球界トピックス

10月7日


神宮:ヤクルト16勝11敗
C  000000000  0
S  05300010×  9
勝:川崎6勝11敗
負:黒田5勝8敗
本:ペタジーニ43,44、真中7、岩村10
 ペタジーニ、連発! 松井さんに引導!
2回、ヤクルトは、先頭のペタジーニがライトスタンドへ9月19日以来となる43号ソロを放ち、1点を先制。二死後、岩村が四球を選ぶと、本郷,川崎が連続タイムリー二塁打。更に、続く真中がライトスタンドへ7号2ランを叩き込み、この回、一挙5点を奪い、広島先発・黒田を早々とKO。続く3回には、ヒットと四球で、二死一、二塁とすると、岩村がライトスタンドへ10号3ランを放ち、試合は完全にワンサイドとなった。7回には、ペタジーニがレフトスタンドへこの日2本目となる44号ソロを放ち、ダメ押しの1点を追加。投げては、序盤の大量点に守られた先発・川崎が広島打線を散発6安打に抑え、今季2度目の完封で6勝目をマークした。尚、今季限りでの引退が決まっている笘篠が、古巣・ヤクルト相手に2番セカンドでスタメン出場。第1打席でレフト前にヒットを放ち、有終の美を飾った。笘篠は、来季から広島内野守備走塁コーチ就任が予定されている。

横浜:横浜19勝8敗
T  002000000  2
YB 000200001× 3
勝:森中5勝2敗2S
負:葛西2勝1敗
 
代打・井上、サヨナラタイムリー! 阪神、2年連続単独最下位決定!
初回二死満塁,2回一死三塁とチャンスを逃してきた阪神だったが、3回、星野,新庄の連打の後、大豊が歩いて無死満塁。ここで桧山がタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。続く今岡が歩いて、またも無死満塁となったものの、結局、後続を断たれて、2点止まり。3回まで阪神先発・中込尊師の前に1安打に抑えられてきた横浜は、4回、一死一、三塁から、メカゴジラがレフトへ犠牲フライを打ち上げて、1点を返すと、続く進藤がタイムリー二塁打を放ち、同点。この後、両軍決定打が出ず、2−2の儘、試合は9回裏に突入した。この回から代わった阪神3番手・葛西に対して、先頭の進藤がレフト前ヒットで出塁。続く谷繁の送りバントが野選となって、一、二塁となった所で、阪神は遠山を投入。これに対して、代打・井上が左中間を破るタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを納め、横浜は球団史上初となる3年連続のシーズン勝ち越しを決めた。今季最終戦を白星で飾れず80敗目を喫した阪神は、これで2年連続の単独最下位が決定した。
藤井寺:近鉄13勝14敗
M  000000300  3
Bu 01011102×  6
勝:ユウキ5勝3敗
負:武藤6勝11敗
S:香田5勝4敗8S
本:吉岡13、川口6、中村31、的山8
 脳腫瘍手術から奇跡の復活! 盛田、392日ぶりマウンド!
近鉄は、2回、二死から、吉岡がレフトスタンドへ13号ソロを叩き込み、1点を先制すると、4回には、先頭の川口がレフトスタンドへ6号ソロ。続く5回には、一死一、二塁から、大村がセンター前にタイムリーを放ち3点目。6回から、近鉄は、先発のユウキに代えて、脳腫瘍の手術から復帰を果たした盛田を投入。392日ぶりの一軍マウンドとなった盛田は先頭の堀を三振にとると、続くボーリックを歩かせた所で、早くも降板となったが、奇跡の復活に拍手で迎えられた。その裏、近鉄が中村の31号ソロで、4点目を追加したのに対し、直後の7回、ロッテもようやく反撃。天野,代打・フクーラの連打でチャンスを作ると、一死後、代打・イワオ画伯がタイムリー二塁打を放ち、まず1点。更に、続く小坂がレフト前に2点タイムリーを放ち、1点差。何とか突き放したい近鉄は、8回、二死二塁から、的山がレフトスタンドへ8号2ランを叩き込み、ダメ押しの2点を追加。7回途中からマウンドに上がっていた香田が最後まで踏ん張り、8セーブ目をマークした。敗れたロッテは、これで今季の4位が確定し、パ・リーグの全球団の順位が確定した。尚、この日、先日まで現役続行に固執していたカズ山本が、9月30日での劇的アーチで「あのホームランを打つまでは絶対に引退するなんて事は言うまいと思っていたが、もうあれだけの感動を残せる自信はなくなってしまった」と今季限りでユニフォームを脱ぐ決意を明らかにした

 東芝・高橋、逆指名会見! ドミンゴ、他球団を模索!?
社会人を代表する左腕の東芝・高橋尚成投手(24)が、この日、東京都内の同社で会見を開き、巨人を逆指名した。巨人は1位で指名する予定で、これで田村コピーの谷に続いて、早くも逆指名枠2つを使い果たした。会見の場で、高橋は「長嶋監督を男にしたい」などと、ドミンゴと同様の不吉な台詞を吐いたが、そのドミンゴが11月中にも来季契約を結ぶ事を希望している事が発覚。これが受け入れられない様ならば、他球団を探すと脅しをかけているとの事。これに対して、山室球団代表は「頭の片隅に留めておく程度の事。順を追ってやっていく」と、ドミンゴとの契約を優先的に行う事はしない態度を見せた。

 来季新監督に、大島康徳氏就任決定!
上さんに代わる日本ハムの新監督として、OBの大島康徳氏(48)が就任する事が、この日、発表された。既に、小島球団社長から要請を受けていた大島氏は、大阪市の日本ハム本社を訪れて、これを快く了承する旨を大社オーナーに報告。正式契約は14日の予定で、複数年契約の見込み。大島氏は「これだけいいチームなら勝たなきゃいけない。自分の力が必要から、受けて当然だと思う」と意気込みを見せた。