ナゴヤドーム：中日１勝２敗
Ｈ ０００２００１２０ ５
Ｄ ０００００００００ ０
[H]○永井−篠原−ペドラザ
[D]●山本昌−正津−霊感投手・落合−岩瀬−鶴田−前田−中山
本：Ｊ．マッケンジー１
Ｊ．マッケンジー、決勝弾！ 必勝パターンで完封リレー！舞台をナゴヤドームへと移し、１勝１敗の五分で迎えた日本シリーズ第３戦。中日は、初回、立ち上がりから制球の定まらないダイエー先発・永井に対して、二死から、福留，ゴメスと連続四球を選ぶと、立浪の打席で福留が三塁へディレードスチールを決め、一、三塁と絶好の先制チャンス。しかし、ここで立浪は空振りの三振に倒れ、結局、無得点。一方、中日先発・山本昌の前に３回まで無得点に抑えられてきたダイエーは、４回二死から、ここまでシリーズ９打席ノーヒットの小久保がカウント２−０と追い込まれながらも、山本昌のグラブを弾くセンター前ヒットで出塁。すると、続くＪ．マッケンジーがレフトポール際へシリーズ初アーチとなる２ランを叩き込み、ついに２点を先制。６回には、またも二死から、ニエベス，小久保と連打を浴びせて、山本昌をＫＯ。しかし、代わった正津の前にＪ．マッケンジーがレフトフライに打ち取られ、追加点ならず。その裏、中日は、先頭の代打・益田が四球で出塁。一死後、久慈がライト線への大飛球を放つも、これをライト秋山がジャンピングキャッチする超ファインプレー！ 飛び出していた一塁走者・益田は戻れず、ゲッツーとなり、中日は、この回も無得点。これで一気に流れを掴んだダイエーは、直後の７回、中日３番手・霊感投手・落合に対して、先頭の井口がライトフェンス直撃の二塁打で出ると、すかさず松中が送り、代打・吉永は敬遠で歩かされて、一死一、三塁。ここで打順は６回まで中日をノーヒットに抑えている永井となったが、王さんは、あえて浜名を代打に送ってまで追加点を取りに行く執念の采配を展開。これに対して、中日が岩瀬にスイッチすると、代打の代打・大道を投入。大道が四球を選んで、満塁とチャンスは広がったものの、ここで秋山の打球はサード正面へのゴロ。ゲッツーでチェンジと思いきや、野口の２０勝を打ち砕くサヨナラタイムリーエラー（記録は強襲ヒットだが）を犯した男・福留がペナントレースさながらのヘッポコ守備で痛恨のタイムリーエラーを犯し、待望の３点目！ 続く８回には、Ｊ．マッケンジーのヒット，井口の四球で一死一、二塁とすると、松中が右中間フェンス直撃のタイムリー二塁打。Ｊ．マッケンジーに続いて本塁をついた井口はタッチアウトとなったものの、続く柴原がセンター前にタイムリーを放って、５点目。あとは、７回からは篠原が２イニング，９回からはペドラザがピシャリと抑える必勝リレーを展開。３投手による完封リレーでシリーズ２勝目を飾ったダイエーが、再び中日を一歩リードした。
鈴木一朗、今オフはノープレー！？下柳（日本ハム）の死神ボールを右手首に受けて、後に骨折している事が発覚した鈴木一朗だが、今オフは筋力面の回復を図るなど、調整に努め、プレーはしない方針を固めた。パ・リーグ東西対抗や台湾との親善試合への参加が決まっている鈴木一朗だが、試合には出場せず、ベースコーチと言った形での参加となる可能性が高い模様。
野村、ＦＡ権行使で来季残留確定！この日、野村が、野口取締役編成育成担当と下交渉を行った。具体的な金額，契約年数の話はなかったものの「（来季の戦力として）必要だと言って貰えたし、スッキリした。再契約金も貰えると思うし、次（のＦＡ権取得）までの複数年契約は結べると思う」とＦＡ権を行使して、残留する方針を固めた模様。「これでしっかり練習出来ると思う」と笑顔を見せた野村は、交渉後、その儘、沖縄入りし、秋季キャンプに合流した。