三輪田家と墓地を訪問した。「本当に親身になって話を聞いてくれた人でした」(鈴木),「今年のドラフトで自慢出来る選手が獲れたのも彼のおかげ。人柄を改めて感じる」(仰木さん)と故人を偲んだ。

 ドラ1田中、仮契約! 登録名「総司」希望!
ドラフト1位で指名された田中総司(立命大)が、この日、立命大野球部合宿所で交渉し、契約金1億円+出来高5000万円、年俸1300万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ。背番号も、カリメロが西武から移籍してきた際につけていた「21」に内定。交渉後の会見で、田中は「(条件提示には)特に希望は出さなかった。カリメロさんを追いかけるのではなく、『21』は田中の番号だと認められ、将来入団する人が憧れる番号にしたい」と抱負を語った。また、登録名を「総司」としたいらしく、12月14日の新入団選手発表の前に球団側に直訴する旨を明らかにした。

 大島、入団内定! 金村弟に弟子入り志願!
山田太郎の高校通算本塁打記録を凌駕した金村弟の83本の記録を更新する86本を放ったドラフト3位の大島(埼玉栄)が、この日、入団交渉を行い、契約金5000万円、年俸600万円(いずれも推定)で入団内定を決めた。大島は同じ西武の先輩で元高校通算本塁打記録保持者でも、ヤマに頼りきっている山田太郎など眼中にない様子で、目標としては金村弟の方を挙げ「金属バットと木製の違いを金村サンに聞いてみたい」と弟子入り志願。これを受けた金村弟はやはり、腹黒い山田より俺の方が人徳がある様だな。俺から声をかける事はないが、聞きたい事があれば、遠慮なく聞きにくればいい」と受け入れる構えを見せた。