球界トピックス

11月19日


 茂雄、またも名前間違い! 早くも亀裂発生か!?
茂雄は、この日のドラフトで逆指名を受け、2位で指名した田村コピーの谷について「田村君は右でありながら個性派。サイドからキレのいいスライダーとシュートを投げる」と得意の名前間違いに気付かず、堂々と言ってのけた! 関係者によると、以前から、茂雄は本名と会社名を混同して、谷の事を「田村」呼ばわりしていた事が発覚。最早、エース格となった上原の事も、春季キャンプから現在に至るまで「二岡」と呼び続けて、確執を生んでいるだけに、契約も済んでいない段階で早くも谷と茂雄の間に亀裂が発生してしまうのではないかと危惧されている。
 悪夢のドラフト大惨敗! 突如、FA江藤獲りに参戦!
トレードでは、この上なく順調な補強を進めている中日が、更なる戦力アップを狙い、ドラフトに臨んだが、大惨敗に終わった。1位指名した河内(国学院久我山)は広島,近鉄と、2位指名した田中(東福岡)は西武,日本ハムと競合すると言う予想通りの展開となったものの、いずれも抽選クジで敗退。更に、再選択の外れ1,2位指名では、1位に宮本(延岡学園),2位に朝倉(東邦)としておけば、2人共ゲット出来たもの、戦略を誤り、逆にして提出してしまった為に,宮本を外れ1位指名で提出していた近鉄に持っていかれる結果となった。2位以内で3人もの選手を獲り逃すと言う大誤算のドラフトとなった中日は、3位指名が終わった段階で、12球団で最も早く選択を終了させた。この大惨敗ぶりにぶち切れたか、会議後、児玉代表補佐は、今頃になって、FA宣言している江藤(広島)に参戦する事を表明。実は、江藤に対して、水面下で3度に渡って連絡を取っていたらしく、正式表明をドラフト後まで待って貰っていたとの事。「自信はない」としながらも「勝算がなければ手を挙げない。ただ、報道されている様な関東志向は絶対ではない様だ」と話した児玉代表補佐は、江藤獲得に意欲を見せた。

 達川監督、抽選で河内をゲット! 早くも背番号「24」を用意!
広島・達川監督が1位指名した(国学院久我山)を中日,近鉄と競合の末、見事、抽選で勝ち取った。星野監督,梨田監督が中身を見るまで封筒を開けないでいた達川監督は、星野監督の封筒の中身にコミッショナー印を目撃し「ああ、当てましたねぇ」と声をかけたものの、実は、これがハズレ。梨田監督も外したのを見た上で、ようやく自分の封筒の中身を取り出し、「選択確定」の印を確認すると、松田オーナー代行からお守りとして貰っていたと言う煙草の「ラッキーストライク」の箱をポケットから取り出して掲げるパフォーマンス! 休憩中のインタビューに応じた達川監督は「当たった瞬間、背番号『24』が浮かびました。大野の後継者と言う事で、背番号は『24』にして貰います。まぁ、本人がどうしても嫌だと言えば(北別府がつけていた)『20』を用意しています」と、期待の大器獲得に喜びを表した。一方、中日を熱望していた河内は「意中の球団でやりたいと言うのはありますが、一番興味を持ち、一番大好きな野球を職業にする事は凄い幸せだと思ってます。クジで広島カープと言う事で、自分の中では喜んでお世話になろうと決心しています」と早くも広島入りへの決意表明をした。

 草野球に準硬式! 得意の隠し球連発! 
今ドラフトで、西武が、またまた得意の隠し球を連発した! 4位では、高校時代は2番手投手で、父の不幸により進学も諦め、建築現場やうどん店でのアルバイトで生計を立てている草野球選手の猪爪を指名,6位では、硬式野球経験のない同志社大の準硬式選手・青木を指名した。猪爪は、今年、巨人を初めとする4球団の入団テストを受けていたものの、いずれも不合格に終わり、「何も聞いていなかったので、無理だと思っていた」と、よもやの指名に驚きを隠せなかった。また、7位では、昨年、5位指名をしながら「同一年度に同一の社会人チームから指名出来る投手は1人。2人異常の場合は日本野球連路位の承認を必要とする」と言う協約に抵触して、指名を却下された大和銀行の後藤を改めて指名し直した。

 大島新政権、満点ドラフト! 史上4人目の東大生も! 
日本ハムが万全のドラフトを展開した! 1位で今夏の甲子園優勝投手・正田(桐生一)を一本釣りすると、2位では田中(東福岡)を西武,中日と競合しながらも、見事に抽選で引き当てた。これに対して田中は「自分が活躍出来る所だと信じて頑張りたい。入団を前向きに考えたい」と語り、大島監督を喜ばせた。また、7位では、小林至(元ロッテ)以来、8年ぶり4人目となる東大選手の遠藤を指名。これを受けた遠藤は「もう(入団を)決めています。金銭面も(多く)出せないと言う評価でも納得します。何が武器か分からないが、結果として抑えている投手になりたい。なるべく早く1軍に上がりたい」と早くも入団の意志を固めている様だ。

 カツノリ、トレード要員へ! ノムさん、獲得に動くか!? 
ドラフト会議終了後、田口球団社長が、カツノリがトレード候補に挙がっている事を明らかにした。カツノリに対しては、シーズン終了後、パ・リーグの球団から獲得の打診があったらしく、中井美穂の旦那・古田の後継者育成に余念がないヤクルトとしては、ドラフトでの補強が決まるまで、これに応じる事が出来なかったが、今ドラフトで捕手を2名獲得した事により、トレード要員とする事に前向きな姿勢へ転換。先日、子離れ宣言をして、獲得をしない旨を明らかにしたばかりのノムさんが、これで動くかどうかも注目されている。

 ダイエー、日本一ボーナス、急遽撤回! 
球団初の日本一に輝いた事で、一、二軍の首脳陣、選手、チームスタッフに対して、来季年俸とは別に、日本一のボーナスを支給すると17日に発表したダイエーだったが、この日、川島コミッショナーは、野球協約の日本選手権シリーズ試合規程第16条(賞与の禁止)の「出場チームの球団役員は日本シリーズ終了前または後に球団に所属する選手、監督、コーチに対して第15条(試合収入金)の選手賞金の分配以外に賞与または賞品を与えてはならない」に抵触するとして、支給撤回通告を受けた事により、ボーナス企画は水泡に帰した。尚、まだボーナスは支給されていなかった為、特に、ペナルティーが科せられる事はなかった。