球界トピックス

9月4日


神宮:ヤクルト10勝12敗
G  030030000  6
S  300010023× 9
勝:五十嵐3勝3敗
負:西山3勝4敗
本:チュウ8、今夜の松井さん34、ペタジーニ39,40、岩村5
 ペタジーニ、サヨナラ40号3ラン! 巨人、悪夢の3連敗!
この日も、茂雄は、川相を出したくない一念で、左頸骨骨膜炎に苦しむニックンをスタメンで強行出場! また、無冠の帝王・清原は病み上がりだと言うのに、川相や岡村孝子の旦那・石井を幽閉してまで使い続けた無理がたたって欠場を余儀なくされる状態に陥ったが、それでも茂雄は、川相ではなく絶不調のソーサ元木を起用! ここに来ての連敗が自らのヘッポコ采配に加え、異例とも言える、この時期の続投決定報道によるショックが原因であったにも拘わらず、茂雄は全ての責任を代打で凡退した川相に押しつけて、ベンチに幽閉を図ったのだ! 川相不在とあって不安感一杯の先発・桑田に対して、ヤクルトは、初回、一死二塁から、佐藤のタイムリーで先制すると、ペタジーニ,中井美穂の旦那・古田の連打で満塁とした後、稲葉がライトフェンス直撃の2点タイムリー二塁打を放ち、この回、3点! 直後の2回、巨人は、一死一、三塁とした所で、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにチュウがライトポール際ギリギリに飛び込む神宮箱庭球場の利を生かした8号3ランを放ち、一気に同点に追い付いた。更に、5回、先頭のチュウがヒットで出ると、これを見ていた解説の落合博満氏が叩き上げのベテランの精神力の強さの話を持ち出し「ギリギリの場面で精神力の強さを発揮出来る選手は、巨人ではチュウと名手・川相しかいない!」と絶賛! これが聞こえた訳ではないであろうが、これで勢いに乗った巨人は、桑田が確実に犠打を決めると、仁志がライトオーバーのタイムリー三塁打を放って、勝ち越しに成功! 更に、二死後、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今夜の松井さんがレフトポール際ギリギリに飛び込む神宮箱庭球場の利を生かした34号2ランを放ち、この回、3点! しかし、依然として、川相不在の不安感から脱しきれない桑田に対して、ヤクルトは、その裏、一死満塁のチャンスを作ると、古田がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、1点差。茂雄はこの回で桑田を諦め、三沢を投入。6回を3人で抑えた三沢を、その裏の打席に立たせてまで引っ張って、7回も3人で抑える好投を展開したにも拘わらず、茂雄は8回から、わざわざ木村にスイッチする得意の余計な手出し! これ幸いとばかりに、ヤクルトは、先頭のペタジーニがライトスタンド上段へ39号ソロ、二死後、岩村が右中間スタンドギリギリに飛び込む神宮箱庭球場の利を生かした5号ソロを叩き込み、同点に追い付いた。茂雄は、これで落合氏に「三沢を無駄使いしただけ」とこき下ろされてしまう始末。更に、続く9回、一度成功すると、潰れるまで延々と使われ続ける茂雄マンネリ継投により、疲労の色が隠せない4番手・西山は、いきなり連続四球を出す大ピンチ。何とか二死二、三塁とこぎつけて、ペタジーニを迎えた所で、当然敬遠と思いきや、茂雄は「押し出しが怖い」などとほざいて、病み上がりの野村を投入して、無理矢理勝負に出るもこれが脆くも失敗! ライトスタンドへ2打席連続となる40号3ランを浴びて、サヨナラ負け。これで巨人は連勝中で勢いに乗っている所へ茂雄続投報道で水を差し、一転して3連敗と言う昨年の二の舞となってしまった。

横浜:横浜16勝8敗
T  001002000  3
YB 20000400×  6
勝:斎藤タカシ14勝3敗
負:舩木2勝4敗
S:森中4勝1敗2S
 斎藤タカシ6回KOも、逆転でタナボタ14勝目!
横浜は初回、阪神先発・杉山をの制球難をつき、2つの四球で一死一、二塁とすると、ローズのタイムリー二塁打で2点を先制。2点を追う阪神は、3回、坪井のタイムリー二塁打で1点差と詰め寄ると、6回には、一死から、今岡,新庄の連打で一、三塁のチャンス。ここで、大豊がライト前にタイムリーを放ち、同点とすると、続く桧山がライトへ犠牲フライを打ち上げて、勝ち越しに成功。横浜先発・斎藤タカシは、この回で降板となった。リードされた横浜は、その裏、この回から代わった阪神2番手・舩木に対して、先頭の中根が左中間を破る二塁打で出ると、続く進藤もセンター前に弾き返して、無死一、三塁。一死後、代打・井上がライト線へタイムリー二塁打を放ち、同点。ここで阪神は遠山にスイッチするも、石井タクローのサードゴロを星野がフィルダースチョイスを犯して勝ち越し! 更に、波留のセカンドゴロを慣れないポジションでゲッツーを焦ったか今岡が二塁へ悪送球を犯すと、続く鈴木なおのりがセンターへ犠牲フライを打ち上げて、この回、一挙4点。7回からは、河原−島田−森中と小刻みにリレーを見せて、逃げ切った。 

広島:広島14勝9敗
D  000000000  0
C  000000001× 1
勝:佐々岡13勝7敗
負:山本昌6勝5敗
 
福留、痛恨のサヨナラ落球! 佐々岡、対中日3度目の完封!
広島・佐々岡,中日・山本昌の両先発が好投を見せ、白熱した投手戦を展開! 4回裏、山本昌は、一死一、二塁のピンチを迎えるも、新井をゲッツーに打ち取り、ここを凌ぐと、直後の5回、中日は、一死から中村がレフト前ヒット。ここで山本昌が送りバントを敢行するも、これを佐々岡が好フィールディングでゲッツーに取り、チェンジ。その裏、広島はヒットと四球で二死一、二塁とすると、東出の打球はファーストの手前でイレギュラーするラッキーな内野安打となり満塁。ここでキュラソ星人の打球は右中間への大飛球。これを関川がピンキー井上と交錯しながらも見事にキャッチ。この後も、両投手が踏ん張って、0−0の儘、試合は土壇場9回裏に突入。広島は、一死から、野村がヒットで出ると、新井の犠打で二進。中日は、ここで山田潤を歩かせて一塁を埋め、西山との勝負を選択。ここでマウンドに上がった霊感投手・落合は気力の投球で西山を平凡なレフトフライに打ち取った…かと思われたが、この日、レフトに入っていた福留が電車バックでこれを落球! この間に、野村が一気に生還し、広島がサヨナラ勝ちを収めた。これで広島は対中日の勝ち越しが決定。佐々岡は、リーグトップの5度目の完封で13勝目をマーク。中日は敗れたものの、巨人も敗れた事で、マジックは1つ減って21となった。

福岡ドーム:ダイエー15勝8敗
BW 130100000  5
H  04003000×  7
勝:ヒデカズ1勝1敗
負:高橋功3勝4敗
S:ペドラザ2勝1敗22S
本:井口12、ニエベス13
 ニエベス、逆転3ラン! ダイエー、マジック17再点灯!
連敗脱出を図りたいダイエーは、エース・カリメロを先発に立てる必勝体勢で望んだものの、このカリメロが立ち上がりから乱調。初回、プリアムのタイムリーで先制点を許すと、続く2回には、二死一塁から、四球を連発して満塁のピンチ。ここで、藤井,プリアムに連続タイムリーを浴びて、3失点。いきなり4点を追う展開となったダイエーだったが、その裏、先頭の小久保の二塁打を皮切りに、松中のタイムリーで1点を返すと、二死二、三塁から井口がレフトスタンドへ12号3ランを叩き込み、一挙同点。しかし、4回、無死一、二塁から塩崎にタイムリーを浴びて、再びリードを許し、カリメロはこの回でKO。1点を追うダイエーは、5回、四球とヒットで二死一、三塁とすると、ニエベスがライトスタンドへ13号3ランを放り込んで、ついに逆転に成功! これで流れを掴んだダイエーは、ヒデカズ−藤井−篠原と得意の継投で繋ぎ、最後はペドラザが締めくくり、逃げ切った。逆転勝ちで連敗を脱出したダイエーは、これでマジック17を再点灯させた。尚、この日、オリックスは、下柳の「死神ボール」を受けて、戦列離脱中の鈴木一朗をついに登録抹消させた。

東京ドーム:日本ハム13勝9敗
M  000000000  0
F  00001020×  3
勝:建山4勝5敗
負:礒2勝3敗
S:黒木3勝2敗7S
本:偽ソーサ23
 礒、好投報われず3敗目! ロッテ、連勝ストップ!
ロッテ先発は弊社期待の新星・礒! 礒は、快調な投球で3回をパーフェクトと上々の立ち上がり! 0−0で迎えた4回表、ロッテは、先頭の大塚がヒットで出るも、ボーリックの打席で三振ゲッツー。続く初芝が二塁打で出た後、酒井がライト前に弾き返すも、初芝が本塁憤死とチグハグな攻めでチャンスを逸した。一方、日本ハムは、4回まで1安打と抑えられてきたが、5回、偽ソーサがライトスタンドに23号ソロを叩き込み、ついに1点を先制。ロッテは、7回にも二死一、二塁のチャンスを逃すと、ここまで踏ん張ってきた礒も、ついに力尽きたか、その裏、無死満塁の大ピンチ。ここで野口にレフトオーバーのタイムリー二塁打を浴びて、轟沈。日本ハムは、先発・建山が走者を出しながらも、9回途中まで無失点と踏ん張り、最後は黒木が後続を断ち切り、完封リレーを達成した。

大阪ドーム:近鉄9勝13敗1分
L  021103100  8
Bu 010000100  2
勝:豊田9勝3敗
負:ユウキ3勝1敗
本:伊東2
 近鉄、6試合連続2桁失点ならず! 豊田、完投で9連勝!
6試合連続2桁失点を狙う近鉄は、この日も、先発・ユウキがメッタ打ち! 2回、先頭の金村弟を歩かせた後、高木大,ウメさん,ポール,伊東と4連打を浴びて、2点を先制されると、続く3回には、一死一塁から、金村弟,高木大と連打を浴びて1点、4回にも二死から大友を歩かせた後、小関にタイムリー三塁打を浴びて4点目を失い、ユウキはこの回でKO。代わってマウンドに上がった面出は、5回は0点に抑えたものの、6回、伊東に2号ソロを浴びると、2本のヒットと四球で満塁のピンチを作り、エセネオエセ松井に押し出し四球,金村弟のライトゴロの間にも1点を失い、この回、3失点。続く7回には、高須のエラーを皮切りにピンチを作った後、4番手・西岡がエセネオエセ松井にタイムリーを浴び、8点目。8回には無死満塁と、一打出れば記録更新の2桁失点と言う場面を作ったが、5番手・マットソンの前に伊東がホームゲッツーを食らうなど、結局0点に終わると、続く9回にもヒットで出た小関がむざむざ盗塁死するなど、西武が記録更新を阻止する拙攻を展開! 打っては、西武先発・豊田に5安打2失点で完投を許し、記録更新もストップした挙げ句、5連敗と言う最悪の結果となった。