球界トピックス

9月30日


横浜:横浜12勝13敗
G  000000010  1
YB 01010000×  2
勝:被満塁弾マシン・小桧山3勝1敗
負:デセンス0勝1敗
S:横山4勝3敗2S
本:ローズ35,36、今夜の松井さん41
 
名手・川相、またも悪夢のフル欠場! 巨人、ついに終戦!
名手・川相をスタメンから外した事で、掛布雅之氏,不屈の闘志・吉村禎章氏らに徹底批判をされるなど、総スカンを食らった事も、すっかり忘れ去り、終戦に王手をかけた状態にも拘わらず、茂雄は、懲りずに無冠の帝王・清原をスタメン起用し、名手・川相と清水を、またしてもベンチに幽閉する大暴挙! しかも、レフトを守れる後藤を出しておきながら、何故かマルちゃんをレフトに回すと言う謎の采配! 前日、川相不在で繋がりの悪い打線の影響で全く援護がない儘、好投虚しく敗れ去り、記者のインタビューにも「コンディション? オレのか? 打線のか?」と皮肉を漏らしたドミンゴから「”和製オジー”ミスター・カワイが、バックにいるだけで、安心して投げられる上、繋ぐ野球で確実に点を取ってくれるんだが、シゲオは嫌がらせの様にオレの時にはカワイを出してくれないんだ」と愚痴を聞かされていたと思われる巨人先発・デセンスは、その川相がいない事に不安を覚えてしまっていたのか、2回に、ローズに号ソロを浴びると、4回にも、ローズに2打席連続の号ソロを叩き込まれてKO。一方、「川相不在で清原スタメンの巨人など、こいつで十分だぜ!」と被満塁弾マシン・小桧山を先発に持ってこられるなど、完全にナメられた巨人打線だが、その小桧山相手にすら、5回まで無得点の体たらく! 6回には、二死からマルちゃんが右中間を真っ二つに破りながら、一塁止まりと言う鈍足ぶりを露呈。更に、マルちゃんは、清原のヒットで一、二塁となった後、後藤のライト前ヒットでも本塁へ帰ってこられない鈍足ぶりを露呈。結局、ニックンがショートゴロに倒れ、3連打を浴びせながらも無得点と言う拙攻ぶり…。続く7回には、先頭の代打・川中をヒットで出しながら、川相不在で完全無策の野放し野球状態の巨人は、ただ漠然と強行策に出た代打・大野倫があっさりショートゴロゲッツーに倒れる始末。この後、仁志にヒットが出るものの、清水は凡退と言うチグハグな攻撃で、この回も無得点。8回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今夜の松井さんがライトスタンドへペタジーニ1差と迫る41号ソロを叩き込み、ようやく1点を返したものの、9回も三者凡退に倒れ、ゲームセット。中日戦の結果を待たずして、中日の優勝が決定。巨人は、10安打を放ちながら、8残塁で僅か1点に終わると言う完全無策野放し野球の典型的非効率攻撃をまたしても露呈。最後の最後まで名手・川相がフル欠場と言う今シーズンを象徴する内容で敗れるべくして敗れた巨人のペナントは、この日、ついに終戦となった

神宮:ヤクルト8勝18敗
D  000201110  5
S  004000000  4
勝:岩瀬10勝2敗1S
負:山本2勝6敗3S
S:ぷよぷよSUN1勝2敗27S
本:中井美穂の旦那13
 中日、11年ぶりの5度目の優勝も、山崎シリーズ絶望!
0−0で迎えた3回、ヤクルトは、一死一塁から、真中がピッチャー前にセーフティバントを敢行すると、送球を取りに言ったファースト・山崎と真中が交錯。山崎は左手首を痛めて退場となった。この後、佐藤がタイムリーを放ち、1点を先制! 更に、二死後、中井美穂の旦那・古田がライトスタンドに13号3ランを叩き込み、この回、一挙4点。しかし、勢いに乗る中日は、直後の4回、負傷退場の山崎に代わって守備に入っていた久慈,ピンキー井上の連続タイムリー二塁打で2点を返すと、6回には、またも久慈にタイムリーが飛び出して1点差。続く7回表、ここで巨人敗戦の報が届き、中日の優勝が決定。何とか勝って胴上げといきたい中日は、二死から関川,代打・愛甲の連打で一、三塁とすると、山本のワイルドピッチで同点。続く8回には、二死から久慈がこの日3本目のヒットで出ると、続くピンキー井上がレフト線にタイムリー二塁打を放ち、ついに勝ち越しに成功! 最後はぷよぷよSUNがペタジーニをセカンドフライに打ち取って、11年ぶりの5度目のリーグ優勝を白星で飾った。尚、負傷退場した山崎は左手首とう骨の骨折で全治6〜7週間と診断され、日本シリーズの出場は絶望的となった。

広島:広島10勝16敗
T  000000000  0
C  00000110×  2
勝:黒田5勝7敗
負:中込尊師2勝7敗
 
織田裕二、今季初リリーフも虚し! 阪神、一夜で最下位転落!
今や首位攻防戦より遙かに熱い最下位攻防戦裏天王山のこのカード。阪神・中込尊師,広島・黒田の両先発が5回まで2安打無失点と言う好投を繰り広げる投手戦となった。0−0で迎えた6回裏、広島は、2本のヒット四球で一死満塁とチャンスを掴むと、江藤がセンターへ犠牲フライを打ち上げ、ついに均衡を破る先制点。続く7回、一死二塁と言う場面で、ノムさんは、逆ハーラーダービーをぶっちぎりで独走する織田裕二を今季初めてリリーフとして投入するも、これが失敗。代わりばな、倉にタイムリーを浴びて貴重な2点目を失った。黒田は、球威,キレ共にまずまずで、ランナーを出しても3つの併殺を取るなど要所を抑える好投を見せ、今季初完封で5勝目をマーク。阪神は、一夜にして、再び最下位に逆戻りとなった。

福岡ドーム:ダイエー17勝9敗1S
Bu 003000011  5
H  210001000  4
勝:前川2勝1敗
負:篠原14勝1敗
S:大塚1勝4敗6S
本:カズ山本1
 水島新司の呪いか!? 篠原、ついに初黒星! カズ山本、現役続行へ強烈アピール!
ダイエーは、初回、近鉄先発の11月31日を勝手に作った男・前川の立ち上がりを攻めて、一死から4連打を浴びせて、2点を先制。続く2回には、一死満塁から大道のショートゴロ併殺崩れの間に1点を追加。3点を追う近鉄は、直後の3回、野選で1点を返すと、中村に2点タイムリー二塁打が飛び出して、一気に同点。追い付かれたダイエーは、6回、村松がセンター前にタイムリーを放ち、再び勝ち越しに成功! 粘る近鉄は8回、代打・高島の犠牲フライで再び同点に追い付き、試合を振り出しに…。土壇場9回、この日、「ドカベン プロ野球編」で山田に打ち込まれて、黒星をつけられると言う不吉な漫画を描かれてしまった不沈艦・篠原が、今季限りで近鉄球団から戦力外通告を受け退団が決まっており、花道を飾るべく6番DHで今季初スタメン出場となっていたカズ山本にライトスタンドへ今季1号勝ち越しアーチを叩き込まれると言う、水島新司の呪いとしか考えられない漫画の様なとんでもない展開! 結局、その裏、ダイエーは近鉄守護神・大塚の前に3人で抑えられ、篠原の無傷の連勝はついに14でストップした。尚、現役続行に固執するカズ山本は「引退してたまるか、わしゃ、まだまだやれるわぃ!」とばかりに決勝アーチを含む2安打と爆発するなど、現役続行へ強烈なアピールをかましたものの「来年? どこも取ってくれる所はないでしょう。もう無理です」と最後に弱気なコメント。試合終了後、カズ山本はナインに胴上げされると、ファンの声援に応えながら、古巣・福岡ドームのグラウンドを一周し、最後になるかもしれない花道を飾った。

千葉マリン:ロッテ11勝16敗
L  000200010  3
M  000000010  1
勝:土肥1勝1敗
負:薮田4勝4敗
S:佐藤秀0勝0敗1S
 金村兄、引退試合! 金村弟、花を添える3安打!
今季限りでの引退を発表している金村兄の引退試合となったこの試合。金村兄は6番サードでスタメン出場。2回、先頭の金村弟が兄の引退に花を添えるべく、ライト前ヒットで出塁! 一死後、打席に入った金村兄だったが、ショートゴロゲッツーに倒れ、現役最後の打席を全うした。0−0で迎えた4回、西武は、ヒットと2四球で二死満塁とすると、玉野がセンター前に2点タイムリーを放ち、先制。8回には、兄の引退試合を何としても白星で飾りたい金村弟が、この日3本目のヒットで出ると、ポールがライト前にタイムリーを放ち、1点を追加。投げては、先発・オツが3回を1安打無失点で降板すると、2番手・土肥も3回をノーヒットの好投。3番手の霊感投手・松坂の影武者・谷中が天野にタイムリー二塁打を浴びて1点を失ったものの、最後は4番手・佐藤秀が三者三振で締めくくり、金村兄の引退の花道を飾った。2番手の土肥はプロ初白星をマーク。

東京ドーム:日本ハム12勝15敗
BW 0000200201  5
F  0002200000  4
勝:小倉5勝2敗9S
負:下柳1勝4敗6S
本:オバンドー20、根本3、下痢ニール15
 下痢ニール、決勝15号! オリックス、3連敗でストップ!
0−0で迎えた4回裏、日本ハムは、一死からオバンドーが20号先制アーチを叩き込むと、二死後、根本がライトスタンドへ3号ソロを放ち、この回、2点。直後の5回、オリックスは、ヒットと2四球で満塁とすると、ハイツ田口がセンター前に2点タイムリーを放ち、同点。追い付かれた日本ハムは、その裏、一死から金子,石本の連打でチャンスを作ると、小笠原がタイムリー三塁打を放ち、2点を勝ち越し! 粘るオリックスは、8回、日本ハム3番手・石井から、大島,谷の連打で無死二、三塁とすると、一死後、4番手・下柳から下痢ニールがセカンドへのタイムリー内野安打。更に、二死後、小川にタイムリー二塁打が飛び出して、同点。試合は、この儘、延長に突入した。迎えた10回表、オリックスは、先頭の下痢ニールが右中間スタンドへ15号ソロを放ち、ついに勝ち越し。最後は、8回途中からマウンドに上がっていた小倉が3人で打ち取り、逃げ切った。