球界トピックス

9月1日


東京ドーム:巨人10勝14敗
D  000001200  3
G  000002000  2
勝:野口15勝5敗
負:西山3勝3敗
S:ぷよぷよSUN0勝2敗22S
本:今夜の松井さん33
 激震! 茂雄、来季続投決定! 巨人、自力優勝消滅のダブルショック!
7連勝で首位中日に3差と迫りながらも、依然として敗れれば自力優勝が消滅と言う危機の巨人だが、この日、ナベツネが、今季の成績は問わず、茂雄に続投を要請。茂雄は、これを快諾してしまうと言う衝撃的なニュースが走り、巨人ナインは落胆の色を隠せない重苦しいムード。しかも、前日、茂雄が左足を痛めているにも拘わらず強行出場させた影響でニックンが患部の熱が全身に広がり、リタイア! しかし、幸か不幸か、そのおかげで名手・川相が2番ショートスタメンに座る黄金オーダーが完成した! この日の先発は、イースタンでノーヒットノーランの快投を見せるなど、調子を取り戻し、約1ヶ月半ぶりに一軍に復帰してきたヒゲ入来。「久々の登板で緊張した」と言うヒゲ入来だが、名手・川相がバックに、しかもショートにいると言う心強さから、立ち上がりから安定した投球を展開。一方、中日先発は、プロ入り初の中3日での登板となった左腕・野口。これに対して、巨人は、初回、先頭の仁志がヒットで出ると、川相は、明らかに送りバントと警戒されている中、いともあっさりと芸術的なバントを決めて犠打世界記録へあと42と迫った。更に、今夜の松井さんが歩いて一、二塁となったものの、マルちゃんがゲッツーに倒れ、無得点。続く2回には、マッスル千代の富士がヒットで出たものの、ミスターゲッツー・清原が本領発揮のショートゴロ。一塁はセーフとなり、ゲッツーを免れたものの、兄貴分がダメなら俺が、とばかりに、ソーサ元木がゲッツーを食らい、無得点に終わるなど、ゼロ行進。0−0で迎えた5回表、中日は、二死一塁から、野口がレフト前ヒット。ヘッポコレフトのマルちゃんの緩慢な動きを狙って、一気に三塁を陥れた一塁走者・ピンキー井上は、二塁を欲張った野口が一、二塁間に挟まれている間に本塁を狙ったものの、巨人内野陣の落ち着いたプレイの前にタッチアウト。しかし、続く6回、四球の福留を三塁に置いて、ゴメスがレフト線にタイムリーを放ち、ついに1点を先制。とは言え、まだまだ安定感のあるヒゲ入来だったが、茂雄は、ここでノリダー柏田に代えてしまう得意の余計な手出し! ノリダー柏田はまたも四球を出しただけで引っ込められる不遇な展開となったが、代わってマウンドに上がった3番手・西山が何とか凌いで、この場は1点止まり。1点を追う巨人は、一死から名手・川相が得意の粘りを発揮して四球を選ぶと、この川相の粘りを無駄には出来ないとばかりに松井さんが右中間スタンド中段へ2試合連続の33号2ランを叩き込み、逆転に成功! 粘る中日は直後の7回、一度成功すると、潰れるまで延々と使われ続ける茂雄マンネリ継投により、疲労の色が隠せない西山に対して、2本のヒットで一死一、三塁とすると、福留,久慈の連続タイムリーで再逆転。再び追う展開となった巨人は8回、一死から、仁志がサードへの内野安打で出ると、川相は、明らかに送りバントと警戒されている中、軽々と堅実無比なバントを決めて犠打世界記録へあと41と迫った。ここで中日は、3番手にサムソンを投入。サムソンは、松井さんを敬遠気味の四球で歩かせたものの、続く代打・岡村孝子の旦那・石井を三振にきってとり、このピンチを脱出。そして土壇場9回裏、先頭のマッスル千代の富士が4番手・岩瀬から四球を選ぶと、ここで中日は守護神・ぷよぷよSUNを投入。これに対して、ミスターゲッツー・清原はゲッツーよりはマシとばかりに三振に倒れるチームバッティングで繋ぐと、ソーサ元木がライト前にヒットを放ち、一死一、二塁。更に、チュウにもライト前ヒットが飛び出して、二塁走者のマッスル千代の富士は一気に本塁を狙うも、ライト・音の好返球にタッチアウト。最後は、後藤がサードフライに倒れ、ゲームセット。巨人の連勝は7でストップし、自力優勝が消滅。対巨人の勝ち越しを決めた中日にマジック23が再点灯した。

横浜:横浜9勝13敗
S  002110030002  9
YB 200000050000  7
勝:高木9勝5敗
負:島田0勝3敗4S
本:ローズ32、岩村4
 横浜、怒濤の追い上げも虚し! 19残塁で3連敗!
横浜は、初回、ローズがバックスクリーン直撃の32号2ランを放ち、2点を先制。しかし、立ち上がりからピリッとしない横浜先発・福盛に対して、ヤクルトは、3回に同点に追い付くと、続く4回には、岩村がライトスタンドへ4号ソロを叩き込み、勝ち越し。更に、5回にも1点を追加し、福盛はこの回でKO。8回には、またも岩村が2点タイムリー二塁打を放つなど3点を追加し、試合は決まったかと思われたが、その裏、眠っていたマシンガン打線が突如、爆発! この日から、一軍に合流した代打・谷繁が四球で出たのを皮切りに、ローズのタイムリー、メカゴジラの犠牲フライ、進藤のタイムリー二塁打等で、大量5点を返し、一気に同点に追い付き、試合は延長戦に突入した。迎えた12回、ヤクルトは、二死満塁とすると、馬場がライト前にうまく流すタイムリーを放ち、待望の2点を勝ち越し!  最後は、先発要員の高木が締めくくって、この死闘にピリオドを打った。横浜は19残塁の拙攻が響き、3連敗

千葉マリン:ロッテ11勝10敗1分
H  200220000  6
M  01500030×  9
勝:藤田1勝1敗
負:藤井3勝1敗3S
S:ウォーレン1勝1敗23S
本:井口11、小久保19、吉鶴3
 2エラー酒井、名誉挽回の決勝三塁打! ダイエー、黒星もM19!
ダイエーは、初回、酒井のエラー等で、二死満塁すると、J.マッケンジーが三遊間を破る先制2点タイムリー! 2点を追うロッテは、2回、酒井のタイムリーで1点を返すと、続く3回には、無死一、二塁から大塚のタイムリーで同点。更に、初芝,清水のタイムリーで、この回、一挙に5点を奪い、勝ち越しに成功。しかし、ダイエーは、4回、またも酒井のエラーで二死二塁とすると、井口がバックスクリーン右へ11号2ランを放ち、2点差。続く5回には、四球の吉永を一塁に置いて、小久保がレフトスタンドへ10試合ぶりとなる19号2ランを叩き込み、試合を振り出しに戻した。6−6の儘、迎えた7回裏、ロッテは、一死三塁から、失点に繋がる2エラーを犯している酒井が汚名返上とばかりにライトオーバーのタイムリー三塁打。この後、吉鶴の3号2ランが飛び出して、ダメを押したロッテは、最後はウォーレンを注ぎ込んで逃げ切りに成功、連敗を3でストップさせた。7回途中から8回まで0点に抑えた4番手・藤田は、今季初勝利ダイエーは敗れたものの、マジック対象の西武が敗れた為、マジックは1つ減って19となった。尚、この日、デビュー戦だけ凄かった元ダイエーのヘッポコ詐欺師助っ人ケビン・ミッチェルが、両親に貸していた家の家賃滞納を巡って口論の末、父親の頭部にケガを負わせて、逮捕されたと言うショボいニュースも飛び込んできた。

西武吹き抜けドーム:西武14勝9敗
F  200100000  3
L  010000000  1
勝:関根9勝7敗
負:谷中1勝2敗
S:伊藤2勝0敗1S
 ルーキー伊藤、プロ初セーブ! 日本ハム、4連勝!
日本ハムは、初回、ローテの谷間となった西武先発・谷中の立ち上がりを攻め、いきなり、石本,小笠原,片岡と3連打を浴びせて1点を先制! 続くオバンドーが歩いて満塁とすると、田中がセンターへ犠牲フライを打ち上げて、この回2点。2点を追う西武は、2回、二死からポールが四球を選ぶと、垣内が左中間へタイムリー二塁打を放ち、1点差。2−1で迎えた4回、日本ハムは、一死から金子が三塁打を放つと、続く石本がスクイズを決めて、3点目を追加。投げては、先発・関根が2回以降、毎回走者を出しながら、粘りの投球で6回まで1点に抑えると、7回からマウンドに上がった2番手・伊藤が3イニングを1安打の好投でプロ初セーブをマーク。関根は、自己最多タイの9勝目、日本ハムはこれで4連勝となった。

大阪ドーム:近鉄9勝13敗2分
BW 020031202 10
Bu 400000001  5
勝:小倉3勝1敗7S
負:岡本8勝8敗
本:中村29、ハイツ田口8
 近鉄、またも投壊! 日本ワーストタイの4試合連続2桁失点!
近鉄は、初回、ヒットの武藤を一塁に置いて、中村がレフトスタンドへ29号2ランを放って、先制! 更に、クラーク,吉岡にもタイムリーが飛び出して、この回、4点を奪い、オリックス先発・加藤は、この回で早くもKO。これで近鉄の楽勝ムードかと思いきや、直後の2回、オリックスは、五十嵐,三輪の連続タイムリー二塁打で2点を返すと、5回には、一死一塁から、ハイツ田口がレフトスタンドへ8号2ランを叩き込み、同点。更に、二死一塁から、藤井のレフト線にポトリと落ちるラッキーなタイムリー二塁打で逆転に成功。これで完全に流れを掴んだオリックスは、6回に1点、7回に2点と小刻みに加点。9回にも、塩崎のタイムリー三塁打、ハイツ田口のレフト前タイムリーでダメ押しの10点目を追加。近鉄は、その裏、1点を返したものの焼け石に水。オリックスは、対近鉄7連勝となり、6年連続の勝ち越しを決めた。またも投手陣が総崩れで敗れた近鉄は、これで日本ワーストタイ記録となる4試合連続2桁失点で4連敗となった。