球界トピックス

9月19日


東京ドーム:巨人17勝9敗
C  111000000  3
G  000200011× 4
勝:槙原3勝3敗23S
負:横山4勝4敗
本:緒方32、岡村孝子の旦那・石井11、ニックン16
 
川相、またもフル欠場も、ソーサ元木の機転でサヨナラ勝ち!
連夜、チャンス・ブレイカーぶりを発揮する無冠の帝王・清原をいつまで経っても下げようとしない茂雄に、業を煮やしたか弟分のソーサ元木が打撃練習で清原の鳩尾目掛けて打球をぶち当て、否が応でも下げざるをえない状態に陥らせる大ファインプレー! これでは、流石に茂雄も清原をベンチに下げ、岡村孝子の旦那・石井をスタメン起用! しかし、折角、清原を下げながら、相も変わらず、名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙をかました上に、レフトがマルちゃんとあって、不安感一杯の先発・河原は、初回、いきなり緒方に左中間スタンドへ2試合連続の先制32号ソロを浴びると、続く2回には、江藤,島に連続二塁打を浴びて2点目。更に、3回には、求道者・前田にライトフェンス直撃のタイムリー二塁打を浴び、3点目を失った所でKO。3点を追う巨人は、4回、一死から、今夜の松井さんが四球を選ぶと、二死後、夢を諦めない男・石井が「だから、清原でなく俺を使えと言っとるんじゃ、どりゃ〜っ!」とばかりに、左中間スタンドへ11号2ランをぶち込んで、1点差! 7回には、先頭の清水が四球で歩くと、茂雄は、犠打世界記録を狙う名手・川相にあてつけるがごとく、ニックンに犠打を命じるも、川相と比べて遙かにバント技術の未熟なニックンは、広島内野陣の猛ダッシュのプレッシャーにバットを出す事すら出来ず、三振に倒れるなど、結局、無得点。直後の8回、名球会入りの夢を捨ててまで、抑えに転向したにも拘わらず、桑田抑えの策に酔いしれて、最優秀救援投手のチャンスまで打ち砕かんとする茂雄によって、またもや桑田の前に投げさせられる嫌がらせを受けた槙原が3人でピシャリと抑えると、その裏、この姿を不憫に思い、何とかセーブポイントをつけてあげたいとばかりに仁志が三塁ベースに当たる幸運な二塁打で出塁。後藤が送って、一死三塁となった所で、松井さんが前進守備の狭い一、二塁間を破るタイムリーを放ち、同点! 更に、土壇場9回、一死から、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにニックンが右中間スタンドへ16号ソロを叩き込み、サヨナラ勝ちを収めた。名手・川相はまたもフル欠場するなど、相変わらずの茂雄のヘッポコ采配は爆裂したが、試合前に清原をKOするソーサ元木の大活躍に助けられた巨人は、中日との差を3ゲームに縮め、辛うじて、優勝戦線に踏み留まった。 

横浜:横浜10勝15敗
D  000000000  0
YB 01000000×  1
勝:ハマの番長8勝9敗
負:人斬り抜刀斎7勝8敗1S
本:進藤11
 進藤、値千金の先制弾! ハマの番長、2安打完封!
中日は、初回、二死から、福留のヒット,ゴメスの四球で一、二塁と先制のチャンスを掴んだものの、李ボンジョムがセンターフライに倒れて無得点。一方、横浜も、その裏、2つの四球で二死一、二塁としながら、無得点に終わったものの、続く2回、一死から進藤がライトスタンドへ11号ソロを叩き込み、1点を先制。以降、中日・人斬り抜刀斎,横浜・ハマの番長・三浦の力投が続き、両軍チャンスらしいチャンスもない儘、試合は終盤に突入。横浜は7回、2本のヒットで一死一、二塁と久々のチャンスを作るも、ここも、人斬り抜刀斎の気迫の投球の前に、後続を断たれて無得点。しかし、三浦も、キレのいいフォークで中日打線を翻弄。結局、散発2安打、三塁も踏ませない投球で今季3度目の完封で最少援護の1点を守りきり、8勝目5安打1失点で完投した人斬り抜刀斎だったが、進藤の一発に泣いて、8敗目。      
神宮:ヤクルト14勝13敗
T  000020010  3
S  10000003×  4
勝:五十嵐5勝3敗
負:遠山2勝1敗1S
S:高津1勝1敗28S
本:塩谷3、ペタジーニ42
 
遠山、轟沈! ペタジーニ、逆転42号3ラン!
初回、ヤクルトは、阪神先発・湯舟から、先頭の真中がヒットで出ると、宮本の犠打で二進。ここで佐藤がタイムリー二塁打を放って、1点を先制。1点を追う阪神は、ヤクルト先発・高木の前に4回まで2安打と抑え込まれてきたが、5回、二死二塁から、塩谷がレフトスタンドへ3号2ランを叩き込み、逆転に成功。8回には、二死一塁から、帳尻合わせに燃える大豊がセンター前に弾き返して、チャンスを広げると、今岡がライト前にタイムリーを放って、貴重な1点を追加。しかし、粘るヤクルトは、その裏、一死から、宮本の四球,佐藤のヒットで一、二塁として、湯舟をKO。代わった2番手・遠山から、ペタジーニが42号3ランを放ち、一気に逆転に成功。こうなると、あとは、守護神・高津が9回をピシャリと抑える必勝リレーで逃げ切り。これでヤクルトは対阪神8年連続の勝ち越しを決めた。これで6連敗となった阪神は、今季最多の借金17となった。 

福岡ドーム:ダイエー13勝12敗1分
M  000000000000  0
H  000000000001× 1
勝:篠原13勝0敗
負:ウォーレン1勝2敗26S
 
坊西、劇的サヨナラヒット! 篠原、4回零封で無傷の13連勝!
ダイエー・永井,ロッテ・ジョニー黒木の息詰まる投手戦となったこの試合。両軍、度々チャンスを掴みながらも、固い守りで一歩も譲らず、0−0の儘、9回に突入。ダイエーは、この回から勝利を呼ぶ男・篠原を投入する。これに対して、ロッテは先頭の初芝がセンター前に弾き返すと、平井が送って一死二塁のチャンス。しかし、代打・大塚がライトフライ,フクーラがピッチャーゴロに倒れ無得点。その裏、ダイエーは、先頭ランナーを出すも、三振ゲッツーを食らうなど、点が取れず、試合は延長にもつれ込んだ。11回裏、ダイエーは、先頭の小久保がセンター前ヒットで出ると、大越が送った後、松中が敬遠,J.マッケンジーも歩いて、一死満塁。井口、三振の後、村松の一、二塁間の痛烈な打球をフクーラが好捕。村松、執念のヘッドスライディングも間一髪及ばず、この回も無得点。12回、ロッテも、2つの四球で一死一、二塁ししたものの、清水がショートゴロゲッツーに倒れてチェンジ。これで負けのなくなったダイエーは、その裏、この回から代わったロッテ2番手・ウォーレンに対して、先頭の柴原がレフト前ヒットで出塁すると、浜名が送った後、吉永が敬遠されて、一死一、二塁。ここでダイエーは、とっておきの代打・秋山を投入すると、秋山はサードへ高いバウンドとなる内野安打。満塁となった所で、代打・坊西が三遊間を破り、今季11度目の劇的なサヨナラ勝ちを収めた。これでダイエーのマジックは1つ減って5。今季最長の4イニングを見事に抑えた篠原がついに最優秀勝率の受賞資格に届く無傷の13勝目をマークした!

西武吹き抜けドーム:西武11勝14敗
BW 000000000  0
L  10500200×  8
勝:オツ14勝9敗
負:マーク3勝6敗1S
本:エセネオエセ松井15
 オツ、8回二死までノーヒットの快投! ハーラートップタイの14勝目!
西武は、初回、二死からエセネオエセ松井が二塁打で出ると、続く金村弟がレフト前にタイムリーを放ち、1点を先制。3回には、一死から和田,小関の連打の後、エセネオエセ松井が歩いて、満塁とした所で、またも金村弟が走者一掃のタイムリー三塁打。更に、二死一、三塁となった後、垣内,伊東の連続タイムリーが飛び出して、この回、一挙5点。6回にも、エセネオエセ松井の15号2ランで、ダメ押しの2点を追加。投げては、大量点に守られた先発・オツは、初回こそ2四球を出す苦しい立ち上がりながら、2回以降は立ち直って、7回までパーフェクト。ワンサイドゲームとあって、試合の焦点は、オツのノーヒットノーランなるかに絞られたが、8回、二死をとって、あと4人と言う所で、三輪にショートへの内野安打を浴びて、記録はストップ。完封が残っていたもののオツは9回からは、橋本にマウンドを譲った。橋本は、一死一、二塁とピンチを迎えたものの、最後は連続三振で締めくくり、完封リレーを達成。オツは、これでハーラーダービートップタイの14勝目をマークした。

大阪ドーム:近鉄12勝15敗
F  010012010  5
Bu 000000000  0
勝:建山6勝5敗
負:岡本8勝11敗
本:偽ソーサ27,28
 偽ソーサ、2発4打点! 建山、プロ入り初完封!
日本ハムは、2回、オバンドー,田中の連打で、無死二、三塁とすると、一死後、偽ソーサがセンターへ犠牲フライを打ち上げて、1点を先制。5回には、二死から石本のヒット,小笠原の四球で一、二塁とすると、片岡がセンター前に弾き返して2点目。続く6回には、一死一塁から、偽ソーサがバックスクリーン横へ27号2ランを叩き込み、近鉄先発・岡本は、この回で降板となった。偽ソーサは8回にも2打席連続となる28号ソロを放ち、ダメ押しの1点を追加。投げては、先発・建山が、立ち上がりこそ不安定だったが、緩急を巧みに使って、要所を抑える丁寧な投球を見せ、プロ入り初完封で6勝目をマークした。一方、岡本は、ガンちゃんに並ぶリーグ最多の11敗目を喫した。