球界トピックス

10月28日


ナゴヤドーム:中日1勝4敗
H  006000000  6
D  101001100  4
[H]佐久本−藤井−○吉田−篠原−(S)ペドラザ
[D]●野口−霊感投手・落合−岩瀬−人斬り抜刀斎
本:ゴメス1、中村1
 王ダイエー、悲願の日本一! MVPは秋山!
ダイエーの3勝1敗と王手をかけた日本シリーズ第5戦。中日の先発は、中4日で野口。一方、ダイエー先発は、シリーズ前の先発投手予想の際、解説者陣には揃いも揃って鼻にもかけられなかったが、弊社の予想がズバリ的中し、佐久本となった。中日は初回、先頭の関川がレフト右への深いフライ。これをレフト・ニエベスがグラブに当てて落球(記録はエラー)し、関川は一気に二塁へ。続くエラー王・種田の送りバントを佐久本が一塁へワンバウンド送球。カバーに入った柳田が種田のタックルを食らって、転倒している間に関川が生還し、中日は22イニングぶりとなる1点をノーヒットで先制! 更に、福留のバントはサードへの小フライ。ゲッツーを狙った小久保が故意にショートバウンド捕球して、一塁へ転送したものの、エラー王・種田は、これに引っかからずに二塁を陥れる好走塁。二死後、立浪,筒井と歩いて、満塁となったものの、ピンキー井上は三振に倒れ、1点止まり。1点を追うダイエーは3回、柳田,秋山のヒットで一死一、二塁のチャンス。ここで村松のピッチャーゴロをゲッツーを焦った野口が第1戦に続いて、またもエラーを犯して満塁。続くニエベスの打球もショート正面へのゴロでゲッツーと思いきや、よりにもよって、この日はサードではなくショートに入っていた福留が第3戦に続いてのタイムリーエラーを犯し、同点! 更に、二死後、J.マッケンジーがレフト線に2点タイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功! なおも畳みかけるダイエーは、井口が歩いて満塁とした後、松中の打球は右中間への大飛球。これがライト・ピンキー井上のまずい守備で、走者一掃のタイムリー二塁打となり、この回、一挙6点のビッグイニング。大量5点のビハインドとなった中日は、その裏、二死からゴメスが左中間スタンドに今シリーズ・チーム初アーチとなる一発を叩き込み、2点目。続く立浪を歩かせた所で、王さんは、僅か1安打しか打たれていないながらも、佐久本から藤井にスイッチ。藤井は期待に応え、筒井をライトフライに打ち取って、スリーアウトチェンジ。しかし、中日は、続く4回、一死から、中村,代打・益田の連打の後、絶不調・関川もライト前に弾き返す今シリーズ初ヒットで続いて、満塁。二死後、福留を打席に迎えた所で、王さんは藤井から吉田にスイッチ。これに対して、インケツ続きの福留は、あえなくショートゴロに倒れ、結局、無得点。しばらく膠着状態となった試合は、6−2の儘、6回裏に突入。この回、中日は、一死から、中村がレフトスタンドへ1号ソロを放り込んで、3点目。王さんは、7回から、3連投となる篠原を投入するも、粘る中日は、二死から、立浪がヒットで出ると、代打・李ボンジョムが左中間フェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、4点目。2点差となった所で、中日は、何と8回から、人斬り抜刀斎がスクランブル登板! 人斬り抜刀斎が気迫の投球で0点で抑えると、その裏、2つの四球で、二死一、二塁のチャンス。ここで王さんは、篠原から、これまた3連投となる守護神・ペドラザにスイッチ。これに対して、またも勝負どころで打席が回ってきた福留だったが、ここもレフトフライに倒れるインケツぶりで、無得点。そして、迎えた土壇場9回裏、ゴメス,立浪と簡単に倒れて、二死走者なし。ここで前の打席でタイムリーを放っている李ボンジョムに期待がかかったが、空振りの三振に倒れ、ゲームセット。霊感投手・落合の「ナゴヤで胴上げ」と言う霊感予言がズバリ的中! 3回のワンチャンスを生かして、必勝リレーで逃げ切ったダイエーが、ついに球団創設11年目にして初の日本一(前身の南海時代を含めると35年ぶり3度目)に輝き、監督10年目にして、悲願を果たした王さんが、7度宙に舞った! 尚、シリーズMVPは、2試合連続ホーマーを放つなど、攻守に渡って活躍した秋山が受賞した。秋山のシリーズMVPは2度目となるが、前回は西武時代で2球団に渡っての受賞は史上初。また、37歳での受賞は史上最年長の快挙となった。


 韓国助っ人コンビ、今季限りで退団濃厚!?
この日、ダイエーに敗れ、日本一を逃した中日だが、その戦犯の一人とも言える左肩痛でリタイアしたサムソンの今季限りでの退団が濃厚となった。今季で2年契約が切れるサムソンは、保有権を持つ韓国LGではなく、メジャー行きを熱望している模様で、中日の現場サイドも来季は戦力構想外の認識で一致している事から、慰留は形式なものに留まりそうだ。また、守護神・ぷよぷよSUNも、伊藤代表は「韓国のスターだから、立場を尊重する」としているが、年齢による衰えが如実に現れてきている事から、来季のストッパー構想からは外しており、契約更新には、更にレンタル料が発生する事も重なって、来季の契約には消極的との事で、この儘、現役引退となる可能性が高いと見られている。

 またも茂雄の気紛れの犠牲者! ホセ、自由契約決定!
この日、ホセの自由契約が決定した。ホセは、今季は単なる保険としての頭数であり、将来性に期待して獲得した筈だったが、茂雄は「外国人は即戦力じゃないとね。エヘヘヘ〜」と、相変わらずの一貫性のない発言をかましており、ホセを育成する暇などない様だ。また、イースタン最優秀防御率に輝いたデセンスも、同様の理由で今季限りでの解雇を示唆しており、何だかんだで残留が濃厚な助っ人投手は、ドミンゴのみとなりそうだ。

 山村、戦力外通告で球団内いじめ(?)暴露!
阪神は、この日、安達,山村,中ノ瀬,中里の4選手に戦力外通告を言い渡した。今季体調を崩し、自律神経失調症に悩まされていた山村は、この直後、報道陣に対して「二軍選手数人にある事をされて野球が出る状態ではなかった」と爆弾発言! この事は、高田球団社長にも漏らした模様で「1週間後に結論を出す」と約束されたものの、山村は「半日で分かる事。何もなかったと言う結論が出る様なら法的手段に訴えたい」と怒り心頭だ。