球界トピックス

11月26日


 鈴木の説得虚しく、星野、阪神移籍決意!
オリックス残留か、阪神移籍かで揺れる星野は、来月まで決断がズレ込むと思われていたが、既に、親しい関係者やチームメイトに「お世話になりました。(阪神へ)移籍します」と告げていた事が明らかになった。この日、行われたオリックス選手会のゴルフコンペに出席した星野は「明日(27日)の夕方に帰るから家族と話して、それから(オリックス,阪神両球団へ)連絡する事になる」とさっぱりした表情で語っており、27日にも阪神・星野が誕生する事になりそうだ。

 福留、ルーキー野手史上1位タイの2900万円アップ!
日本シリーズでの大エラー連発を初め、勝負どころでの数々のエラーで中日を窮地へ追い込んだルーキー福留が、初の契約更改を行った。同僚のルーキー岩瀬と同様に2900万円アップの4200万円(推定)の提示に福留は一発サイン。ルーキー野手では、昨年のマッスル千代の富士(巨人)に並ぶ史上最高の昇給額となった。福留自身「岩瀬サンよりは下かな」と思っていた通り、球団の提示額には「来年はもうヘッポコエラーは勘弁してくれよ」とばかりに、来年への「期待料」が含まれていたとの事。一方、10年目にして初の規定打席に到達したピンキー井上は3000万円アップの6200万円(推定)の提示に「意外に低かった。もうちょっと行くかなと思ってたが、2度3度来るのは嫌だったので…」と一発サインした。

 井出、公傷認可と五輪活躍で大幅ダウン回避!
今季、シドニー五輪アジア予選に派遣された井出は、元々は200万円ダウンの4100万円の提示だった所を左足首の公傷が認められたのと、五輪での活躍が評価されて200万円上積みの4300万円(金額はいずれも推定)を勝ち取った。交渉後の会見では「来年、行けるのなら、是非とも、五輪に出たい」と本戦出場に意欲を見せた。一方、今季、チームで唯一、全試合スタメン出場するなど、堂々の成績を残した小笠原は、150%(3000万円)増の5000万円(推定)を提示に対して「評価してくれている気持ちは感じ取れたが、もう少し欲しい」と、これを保留。「勉強の意味を兼ねて、査定の説明を受けた」と言う小笠原は、金額に大きな不満がある訳ではなく、査定方法を理解した所でサインする予定との事。また、新婚早々、白木清かの「金子家・大蔵大臣」就任発言により財布の紐を握られてしまった金子は1500万円アップの6500万円(推定)でサインした。

 アンパンマン・杉山、当然のダウン提示を保留!
今季途中で西武から移籍してきたアンパンマン・杉山が、球団トップをきって契約更改に臨んだ。2勝4敗、防御率5.08と言うショボい成績ながら、あつかましくも現状維持を狙っていた杉山は、400万円ダウンの4400万円(推定)の提示に当然の様に保留。阪神の査定を批判した杉山は途中移籍での精神的要素も考慮するよう訴えたものの、「途中移籍ではあるが、基本的な査定ポイントが低い」(石田管理部長)と認められず、次回の交渉に持ち越しとなった。阪神の投手査定項目が約60項目と言う事を知った杉山は「意外と少ない。もっとびっしりあった西武の半分くらいだ」と、阪神の査定方法を批判する捨て台詞を吐いて、球団事務所を後にした。