球界トピックス

11月17日


 茂雄、背番号「33」譲渡覚悟も、江藤の反応イマイチ!
巨人は、この日、都内のホテルにて、FAした江藤(広島)との初交渉を行った。巨人からは茂雄,山室球団代表が出席し、阪神,横浜を上回る4年契約の12億円(推定)と言う破格の条件を提示。また、広島時代の背番号「33」に、江藤が愛着を持っている事に目をつけた茂雄は、自分が今つけている「33」を譲り、永久欠番となっている「3」をつけてもいい、と説得。しかし、茂雄の「33」など、凄い実績がある訳でもなく、逆に不吉なヘッポコオーラを発しているだけである事を察知した江藤に「荷が重過ぎます」とサラリとかわされる始末。これを聞いた同じく江藤獲得を狙うライバル・ノムさんは「そんなレベルの低い事に感動する様では困る」と、至極、尤もな指摘。また、茂雄政権における大砲のサードと言うと、若大将・原を引退に追い込み、吉岡を近鉄へ追放、岡村孝子の旦那・石井も飼い殺しの末にロッテに追放、今夜の松井さんに至っては守らせすらしないと言う徹底した嫌がらせにより、巨人のサードとして、自分を越える可能性を秘めた存在の芽をことごとく摘み取っている事から、自分もそうなるのではないかと危惧している江藤の表情は優れなかった。一方、ナベツネは「カリメロ君は上原の上を行く最大のヒーローになる必要不可欠な存在だ。カリメロ君が来てくれるなら、地獄の果てまで行くよなどと、恐ろしい発言をかまして、直筆の手紙を送っていた事が明らかになった。

 上原、最優秀MEP賞受賞! 茂雄への皮肉をチクリ!
セ・リーグ新人王に輝くなど、タイトルを荒稼ぎしている上原が、この日、「JCB・MEP賞」の表彰式に参加。ペタジーニ(ヤクルト)と同ポイントだったにも拘わらず、最優秀MEP賞を受賞出来た事について「(茂雄のケチな敬遠指令に対しての)あの涙で僅かに上回った様です。来年は嬉し涙を流したい」と、茂雄に対しての皮肉を漏らし、春季キャンプ以来から続いている茂雄との確執が未だに解消されていない様子を見せた。

 進藤、オリックスと決裂! 横浜残留もレギュラー落ち濃厚か!?
FA宣言しながら、未だに他球団からのオファーがないと言う哀れな状態が続いていた進藤だったが、この日、ようやくオリックスから電話があった。しかし、井箟代表は三塁を補強したい事を主張し、二塁を希望する進藤は「同じ三塁をやるなら、横浜を出る理由がない」と、これを拒否。直接会うまでもなく、電話の段階で交渉決裂となり、横浜への残留が確定した。しかし、横浜は、進藤のFAにより、江藤(広島)の獲得へ本腰を入れており、巨人,阪神と比べて、有利に事を進めている状態。残留しても、ローズのいる二塁を奪える筈もなく、この儘、江藤獲得が決まれば、破格の条件で獲得した手前、多少、不調でもレギュラー固定は間違いない事から三塁すら奪われるのは必至。「競争するつもり」と豪語する進藤だが、競争の余地が殆どなく、江藤の守備固め要員に落ちぶれるのは、ほぼ確実と言えるだろう。

 ゴーグル、メジャー行き時間切れで断念! 横浜行き確定!
ロッテから戦力外通告を受け、国内の移籍先を横浜に絞ったゴーグルが、もう1つの選択肢として残していたメジャー行きを断念する事となった。この日、ゴーグルは、正式に自由契約となるのが12月1日であり、それまでロッテに保有権がある為、、選手会事務局から、メジャーとの交渉は12月2日以降とする様、通達を受けており、移籍先についての結論を今月25日に出すと自分で決めてしまった為に、メジャーからの誘いのあるなしに拘わらず、物理的に交渉不可能に陥ったのだ。なまじ期限など設けてしまった為に、時間切れと言うショボい理由で断念せざるをえなくなったゴーグルは「自分としてはどうする事も出来ない。コメントしようにも…」と呆然とした様子で、横浜への移籍が確実となった。