球界トピックス

10月1日


広島:広島11勝16敗
T  100000000  1
C  00020000×  2
勝:佐々岡15勝8敗
負:湯舟1勝6敗
 
大豊、球団新26試合連続安打も、裏天王山負け越し!
連日、好試合を繰り広げている異様に熱い最下位攻防戦裏天王山のこのカード。阪神は、初回、二死から新庄のファーストゴロを江藤が後逸してチャンスを掴むと、ここで帳尻合わせに燃える大豊が、あの最強助っ人・バースらの記録を打ち破る球団新の26試合連続安打となるタイムリー二塁打をライト線に弾き返して、1点を先制! これに対し、毎回、2人ずつ走者を出しながら、あと一本が出ず、攻めあぐねていた広島だったが、4回、野々垣の四球,西山の二塁打で一死二、三塁とすると、緒方がセンター前にタイムリーを放ち、同点。更に、この後、制球の定まらない阪神先発・湯舟から、キムタク,キュラソ星人が連続四球を選び、押し出しで勝ち越しに成功。1点を追う阪神は6回、一死二、三塁とチャンスを掴んだものの、塩谷,代打・吉田浩と連続三振に倒れ、無得点。広島先発・佐々岡は、このピンチを凌ぐと、7回以降はパーフェクト。結局、11三振の力投で15勝目をリーグトップの13完投目で飾った。敗れた阪神は今季最多の借金24となり、広島との差を1.5と広げられてしまった。

千葉マリン:ロッテ10勝15敗1分
F  301000000000  4
M  000202000000  4
本:田中23
 
ジョニー黒木、4回KO! 最多勝へ赤信号!
ロッテ先発は、ハーラーダービートップの霊感投手・松坂(西武)を2勝差で追うジョニー黒木。しかし、右足首を痛めている黒木は、立ち上がりから苦しいピッチング。二死から、四球とヒットで一、二塁とすると、田中にはレフトスタンドへ23号3ランを叩き込まれ、2回にも、一死一、二塁のピンチ。ここは凌いだものの、続く3回には、一死一、二塁から、またも田中にライト前にタイムリーを浴びて、4点目。4回、先頭の野口を打ち取った所で、右足の踏ん張りがきかなくなり、自らマウンドを下りた。後を継いだ弊社期待の新星・礒が後続をピシャリと抑えると、その裏、ロッテも反撃を開始。日本ハム先発・立石に対して、二死二塁から、堀,フクーラの連続タイムリーで2点を返すと、6回には、2番手・生駒から、大塚,清水の連続タイムリーで同点。この後、両軍チャンスを掴みながらも、リリーフ陣の踏ん張りで、あと一本が出ず、4−4の儘、試合は延長12回規定により引き分けとなった。

 
槙原、悪夢の登録抹消! 最優秀救援投手、絶望的!
まだ最優秀救援投手のタイトルの可能性がある槙原が、この日、ヒゲなし入来,小野の来季テストの為、登録を抹消された。これにより、最優秀救援投手の可能性は絶望的となった。200勝の夢を捨て、泣く泣く抑えに回ったからにはと、このタイトルにはこだわりを持っていたにも拘わらず、臨時の筈のストッパー桑田策に酔いしれた茂雄は、いつまで経ってもそれを辞めず、桑田の前に投げさせられる日々が続く屈辱を味わわされた槙原。そもそも、桑田がいつまでも先発に回らない事で先発陣が毎日谷間の様な状況に陥り、優勝を逃した一因にもなったと言うのに、優勝を逃した後でも、この扱い…。タイトルを獲らせたくないとしか思えないこの非道ぶりに槙原の不満は爆発寸前か!?

 
梨田氏、来季一軍監督内定!
近鉄は、今季限りで退団が決定しているヨッシャー佐々木の後任として、9月30日に梨田二軍監督に正式に就任要請をしていた事が明らかになった。この日、藤井寺球場で記者会見を行った梨田氏は「次は…と言う様な感覚は持っていた。近鉄を強くして、お客さんをたくさん入れたいと…。何とかそういう協力が出来ればと、それなりに前向きに考えている」とコメント。球団への正式な回答はシーズン終了後となるが、事実上就任決定と言っていいだろう。

 
西武、来季新陣容発表! 伊原コーチ、まさかの解任劇!
優勝を逃した西武は、この日、来季新陣容を発表。「少数精鋭で責任の所在を明確にし、監督が思い切ってものが言える体制」と、それまでのスタッフ20人から14人に縮小し、東尾監督より年少者で固めた。ヘッド兼バッテリーコーチには楠城スカウト部長、投手コーチに松沼雅之氏、打撃コーチには鈴木二軍監督が就任。一方、退団が決まっていた須藤ヘッドコーチに加え、土井打撃コーチも辞任。また、伊原守備・走塁コーチも、まさかの解任となった。昨オフのサイン盗み全面禁止が決まった事で、その手腕を十二分に発揮出来なくなったとでも思われたのか、ともあれ、19年間、西武を支えてきた名参謀・伊原コーチの解任は衝撃的で、高く評価されているその手腕は、早くも他球団からの争奪戦が予想されると言われている。