球界トピックス

10月9日


横浜:横浜12勝14敗
G  000210010  4
YB 000003000  3
勝:岡島4勝1敗
負:福盛8勝9敗
S:桑田8勝9敗5S
本:今夜の松井さん42、無冠の帝王13
 松井さん、特大42号! 逆転キングに辛うじて望み! 
川相幽閉策に代表されるヘッポコ采配でV逸となったにも拘わらず、茂雄は、懲りずに無冠の帝王・清原をスタメン起用し、名手・川相を、またしてもベンチに幽閉する大暴挙! 横浜先発は、中日戦を下痢とほざいて登板回避した事で中日を調子に乗せて優勝させてしまったA級戦犯・ゲーリー川村。これに対して、川相不在で繋がりに欠ける巨人は、2回無死二塁、3回一死二塁とチャンスを作りながら、点が取れない拙攻ぶりを展開。0−0の儘、迎えた4回表、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに、今夜の松井さんがライトスタンド最上段へ飛び込む特大42号ソロを放ち、1点を先制。更に、この後、ゲーリー川村のワイルドピッチで1点を追加。続く5回には、先頭の仁志がヒットで出ると、すかさず二盗。一死後、またも松井さんがノースリーからライト前に会心のタイムリーを放ち、3点目。川相不在と言う事で、立ち上がりから死力を尽くして投げていた先発・小野だったが、その影響で5回を終わって早くも疲労困憊。これに対して、横浜は6回、四球とヒットで二死一、二塁とすると、メカゴジラがライト線にタイムリー二塁打を放ち、まず1点。更に、続く進藤がセンター前に2点タイムリーを放ち、一気に同点。追い付かれた巨人は、8回、広岡氏の放出提言に危機感を覚えたか、はたまた川相不在では一発に賭けるしかないと思ったか無冠の帝王・清原がレフトスタンドへ13号ソロをぶち込んで、勝ち越しに成功。7,8回と岡島がパーフェクトリリーフを見せると、最後は桑田が3人で抑えて、ゲームセット。これで対横浜の勝ち越しを決めた巨人は、今季の単独2位が確定した。

GS神戸:オリックス11勝13敗
M  000000003  3
BW 00000303×  6
勝:川越11勝8敗
負:ジョニー黒木14勝10敗
本:谷11、大塚2
 ジョニー轟沈、防御率1位ならず! 川越、6回無失点で11勝目!
ロッテ先発は、ジョニー黒木。この試合で完封すれば、防御率1位に躍り出るジョニー黒木は立ち上がりから素晴らしい投球で、5回まで僅かに1安打で二塁も踏ませない力投を展開。一方、オリックス先発のルーキー川越も6回まで2安打、いずれも併殺で切り抜けるなど、残塁ゼロの好投を展開。このルーキーの好投に報いるべくオリックス打線も、ようやく奮起。迎えた6回裏、2つの四球で二死一、二塁とすると、ハイツ田口がライト線に先制2点タイムリー二塁打を放ち、ジョニー黒木の防御率1位の望みを打ち砕くと、更に、谷がレフト前にタイムリーを放ち、この回、3点。8回には、ロッテ3番手・寺村に対して、一死一、二塁から、谷が11号3ランを叩き込み、6−0と一気に突き放した。ロッテは9回、オリックス3番手の牧野に対し、エラーなどで、チャンスを作ると、大塚がレフトスタンドへ2号3ランを放ち、一矢報いたものの、及ばなかった。6回を無失点の川越は、11勝目をマーク。オリックスは、これで今季の勝ち越しを決めた。

ファーム選手権 浦添:阪神優勝
T  020040100  7
F  000000021  3
勝:金沢
負:厚沢
本:濱中1,2,吉本1
 阪神、ファーム選手権初制覇! 濱中、2発6打点でMVP!
この日、イースタンリーグ優勝の日本ハムと、ウエスタンリーグ優勝の阪神とで、ファームの日本一を決めるファーム選手権が行われた。2回、先頭の濱中が先制アーチを放つと、一死後、吉本もソロホーマーを放ち、この回、2点。5回には、またも濱中が左中間スタンドへこの日2本目となるグランドスラム! 7回には、またまた濱中がタイムリー二塁打を放ち、ダメ押しの7点目を追加! 日本ハムは、終盤追い上げを見せたものの及ばず、阪神が初のファーム日本一を果たした。尚、MVPは、2発6打点の濱中が文句なしの受賞となった。

 
王さん、2年契約で続投決定!
就任5年目にして、球団初優勝に導いた王さんが、この日、千葉県浦安市内のホテルで中内オーナーに優勝報告を行った。これに対して、中内オーナーは2年契約での留任要請すると、王さんはこれを快く了承し、続投が正式に決定した。この後、会見を行った王さんは、今季V逸の際は、辞任する覚悟であった事を告白。続投については「やっと優勝争い出来るチームになったが常に優勝できるチームではない。折角、ここまで来たのだから自分の手でそういうチームにしたい。2年契約だが1年1年が勝負と言うつもりで戦いたい」と抱負を語った。