球界トピックス

10月3日


横浜:横浜11勝16敗
D  004003004 11
YB 000000000  0
勝:鶴田2勝1敗
負:ゲーリー川村17勝6敗
本:河野1
 河野、移籍後、一軍初昇格で即一発! 中日、36年ぶり80勝! 
横浜の先発は、前回の中日戦を下痢とほざいて登板回避し、横浜の自力優勝を消滅させた男・ゲーリー川村。これに対して、中日は3回、関川のタイムリーで1点を先制。更に、今季途中で鳥越との交換トレードでダイエーから移籍してきて以来、初の一軍出場で、左手首骨折の山崎の代役としてのテストを兼ねて4番に座っていたウエスタン・ホームラン王の河野がレフトスタンドへ1号3ランを叩き込み、この回、4点を奪うなど、ゲーリー川村の登板回避が正解だった事を証明した。6回には、2番手・ヒゲ魔神を攻め、4安打を集中して3点を追加。投げては、先発・鶴田が、7回まで4安打無失点と好投すると、2番手・中山も満塁のピンチを迎えながらも、踏ん張って、無失点。9回にも、5安打を浴びせてダメ押しの4点を追加すると、最後は3番手・前田が3人で締めくくり、完封リレーを達成。前日の大惨敗の鬱憤を晴らした中日は、36年ぶりとなる80勝目をマークした。

広島:広島11勝14敗
S  200000022  6
C  011000000  2
勝:山部6勝6敗
負:玉木重3勝3敗
S:五十嵐5勝4敗1S
 真中、決勝タイムリー! 五十嵐、プロ入り初セーブ!
ヤクルトは、初回、二死一、二塁から、中井美穂の旦那・古田,デカの連続タイムリーで2点を先制。2点を追う広島は、2回、二死一塁から、新井の二塁打に真中のエラーも加わって、1点を返すと、3回には、東出、緒方の連打で、一死二、三塁。ここで、求道者・前田がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、同点。2−2で迎えた8回、ヤクルトは、この回で4イニング目のロングリリーフとなる玉木重をとらえ、2本のヒットと敬遠で、一死満塁とすると、真中がセンター前に2点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功。続く9回にも、古田のタイムリー等で、ダメ押しの2点を追加。8回からマウンドに上がっていた五十嵐が9回も無難に抑え、プロ入り初セーブをマーク。ヤクルトは連敗を4でストップさせ、このカードの勝ち越しを決めた。

千葉マリン:ロッテ12勝14敗1分
H  010300100  5
M  000101000  2
勝:永井10勝5敗
負:小林雅5勝5敗
S:ペドラザ3勝1敗26S
本:ニエベス17
 永井、チーム5人目の10勝! 藤井、パ・リーグ新の26ホールド!
2回、ダイエーは、ヒットと四球で、一死二、三塁とすると、鳥越がライトへ犠牲フライを打ち上げて、1点を先制。4回には、先頭のニエベスがライトスタンドへ17号ソロを叩き込むと、林のタイムリー,小林雅のボーク等で、この回3点。1ヶ月以上白星に見放されているダイエー先発・永井の前に、ここまでノーヒットに抑えられてきたロッテだったが、その裏、二死一塁から、初芝がレフト線にタイムリー二塁打を放って1点を返すと、6回にも、2本のヒットで一死一、二塁。ここで初芝のサードゴロ、林がタイムリーエラーを犯して2点目。2点差と詰め寄られたダイエーは、7回、二死一、二塁から、大道のライト前タイムリーで貴重な1点を追加すると、その裏からは、中日偵察陣が来ている中、惜しげもなく、藤井−篠原−ペドラザと繋ぐ必勝リレーを展開。この3人が見事に1イニングずつをパーフェクトに抑え、逃げ切った。先発・永井は、チーム5人目となる8月24日以来の10勝目。2番手・藤井は、1997年の橋本(西武)の記録を抜くパ・リーグ新の26ホールド目をマーク。ペドラザは、ウォーレンに並ぶリーグトップタイの29SP目となった。敗れたロッテは、これで今季の負け越しが決定。尚、今季限りで引退する園川が9回からマウンドに上がり、1イニングを3人でピシャリと抑えると、試合後、引退セレモニーが行われ、場内を一周して、ファンに別れを告げた。また、この日、ウォーレンの他球団移籍の可能性が高まっている事が発覚。先週、行われた下交渉での球団側の出来高込みの1億5000万円の提示に、ウォーレンは1億5000万+出来高を望んでいる模様。石井球団社長は「現場も必要な戦力と認めているし、来季も契約する方向でいる」と、再交渉を行う予定だ。

GS神戸:オリックス16勝9敗2分
Bu 000020000  2
BW 30040000×  7
勝:川越10勝8敗
負:真木3勝6敗
 
川越、長谷川以来のルーキー10勝! オリックス快勝も、今季3度目の三重殺!
オリックスは、初回、2本のヒットと四球で、一死満塁とすると、下痢ニールが押し出し四球を選び、1点を先制。更に、二死後、佐竹がセンター前へ2点タイムリーを放ち、この回、3点。4回には、一死一塁から、日高が右中間を破るタイムリー二塁打。更に、二死後、ハイツ田口,塩崎,谷の3連続タイムリーで、4点を追加。投げては、大量リードに守られた先発・川越が安定した投球を展開。5回に、大村のタイムリー二塁打等で2点を失ったものの、6回以降は、ノーヒットに抑え、オリックスの新人としては、長谷川(エンゼルス)以来8年ぶりとなる10勝目を完投で飾った。敗れた近鉄は対オリックス1分けを挟み10連敗と借りを返せない儘、最終戦を終えた。尚、6回裏、無死一、二塁の場面で、塩崎のピッチャーフライで飛び出したランナー二人が刺され、オリックスは史上初の1シーズン3度目の三重殺を食らった。一方、完成させた近鉄も、これが今季3度目で、これは1952年の大映以来、47年ぶり2度目の快挙となった。