球界トピックス

9月14日 BW−Bu(GS神戸):雨天中止


ナゴヤドーム:中日14勝11敗
G  001002002  5
D  000000000  0
勝:上原18勝3敗
負:人斬り抜刀斎7勝7敗1S
本:マルちゃん14、今夜の松井さん36、岡村孝子の旦那10
 上原、プロ初完封でルーキー新の14連勝!
いよいよ迎えた首位・中日との今季最後の天王山。しかし、茂雄は、この期に及んで、川相不在でも勝てる可能性が最も高い上原が先発の時こそ、あえて外して「川相不要論」をより強固なものにしようと言う陰謀を懲りずに働かせる大暴挙! また、12日に復活させた「四番清原」こそ辞めたものの、中日の先発が左の野口でなく、右の人斬り抜刀斎と言う事で、清水をレフトに、マルちゃんをファーストに、そして「サード清原」を再び復活させる破滅オーダーを展開した! 予想通り、上原の力投と、川相不在の影響で粘りのない巨人の淡泊な攻撃で、早いテンポとなったこの試合。0−0で迎えた3回、巨人は、二死から、仁志がレフト線へ二塁打を放つと、幸か不幸かマルちゃんと清原を無理矢理でも併用したがる茂雄のヘッポコ采配の影響でスタメンに回る事が出来た清水がライト前にタイムリーを放ち、1点を先制! 6回には、四球を選んだ今夜の松井さんを一塁に置いて、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにマルちゃんがレフトスタンドへ14号2ランを叩き込み、2点を追加。川相不在の上、サード清原と言う危険な状況を背負いながら、V奪回への執念で持ちうる精神力の全てを振り絞る力投を続けてきた影響で疲労困憊となっていた上原だったが、7回、清原の代走として投入された名手・川相が、その儘、守備についた事により、息を吹き返し、7,8回をピシャリ。これで一気に上昇ムードとなった巨人は、9回、中日2番手・岸川から、今夜の松井さんがライトスタンドへ36号ソロ、一死後、3番手・正津から、代打・岡村孝子の旦那・石井が左中間スタンドへ10号ソロ! 更に、この後、名手・川相がセンター前に弾き返す会心のヒットの後、チュウもヒットで繋いだものの、次が上原と言う事で、この回は2点止まり。この2点で楽になった上原は、その裏も3人で抑え、ルーキー新記録となる14連勝をプロ初完封で飾り、18勝目をマークした。これで巨人は、首位中日に2.5差に詰め寄った。 
広島:広島11勝12敗
S  000210112  7
C  005000010  6
勝:五十嵐4勝3敗
負:沢崎1勝2敗14S
S:高津1勝1敗26S
本:求道者・前田11、ペタジーニ41、青柳3、デカ16、佐藤11
 
ディアス、痛恨の追い越し! 求道者・前田、プロ初の満塁弾も空砲!
0−0で迎えた3回裏、広島は、ヤクルト先発・山部の制球難をついて満塁とすると、求道者・前田がバックスクリーン右へ11号グランドスラムを放ち、4点を先制! 更に、新井が歩いた後、ディアスがレフト・デカのグラブを弾いてスタンドに入れる幸運な2ラン…と思いきや、デカが捕球するかもしれないとハーフウェイで止まっていた一塁走者・新井を全力疾走していたディアスが追い抜いてしまうボーンヘッド! 記録上、新井は生還が許されたが、ディアスはシングルヒット止まりでアウトとなる幻のホームランとなった。この回、5点を奪いながら、このプレーで流れはヤクルトへと傾いた。直後の4回、ペタジーニがライトスタンドへ7試合ぶりとなる41号ソロで反撃の狼煙をあげると、シドニー五輪アジア予選に派遣されている中井美穂の旦那・古田に代わっての先発マスクとなった青柳もレフトスタンドへ3号ソロを放ち、この回、2点。5回、7回と1点ずつ返して、1点差で迎えた8回には、デカがレフトスタンドへ16号ソロを叩き込み、ついに同点。広島は、その裏、緒方のタイムリーで再び勝ち越しに成功したものの、粘るヤクルトは、土壇場9回、広島・抑えの沢崎に対して、二死二塁から、佐藤がレフトスタンドへ起死回生の11号2ランを放り込み、逆転に成功。その裏は、守護神・高津が締めくくり、26セーブ目をマークした。敗れた広島は、今季の負け越しが確定した。

東京ドーム:日本ハム7勝16敗1分
H  000013000  4
F  000000001  1
勝:若田部10勝5敗
負:関根10勝8敗
本:柳田1、小久保23、ニエベス14
 
若田部、12K完投で10勝目! ダイエー、マジック10!
ダイエーは初回、いきなり一死三塁と先制のチャンスを掴んだものの、吉永,小久保と凡フライに倒れ、無得点。0−0で迎えた5回、先頭の浜名がライト線へ快打を放つも、三塁を欲張ってタッチアウト。チグハグな攻撃の続く嫌なムードとなったが、柳田がレフトスタンドへ2年ぶりとなる今季1号を叩き込み、1点を先制。続く6回には、二死から、主砲・小久保がレフトスタンドへ23号ソロを叩き込み、1点を追加。更に、死球のJ.マッケンジーを一塁に置いて、ニエベスがライトスタンド看板の更に上を越える特大14号2ランを放ち、この回、3点。投げては、先発・若田部が、キレのいい変化球を駆使して、毎回の12三振を奪う力投を展開! 9回に田中のタイムリーで完封こそ逃したものの、4安打完投で5年ぶりの2桁勝利となる10勝目をマークした。西武が敗れた為、ダイエーのマジックは2つ減り、10となった。一方、敗れた日本ハムは、今季の負け越しが決まった。

西武吹き抜けドーム:西武12勝10敗
M  000203001  6
L  000000000  0
勝:ジョニー黒木14勝8敗
負:オツ13勝9敗
本:吉鶴4
 
オツ、6回5失点KO! ジョニー、ハーラートップタイの14勝目!
西武先発は、中4日での登板となったオツ。序盤はオツの前に抑えられていたロッテだったが、0−0で迎えた4回、二死から、堀がライト前にヒットを放つと、続く吉鶴が左中間スタンドへ4号2ランを叩き込み、2点を先制。更に、6回には、ヒットと四球で、一死一、二塁のチャンスを作ると、酒井が左中間へタイムリー二塁打。更に、サブローがバットを折りながらも、レフト前にしぶとく落とすタイムリーを放ち、オツをKO。ロッテは、9回にも、フクーラのタイムリーでダメ押しの1点を追加。投げては、先発・ジョニー黒木が6回まで3安打無失点の力投を展開。7回以降は、藤田−吉田と繋いだリリーフ陣がピシャリと抑え、完封リレーを達成。ジョニー黒木は、ハーラーダービートップタイとなる14勝目をマーク。ロッテは、これで8月14日以来の貯金1となった。

 
鈴木一朗、今季中の復帰が微妙?
下柳(日本ハム)の死神ボールを右手首に食らい、戦線離脱中の鈴木一朗だが、今季中の復帰が微妙となってきた。松下トレーナーによれば、回復具合は50%程との事。鈴木一朗本人は「手首は微妙な場所。急いでやって、影響が出てもいけませんから」と打撃練習の再開にすら慎重な様子。しかし、仰木さんは、4位ロッテに1ゲーム差と迫られている状況に、Aクラス死守の為にも、早期の復帰を願っている模様。尚、最多安打のタイトルはエセネオエセ松井(西武)に、既に、18本差をつけられており、奪回はほぼ不可能だが、打率の方はエセネオエセ松井に1分7厘差とつけており、この儘、欠場を続けても、逃げ切れる目算が高いと思われる。