球界トピックス

10月5日


神宮:ヤクルト12勝15敗
G  220010000  5
S  000000002  2
勝:上原20勝4敗
負:ハッカミー11勝6敗
 
茂雄、嫌がらせの敬遠指令! 上原、悔し涙の20勝!
川相幽閉策に代表されるヘッポコ采配でV逸となり、3位横浜にもジワジワと詰められて来ている状況ながら、茂雄は、懲りずに無冠の帝王・清原をスタメン起用し、名手・川相を、またしてもベンチに幽閉する大暴挙! 上原の20勝を阻止したいとしか考えられないこの異常采配ぶりに逆ギレした上原は、3回までパーフェクトと言う好投を展開。打っては、初回、二死から、連続四球で一、二塁とすると、広岡氏の放出提言が発覚した事で流石に危機感を覚えたか、清原が右中間へタイムリー二塁打を放って、先制! 更に、ニックンもレフト前にタイムリーを放って、この回、2点。2回には、やはり、二死から、2本のヒットとエラーで満塁とすると、マルちゃんがセンター前に2点タイムリー。5回には、清原,ニックン,清水の3連打で無死満塁とした所で、ヤクルト先発・ハッカミーをKO。ここで代わった河端がワイルドピッチを犯して1点。しかし、結局、この1点しか取れず、続く6回にも無死満塁で無得点に終わるなど、ここまで10残塁と言う相変わらずの川相不在による大拙攻ぶりを露呈! 2打席目までは、今夜の松井さんとホームランキングを争うペタジーニと真っ向勝負を見せていた上原だったが、ヤクルトが6回、格下の河端と言う事で松井さんを敬遠気味に歩かせた事で、茂雄は対抗してペタジーニに対しても敬遠指令を出す嫌がらせ! 5点リードの7回一死無走者と言う場面で、今季ノーヒットと完全にカモにしているペタジーニに対してのこの屈辱的な指令に上原は全力投球で敬遠した直後、後ろを向いてマウンドを思い切り蹴り上げると、しばらく、あまりの悔しさで涙が止まらない状態に陥った! 完封目前の9回、一死から連打を浴びて、一、二塁と言う場面で、またも迎えたペタジーニの打席。松井さんは8回の打席でも、この日3度目の四球で歩かされていたにも拘わらず、先の敬遠で総スカンを食う事を察知したか、茂雄は、今度は敬遠指令を出さないと言う相変わらずの一貫性のない采配を展開。ここで、センター前へ今季初ヒットとなるタイムリーを浴びて完封を逃したものの、上原の顔には、真っ向勝負によるすがすがしい笑みが残るのだった。この後、続く中井美穂の旦那・古田にもタイムリーを浴び、2点を失ったものの、上原は完投で、新人では木田(日本ハム)以来19年ぶりとなる大台20勝目をマーク。試合後、上原は、敬遠策の事を聞かないと言う条件付きでヒーローインタビューを受けたものの、ロッカールームに入る直前「やっていい敬遠と…(やっていけない敬遠がある)」と言葉を残し、茂雄への不信感を露わにした。また、この日、大荒れストーブリーグが予想される巨人の補強政策で、現在、謹慎中の阪神・メイの獲得を画策している事が発覚した。

甲子園:阪神7勝19敗
D  000200030  5
T  110100000  3
勝:野口19勝6敗
負:田村1勝1敗1S
S:ぷよぷよSUN1勝2敗28S
本:立浪4
 野口、粘りの19勝目! 大豊、26試合連続安打でストップ!
最多勝を狙う中日先発・野口に対して、阪神は、初回、二死から、ヒットと四球で一、二塁とすると、今岡がレフト前にタイムリーを放ち、先制。続く2回には、先頭の星野が二塁打で出ると、北川が送った後、織田裕二がスクイズを決めて、2点目。2点を追う中日は、2本のヒットと四球で無死満塁とすると、立浪がライト前に2点タイムリーを放ち、同点。追い付かれた阪神は、その裏、二死二塁から、塩谷が一、二間を破るタイムリーを放ち、再び勝ち越し。粘る中日は、8回、先頭のゴメスがライト前ヒットで出ると、続く立浪がライトポール際へ4号2ランを叩き込み、一気に逆転に成功。更に、二死二、三塁としてから、関川が三遊間をしぶとく破るダメ押しのタイムリー。その裏はサムソン、9回はぷよぷよSUNと繋いだ中日が逃げ切り、野口に最多勝へ望みを繋ぐ19勝目を献上した。尚、帳尻合わせに燃える大豊は、この日、ノーヒットに終わり、連続試合安打は26でストップした。

広島:広島10勝16敗
YB 000010002  3
C  30002000×  5
勝:横山6勝4敗
負:戸叶2勝6敗
S:小林幹3勝7敗9S
本:緒方36、キュラソ星人32、ローズ37、井上4
 
横山、13三振の力投で6勝目! ローズ、球団新の37号も空砲!
広島は、初回、二死から、緒方がライトスタンドへ36号ソロを叩き込み、1点を先制すると、更に、江藤が歩いた後、キュラソ星人がレフトスタンドへ突き刺さる32号2ランを放ち、この回3点。4回まで5安打7残塁と拙攻を繰り返してきた横浜は、5回、ローズがバックスクリーンへ球団新となる37号ソロを叩き込み、ようやく1点。しかし、その裏、広島は緒方の犠牲フライ,嶋のタイムリー二塁打で2点を追加。投げては、先発・横山がランナーを出しながらも、要所で三振をとるなど、8回まで13三振の力投。9回、井上に4号2ランを浴び、なおも、一死一塁と言う所でマウンドを下りたものの、広池−小林幹が一人一殺のリレーを見せ、2点差を守りきった。横山は、これで6勝目をマーク。
GS神戸:オリックス9勝17敗
H  001022001  6
BW 000101020  4
勝:佐久本3勝6敗
負:高橋功3勝6敗
S:ペドラザ3勝1敗27S
本:下痢ニール16、松中22、鳥越1,2
 鳥越、古巣中日偵察陣の前で2ホーマー!
ダイエーは、3回、2本のヒットで、一死一、三塁とチャンスを作ると、大道がレフト前にタイムリーを放ち、1点を先制。4回に、下痢ニールの16号ソロで同点に追い付かれた直後の5回には、松中がライトスタンドへ22号2ランを叩き込み勝ち越し! 続く6回には、今季初登板となるオリックス3番手・野田の代わりばなを鳥越がレフトスタンドへ今季初アーチを叩き込むと、続く川越もライト前にヒットを放ち、野田はあえなくKO。更に、二死満塁とした後、松中が押し出し死球を食らって、この回2点。粘るオリックスは、その裏、佐竹のタイムリー二塁打で1点を返すと、8回には、カズミのワイルドピッチと日高のタイムリーで4点目。1点差と詰め寄られたダイエーは、9回、鳥越がレフトスタンドへこの日2本目となる2号ソロを放ち、貴重な1点を追加。最後は、ペドラザが締めくくり、ウォーレンを抜いてリーグ単独トップとなる30SPをマーク。日本シリーズ用の先発要員としてテスト登板となった佐久本は、5回1失点とまずまずの内容を見せ、5月8日以来の3勝目をマークした。