球界トピックス

9月3日


神宮:ヤクルト9勝12敗
G  001000010  2
S  10200001×  4
勝:伊藤4勝3敗
負:ドミンゴ9勝9敗
S:高津1勝1敗24S
本:後藤6、ペタジーニ38
 ニックン、悪夢の強行出場、大空転! 茂雄ヘッポコ采配炸裂で連敗!
左頸骨骨膜炎により、ファーム落ちと言われていたニックンだったが、茂雄は、川相を出したくない一念で、何とスタメンで強行出場させた上、サードに無冠の帝王・清原を置く破滅オーダーを展開! 連勝ストップ&自力V消滅が自らのヘッポコ采配に加え、異例とも言える、この時期の続投決定報道によるショックが原因であったにも拘わらず、茂雄は全ての責任をスタメンでノーヒット(2犠打1四球と活躍したにも拘わらず)だった川相に押しつけて、ベンチに幽閉を図ったのだ! 「何で俺が先発の時は、いつも”和製オジー”のミスター・カワイを出してくれないんだ! キヨハラより打つ俺がいるんだから、守備重視のオーダーにしてくれよ!」とばかりに、先発のドミンゴは、この茂雄の仕打ちにぶち切れて、立ち上がりからイライラした様子。ヤクルトは、ドミンゴがカッカしている隙に、初回、ペタジーニのタイムリーで1点を先制! 1点を追う巨人は、直後の2回、無死一、二塁とした所で、ミスターゲッツー・清原が、ゲッツーを食らうよりマシとばかりに三振するチームバッティングで繋いだものの足が痛いのに強行出場させられているニックンは最悪のゲッツー。続く3回、ヒットと四球で一死一、二塁とすると、清水がセンター前に弾き返すタイムリーを放ち、ようやく同点としたものの、それも束の間、その裏、無死一塁の場面で、宮本のピッチャーゴロを処理したドミンゴが、川相不在でイライラしていた心理状態の影響か、ニックンと呼吸が合わず二塁へ悪送球! 一死二、三塁となった後、またもペタジーニにライト前へのタイムリーを浴びて、2点のビハインド! 川相不在の影響で繋がりも粘りもない巨人打線は、4回以降、ヤクルト先発・伊藤の前に沈黙。チャンスらしいチャンスも作れず、1−3の儘、試合は終盤に突入した。迎えた8回表、巨人は、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに代打・後藤が右中間スタンドへ6号ソロを叩き込み、1点差。ここで茂雄は、渋々、名手・川相を代打に投入。影響力の強いキーマン・川相を出してしまっては巨人が勢いづいてしまうとばかりに伊藤は持ちうる全ての力を込めて渾身のスライダーを絶妙のコースに投げ込み、三振にきってとったものの、これで力を使い果たしたか、二死後、清水にクソボールを連発して四球を出してしまい、無念の降板となった。ここでマウンドに上がった山本に対して、今夜の松井さんは11球粘ったものの、最後は三振に倒れ、結局、この回、1点止まり。その裏、茂雄は、さも当然のごとく、川相を守備につかせる事なく、ベンチに幽閉。もう2度と川相に頼れないと言う絶望的状況に陥った事で不安感一杯の2番手・三沢は、ペタジーニにバックスクリーン直撃の38号ソロを浴びて、再び2点差と突き放された。これで完全に流れを持っていかれた巨人は、9回、ヤクルト守護神・高津の前にマルちゃん,マッスル千代の富士と連続三振を喫して、簡単に二死。ゲッツーの恐怖から解き放たれた清原が二塁打で出たものの、最後は、足が痛いにも拘わらず強行出場させられたニックンが三振に倒れ、ゲームセット。川相を幽閉してまで出したニックンの強行起用が空転した挙げ句、2点しか取れていないにも拘わらず、岡村孝子の旦那・石井,トラさんを使わず仕舞いと敗れるべくして敗れた巨人は、中日のマジックを22と減らしてしまった。 

横浜:横浜15勝8敗
T  200001000  3
YB 10030050×  9
勝:川村14勝5敗
負:湯舟1勝5敗
本:大豊10、中根4
 横浜、怒濤の追い上げも虚し! 19残塁で3連敗!
阪神は、初回、横浜先発・川村の出鼻をくじき、好調の大豊がライトスタンドへ突き刺さる10号2ランを放って、2点を先制! 2点を追う横浜は、その裏、ローズのタイムリー二塁打で1点を返すと、4回には、一死三塁からローズの内野ゴロの間に同点。更に、ヒットのハマの大馬人・駒田を一塁に置いて、中根がレフトスタンド上段へ4号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。阪神は、6回に、桧山の犠牲フライで1点を返すと、続く7回には、ローズのエラーから、一死二塁のチャンスを作って、川村をKO。しかし、2番手・河原の前に後続を断たれ、結局、無得点。すると、その裏、横浜は、先頭の谷繁が四球で出ると、代打・井上のレフト前ヒットを皮切りに5連打を浴びせて、一挙5点を奪い、試合を決定付けた。川村は7回途中まで3失点と不安定な内容ながら、味方打線とリリーフ陣の好投に助けられ、14勝目をマーク。横浜は、これで連敗を3でストップさせた。

東京ドーム:日本ハム12勝9敗
M  001040200  7
F  200001000  3
勝:園川3勝3敗
負:古溝0勝1敗
本:田中20
 鬼門、千葉マリンで痛い連敗! ダイエー、マジック消滅!
ロッテの先発は、前回の登板で復活を果たした成本。この成本に対して、日本ハムは、初回、二死二、三塁とすると、田中のタイムリー二塁打で2点を先制。続く2回には、二死満塁のチャンスを作った所で、成本を速くもKO。ロッテは、ここで園川を投入。園川が期待に応えて、片岡を三振にとり、このピンチを凌ぐと、直後の3回、諸積のタイムリー三塁打で1点差。5回には、一死一、二塁のチャンスを作ると、代わったばかりの日本ハム3番手・今井から、大塚がレフト線に同点タイムリー二塁打。更に、ボーリックが歩いて満塁となった後、初芝がライトオーバーの2点タイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。更に、酒井がライトへ犠牲フライを打ち上げて、この回、4点。6回に、田中の20号ソロで1点を返されたものの、7回、酒井,吉鶴のタイムリーでダメ押しの2点を追加。投げては、2番手・園川が5回途中まで田中の一発のみに抑えると、あとは、吉田−藤田−ウォーレンと小刻みな継投を展開し、逃げ切った。園川は、6月12日以来の3勝目をマーク。

大阪ドーム:近鉄9勝12敗1分
L  023001003100 10
Bu 401022000100 10
本:クラーク25、川口3、ウメさん3、高木大6
 西武、粘りのドロー! 近鉄、5試合連続2桁失点の日本新記録!
西武先発・オツに対して、近鉄は、初回、二死二塁から、ローズがセンターフェンス直撃の二塁打を放ち、1点を先制! 更に、クラークが25号2ランを叩き込むと、続く川口も3号ソロを放って、この回、4点。しかし、西武は、直後の2回、ウメさんのレフトスタンド3階席に飛び込む特大3号ソロ等で、この回2点。続く3回には、一死一、二塁で高木大がライトスタンドへ逆転の6号3ランを放り込み、近鉄先発・小池をKO。しかし、その裏、またもローズのタイムリーが飛び出して、オツもこの回で降板となった。近鉄は5回にはローズのタイムリー、クラークの犠牲フライで2点を勝ち越し。6回、大塚のタイムリーで1点差に詰め寄られると、その裏、鈴木のタイムリー等で2点を返し、再び突き放した。近鉄3点リードの儘、迎えた土壇場9回、守護神・大塚を投入して逃げ切りを図る近鉄に対して、西武は、一死一、三塁とすると、エセネオエセ松井,金村弟の連続タイムリーで1点差。更に、ウメさんがセンターへ同点の犠牲フライを放ち、試合は延長に突入。10回表、近鉄は大友にタイムリー内野安打を浴びて、勝ち越しの10点目を失い、5試合連続2桁失点と言う日本新記録を樹立するも、その裏、粘りを見せて、西武・抑えの西崎に対して、二死一、三塁とすると、代打・大久保がライト前に弾き返し、同点。結局、5時間19分と言うパ・リーグ新記録の熱戦は、10−10の儘、延長12回規定により引き分けに終わった。