球界トピックス

9月29日


横浜:横浜11勝13敗
G  000100000  1
YB 20000100×  3
勝:戸叶2勝5敗
負:ドミンゴ9勝12敗
S:横山4勝3敗1S
本:マルちゃん16
 
名手・川相、またも悪夢のスタメン落ち! 巨人、終戦王手!
名手・川相をスタメンから外した事で、掛布雅之氏,不屈の闘志・吉村禎章氏らに徹底批判をされるなど、総スカンを食らった事も、すっかり忘れ去り、またも茂雄は、懲りずに無冠の帝王・清原をスタメン起用し、名手・川相を、またしてもベンチに幽閉する大暴挙! その巨人は初回、二死一、三塁とチャンスを掴んだものの、ここでチャンスブレイカー・清原がレフトフライ。絶好の先制チャンスを逸した事で、先発のドミンゴは「何で俺が先発の時は、いつもいつもいつもいつもいつもいつも”和製オジー”のミスター・カワイを出してくれないんだ! キヨハラより打つ俺がいるんだから、守備重視のオーダーにしてくれよ!」と早くもぶち切れ状態! いきなり先頭の石井タクローに二塁打を浴びると、一死後、鈴木なおのりのライトライナーを後藤がまずい守備で頭を抜かれてタイムリー二塁打としてしまい、まず1点。更に、二死後、村田善がパスボールを犯した事でイライラが増したか、ハマの大馬人・駒田にはショートへのタイムリー内野安打を浴びて、2点を先制された。2点を追う巨人は、川相不在の影響で打線が繋がらず、2,3回とゲッツーを食らってチャンスを逃す有様。迎えた4回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにマルちゃんが左中間スタンドへ16号ソロを叩き込み、1点差。6回にも、二死から、またもマルちゃんが右中間を破る二塁打を放ち、チャンスを作ったものの、ここで張本勲氏に「4安打を放った川相を外してまで出てるんですから、もっと頑張らないかんですよ!」と叱咤された無冠の帝王・清原は本領発揮の引っかけるバッティングでショートゴロに倒れ、無得点。これで、再び怒り心頭となったドミンゴは、その裏、二死一、二塁とピンチを迎えると、メカゴジラにライト前に弾き返され、3点目を失った。再び2点のビハインドとなった7回、先頭の後藤がで出ると、ニックンが送って一死二塁。ここで、ついに名手・川相が代打で登場。折角、絶好調だった時に茂雄の清原使いたい病の余波を食らってスタメンを落とされると言う嫌がらせを受けた事でやや調子を落としていた川相だったが、それでもライトへきっちりフライを打ち上げ、後藤を三塁に進める最低限の仕事を果たすと、岡村孝子の旦那・石井が代打で登場。しかし、折角、好調だった時に茂雄の清原使いたい病の余波を食らってスタメンを落とされると言う嫌がらせを受けた事で調子を落としていた石井は力ないライトフライに倒れて、無得点。この後、茂雄は、例によって、川相を守らせる事なくベンチに幽閉すると、これでもう2度と川相には頼れないと言う絶望的状況に陥った巨人は、この儘、粘りなく敗れ去った。  巨人が拙攻、拙守で完敗した。初回1死1、3塁のチャンスをつかむが、マルティネス、清原が倒れて先制機を逃す。二、三回には走者を出しながらゲッツー。

神宮:ヤクルト8勝17敗
D  000005300  8
S  000020000  2
勝:前田2勝0敗1S
負:五十嵐5勝4敗
本:ゴメス36
 ゴメス、6打点の大爆発! 中日、ついに優勝へ王手!
中日は、初回、いきなりの無死満塁のチャンスを逃すと、続く2回には、一死二塁から関川がセンター前に弾き返すも、二塁走者・中村が本塁憤死。3回には、福留が牽制死するも、3四死球で満塁としながら無得点。4回にも、一死一、二塁のチャンスを逸するなど、5回を終えて10残塁と言う大拙攻を繰り返す嫌な展開。そんな中日を後目に、ヤクルトは、5回、度会,岩村の連打の後、馬場が送って二、三塁。ここで、代打・青柳がレフト線へ2点タイムリー二塁打を放ち、ついに先制! ヤクルトは、6回から、代打を出された先発・ハッカミーに代えて、五十嵐を投入するも、これが大誤算。これに対して、中日は、二死から、関川,李ボンジョムが連打を浴びせた後、福留が歩いて満塁。ここでゴメスが右中間を破る走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に逆転! 更に満塁となった所で、代打・神野が2点タイムリーを放ち、この回、大量5点。更に、続く7回には、二死一、二塁から、ゴメスがレフトスタンドへ2試合連続となる36号3ランを叩き込み、試合を決定付けた。今季3度目の7連勝となった中日のマジックは1となり、ついに優勝へ王手をかけた。

広島:広島9勝16敗
T  000231201002 11
C  600110100000  9
勝:福原10勝7敗9S
負:長谷川1勝3敗
本:大豊18、吉本1、広池1、今岡6
 阪神、6点差大逆転で連敗ワースト記録阻止! 広島、一夜で最下位逆戻り!
今や首位攻防戦より遙かに熱い最下位攻防戦のこのカード。広島は、阪神先発・ミラーに対して、初回、いきなり野村,東出の連打で一、二塁とすると、一死後、キュラソ星人が左中間を破る走者一掃の2点タイムリー二塁打で先制。続く求道者・前田がライト前にタイムリーを放つと、なおも二死満塁となった所で、高橋建が一塁線へ絶妙のセーフティスクイズ。更に、早くも打者一巡して2度目の打席となる野村がライト前に2点タイムリーを放ち、この回、大量6点。これでチームワースト新記録の13連敗はほぼ確実と思われた阪神だったが、4回、二死からディアスのエラーで新庄が出ると、帳尻合わせに燃える大豊がライトスタンド上段へ18号2ランを叩き込み、反撃を開始。その裏、1点を失うも、直後の5回、星野のタイムリーの後、代打・吉本がバックスクリーンへ今季初アーチとなる1号2ラン。その裏、ルーキー投手の広池にプロ初アーチを浴びたものの、直後の6回、またも星野がタイムリー。7回には代打・ジョンソンの押し出し四球,代打・桧山のタイムリーでついに同点。それも束の間、広島はその裏、代打・嶋がタイムリー内野安打を放ち、再び勝ち越し。最後は小林幹を投入して逃げ切りを図ったものの、これに対して、阪神は、一死から今岡がレフトスタンドへ起死回生の6号同点アーチを放ち、試合は延長へともつれ込んだ。迎えた12回、阪神は、一死二、三塁とすると、塩谷がライト前にタイムリーを放ち、ついに勝ち越しに成功。更に、二死後、新庄がダメ押しのタイムリーを放ち、試合を決定付けた。9回からマウンドに上がっていた福原が最後まで投げきって、10勝目をマーク。阪神の連敗はようやく12でストップした。一方、敗れた広島は再び最下位転落となった。

福岡ドーム:ダイエー17勝8敗1S
Bu 001000000  1
H  20000100×  3
勝:星野10勝8敗
負:ユウキ4勝3敗
S:ペドラザ3勝1敗25S
 J.マッケンジー、全打点の活躍! 星野、チーム4人目の10勝目!
ダイエーは、初回、ヒットと2四死球で二死満塁のチャンスを作ると、J.マッケンジーがセンター前に2点タイムリーを放ち、先制。ダイエー先発・星野に対して、1,2回と3人ずつで片付けられてきた近鉄は3回、二死一塁とすると、大村がタイムリー二塁打を放ち、1点差。突き放したいダイエーは、6回、吉永,ニエベスの連打で無死一、二塁とするも、松中がセカンドへの併殺打。これでチャンスを逸したかと思いきや、ここでまたもJ.マッケンジーが右中間へタイムリー二塁打を浴びせて、3点目。これで楽になった星野は8回まで投げきると、9回からはペドラザを投入する必勝リレーを展開。ペドラザはローズの犠牲フライで1点を失ったものの、後続を断ち切り25セーブ目。8回を4安打1失点に抑えた星野は篠原,カリメロ,若田部に続くチーム4人目の10勝目をマークした。これでダイエーは今季2度目の7連勝を飾った。

千葉マリン:ロッテ11勝15敗
L  100100100  3
M  100000001  2
勝:霊感投手・松坂16勝5敗
負:武藤6勝10敗
S:デニー2勝4敗12S
 松坂、7回2安打で16勝目! 最多勝、ほぼ確実!
初回、西武は、2本のヒットで一死一、三塁とすると、フクーラにタイムリーエラーが飛び出して、1点を先制。その裏、最多勝を狙う西武先発の霊感投手・松坂は、先頭の諸積に二塁打を浴びると、小坂の犠打で一死三塁のピンチ。二死後、自らボークを犯して、労せずして同点のホームを与えてしまった。1−1で迎えた4回、西武は、ポール,和田の連打の後、中島が送って、一死二、三塁。ここで代打・高木浩がレフト前にタイムリーを放ち、1点を勝ち越し! 更に、7回には、一死三塁から、またもフクーラのタイムリーエラーで、ダメ押しとなる3点目を追加。松坂は7回を2安打に抑える好投を見せてマウンドを下りると、2番手・竹下が8回をピシャリ。しかし、粘るロッテは、土壇場9回、この回から代わった3番手・デニーに対して、二死から、この日2つのタイムリーエラーを犯しているフクーラが意地のヒットを放つと、続く代打・平井がタイムリー二塁打を放ち、1点差。なおも、一打同点と言う場面となったが、最後は天野が三振に倒れ、ゲームセット。これで松坂はオツ,ジョニー黒木(ロッテ),篠原(ダイエー)に2差をつける16勝目をマークし、高卒ルーキーとしては、45年ぶりと言う最多勝のタイトルはほぼ確実となった。

東京ドーム:日本ハム12勝14敗
BW 001000010  2
F  00201002×  5
勝:ガンちゃん13勝11敗
負:金田11勝9敗
S:生駒2勝8敗4S
 ガンちゃん、粘りの力投で13勝目! オリックス、ついに貯金消滅!
0−0で迎えた3回、オリックスは、立ち上がりから制球に苦しむ日本ハム先発・ガンちゃんから、ヒットと四球で、一死一、二塁とすると、下痢ニールがレフト前にタイムリーを放ち、1点を先制。その裏、日本ハムは、2つの四球で二死一、二塁とすると、小笠原がライト前にタイムリーを放ち、同点。更に、続く片岡もレフト前に弾き返して、勝ち越しに成功。5回には、一死一、二塁から五十嵐のタイムリーエラーで1点を追加。粘るオリックスは、8回、この回、3イニング目のロングリリーフとなる2番手・黒木に対して、2つの四球を選んだ後、内野ゴロ2つで1点を返し、1点差。しかし、その裏、日本ハムは、ジャイアン,橋上の連打の後、金子が送って一死二、三塁と言う場面を作って、オリックス先発・金田をKO。代わった鈴木は、代打・石本を三振にとったものの、小笠原を歩かせて満塁した後、片岡,オバンドーにも連続押し出し四球を与えて、この回、2失点。これで試合を決定付けた日本ハムは、最後は生駒が締めくくり、逃げ切りに成功。ガンちゃんは13勝目をマークした。11残塁の拙攻が響いて敗れたオリックスは3連敗となり、ついに貯金が消滅した。