球界トピックス

11月8日  


 江藤、FA行使ほぼ確実! ミンチー姉さんは残留へ!
去就が注目される江藤だが、この日、松田オーナー代行と広島市内のホテルで会談を行った。「色々な人からアドバイスを受け、温かい言葉も戴いた。もう一晩考えて、明日(9日)返事をさせて貰います」とコメントを残した江藤だが、この日の段階で既に、球団にFA宣言書を球団に提出。「ウチで江藤の時代を築いて欲しい」と言う松田オーナー代行の説得でFA宣言か撤回かの結論を一日先送りとしたものの、移籍を前提にしての権利行使がほぼ確実となった。一方、今季、故障等が原因で不振に終わったミンチー姉さんだが、この日、来季の残留が決定! 年俸は約50%ダウンの40万ドル(推定)+出来高で合意に達した模様。

 カリメロ、ファンへの自筆メッセージ公開!
この日、カリメロが、ダイエーとの交渉経緯等を記した自筆のファンへのメッセージをマスコミ各社を通じて公表した。5年前に移籍してきた際、高条件を提示されたものの「優勝に貢献出来た時に戴きたい」と、契約金等を全て辞退した経緯を明かし、今回の交渉担当がそれを知らなかった為に誤解が生じた事を告白。「『カリメロの登板の火曜日は一番客の入りが悪い』と言う言葉で、この1年間の努力が何だったのか、と言う気持ちになった」と、当時のショックを漏らした。尚、残留か移籍かについては、一切書かれておらず「ファンの方々の暖かいご声援に報いる為にも気持ちを新たにして野球に打ち込んでいきたい」と言う言葉で締めくくられていた。

 ナベツネ、西武を徹底批判! 川相、最後の東西戦も幽閉の憂き目!
ナベツネの暴虐ぶりがまたも炸裂した。この日、「報知スポーツ紙発刊50周年記念パーティー」に出席したナベツネは、4日に行われた12球団オーナー会議で配布された「シドニー五輪へのプロ野球の協力についてのコミッショナー見解」と言う内部文書を報道陣に配布。その上で、挨拶の席に立ったナベツネは「オーナー会議での内容は他言しないと言う事だったのに、西武の戸田オーナー代行は事前にコミッショナー見解を読み会議の後に(五輪を優先すべきと言う趣旨の)声明文を配布した。これはスポーツマンシップに反する卑劣な行為だ」と言う発言に始まり、「選手を出さないのは国賊であるかの様な言われ方をした。野球協約には『野球を飛躍的に発展させ、もって世界選手権を争う』と書いてあるが、五輪でメダルを争うとは書いてない」と屁理屈をぬかし「協約を否定しているなら、出て行ったらよろしい。協約を守ろうと言う球団だけでやったらいい」とまでぶちまけて、五輪優先の方針を示している西武を痛烈に批判した。日頃の暴虐発言や協約をすぐに自軍の都合のいい方向に改正したがるナベツネの言う事とあって、説得力に欠け、どこまで信用していいものかは何とも言えない所だ。また、この日、14日に行われる「セ・リーグオールスター東西対抗」の出場メンバーが発表された。東西対抗戦は、セ・リーグ50周年を区切りとして、今回が最後の開催となる模様だが、それにも拘わらず、例によって例のごとく、茂雄の陰謀により、名手・川相の名前が刻まれる事はなかった。試合が行われる鹿児島ファンは川相の欠場に落胆の色が隠せなかった

 ヨシ佐藤記念館、平成11年11月11日11時オープン!
山田太郎を打ち取るのに、涙を誘うデマ話で同情を呼ぼうとさせられるなど酷い目に会ったヨシ佐藤の功績を讃える記念館が、地元・北海道の奥尻島にオープンする事が明らかになった。現役時代の背番号「11」に因んで、平成11年11月11日午前11時から一般公開されるとの事。獲得タイトルのトロフィーや記念品等、77点の展示品に加え、活躍をまとめた10分程のビデオ「栄光の軌跡」の上映等が予定されている。