球界トピックス

8月29日


広島:広島8勝16敗
G  301110000  6
C  004100000  5
勝:西山3勝2敗
負:玉木重3勝2敗
S:槙原1勝2敗23S
本:マルちゃん12、今夜の松井さん31、キュラソ星人27、仁志6、無冠の帝王11
 
名手・川相、2安打の活躍! 槙原、連夜の好投で5連勝!
デーゲームで中日が勝った事を聞かされた茂雄は、流石に負ける訳にはいかないと察知したか、名手・川相を2番、しかもショートでスタメン起用する黄金オーダーを展開! これにより、試合前から、すっかりリラックスムードの巨人は、初回、一死から、名手・川相がレフト前に会心のヒットを放ち、出塁! 続く今夜の松井さんが歩いて、一、二塁となった所で、マルちゃんがレフトスタンドへ2試合連続の12号3ランを叩き込み、3点を先制! 3回には、松井さんが右中間スタンドへ8試合ぶりとなる31号ソロを放ち、1点を追加! 4点を追う広島は、その裏、ヒットの東出を一塁に置いて、キュラソ星人がライトスタンドへ27号2ラン! 更に、江藤が史上198人目の通算1000本安打を放った後、二盗を決めると、続く野村の当たりは浅いレフトフライと思いきや、ヘッポコレフトのマルちゃんがこれをヒットにしてしまい、一、三塁。これで気落ちした先発・桑田は町田の打席で痛恨のワイルドピッチを犯し、江藤が生還。二死後、嶋がセンター前にしぶとく落とすタイムリーを放ち、この回、一挙同点。桑田は、この回で無念の降板となった。しかし、直後の4回、仁志がレフトポール際へギリギリに飛び込む広島箱庭市民球場の利を生かした6号ソロを叩き込み、再び勝ち越し! 続く名手・川相はライト前におっつける芸術的なヒットで出塁したものの、後続を断たれて、この回は1点止まり。茂雄は、その裏、一度成功すると、延々と使い続ける例のパターンで3連投となる西山を投入するも、流石に、疲れの見える西山は、2本のヒットで一死二、三塁とされると、キュラソ星人にライト前にタイムリーを浴び、再び同点。追い付かれた巨人は直後の5回、先頭打者と言う事でゲッツーの恐怖から解き放たれた無冠の帝王・清原がバックスクリーン左へ11号ソロを放ち、三たび勝ち越しに成功! この後、西山は、前夜の名手・川相に打球を集める頭脳的な投球を思い出すと、これを見ていた南,ノリダー柏田,木村も、川相がバックにいる事の絶大な安心感から、安定した投球を展開! 最後は、槙原が3人でピシャリと締めくくり、リーグトップの23セーブ目をマーク。巨人は、これで5連勝で、今季最多タイの貯金12とした。 

ナゴヤドーム:中日13勝9敗
YB 000001020  3
D  000001102× 4
勝:岩瀬7勝2敗1S
負:島田0勝2敗4S
本:山崎21
 
土壇場9回、中村、逆転サヨナラタイムリー!
中日・山本昌,横浜・斎藤タカシの両先発の好投が続き、0−0の儘、試合は中盤に突入。迎えた6回表、横浜はヒットと死球で二死一、二塁とすると、ハマの大馬人・駒田がレフト前に先制のタイムリー! その裏、中日は、二死から、久慈が二塁打で出ると、関川がセンター前にタイムリーを放ち、同点。更に、続く7回には、山崎がレフトポールを直撃する2試合連続の21号ソロを放ち、勝ち越しに成功。しかし、8回、この回からマウンドに上がった3番手・岩瀬に対して、横浜は、一死一、二塁のチャンスを作ると、ローズ,駒田の連続タイムリーで逆転! その裏から森中、9回は島田を投入して、逃げ切りを図った横浜だったが、粘る中日は、先頭のゴメスが四球を選ぶと、一死後、代打・愛甲がセンター前ヒット。この後、島田のワイルドピッチで二死二、三塁となった所で、中村がレフト前に逆転2点タイムリーを放ち、中日が今季9度目のサヨナラ勝ちを飾った。

甲子園:阪神13勝11敗
S  000200100  3
T  010200001× 4
勝:伊藤6勝1敗
負:五十嵐2勝3敗
 
星野、サヨナラタイムリー二塁打! 伊藤、好リリーフで6連勝!
阪神は、2回、先頭の浜中が二塁打で出ると、続く田中が詰まりながらもセンター前に落とすタイムリーを放ち、1点を先制。1点を追うヤクルトは、4回、一死満塁とすると、代打・稲葉のショートゴロの間に同点。更に、ミラーのワイルドピッチで勝ち越しに成功。しかし、その裏、阪神は、2つの四球で二死二、三塁とすると、またも田中がセカンドへの2点タイムリー内野安打を放ち、再びリード。粘るヤクルトは、7回、2本のヒットと四球で無死満塁の大チャンス。阪神は、ここで5番手として伊藤を投入。伊藤は中井美穂の旦那・古田にセンターへの犠牲フライを浴びたものの、スミス,池山と連続三振にとり、この1点で踏み留まると、8,9回も0点に抑える好投を展開。延長戦突入目前となった9回二死から、阪神は、田中が四球で出塁すると、続く星野がライト線にタイムリー二塁打を放ち、今季6度目のサヨナラ勝ちで6連勝をマーク。3イニングを好投した伊藤が6勝目をあげた。 

西武吹き抜けドーム:西武13勝11敗
H  000010000  1
L  03000000×  3
勝:豊田8勝3敗
負:永井9勝4敗
S:西崎2勝0敗19S
本:垣内13
 
垣内、決勝3ラン! 早めの継投で、またもマジック点灯阻止!
依然として、敗れれば、ダイエーのマジック点灯と言う危機に陥っている西武だが、2回、ダイエー先発の西武キラー・永井に対して、四球とヒットで無死一、三塁とすると、垣内がレフトスタンド中段へ突き刺さる12号先制3ラン! 永井はあえなく、この回で降板となった。3点を追うダイエーは、5回、二死二塁から、井口が一、二塁間を破るタイムリーを放ち、ようやく1点を返すと、7回には、二死満塁と一打同点のチャンス。しかし、ここで柳田はセカンドゴロに倒れ、無得点。このピンチを切り抜けた西武は、8回はデニー、9回からは西崎を投入する必勝リレーを展開し、逃げ切りに成功。またもダイエーのマジック点灯を阻止した。先発・豊田は5回を1失点で8連勝を飾った。

東京ドーム:日本ハム14勝11敗
Bu 000022000  4
F  30295001× 20
勝:オレラーノ1勝3敗
負:レフトウィッチ4勝6敗
本:田中19、小笠原20、オバンドー19、ローズ36
 
ビッグステーキ打線、大爆発! 先発全員19安打で20点!
日本ハム自慢のビッグステーキ打線が大爆発! 初回、オバンドーの犠牲フライで、まず1点を先制すると、続く田中が19号2ラン! 3回には、小笠原の20号ソロ、ジャイアンのタイムリーで2点を追加。そして、4回、先頭の石本の二塁打を皮切りに、オバンドーの19号3ラン等、4四球6長打で、大量9点のビッグイニングとすると、続く5回にも、5安打を集中して、5点を追加! 7回には、オバンドーのこの日、7打点目となるタイムリーが飛び出して、20点目! 近鉄は、ローズの36号2ラン等で4点を返したものの、まるで歯が断たなかった。先発全員の19安打で大勝した日本ハムは、これで対近鉄の2年連続勝ち越しを決めた。また、先発・オレラーノは、大量援護に守られて、5回を2失点で来日初の先発勝利をマークした。

GS神戸:オリックス9勝11敗
M  001000000  1
BW 20000000×  2
勝:星野9勝6敗
負:ゴーグル7勝10敗
S:小倉2勝1敗7S
本:谷9
 
ゴーグル、粘投報われず、自己ワーストタイの10敗目!
初回、オリックスは、一死から、大島がヒットで出ると、続く谷がレフトスタンドへ9号2ランを叩き込み、2点を先制。オリックスは、2回以降も、毎回の様にヒットのランナーを出しながら、ロッテ先発・ゴーグルの粘り強い投球の前に、あと1本が出ず、追加点が取れず仕舞い。一方、2点を追うロッテは、サブロー,諸積のヒットで一、二塁とすると、小坂がセンター前に弾き返すタイムリーを放ち、1点差に詰め寄ったものの、4回以降、オリックス先発・星野の緩急を巧みに使った投球の前に沈黙。オリックスは、8回途中からは高橋功、9回からは小倉を注ぎ込んで、1点差を守りきった。ゴーグルは、2失点完投ながら、味方の援護がなく、自己ワーストタイの10敗目を喫した。