球界トピックス
10月13日
神宮:ヤクルト14勝11敗
YB 000100200 3
S 20200010× 5
勝:ハッカミー12勝6敗
負:ハマの番長9勝10敗
S:高津1勝1敗30S
本:佐藤12,13、波留15、岩村11
三浦、2桁勝利ならず! 角刈りか失踪か!?
横浜先発は、昨オフから「2桁勝てなければ自慢のリーゼントを落として角刈りにする」と宣言していたハマの番長・三浦。その2桁勝利にリーチをかけて臨んだ三浦に対して、首相官邸で開かれた母国・ベネズエラのチャベス大頭領歓迎昼食会に招かれたペタジーニを欠いたヤクルトは、初回、一死一塁から、佐藤の左中間スタンドに突き刺さる12号2ランで、2点を先制すると、3回には、二死一塁から、またも佐藤がバックスクリーンへ2打席連続となる13号2ランを叩き込み、4点のリード。何とか三浦のリーゼントを守ってやりたい横浜は、4回、波留がレフトスタンドへ15号ソロを放り込み、1点を返すと、7回には、メカゴジラ,谷繁の連打で無死一、三塁のチャンス。ここで、井上が2点タイムリー二塁打を放ち、ヤクルト先発・ハッカミーをKO。しかし、その裏、1点差と迫られたヤクルトは、岩村がレフトスタンドへ11号ソロを放ち、貴重な1点を追加。7回途中からマウンドに上がった五十嵐が、8回も無難に抑えると、最後は高津が3人で締めくくり、30セーブ目。これでヤクルトは対横浜3年ぶりの勝ち越しが決定。リーゼントがかかっていると言う事から、権藤さんの恩情采配で最後まで投げさせて貰った三浦だったが、それも虚しく、2桁勝利はならず。まだ残り2試合あるとは言え、リーゼントを守る為だけに再び投げさせて貰えるかとなると、その可能性は低いと思われる。最近では「2桁勝てなければ、失踪します」と言っていた三浦だったが、角刈りと失踪、果たして、どちらの道を選ぶのか!? 失踪と言えば、ゲンちゃん(巨人)の代名詞だが、ゲンちゃんが戦力外通告を受けた今、新たなる失踪選手の代名詞として台頭するチャンスではあろう。
清原、来季残留示唆も、レギュラー白紙!?
この日、茂雄とトップ会談を行う筈だったナベツネだったが、夫人がくも膜下出血で倒れた事で急遽、欠席。その為、茂雄は、読売新聞社本社にて、最高経営会議メンバーの水上会長にシーズン終了の報告を行うだけに留まった。注目されていた無冠の帝王・清原の来季処遇については、遡上に上がらなかったものの、茂雄は「オーナーも会長も、5年契約が残されている以上、契約に基づいた方向づけを理解しておりますから、そういう方向づけで入っていくんじゃないでしょうか」と語り、来季の残留を示唆。しかし、来季の起用法については「今は白紙です。まだシーズンが終わったばかりですから」と言葉を濁した。江藤(広島)の獲得が実現すると、サードと言う逃げ道もなくなり、マルちゃんの外野起用もコーチ陣が総じて否定的である事から、最悪、代打要員に成り下がる可能性も否定出来ない。一見、プラス作用しか及ぼさない様に見える江藤の入団だが、名手・川相が今季以上に幽閉される事を意味しており、このマイナス作用はとてつもなく大きい。江藤獲得が成功しようと、失敗しようと、万全の体制を作り上げる事には難航しそうな来季の巨人である。