球界トピックス
11月22日
「雑草魂」「リベンジ」、流行語大賞受賞!
エリート呼ばわりされる度に、高校では2番手投手、大学にも落ちて一浪した際に地獄を見るなど自分の生き様を雑草に例えてきた上原(巨人)が漏らした「雑草魂」と、注目されているのをいい事に、いかにもこの賞を狙っているのがミエミエと言う感じでバカのひとつ覚えのごとく口にしていた霊感投手・松坂(西武)の「リベンジ」が案の定、流行語大賞に選ばれた。事ある毎に松坂と比較され、その度に地味な扱いを受けながら、松坂を遙かに凌駕する成績を残した上原の「雑草魂」はともかく、「リベンジ」などと言う言葉を口にする機会が多いと言うのは、やられている回数がそれだけ多いとも言える訳で、実際には、あまり聞こえのいいものではない。この賞を意図的に狙ったのなら、それも仕方あるまい。
ぷよぷよSUN、今季限りでの引退表明!
4年間、中日の守護神を務めてきたぷよぷよSUNが、この日、名古屋市内のホテルで記者会見を行い、今季限りでの現役引退を表明した。2年契約が切れる事もあり、球団と交渉したところ、来季の戦力構想に入っておらず、実績を尊重して兼任コーチ就任案も出されたが、ぷよぷよSUNは「いいイメージで選手生活を終わりたい」と引退を決意した。交渉後の会見では「自分の活躍で韓国の野球を知らしめる事が出来たと思う。日本のファンの記憶に僕の名前が残せて良かった」と、さっぱりした表情で語った。日本での通算成績は10勝4敗98S 防御率2.70。
カリメロ、マリナーズと初交渉! メジャー行きも選択肢に!
渡米中のカリメロは、この日、マリナーズと初交渉を行った。具体的な条件提示はなかったものの、球団の施設見学を行ったり、学校,医療施設,治安等、私生活に関わる環境についての説明を受けたカリメロは「アメリカに来て良かった。新しい選択肢が増えた。今すぐにあのマウンドで投げてみたいと言う気持ちにさせられた」とメジャー行きに前向きな姿勢を表した。今回の渡米ではマリナーズのみとの交渉で、破格の条件を提示していると言われるロッキーズ等、メジャー球団との交渉は代理人のニーロ氏に任せる予定。巨人,中日との2度目の交渉後、メジャー移籍を選択する様だと、12月中旬にも再渡米する事になりそうだ。
星野、残留か移籍か結論出ず! 鈴木は残留の勧め!
FA宣言した星野が、この日、遠征先の台湾から帰国。阪神行きかオリックス残留かについて、台湾出発前には「一人でゆっくり考える時間があると思う」と語っていた星野だったが、「まだ考えている最中。向こう(台湾)では忙しかった」と語り、まだ結論を出せていない模様。今後も、球団の納会等、公式行事が控えており、結論は月末まで持ち越しとなる可能性が出てきた。これに対して鈴木は「みんなも僕も残って欲しいと思っている。僕の中では星野サン,藤井サンがチームの換え。阪急時代からずっと一番でやってこられたチームの代表です(まぁ、僕は来オフには、メジャーに行きますけどね)」と、実際は、明らかにチームの顔は自分である事を自覚しながら、チームの顔を星野(と藤井)と主張する事で、自分がメジャーに行っても、チームの顔が存在している状態を作り上げようと言う狡猾な企みが見え隠れする残留要請をかました。
横浜、新外国人2選手と契約合意!
横浜は、来季の新助っ人として、ルー・メローニ内野手(28)とラファエル・ベタンコート投手(24)と正式に契約を結んだ事を発表した。メローニは今季のポゾ同様、内野はどこでも守れると言うふれ込みで、メジャー通算2年で82試合に出場し、打率.266、2本塁打の成績。97年に内野手から投手に転向したばかりと言うベタンコートは、メジャー経験はなく、マイナーリーグでの3年間で通算9勝8敗26S、防御率は3.12と言う成績を残しており、ササキ様の後釜の抑え候補として期待されている。
近鉄、移籍3選手の入団発表!
近鉄は、大阪市内のホテルにて、中日からの交換トレードで獲得したアゴくら,コイケはコイケでも小池でなく古池,東瀬の3投手の入団発表を行った。背番号は3選手共、まだ未定。梨田監督は「これで投手陣のメドが立った。近鉄には2年間、2桁勝利投手がいなかったが、アゴくらには先発の柱になって欲しい」と期待感を示した。「中日への不満になるが、うまく使って貰えなかった。寂しさもあるが、近鉄に移籍した嬉しさもある。最低でも2桁勝ちたい」(アゴくら),「新しい目で自分を見て貰えるので、何とか近鉄に恩返ししたい。社会人時代の大阪に帰る事が出来たので、気を前面に出して頑張りたい」(古池),「来年はないものと思っていたので感謝している。野球人生の最後と思い、左打者を抑えたい」(東瀬)と、3選手はそれぞれ抱負を語った。