球界トピックス
10月6日
甲子園:阪神8勝19敗
D 00100000000 1
T 00000100001× 2
勝:葛西2勝0敗
負:武田9勝10敗
武田、痛恨のサヨナラ押し出し四球! 2桁勝利ならず!
0−0で迎えた3回、中日は、武田,関川の連打で一、三塁とすると、久慈がレフト犠牲フライを打ち上げて1点を先制。5回まで、3併殺を食らうなど、まずい攻めが続いていた阪神だったが、6回、一死から、新庄が右中間を破る三塁打を放つと、前日で連続試合安打こそ途切れたものの、依然として帳尻合わせに燃える大豊が一、二塁間を破る同点タイムリー! この後、両軍追加点がなく、1−1の儘、延長戦にもつれ込んだ。迎えた11回裏、2桁勝利を狙うが為に依然としてマウンドに上がり続ける中日先発・武田に対して、阪神は先頭の高波のレフト線へのフライを李ボンジョムが取り損ねて、無死二塁とすると、今岡が歩かされた後、矢野の三塁線への送りバントがヒットなり、無死満塁。代打・八木は倒れ、一死をとられたものの、続く代打・田中が押し出し四球を選び、本拠地最終戦を今季8度目のサヨナラ勝ちで飾った。しかし、この日、広島が勝った為、阪神の最下位が確定。辛うじて残る5位タイの可能性に望みを繋ぐ事となった。
広島:広島11勝16敗
YB 120000000 3
C 00030304× 10
勝:小山田1勝0敗
負:島田0勝4敗4S
S:小林幹3勝7敗10S
本:中根5、進藤13、谷繁11、ディアス7,8、キュラソ星人33
ディアス2発4打点! ルーキー小山田、プロ1勝!
初回、横浜は、一死から、中根がライトポール際に5号ソロを叩き込み、1点を先制。続く2回には、進藤,谷繁の連続アーチが飛び出して、一発攻勢で3点のリード。3点を追う広島は、4回、二死一、二塁とすると、代打・ディアスが左中間スタンドへ7号3ランを放り込んで、一気に同点。6回には、横浜3番手・島田に対して、キュラソ星人が左中間スタンドへ33号2ランを放ち、勝ち越しに成功。この後、ディアスの右中間スタンドへ飛び込む2打席連続の8号ソロも飛び出して、この回、3点。8回には、横浜5番手・偽サムライ阿波野を攻め立て、5安打を集中して、ダメ押しの4点を追加。最後は8回途中からマウンドに上がっていた小林幹がきっちり抑えて、10セーブ目をマーク。6回途中から登板した2番手の小山田はプロ初勝利となった。これで広島は5位が確定し、単独最下位の可能性は消滅した。
GS神戸:オリックス10勝17敗
H 000100000 1
BW 20000010× 3
勝:加藤6勝5敗1S
負:若田部10勝6敗
S:小倉5勝2敗11S
本:谷10、松中23
谷、10号先制2ラン! オリックス、11年連続Aクラス確定!
オリックスは、初回、一死から、松元がヒットで出ると、続く谷がレフトスタンドへ10号2ランを叩き込み、2点を先制。初回にダブルスチールに失敗するなど、チャンスを逸してきたダイエーは4回、二死から、松中がライトスタンド中段へ2試合連続の23号を放ち、1点差。6回には、一死一、二塁と言う場面でまたも松中の打席を迎えたものの、ここはショートへのゲッツーに倒れ、無得点。すると、オリックスは7回、ダイエー3番手のベン山田に対して、ヒットと四球で、一死一、二塁のチャンス。ここで藤井がライト線にタイムリー二塁打を放ち、貴重な1点を追加。8回から、マウンドに上がった3番手・小倉は、8,9回と3人ずつで打ち取り、2点差を守りきった。オリックスはこれで3位が確定し、11年連続のAクラスとなった。
9月の月間MVP発表!
この日、9月の月間MVPが発表された。セ・リーグは投打共に優勝を果たした中日勢が独占。打者部門は
.350 6本 26点と爆発したゴメスが初受賞。投手部門は5試合に登板し2完封を含む4勝(1敗) 防御率1.67と抜群の数字を残した野口が今年7月以来2度目の受賞となった。パ・リーグの打者部門は.354 3本 15点とハイアベレージを残して、鈴木一朗の安打数を抜き去ったエセネオエセ松井(西武)が1996年9月以来3年ぶり2度目の受賞。投手部門は水島新司の呪い漫画の影響で初黒星こそ喫したものの全てリリーフで5勝2ホールド、防御率1.02とフル回転した篠原(ダイエー)が初受賞した。