球界トピックス

9月26日


東京ドーム:巨人14勝12敗
S  000000000  0
G  20100100×  4
勝:岡島3勝1敗
負:山部5勝6敗
本:仁志9、無冠の帝王12
 
名手・川相、スタメン復帰で快勝! 5投手で完封リレー!
前日、名手・川相をスタメンから外した事で、掛布雅之氏,不屈の闘志・吉村禎章氏らに徹底批判をされるなど、総スカンを食らった茂雄は、流石にバツが悪くなった…訳ではなく、単に、ヤクルト先発が左腕・山部と言う事で左対左に無駄に固執する事から、渋々ながら、名手・川相を2番サードでスタメン起用! この所、不安定な投球が続いていた先発・河原だったが、バックに川相がいると言う安心感から、初回を無難に抑えると、その裏、先頭の仁志が初球を叩いてレフトポール際へ大飛球。ファールと思われたこの打球だったが、判定はホームランで、若松監督の抗議も覆る事なく、9号先頭打者アーチとなった! 更に、一死一、二塁となった所で打席に入った恐怖のサードゴロ症候群に取り憑かれている清原はサードゴロゲッツーよりはマシとばかりに待球戦法を取ると、幸運にも四球を選んで、満塁。ここでニックンがセンターへきっちり犠牲フライを打ち上げて、2点目。直後の2回、河原は、2つの内野安打と言う不安な形でピンチを作ると、馬場には死球を食らわせてしまい、一死満塁。ここで名手・川相が河原を落ち着かせるべく声をかけると、これで立ち直った河原は、山部,真中と打ち取って、この回も無失点で切り抜けた。その裏、二死から、仁志が四球を選ぶと、名手・川相が得意の粘りを発揮して四球を勝ち取り、一、二塁としたものの、今夜の松井さんは三振に倒れて、結局、無得点。続く3回、一死走者なしの場面で打席に入った清原は、ゲッツーの恐怖から解き放たれて、レフトスタンドへ12号ソロを叩き込み、1点を追加。4回には、一死から、仁志がヒットで出ると、名手・川相が明らかに送りバントと警戒されている中、軽々と堅実無比なバントを決めて犠打世界記録へあと36と迫った。しかし、続く松井さんが凡退し、無得点。河原は、不調ながらも川相がバックにいる安心感から、粘りの投球で無失点を続けていたものの、5回、一死一、二塁とピンチを迎えると、勝利投手の権利まであと二人と言う所で、無念の降板となった。代わった岡島は、ペタジーニにヒットを浴びて満塁としたものの、代打・青柳を三振、中井美穂の旦那・古田を名手・川相へのサードゴロに打ち取って、見事にここを切り抜けた。岡島は、続く6回もピシャリと抑えると、その裏、先頭の清水がライト前ヒットで出塁。チュウのファーストゴロで一死二塁となった所で、ヤクルトは山部から河端にスイッチ。これに対し、代打・ソーサ元木がセンター前にタイムリーを放ち、貴重な4点目を追加。この後は、野村−三沢−桑田と言ったリリーフ陣が、川相がバックにいる安心感から、全く危なげのない内容でヤクルトに反撃を許さず、完封リレーを達成! 名手・川相がスタメンに復帰した事で勝利を収めた巨人は、依然として苦しい状態ながら、辛うじて優勝戦線に踏み留まった。

ナゴヤドーム:中日18勝7敗
T  000100003  4
D  100001003× 5
勝:ぷよぷよSUN1勝2敗26S
負:福原9勝7敗9S
本:福留16、ジョンソン20、山崎28
 
悪夢の逆転劇一転、山崎逆転サヨナラ3ラン!
中日は、初回、二死がら福留が二塁打で出ると、ゴメスがセンター前へタイムリーを放ち、1点を先制。1点を追う阪神は、4回、二死二塁から、帳尻合わせに燃える大豊がライト前へタイムリーを放ち、同点。追い付かれた中日は、6回、二死から、福留がライトスタンドへ16号ソロを叩き込み、再び1点のリード。中日は、9回、一死を取った所でサムソンから霊感投手・落合にスイッチするも、これに対して、新庄がレフト前ヒット。ここで代わった岩瀬に対しても、帳尻合わせに燃える大豊がセンター前ヒット。二死二、三塁となった所でマウンドに上がったぷよぷよSUNに対して、代打・ジョンソンがライトスタンドへ20号3ランを叩き込み、一気に逆転に成功! しかし、その裏、一死を取った所で、阪神は遠山から福原にスイッチするも、これが大誤算。福原に対して、中日は、ゴメス,立浪の連打で一、二塁とすると、山崎がレフトスタンドへ28号3ランを叩き込み、逆転サヨナラ勝ちを飾った。これで5連勝を飾った中日のマジックは5となった。一方、敗れた阪神は11連敗となり、最下位広島に0.5差と詰め寄られた。

広島:広島9勝16敗
YB 200100000  3
C  002000011× 4
勝:小林幹3勝6敗7S
負:河原0勝1敗
本:キュラソ星人31、メカゴジラ9
 代打・山田潤、サヨナラ内野安打! 小林幹、3ヶ月半ぶり白星!
横浜は、初回、二死から、2つの四球とヒットで満塁のチャンスを作ると、ここでメカゴジラがへセンター前へ2点タイムリーを放ち、先制。2点を追う広島は、3回、横浜先発・ハマの番長・三浦に対して、キュラソ星人がレフトスタンドへ31号2ランを叩き込み同点。直後の4回、横浜は、またもメカゴジラがライトスタンドへ9号ソロを放り込んで、再び勝ち越しに成功。4回以降、チャンスらしいチャンスを掴めないでいた広島だったが、8回、一死から、緒方が四球,キュラソ星人がヒットで繋いで、一、二塁とすると、求道者・前田がセンター前にタイムリーを放ち同点。9回には、この回から代わった2番手・河原を攻め、野村のヒット,倉の死球で一死一、二塁とすると、一死後、野村の代走・福地と倉でダブルスチールを決めて、二、三塁。ここで、3番手・ヒゲ魔神から、代打・山田潤のピッチャー前への高いバウンドの打球がタイムリー内野安打となり、今季3度目のサヨナラ勝ち! 広島の連敗は、ようやく5でストップ。8回から、2イニングを抑えた小林幹は6月6日以来の3勝目をマークした。

福岡ドーム:ダイエー18勝8敗1分
F  000000310000  4
H  000001102001× 5
勝:吉武1勝1敗
負:黒木3勝3敗8S
本:田中22
 延長12回、二日酔い・大越サヨナラタイムリー!
劇的優勝から一夜明け、ベテラン勢をスタメンから外して休ませる若手主体のオーダーを組んだダイエーは、0−0で迎えた6回、林のタイムリー三塁打で1点を先制。直後の7回、日本ハムは、石本の2点タイムリーで逆転に成功すると、更に、小笠原の内野ゴロの間に1点を加え、この回、3点。その裏、ダイエーは、一死一、三塁とすると、松中がライトオーバーのタイムリーを放ち、1点差。何とか突き放したい日本ハムは、直後の8回、田中がレフトスタンドへ22号ソロを叩き込み、再び2点のリード。粘るダイエーは、土壇場9回、大越のヒット、柴原の四球で無死一、二塁とすると、村松がバスターでセンター前に弾き返すタイムリーを放ち、まず1点。更に、一死後、大道がレフト前にタイムリーを放ち、ついに同点。二死後、代打・坊西がセンター前ヒットで、村松は一気に本塁を狙ったものの、センターの好返球の前にタッチアウトとなり、試合は、延長にもつれ込んだ。勢いに乗るダイエーは、12回、先頭の井口がセンター前に弾き返すと、坊西の犠打で二進。林が敬遠された後、鳥越がセンター前ヒットを放ち、一死満塁。ここで、この日3安打と当たっている優勝騒ぎでこの日、朝7時まで飲んでいた男・大越がセンターオーバーのタイムリーを放ち、パ・リーグタイ記録となる今季12度目のサヨナラ勝ちを飾った!

GS神戸:オリックス15勝12敗
L  000002020  4
BW 000100020  3
勝:森5勝8敗
負:ウィリー2勝3敗
S:デニー2勝4敗11S
 西武、継投で逃げ切り! オリックス、屈辱の全員三振!
西武・森,オリックス?ウィリーの両先発が立ち上がりから好投を見せ、共に、3回までノーヒットピッチングを展開。0−0の儘、迎えた4回、オリックスは、先頭の谷がチーム初ヒットとなる内野安打で出塁すると、下痢ニールの内野ゴロの間に二進。ここで小川がファーストへのタイムリー内野安打を放ち、1点を先制。1点を追う西武は、6回、二死から小関がヒットで出ると、エセネオエセ松井,金村弟の連続タイムリーで逆転に成功。8回には、エセネオエセ松井の犠牲フライ,金村弟のタイムリーで、貴重な2点を追加。粘るオリックスは、その裏、塩崎,田中の連打で無死二、三塁とすると大島の2点タイムリーで、1点差と詰め寄り、森をKO。しかし、反撃もここまで。森の後を受けた竹下−デニーの継投前に後続を断たれて、あと一歩及ばなかった。尚、この試合でオリックスの打者は史上5度目の全員三振を喫した。

大阪ドーム:近鉄12勝14敗
M  010010200  4
Bu 000020100  3
勝:藤田2勝1敗
負:宇高2勝2敗
S:ウォーレン1勝2敗27S
本:小坂3、クラーク29
 
フクーラ、勝ち越しタイムリー! ロッテ、3年連続最下位脱出確定!
ロッテは、2回、先頭の初芝が二塁打で出ると、一死後、堀がタイムリー二塁打を放って、1点を先制。更に、5回には、一死から、小坂がライトスタンドへ3号ソロを叩き込み、1点を追加。4回まで、ロッテ先発・小野の前に1安打と沈黙していた近鉄だったが、その裏、先頭のクラークが29号ソロを放って、1点を返すと、続く大久保が二塁打。川口の内野ゴロで一死三塁となった所で、的山がスクイズを決めて、同点。追い付かれたロッテは、7回、ヒットと四球で一死一、二塁とすると、フクーラがレフト前にタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。更に、二死後、初芝がセンター前にタイムリーを放ち、この回、2点。粘る近鉄は、その裏、代打・吉田のタイムリーで1点を返したものの、あと一歩及ばず、ゲームセット。これでロッテは3年連続最下位からの脱出が確定。一方、敗れた近鉄は18年ぶりに全球団からの負け越しが決定した。