球界トピックス

8月30日


東京ドーム:巨人9勝13敗
D  000002002  4
G  30010110×  6
勝:上原16勝3敗
負:武田8勝8敗
 
上原、完投で16勝目! 巨人、6連勝で中日に4差!
首位中日の天王山とあって、是が非でも3連勝したい巨人だったが、茂雄は、案の定、前日、2安打と活躍した名手・川相をベンチに幽閉し、サードに無冠の帝王・清原を置く地獄オーダーを展開! 前回の上原の登板時と同様、川相不在でもサード清原でも勝てる可能性が最も高い上原が先発の時こそ、あえて外して「川相不要論」「清原必要論」をより強固なものにしようと言う恐るべき企み! ただし、マルちゃんはファーストで、レフトには清水が入っていた事が、辛うじて救われる部分ではあった。初回、その清水がヒットで出ると、二死後、制球の定まらない中日先発・武田から、マルちゃん,マッスル千代の富士が連続四球を選んで、満塁のチャンス。ここで、ゲッツーの恐怖から解き放たれた無冠の帝王・清原が右肘に押し出しの死球を食らって、労せずして1点を先制すると、余程、新人王が欲しくないのか、上原登板の時に異様な力を発揮する男・ニックンがレフト前に2点タイムリーを放ち、この回、3点。4回には、チュウ,仁志のヒットで武田をKOすると、代わった左の前田に対し、「ここで打たないと、またレフト・マルちゃんの破滅オーダーが再現されちまうぜ〜っ!」とばかりに清水がきっちり犠牲フライを打ち上げて、1点を追加。しかし、6回、初の中5日登板の上、川相不在の影響で心身共に疲れの見えてきた上原に対して、中日は、二死二塁から、関川が一塁線を破るタイムリー二塁打、続くゴメスがライト前にしぶとく落とすタイムリーを放ち、2点差! 更に、立浪のサードゴロを清原が一塁へ悪送球すると言う、危惧していたエラーが飛び出して、一、三塁のピンチ。しかし、上原は気力の投球で山崎を三振に打ち取り、何とか、ここを凌ぎきると、その裏、余程、新人王が欲しくないのか、上原登板の時に異様な力を発揮する男・ニックンのヒットの後、チュウがレフト線を破るタイムリー二塁打を放ち、1点を追加! この時の走塁でニックンは左太腿を痛め、茂雄は、渋々、ニックンに代えてショートに名手・川相を投入! 茂雄の意志が渋々であろうとも、実際には、最高のクリーンヒット采配で、川相が入った事により、再び息を吹き返した上原が7回をピシャリと3人で抑えると、その裏、一死一、二塁から、川相が三遊間へ渋い内野安打を放ち、チャンスメイク! ここでまたもチュウが今度は一、二塁間を破るタイムリーを放ち、ダメ押しの6点目を追加! 中日は、9回、ゴメス,立浪の連打で無死二、三塁と最後の粘りを見せたものの、2つの内野ゴロの間に二人のランナーを返すのが精一杯。上原は完投で16勝目をあげ、12連勝をマーク! これで6連勝となった巨人は、首位中日に4差と詰め寄った。  

甲子園:阪神14勝8敗
C  000010122  6
T  000001000  1
勝:菊地原2勝3敗
負:舩木2勝3敗
本:キムタク3、野村5、江藤26
 
黒田、無念の負傷退場も、一発攻勢で連敗脱出!
阪神6連勝のきっかけとなった先発・舩木は、この日も、4回まで1安打無失点と危なげない投球を展開。しかし、迎えた5回、広島は、キムタクがライトポール際に飛び込む3号ソロを放ち、待望の先取点。広島先発の黒田も4回まで1安打の無失点ピッチングを続けていたが、5回、二死から、吉田浩の打球が右肘を直撃! 跳ね返った打球を江藤が素早く処理してアウトとしたものの、黒田はこの回で無念の降板。すると、続く6回、代わったばかりの2番手・遠藤に対して、阪神は、田中がヒットで出ると、すかさず二盗。続く和田は遠藤の股間を破るタイムリーヒットを放ち、試合を振り出しに戻した。しかし、直後の7回、広島は、2本のヒットと死球で一死満塁とすると、東出がライトへ犠牲フライを打ち上げて勝ち越し。更に、8回には野村の5号2ラン、9回にはキュラソ星人のタイムリー二塁打、江藤の26号ソロ等で2点ずつ追加し、ダメ押し。最後は、沢崎が3人で締めくくり、連敗を5でストップ。一方、僅か3安打に抑えられた阪神は、連勝が6でストップした。

 鈴木一朗、登録抹消の危機!? 下柳、死神ボール疑惑発覚!
24日の日本ハム戦で下柳から右手首に死球を食らい、欠場中の鈴木一朗。25日に受けた検査では「全治1週間固定3日間」と診断されたが、依然として、痛みが引かず、6日経った今もなお患部を固定している状態と言う。まさか、下柳のアレは、時間が経つにつれて痛みが増すと言う犬神了の専売特許「死神ボール」だったのではないか!?と言う声さえ出てきているが、ともあれ、鈴木一朗は再び精密検査を受ける可能性があり、この結果次第では、「鈴木に代わる選手はいない」と登録抹消を見送ってきた仰木さんも、流石に、抹消を検討せざるをえない状況になってきた。