球界トピックス

11月2日


 高塚代表、カリメロ発言に反論文書公開! 吉永、FA撤回か!?
前日、カリメロが移籍を前提にしてのFA宣言をした事に対して、高塚球団代表取締役は「節々で揚げ足をとられる様な事を言ったのは僕の例えが悪かったが、球団の評価は誰に聞いても一緒。これは(文書は)個人の見解ではなく球団としての見解です」と語り、カリメロの交渉の際に関する発言に対して、反論する文書を報道陣に配布した。カリメロは残留にせよ、移籍にせよ、初めからFA宣言する意向があった事を暴露したが、球団側としては、FA宣言せずに残留を望んでいたと言う。また、「誠意がなかった」「小刻みに駆け引きされた」と言った件についても、具体的な金額を含む交渉の内情を明らかにした上で、「球団としてはむしろ讃えたいくらいと思って調べた事が、誠意がないと言われてしまいました」と反論。最後には「願わくば、今回の騒ぎが工藤さんのFA宣言の為の駆け引きでないことを願っております」などと皮肉めいた文章で結んであった。これを受けたカリメロは「(文書が)事実と異なるのは確か」と言いながらも、徹底抗戦する気は全くない様子。一方、カリメロ残留に一縷の望みを託し、直接出馬も辞さない構えでいた王さんだったが、残留がより遠のく形となった文書の公開について「どうして、こういう文書が出たのか、真意が分からない。数字(金額)が出ているのはあまりよくない事だ」と顔を曇らせた。また、10月29日にFA宣言した筈の吉永だったが、王さんから「もう一回、一緒にやろう」と直接電話を受けた影響で、球団に提出していた申請書類のコミッショナー事務局への送付を保留している事が発覚。吉永は「もう少し監督と話をしたいし、そういう機会があると思う。2、3日中に結論を出したい。基本的にはダイエーに残ってやりたい」とFA撤回の可能性も出てきた。カリメロの件で発覚した様に、再契約金を支払う事が苦しい状況から、FA宣言すれば、引き留めの可能性は少なく、残留への道はFA撤回しかないと思われる。 
 ゴーグル、週末にも横浜入り!?
ロッテから戦力外通告を受けたゴーグルだが、横浜入りが濃厚となってきた。ゴーグルは、オリックスが獲得に名乗りを挙げた際「既に、連絡を受けた球団がある」と語っていたが、それが横浜だった事を明らかにし「条件は希望に沿っている。家族の事を考えると在京球団と言う事で魅力を感じる」と前向きなコメントを残した。オリックスへの配慮もあり「即答してもいいが、急がすじっくり考えたい」としながらも「出来れば秋季キャンプから合流したい」と語っており、近日中にも横浜入りとなる可能性が高いと見られている。尚、かねてより「欲しい欲しい」とほざいていた茂雄(巨人)だが、どうやら球団側が動いてくれなかった模様だ。

 大豊、またも交渉決裂で結論先送り!
後半の怒濤の帳尻合わせを見抜かれて、年俸20%ダウンを提示され、激怒していた大豊が、この日、西宮市内の球団事務所で交渉を行った。3年契約を要求する大豊に対して、球団側は単年契約を希望するなど、条件面で折り合わず、結論は先送りとなった。7日にも再交渉を行う予定だが、大豊は「基本的には阪神で終わりたいが、プライドもある」と語り、そこでFA権を行使するかどうかの最終結論を出す模様。