球界トピックス

9月12日
シドニー五輪アジア地区予選:台湾17−1フィリピン 中国7−0タイ


甲子園:阪神10勝14敗
G  000110010  3
T  000010000  1
勝:河原2勝2敗
負:ミラー2勝4敗
S:木村5勝2敗2S
本:大豊13、チュウ9
 清原、悪夢の4番復帰でノーヒット! 桑田、悪夢の危険球退場!
デーゲームで中日が勝ち、プレッシャーがかかる巨人だが、前日、あまりの茂雄のヘッポコ采配ぶりにナインが逆ギレしたおかげで勝ちを収めた事を采配の成功と勘違いしたか、茂雄は、この日も、名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙! 前日、目を覆うばかりの拙守を繰り返したマルちゃんをレフトから外したものの、代わりに入ったのは何と後藤で、清水をまたも幽閉! 更に、マルちゃんを引っ込めた事で無冠の帝王・清原をついに4番に復帰させると言う病気が再発! 0−0で迎えた4回表、巨人は、先頭の仁志が四球を選ぶと、後藤の犠打で二進、更に、阪神先発・ミラーのワイルドピッチで三進すると、今夜の松井さんのファーストゴロの間に本塁に生還し、ノーヒットで1点を先制。続く5回には、マッスル千代の富士がセーフティバントで出ると、続くニックンが四球を選び、ソーサ元木の犠打で二、三塁。ここでチュウのセカンドゴロの間にマッスル千代の富士が生還し、地味に2点目を追加。しかし、その裏、阪神は、川相不在の影響で、序盤から持ちうる全ての精神力を振り絞り、既に、疲労困憊の巨人先発・河原に対して、大豊が左中間スタンドへ13号ソロを叩き込み、1点差。続く6回に、二死から、坪井が二塁打を放ち、ここで河原はKO。しかし、代わった岡島は田中をセカンドゴロに打ち取り、何とか無得点で切り抜けた。巨人は、川相不在で粘りに欠ける為に、ミラーの前に、7回までマッスル千代の富士のセーフティバントによる僅か1安打のみに抑えられていたが、8回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにチュウが左中間スタンドへ9号ソロを放り込み3点目を追加。巨人は、その裏からマウンドに上がった本来のストッパー・槙原が完璧な投球を見せたにも拘わらず、臨時ストッパー・桑田が成功している事で自分の功績を高めたい茂雄は、9回、迷う事なく槙原を引っ込め、桑田を投入するも、これが信じられない悪夢のアクシデントを呼び起こす結果となった。川相不在による連夜のプレッシャーでまいっていた桑田は、いきなり先頭の代打・八木のヘルメットをかする死球を食らわせてしまい、危険球で即退場となってしまったのだ。完璧な投球から、一転、飯田にぶつけてしまって危険球退場となった後、逆転負けを喫した4年前のヤクルトとの開幕第2戦の悪夢が甦る不吉な展開に暗雲漂う巨人ベンチ! 緊急登板となった上に、川相も不在とあって不安感一杯の野村は、続く坪井にレフト前に落とされた後、田中の犠打で一死二、三塁。ここで茂雄は、野村から木村にスイッチ。木村は気力を振り絞り、新庄をセカンドフライに打ち取ったものの、ここで茂雄は、またも檄を飛ばしに登場。かつての槙原の時の経験から、成功すれば自らの手柄、失敗しても木村の責任とマスコミが取り上げる事を計算づくの狡猾な行動である事を見抜いた木村は「ふざけるなよ、茂雄〜っ!」と逆ギレしつつも、自分だけ損をするのも馬鹿馬鹿しいと、辛うじて残っていた理性で冷静になり、とりあえず、大豊を歩かせる事で二死満塁と長打が出ればサヨナラのピンチを作って、茂雄の檄が無駄だった事を立証しつつ、桧山はピッチャーゴロに打ち取る余裕を見せて、このピンチを凌ぎきった。巨人は、これで対阪神14年連続の勝ち越しを決めた。

ナゴヤドーム:中日15勝8敗
S  000000101  2
D  10002000×  3
勝:前田1勝0敗1S
負:高木9勝6敗
S:ぷよぷよSUN0勝2敗24S
本:佐藤10
 
前田、2年ぶりの先発で力投! 中日、マジック17!
中日はローテの谷間とあって、中継ぎで結果を出していた前田を2年ぶりに先発起用。前田が初回を無難に3人で抑えると、その裏、中日は、二死一、二塁から立浪がライト前へタイムリーを放ち、1点を先制。5回には、先頭の前田が四球で歩くと、続く李ボンジョムの左中間への二塁打。その後、二死をとられたものの、ゴメスが詰まりながらもライト前に落とすタイムリーを放ち、2点を追加。前田は、6回まで1安打無失点と言う計算以上の好投を続けてきたが、7回、佐藤に10号ソロを浴びると、一死後、中井美穂の旦那・古田にヒットを浴びた所で降板。この後、霊感投手・落合−岩瀬と繋いで、迎えた9回、ヤクルトは、二死二塁とチャンスを作って、守護神・ぷよぷよSUNを引きずり出すと、古田がセンター前にタイムリーを放って、1点差。しかし、反撃もここまで。最後は、代打・スミスが倒れ、ゲームセット。好投した前田は今季初勝利をマーク。これで中日のマジックは1つ減り、16となった。

横浜:横浜15勝8敗
C  000310120  7
YB 000100012  4
勝:高橋建3勝6敗
負:ハマの番長7勝9敗
本:緒方29,30、谷繁10
 
求道者・前田、先制タイムリー! 高橋建、完投で3勝目!
0−0で迎えた4回、広島が、ようやく横浜先発・ハマの番長・三浦を捕まえた。二死一塁から、求道者・前田が先制のタイムリー二塁打を放つと、続く嶋,ディアスにも連続タイムリーが飛び出して、この回3点。その裏、ローズに外国人新記録の135打点目となるタイムリーで1点を返されたものの、直後の5回、緒方がレフトスタンドへ29号ソロ、7回にも2打席連続の30号ソロを叩き込み、三浦をKO。代わった戸叶からも、8回、ディアスのタイムリー等で2点を追加。6点のビハインドながら、粘る横浜は、その裏、広島先発・高橋建のワイルドピッチで1点を返すと、土壇場9回には、二死から、谷繁がレフトスタンドへ10号2ランを放り込み、3点差。しかし、代打・ポゾがセンターフライに倒れて万事休す。高橋建は4失点ながら完投で3勝目をマークした。

大阪ドーム:近鉄8勝16敗1分
H  110000000  2
Bu 000100000  1
勝:篠原11勝0敗
負:岡本8勝10敗
S:ペドラザ2勝1敗23S
本:J.マッケンジー17、武藤1
 小久保、連日の先制打! 篠原、無傷の11勝目!
ダイエーは、初回、先頭の柴原がヒットで出ると、村松が送って二進。二死後、小久保が三遊間を破るタイムリーーを放ち、1点を先制。続く2回には、先頭のJ.マッケンジーが左中間スタンドへ17号ソロを叩き込み、1点を追加。2回,3回と満塁のチャンスを掴みながら、あと一本が出ないでいた近鉄だったが、4回、二死から武藤がライトスタンドへプロ入り初ホーマーを叩き込み、1点差とすると、更に、連続四球を選んで、一、二塁のチャンス。ここでダイエーは、先発・永井を諦めて、吉田にスイッチ。吉田は、代わりばなローズを歩かせて、三たび満塁のピンチを作ったものの、クラークを空振りの三振に斬って取り、この回を1点で切り抜けた。ダイエーは、この後、以降、藤井−篠原と得意の継投を見せ、最後はペドラザを投入する必勝リレーを展開。ペドラザは簡単に3人で打ち取り、23セーブ目。4番手の篠原は無傷の11勝目をマーク。ダイエーは、これでマジックを1つ減らし、12とした。9回を2失点完投と好投した近鉄先発・岡本だったが、ダイエーを上回る11安打を放ちながら、14残塁と言う味方の拙攻に泣き10敗目。

東京ドーム:日本ハム10勝17敗
L  103000000  4
F  000001001  2
勝:石井13勝7敗
負:ガンちゃん11勝10敗
S:橋本1勝2敗3S
本:ジャイアン7
 
ガンちゃん、13Kの力投虚しく、10敗目!
西武は初回、ヒットの小関を一塁に置いて、エセネオエセ松井が左中間へタイムリー二塁打を放って、1点を先制。1点を追う日本ハムは、その裏、2本のヒットで一死二、三塁とするも、オバンドーのショートゴロで三塁走者・石本が本塁憤死。続く田中が三振で無得点。続く2回にも、3安打を集中して満塁のチャンスを掴みながら、無得点。相次ぐピンチを脱出した西武は、3回、一死から、小関,エセネオエセ松井,金村弟,高木大と4連打を浴びせて、3点を追加。日本ハムは、その裏も、一死一、二塁とチャンスを作ったが、またしても無得点。6回に、ジャイアンの7号ソロが飛び出して、ようやく1点を返した所で西武先発・石井をKOしたものの、代わった竹下に対して、8回まで一人の走者も出せず、反撃の根を断たれた。最終回、小笠原のタイムリーで1点を返し、なおも一発が出れば逆転サヨナラと言う場面を作ったものの、あと一本が出なかった。日本ハム先発・ガンちゃんは、完投で13三振を奪う力投を見せたが、味方の拙攻に泣いた。

千葉マリン:ロッテ13勝10敗
BW 011000001  3
M  21500000×  8
勝:小野2勝1敗
負:牧野1勝1敗
本:下痢ニール13
 
小野、プロ初完投で2勝目! ロッテ、久々の5割復帰!
序盤から主導権を握ったのはロッテ。初回、大塚のタイムリー二塁打で先制すると、二死後、フクーラがタイムリー三塁打を放ち、この回2点。2回、日高のタイムリーで1点を返された裏には、小坂のタイムリー三塁打で再び2点差とし、オリックス先発・牧野をKO。直後の3回、下痢ニールに13号ソロを浴びて、再び1点差と迫られた裏には、2つの四球の後、日高のエラーで1点をあげると、更に、諸積,小坂,大塚が3連打。二死後、フクーラが2点タイムリー二塁打を放って、この回、大量5点を奪い、試合を決定付けた投げては、前回の登板でプロ初勝利を飾った先発・小野が大量リードに守られて、中盤以降、丁寧な投球でオリックス打線を翻弄。9回に、日高の犠牲フライで3点目を失ったものの、プロ初完投で2勝目を飾った。これで、ロッテは8月15日以来の5割復帰となった。