日韓プロ野球スーパーゲーム／福岡ドーム：日本２勝１敗
韓国 １００００２０００ ３
日本 １０００００００１ ２
[韓]鄭珉哲－○朱炯光－林昌勇－宋津宇－Ｓ陣弼重
[日]永井(H)－前田(D)－ハマの暫定番長(YB)－●岡島(G)－石井(L)－星野(H)－川越(BW)
洪弦佑、勝ち越しタイムリー！ 韓国初勝利！韓国は、初回、日本先発・永井（ダイエー）の立ち上がりをつき、先頭の李炳圭が四球を選ぶとすかさず二盗。一死後、朴栽弘がレフト前へタイムリーを放ち、１点を先制。その裏、日本は、一死から、今岡（阪神）が二塁打で出ると、二死一、二塁となった所で、谷（オリックス）がライト前タイムリーを放ち、すかさず同点に追い付いた。１－１で迎えた４回、日本３番手には、「２桁勝てなかったらリーゼントを落として丸刈り」とほざきながら、リーゼントを落とすに留まり、公約のファン感謝デーでの断髪式を行わないのではないかと見られているハマの暫定番長・三浦（横浜）がマウンドに上がったが、先頭のを歩かせると、パスボールで二塁に進めて、一死二塁。ここで韓国は、イカす打撃フォームの朴正泰のセンターへの大きなフライで二死三塁としたものの、無得点。６回には、この回で２イニング目となる４番手・岡島（巨人）に対して、四球とヒットで一死一、三塁のチャンス。ここで、洪弦佑が右中間を破るタイムリー二塁打を放ち、ついに均衡を破る勝ち越し点！ 更に、イカす打撃フォームの朴正泰が歩いて満塁となった所で、金翰秀の高いバウンドのショートゴロの間に１点を追加。２回以降、韓国投手陣の前にチャンスすら掴めない日本だったが、土壇場９回、先頭の金村弟（西武）が右中間を破る二塁打で出ると、続く諸積（ロッテ）がライト線へタイムリー二塁打を放ち、１点差。しかし、この後、３人連続で凡退し、ゲームセット。韓国がこのシリーズ初勝利を飾った。尚、ＭＶＰは６回に勝ち越しタイムリーを放った洪弦佑が受賞した。
ヘッポコジャンピングスロー中村、まさかのゴールデングラブ！この日、都内の三井物産本社で三井ゴールデングラブ賞の開票が行われた。セ・リーグは、投手は常連の桑田（巨人）を抑えて、上原（巨人）がセ・リーグ初のルーキー投手での受賞。捕手は中井美穂の旦那・古田（ヤクルト）が捕手部門史上最多となる７度目の受賞。一塁手はこれまた常連のハマの大馬人（巨人）が山本浩二（元広島）に並ぶ同部門最多タイとなる１０度目で、７年連続の受賞。二塁手はローズ（横浜）を３票差で抑えて、仁志（巨人）が初受賞。三塁手は進藤（横浜）がリーグ最多得票で３度目の受賞。茂雄の陰謀により名手・川相が幽閉された影響で本命不在の遊撃手からは宮本（ヤクルト）が２度目の受賞。外野部門はマッスル千代の富士（巨人），緒方（広島），新庄（阪神）と、昨年と全く同じ３人が選ばれた。優勝チームの中日からの選出は一人もなく、これは両リーグ通して初の珍事。一方、パ・リーグの投手部門は、霊感投手・松坂（西武）が史上初の高卒新人での受賞。捕手は霊感投手・松坂専用として中島を使いたがった雀士東尾の陰謀で幽閉されたり、松坂を代打に出す為だけに水島新司に負傷退場させられた伊東に代わり、優勝チーム・ダイエーのＪ．マッケンジーが初の受賞。一塁手は「打撃を優先する為に安易に一塁に転向させてしまって、うまくいく程、甘くはない」などと、落合博満氏に酷評された小笠原（日本ハム）が、その酷評を跳ね返しての初受賞。二塁手は白木清かとの結婚も決まり、また一つ祝い事の増えた金子（日本ハム）が２年連続２度目の受賞。三塁手は何とヘッポコシャンピングスロー中村（近鉄）が８年目にして初受賞してしまうと言う、特に守備がうまい選手がいないからと打撃優先で決まったとしか思えない緊急事態が発生！ 遊撃手は水島新司にただの代走屋のザコ選手に描かれるなど、マスコミ露出度の高いエセネオエセ松井（西武）との比較で散々不遇な扱いを受けていた小坂（ロッテ）が悲願の初受賞を果たし、その好守ぶりを証明。外野はシーマンにケガの相談をしている鈴木一朗（オリックス）が、下柳（日本ハム）の死神ボールを受けて終盤欠場したのが響いたのか、満票を逃しながらも５年連続の最多得票で６年連続６度目の受賞した他、日本シリーズでもスーパープレイで魅了した秋山（ダイエー）が両リーグ最多の１１度目の受賞、大友（西武）が２年連続２度目の受賞を果たした。パ・リーグは全球団から受賞者が出たが、これは史上初。
江藤、移籍前提のＦＡ宣言！８日にＦＡ宣言書を球団に提出していた江藤が広島市のホテルで記者会見を行い「チームに思い入れも愛着があり、複雑な心境。残留も考えたが、甘えてしまう部分も出てきていたので…。広島を出たら苦しいと思うが、チャレンジしたい」と正式にＦＡ権を行使して他球団へ移籍する意向を明らかにした。横浜への移籍が有力視されている。横浜、阪神、巨人等が獲得へ興味を示しているが、江藤の在京志向が強い事から阪神の苦戦は必至。また巨人は、茂雄は名手・川相の逃げ道を完全に塞ぐべく欲しくて仕方がない様だが、フロントは茂雄ほど欲しがっておらず、カリメロ（ダイエー）獲得に忙しいらしく、横浜入りが有力視されている。広島は江藤の穴を埋めるべく、右のサードの大砲助っ人獲得を目指す事を決定し、３Ａをターゲットにリストアップ作業を急がせるとの事。また、江藤の移籍の際、ＦＡ補償金ではなく、人的補償を優先的に考えている方針も明らかにした。
大豊、ついに軍門に下る！ 台湾球界、大ショック！シーズン終盤の怒濤の帳尻合わせを見抜かれて、ダウン提示を受けるなど、来季の契約でモメている大豊が、この日、西宮市内の球団事務所で６度目の契約交渉を行い、ついに軍門に下った。２０％の年俸ダウンを受ける代わりに複数年契約を要求する折衷案を出すも、バイアウト契約を提示されるなど、球団側の惨い対応に、ＦＡ権の行使を示唆していた大豊だったが、ケニー経由の外国人が欲しい為、ジョンソン解雇理由の隠れ蓑だった大豊を慰留する構えのノムさんに「来季は４番ファースト」と暫定的に持ち上げられた上、他球団がＦＡによる獲得に乗り出す可能性も低いなどとびびって、一転、ＦＡ権を行使せずに当初の提示である２０％ダウンと１年契約に出来高がプラスされただけの条件で合意する完全敗北となった。大豊が台湾球界入りをほのめかした事で大豊復帰を熱望する台湾では、連日、殆どの地元紙が１面トップで大豊の動向を報じるなど、大豊人気が大爆発している状態にも拘わらず、「他球団がＦＡで獲得に乗り出す可能性が低い」などと、実は国内球団しか視野になかったとしか思えない危惧をした事で、台湾球界は大きなショックを受けている。
進藤、横浜残留の可能性も！？ＦＡ移籍が確実視されていた進藤だったが、急転、残留の可能性がある事が明らかになった。本命視されていたロッテが岡村孝子の旦那・石井をトレードで獲得した事より、進藤獲りから撤退し、興味があると思われていた西武，阪神からの動きも見えないと言う事で、場合によっては、横浜との残留交渉が出てきたと言う訳だ。しかし、進藤は抜けるものとして、江藤（広島）獲得を有利に進めている状況だけに、残留となっても、レギュラーの席は空いていない危険性も十二分。オリックスは獲得に乗り出す意思を見せているが、果たして…！？
ダイエー、本社経営難で今季ドラフト２名で打ち切り！？今季、初の日本一に輝いたものの、６０億円の累積赤字を抱える本社経営難によりジリ貧のダイエーだが、上田編成部長は「３位では欲しい選手は残っていないかもしれない。その場合は無理して指名する必要はない」と発言し、１９日に行われるドラフト会議を逆指名の田中（立命館大），広田（日本通運）の２人を指名した段階で打ち切る可能性を示唆した。これを受けた王さんは「捕手を取って欲しいが会社の事情は分かっている」と表情を曇らせた。万一、２位で指名打ち切りとなると、ドラフト史上初の珍事となるが、果たして…！？