球界トピックス

8月27日


広島:広島8勝14敗
G  011210000  5
C  010000000  1
勝:ドミンゴ9勝8敗
負:佐々岡12勝7敗
本:マッスル千代の富士32、江藤24、後藤5、ドミンゴ4
 
ドミンゴ、ライトへ弾丸4号! 8回1失点で9勝目!
前日、恐怖の究極破滅オーダーの実行を臭わせた茂雄だったが、流石に、それを踏み止まるくらいの理性は残っていたらしい。しかし、名手・川相,岡村孝子の旦那・石井は、相変わらず、幽閉される地獄オーダーである事に変わりはなかった。その巨人は、2回表、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにマッスル千代の富士がライトスタンド上段へ32号ソロを叩き込んで1点を先制! その裏、川相不在の影響でまたもイライラが隠せない先発・ドミンゴが、江藤に24号ソロを浴びて、同点とされたものの、直後の3回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに後藤がライトスタンドへ5号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功! 更に4回には、四球の光山を一塁に置いて、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに無冠の帝王・清原より怖いドミンゴが何とライトスタンドへ流し打っての今季4本目となる弾丸2ランホーマー! 続く5回にも、マルちゃんがタイムリーを放ち、なおも、無死満塁と言うチャンスを作って、広島先発・佐々岡をKO。しかし、代わった2番手・遠藤に対して、ミスターゲッツー・清原が本領発揮のホームゲッツー! 続くニックンのあわや左中間を破ると言うライナーも、ショート野村の超美技に阻まれて、結局、この回、1点止まりと嫌な展開。すると、川相不在の影響から、5回には後藤,6回にはニックンに守りのミスが出て、いずれも満塁のピンチを迎えながら、何とか凌ぎきったドミンゴだったが、既に、疲労困憊。しかし、迎えた7回、茂雄は、ついに改心したのか、ようやく学習能力が身についたのか、はたまた単なる気まぐれか、四球で出たマルちゃんの代走として投入した名手・川相を、その儘、守備につかせると、これにより、アップアップだったドミンゴは最後の力を振り絞り、7,8回をピシャリ! 9回には、名手・川相がレフト前に会心のヒットを放ちながら、無得点に終わったものの、その裏、ドミンゴからバトンを受け継いだ2番手・西山が、名手・川相に打球を集める頭脳的な投球を展開し、広島の反撃を断ち切った。これで巨人は3連勝で、貯金を再び2桁の10に戻した。  

西武吹き抜けドーム:西武11勝11敗
H  400000000  4
L  020000001  3
勝:若田部9勝4敗
負:霊感投手・松坂12勝5敗
S:ペドラザ2勝1敗21S
 松坂、初回4失点の大乱調! ダイエー、必勝リレーで逃げ切り!
西武先発の霊感投手・松坂は、立ち上がりから制球が定まらず、2つの四球を出した後、J.マッケンジーの手首めがけて死球を食らわせ、二死満塁。ここで、今度は秋山の背中にも死球を食らわせて、押し出しで先制点を許してしまう乱調ぶりの松坂に対して、続く松中は左中間を破る走者一層のタイムリー二塁打を放ち、この回、一挙4点! いきなり4点のビハインドとなった西武は、2回、ダイエー先発・若田部から、高木大のタイムリー三塁打,垣内の犠牲フライで2点を返し、2点差。2回以降も走者を出しながら、自らの巧みなバント処理等で、何とか追加点を阻んできた松坂は、5回、第一打席でぶつけてしまったJ.マッケンジーに対して、顔面スレスレに投げ込み激怒させる一幕もあったが、7回まで投げ抜いて、味方の援護を待つ事に…。ダイエーは、6回から、早くも篠原にスイッチする継投策を展開。篠原が今季最長となる3イニングのロングリリーフを無難にこなすと、9回からはペドラザを投入する必勝リレー。これに対して、粘る西武は、2本のヒットと四球で無死満塁とすると、一死後、ウメさんの犠牲フライで1点差とし、なおも、二死一、三塁と一打サヨナラの場面が続いたものの、最後は伊東がセンターフライに倒れ、ゲームセット。西武との差ほ5.5と広げたダイエーは28日にも、マジック20が点灯する。 

東京ドーム:日本ハム12勝11敗
Bu 001000400  5
F  000000100  1
勝:ユウキ3勝0敗
負:下柳1勝2敗5S
本:中村27、小笠原19
 
中村、27号グランドスラム! ユウキ、好投で3勝目!
0−0で迎えた3回、近鉄は、今季初先発となる日本ハム先発・下柳に対して、一死二塁から、中村がしぶとくセンター前に落とすタイムリーを放ち、1点を先制。更に、7回には、この回から代わった2番手・芝草うちゅーを攻め、無死満塁とすると、またも中村がレフトスタンド中段へ27号グランドスラムを放り込み、試合を決定付ける4点を追加! 投げては、先発・ユウキがスローカーブを巧みに駆使して、6回までノーヒットピッチングを展開していたものの、7回、先頭の小笠原にライトスタンドへ19号ソロを浴びて、ついに記録はストップ。ユウキは、これで気落ちしたか片岡に四球、オバンドーにヒットを浴びて、無死一、二塁とピンチを作った所で降板となったが、後を継いだ香田が2イニングをピシャリと抑えると、最後は、守護神・大塚が締めくくり、逃げ切りに成功した。敗れた日本ハムは、これでリーグ最速の60敗目。

GS神戸:オリックス8勝10敗
M  00001000000  1
BW 00000000101× 2
勝:小倉2勝1敗6S
負:吉田1勝2敗
 
延長11回、谷、サヨナラ犠飛! オリックス、粘り勝ち!
オリックス先発のチームの勝ち頭・金田は、4回まで1安打無失点の快調な立ち上がり。しかし、鈴木一朗を欠いて迫力不足の打線は、ロッテ先発・小林雅の前に、やはり4回まで1安打と沈黙。すると、5回、ロッテは、大島のエラーを皮切りに、一死一、三塁とチャンスを掴むと、代打・イワオ画伯がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、1点を先制。この後も、投手戦が続き、1−0の儘、試合は9回裏に突入。ロッテは、8回まで2安打と完封ペースの小林雅を下げ、守護神・ウォーレンをつぎ込んで逃げ切りを図ったが、これが裏目。2本のヒットと四球で、二死満塁とするとプリアムには押し出しの死球を与えてしまい、延長戦へともつれ込んだ。迎えた11回裏、オリックスは、ロッテ3番手・吉田に対して、ハイツ田口の三塁打等で、無死二、三塁の大チャンス。ここで、谷がライトへ高々とフライを打ち上げると、ハイツ田口がタッチアップで生還し、サヨナラ勝ちを飾った。尚、手首に死球を食らい欠場中の鈴木一朗は登録抹消こそされないものの、10試合程度は欠場の見込み。この日、ついに安打数でエセネオエセ松井(西武)に並ばれ、6年連続最多安打は、いよいよ苦しくなってきた。