球界トピックス

9月22日 S−YB(神宮)、H−BW(GS神戸):雨天中止


東京ドーム:巨人16勝10敗
T  000101000  2
G  10000101×  3
勝:槙原4勝3敗23S
負:山崎3勝1敗
S:桑田7勝9敗4S
本:今夜の松井さん40、清水7,8
 
清水、起死回生の2発! 松井さん、ついに大台40号!
前日、死球を食らって途中退場した無冠の帝王・清原だったが、タフさだけは球界トップクラスを誇るこの男は、早くも回復してしまった。そのせいで、茂雄は、またしてもレフト・マルちゃん,サード・清原,ファースト・石井が同時に存在すると言う守備力・機動力が中学レベルの究極無比超絶破滅オーダーを実現させ名手・川相を、またしても幽閉する大暴挙! 初回、巨人は、先頭の仁志を出しながら、川相不在と言う事で完全無策の野放し野球とあって、清水は強攻策でショートゴロのゲッツーに倒れる始末。あまりの惨状に、現実を再認識した今夜の松井さんは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2試合連続となる巨人では王さん以来22年ぶりと言う大台の40号ソロを叩き込み、1点を先制! 続く2回には、石井,清原と連打で無死一、二塁としたものの、川相不在と言う事で完全無策の野放し野球とあって、ニックンは強攻策で三振。続くチュウがライト前にヒットを放ったものの、石井の足ではホームへ帰って来られず、満塁。続くドミンゴはライトへフライを打ち上げるも、石井の足ではホームへ帰って来られず、続く仁志もライトフライに倒れて無得点に終わると言う究極無比超絶破滅オーダーの弊害が早くも露呈。初回から「何で俺が先発の時は、いつもいつもいつもいつも”和製オジー”のミスター・カワイを出してくれないんだ! キヨハラより打つ俺がいるんだから、守備重視のオーダーにしてくれよ!」と言う怒りを抑えて、何とか踏ん張ってきた先発・ドミンゴだったが、このあまりの惨状には、流石に、ぶち切れたか、2本のヒットで一死一、三塁とピンチを作ると、坪井にライト前に弾き返されて、同点。5回にも、一死一、三塁とピンチを迎えると、ミラーの当たりはマルちゃんへの浅いレフトフライ。三塁走者・今岡はマルちゃんを甘く見て強引に突っ込んだが、肩は別にヘッポコではないマルちゃんは好返球を返して、本塁を死守。しかし、続く6回、二死一、三塁とまたもやピンチを迎えると、桧山にサード頭上をライナーで越えるタイムリーを浴びて、ついに勝ち越しを許してしまった。1点を追う巨人は、その裏、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに清水がライトスタンドへ7号ソロを叩き込み、あっさり同点。しかし、依然として川相不在による不安感一杯のドミンゴに対して、直後の7回、阪神は、先頭の星野がライトフェンス直撃の二塁打を放つと、北川が送って、一死三塁と絶好の勝ち越しのチャンス。ここで、代打・八木のショートゴロの間に星野が本塁へ突っ込むも、光山のブロックに憤死。続く8回には、川相不在による不安感一杯の2番手・野村に対して、二死一、三塁とチャンスを作ると、ここで茂雄は槙原を投入。名球会入りの夢を捨ててまで、抑えに転向したにも拘わらず、桑田抑えの策に酔いしれて最優秀救援投手のチャンスまで打ち砕かんとする茂雄によって、またもや桑田の前に投げさせられる嫌がらせを受けた槙原だったが、今岡を三振に斬ってとり、何とか、ここを切り抜けた。この槙原の姿を不憫に思い、何とかセーブポイントをつけてあげたいとばかりに、先頭のチュウがヒットで出塁。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがこどく仁志に犠打を命じたものの、川相と比べ遙かにバント技術の劣る仁志は2球続けて失敗した挙げ句に強攻策に出ると、セカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の形。あまりの惨状に、現実を再認識した清水は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2打席連続となる8号ソロを叩き込み、1点を勝ち越し! 最後は、川相がようやく守備についた事で安心感一杯の桑田が3人で抑えて、この1点を守りきった。究極無比超絶破滅オーダーを組んだ甲斐は、またしてもない儘、いつまで経っても川相を出さない茂雄のヘッポコ采配の弊害で、毎回の様に大ピンチを作った巨人だったが、死力を尽くした守りで何とか凌ぎきった巨人は、辛うじて優勝戦線に踏み止まった。     
ナゴヤドーム:中日11勝14敗
C  000000010  1
D  02016030× 12
勝:山本昌8勝5敗
負:ミンチー姉さん2勝9敗
本:山崎27、ゴメス34
 中日、毎回20安打の猛打でマジック9!
中日は、2回、来季残留を賭ける広島先発・ミンチー姉さんに対して、山崎がレフトスタンドへ2試合連続となる27号ソロを叩き込んで、1点を先制。更に、ピンキー井上,中村が連打を浴びせた後、山本昌のスクイズで、この回、2点を奪い、早くもミンチー姉さんをKO。4回には、福留がタイムリーを放って、1点を追加すると、続く5回には、一死満塁から、関川,神野,福留,ゴメスと4連続タイムリーで一挙6点を奪い、9−0と大きく突き放した。中日は、7回にも、ゴメスがライトスタンドへ34号3ランを放って、ダメ押し。投げては、大量援護に守られた先発・山本昌が7回まで無失点の好投を展開。8回に求道者・前田にタイムリー二塁打を浴びて、完封がなくなった事で9回からは小笠原にマウンドを譲ったものの、8回を5安打1失点の内容で8勝目をマーク。毎回の20安打と言う打線の爆発で快勝を収めた中日のマジックは1つ減って、一桁の9となった。

西武吹き抜けドーム:西武15勝10敗1分
Bu 00110000003  5
L  00000020000  2
勝:大塚1勝4敗5S
負:竹下2勝2敗1S
S:香田5勝4敗7S
本:ローズ39、大久保2
 
延長11回、大久保、値千金の3ラン! 大塚、今季初勝利!
近鉄は、3回、先頭の吉田が二塁打で出ると、川口の犠打で三進。ここで武藤がライトへ犠牲フライを打ち上げて、1点を先制。続く4回には、ローズがバックスクリーン左へ39号ソロを叩き込み、1点を追加。近鉄先発・ユウキの前にかわされてきた西武だったが、7回、2つの四球とヒットで一死満塁とすると、伊東がレフト前にタイムリーを放って、まず1点。続く高木浩がライトへ犠牲フライを打ち上げて、ついに同点。更に、大友が歩いて、二死満塁とチャンスを広げたものの、ここで二塁走者・伊東が痛恨の牽制死。試合は、この儘、延長戦に突入した。迎えた11回表、近鉄は、二死から、ワンポイントとして投入された西武4番手・竹下から、ローズが二塁打を放つと、続くクラークが敬遠されて、一、二塁。ここでマウンドに上がった守護神・西崎に対して、代打・大久保が右中間スタンドへ値千金の2号3ランを叩き込み、勝負を決めた。最後は、香田が無難に抑えて、逃げ切った。8回途中から10回まで好投を見せた2番手・大塚は、今季初勝利をマーク。これで、この日、試合が雨天中止となったダイエーのマジックは1つ減って4となった。

千葉マリン:ロッテ10勝14敗
F  000100003  4
M  000110001  3
勝:関根11勝8敗
負:小林雅5勝3敗
S:下柳1勝3敗6S
本:偽ソーサ29、平井3
 土壇場9回、偽ソーサ、逆転3ラン! 関根、粘投で11勝目!
0−0で迎えた4回、日本ハムは一死からオバンドーが二塁打を放つと、二死後、偽ソーサがライト前にタイムリーを放って1点を先制。1点を追うロッテは、その裏、二死から松本がヒットで出ると、続く清水がタイムリー二塁打を放って、同点。続く5回には、二死一塁から、初芝がタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。ロッテ先発・小林雅は8回まで3安打の好投。毎度、このパターンで9回にウォーレンを注ぎ込まれては失敗し、白星を潰されてきた小林雅だったが、この日は、この儘、続投とあって、意気込んだものの、ヒットと死球で無死一、二塁のピンチを迎えると、一死後、またしても偽ソーサにレフトスタンドへ29号3ランを浴びて、逆転を許してしまった。その裏、粘るロッテは、この回からマウンドに上がった日本ハム2番手・黒木から先頭の平井がレフトスタンドへ3号ソロを叩き込んで、1点差と詰め寄ると、一死一塁から、代打・佐藤がライトオーバーの二塁打を放って、黒木をKO。一打サヨナラのピンチを迎えた日本ハムは、ここで下柳を投入すると、下柳は期待に応え、代打・イワオ画伯,小坂と打ち取って、逃げ切りに成功。中盤まで8安打を浴びながら、2点で食い止める粘りの投球を見せた関根は11勝目をマークした。