球界トピックス

9月21日 S−YB(神宮)、H−BW(GS神戸)、M−F(千葉マリン):雨天中止


東京ドーム:巨人15勝10敗
T  000120100  4
G  20300010×  6
勝:上原19勝3敗
負:舩木2勝5敗
S:桑田7勝9敗3S
本:今夜の松井さん38,39、大豊16、坪井5
 
究極無比超絶破滅オーダー炸裂も、松井さんの猛打で辛勝!
僅かに残る逆転優勝の為に、ソーサ元木が打球をぶち当ててまで欠場に追いやった無冠の帝王・清原だったが、タフさだけは球界トップクラスを誇るこの男は、早くも回復してしまった。19日、その清原の代わりにスタメン出場し、勝利に導いた岡村孝子の旦那・石井を、流石に、外す訳にはいかなくなったが、それでも、どうしても清原を使いたくて仕方がない茂雄は、ついにレフト・マルちゃん,サード・清原,ファースト・石井が同時に存在すると言う守備力・機動力が中学レベルの究極無比超絶破滅オーダーを実現させ名手・川相を、またしても幽閉する大暴挙! 上原が先発の時は、最早、何をやっても許されると思っているとしか考えられない暴君ぶりに呆れ果てた上原だったが、初回、気力の投球で0点に抑えると、その裏、巨人は、一死からヒットで出た清水がすかさず二盗。ここで今夜の松井さんがセンター左を抜けるタイムリー二塁打を放ち、1点を先制すると、続くマルちゃもレフト線へタイムリーヒット! しかし、この後、石井,清原が連続三振に倒れ、この回は2点止まり。3回には、一死から清水が四球を選ぶと、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに松井さんがライトスタンドへ通算200号(史上71人目)となる38号2ラン! 更に、二死後、突如、制球を乱した阪神先発・舩木から、石井が四球で歩くと、チャンスブレイカー・清原も凡打よりマシとばかりに死球を食らって出塁。ニックンもヒットを放って満塁とすると、チュウが押し出しの四球を選んで、この回、3点。直後の4回、茂雄は、死球を食らった清原に代えて、名手・川相をサードに送ったものの、3回まで、川相不在の上、中学レベルのバックを背負わされると言う憂き目に会い、立ち上がりから持ちうる精神力を出し尽くしていた影響で、上原は、既に、心身共にボロボロ状態。これに対して、阪神は、驚異の帳尻合わせに燃える大豊がライトスタンドへ16号ソロを叩き込むと、続く5回には、一死二塁から、坪井がライトスタンドへ5号2ランを放ち、3点目。7回には、2番手・野村が、先頭の坪井にセンター前に弾き返されると、一死後、代わった3番手・木村がワイルドピッチ。更に、新庄のレフトライナーと言う当たりをヘッポコレフト・マルちゃんがタイムリーヒットにしてしまい、4点目。1点差に詰め寄られた巨人は、その裏、松井さんがライトスタンドへこの日2本目となる特大39号ソロ! 二死後、名手・川相がライト線にポトリと落ちる渋いヒットで出塁したものの、ニックンが三振に倒れ、この回は1点止まり。8回、名球会入りの夢を捨ててまで、抑えに転向したにも拘わらず、桑田抑えの策に酔いしれて最優秀救援投手のチャンスまで打ち砕かんとする茂雄によって、またもや桑田の前に投げさせられる嫌がらせを受けた槙原が川相がバックにいると言う安心感から3人でピシャリと抑えると、6番手・桑田も、3人で打ち取り、逃げ切った。上原は、これで15連勝の19勝目をマーク。究極無比超絶破滅オーダーを実行に移した甲斐は殆どなかったが、松井さんの打棒爆発に救われて、何とか勝利を収めた巨人は、辛うじて優勝戦線に踏み止まった。     
ナゴヤドーム:中日11勝14敗
C  000000000  0
D  00012230×  8
勝:野口17勝6敗
負:高橋建3勝7敗
本:山崎26
 野口、今季3度目の完封! 中日、快勝でマジック10!
0−0で迎えた4回、中日は、一死から、李ボンジョム,山崎の連続ヒットで一、三塁とすると、井上のセカンドゴロの間に1点を先制。続く5回には、2つの四球とヒットで無死満塁とすると、福留が押し出しの四球を選んで、まず1点。続くゴメスはピッチャーゴロでホームゲッツーに倒れたものの、ここでファースト・新井がスリーアウトチェンジと勘違いして、一塁ベースコーチにボールをトスしてしまう大チョンボ!(記録は新井のエラー) この間に、二塁走者が生還して、この回、2点。6回には、山崎の26号ソロで1点をあげると、二死一、二塁の場面で、神野のセンターライナーを緒方が落球(記録はヒット)して、5点目。更に、7回には、中村がツーランスクイズを決めると、野口にもタイムリーが飛び出して、ダメ押しの3点を追加。投げては、先発・野口が、立ち上がりに制球に苦しんだものの、要所を抑える粘りの投球を見せ、今季3度目の完封で17勝目をマークした。これで中日のマジックは1つ減って、10となった。  

西武吹き抜けドーム:西武15勝9敗1分
Bu 01110000×  3
L  00000040×  4
勝:霊感投手・松坂15勝5敗
負:香田5勝4敗6S
S:デニー2勝4敗10S
本:クラーク27
 
7回、一挙4点で大逆転! 松坂、ハーラートップの15勝目!
西武先発は、シドニー五輪アジア予選から帰国後、初登板となる霊感投手・松坂。これに対して、近鉄は、2回、一死から、四球とヒットで一、二塁とすると、吉岡がレフト前にタイムリーを放って、1点を先制。続く3回には、先頭の大村がヒットで出ると、武藤の犠打で二進。ここで中村が左中間を破るタイムリー二塁打を放って、1点を追加。更に、3回には、先頭のクラークが左中間スタンドへ27号ソロを叩き込み、3点目。松坂に黒星をつけると堤オーナーが何かとうるさいので、何とかしたい西武は、7回、ようやく反撃を開始。2本のヒットで一死二、三塁として、近鉄先発・真木をKOすると、代わった香田から、代打・ポールがライト前に2点タイムリー。続く代打・高木浩が左中間を破るタイムリー二塁打を放って同点に追い付くと、二死後、清水がショートへのタイムリー内野安打を放って、ついに逆転に成功。直後の8回、近鉄は、無死一、二塁のチャンスを掴み、松坂をKOしたものの、代わったデニーの前に後続を経たれると、9回も3人で抑えられ、ゲームセット。松坂は、これでハーラーダービー単独トップの15勝目をマークした。

 
園川、今季限りで引退表明!
年に数回、人が変わった様な快投を演じる男・園川が、この日、緊急記者会見を開き「1年を通して、自分の思う様に身体が動かなくなった」と、体力的な限界を理由に、今季限りで引退する意向を明らかにした。18日の試合前に、既に、山本監督には引退の意志を伝えてあったとの事。山本監督は「ロッテにとっては、本当に功労者。最後の最後まで何とか手助けをしてくれるよう、本人に話した」と、シーズン終了までの一軍帯同を決め、本拠地最終戦での引退試合の開催を球団側に要請する模様。尚、引退後の進路については、今の所、未定。