球界トピックス

8月25日


東京ドーム:巨人11勝9敗
YB 010000030  4
G  20000003×  5
勝:西山1勝2敗
負:ヒゲ魔神0勝3敗1S
S:槙原1勝2敗21S
本:マルちゃん10、ハマの大馬人7、ローズ31
 
名手・川相、勝利を呼ぶ芸術的犠打! 槙原、気迫の三連続三振!
前日、人外魔境な采配をかましても勝てる可能性が高い上原先発の時にサードに清原を置くと言う愚挙に出た茂雄だが、流石に、あの拙い守備には不安を感じたか、清原をファーストに回し、マルちゃんをレフト,後藤をサードに回す多少なマシなオーダーを組んだ。しかし、依然として、名手・川相,岡村孝子の旦那・石井はベンチに幽閉される事に変わりはなく、試合前から巨人ベンチに重苦しいムードが漂っていた。初回、先頭の石井タクローのサードゴロを後藤がエラーすると言う、いきなり、川相不在の弊害が露呈する不吉な立ち上がり! 波留の内野ゴロの間に二進した石井タクローは、鈴木なおのりの打席で三盗をかましたものの、これが失敗! 鈴木なおのりは四球で歩いたものの、ローズの打席で二盗をかまして、またも失敗! 横浜の自爆殺法のおかげで、何とか0点で切り抜けた巨人は、その裏、ヒットの仁志を三塁に置いて、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにマルちゃんが左中間スタンドへ上段へ10号2ランを叩き込み、2点を先制! しかし、直後の2回、川相不在の影響で依然として不安感一杯の巨人先発・斎藤雅から、ハマの大馬人・駒田がバックスクリーンへ7号ソロを放り込み、1点差。斎藤雅は、この後も、川相不在の不安感から、再三、四球のランナーを出しながらも、ベテランらしい粘りの投球で6回まで1安打投球。しかし、肝心の味方打線は、川相不在とあって、全く粘りがなく、2回以降は、5回に光山が移籍デビュー戦以来となる二塁打を放った1安打のみ。迎えた7回、茂雄は、よせばいいのに斎藤雅から岡島にスイッチする得意の余計な手出し! 川相不在の重圧に耐えきれなかった岡島は、制球が定まらず、2つの四球で一死一、二塁の大ピンチ。代えるべきは投手ではなく内野だと言う事に未だに気付かないのか、気付いているが単に川相を出したくないだけなのか、茂雄は内野の布陣はその儘に、3番手に木村を投入。木村は、この回は、何とか反撃を断ったものの、続く8回、やはり、川相不在の不安を拭い切れずに、先頭の石井タクローを歩かせると、波留の犠打で一死二塁のピンチ。ここで鈴木なおのりにセンター前に弾き返されて、同点とされると、続くローズにはバックスクリーン右へ31号2ランを叩き込まれ、2点のビハインド! しかし、その裏、横浜3番手・ヒゲ魔神に対して、先頭のニックンがセンター前ヒットで出ると、続く代打・トラさんが四球を選んで、無死一、二塁。ここで茂雄は、渋々ながら、名手・川相を投入! 川相は、明らかに送りバントと警戒されている中、いともあっさりと芸術的なバントを決めて犠打世界記録へあと43と迫った。すると、この川相の果たした仕事に報いるべく、仁志がレフト線へ同点タイムリー二塁打! 更に、二死後、川相の果たした仕事に報いるべく、今夜の松井さんがライト前にタイムリーを放ち、逆転に成功! しかし、茂雄は、殊勲の川相をまたしても守らせる事なくベンチに幽閉する大暴挙! もう2度と川相に頼れないと言う絶望的状況に陥った中、マウンドに上がった槙原は、その不安感から、先頭の代打・荒井に左中間へ二塁打を浴びると、続く石井タクローの送りバントを川相を差し置いてサードに入っているソーサ元木がどこにも投げられず、無死一、三塁。更に、石井タクローが、すかさず二盗を決め、二、三塁。川相不在の影響がモロに露呈して、絶対絶命の大ピンチに立たされた槙原だったが、川相の殊勲の一打を帳消しには出来ないとばかりに、ここから気迫の投球を展開! 波留,鈴木なおのり,ローズと三者連続空振りの三振に斬ってとり、何とか1点差を守りきって21セーブ目をマークした! 川相の活躍で何とか勝利を手にした巨人だが、茂雄は松井さんのタイムリーしか見えていない可能性が高く、27日からの広島戦でも懲りずに川相を干すつもりでは…?と危惧されている。 
神宮:ヤクルト6勝14敗
D  011020002  6
S  010000000  1
勝:人斬り抜刀斎7勝4敗1S
負:川崎4勝9敗
本:ゴメス30、中村6
 関川、決勝タイムリー! 中日、打線好調でM26!
中日は、2回、2本のヒットでチャンスを作ると内野ゴロの間に1点を先制。その裏、ヤクルトは、2本のヒットと李ボンジョムのエラーで無死二、三塁のチャンス。岩村、馬場と連続三振に倒れたものの、ここで投手の川崎が自らレフト前に弾き返す同点タイムリー! しかし、直後の3回、中日は、二塁打の李ボンジョムを三塁に置いて、関川が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。更に、5回には、一死一塁から、ゴメスがレフトスタンドへ30号2ランを叩き込み、2点を追加。中日は、6回途中で、先発の人斬り抜刀斎から、バトンを受け取った岩瀬−霊感投手・落合が好投を見せると、9回には、中村の6号ソロ、李ボンジョムのタイムリー二塁打でダメ押しの2点を追加。最後は、サムソンが3人でピシャリと締めくくり、ゲームセット。快勝を収めた中日は、これでマジックを1つ減らし、26とした。

広島:広島7勝14敗
T  000500023 10
C  211000000  4
勝:山崎3勝0敗
負:河野1勝3敗
本:キュラソ星人25,26、町田8、大豊8
 阪神、4点差ひっくり返し4連勝! 山崎、好リリーフで3勝目!
広島は、初回、キュラソ星人がバックスクリーン左へ25号2ランを叩き込み、2点を先制すると、続く2回には、町田がバックスクリーンへ8号ソロを放り込み、阪神先発・杉山は、この回で早くもKO。代わった2番手・竹内も、3回、キュラソ星人にライトスタンドへ2打席連続となる26号ソロを浴びて、序盤にして4点のリードを奪われた阪神だったが、4回、突如、制球を乱した広島先発・河野から、二死満塁のチャンスを掴むと、代打・吉田浩,坪井,和田と3連続タイムリーが飛び出して、この回、一挙5点を奪い、逆転に成功。これで流れを掴んだ阪神は、8回、新庄のタイムリー,ジョンソンの犠牲フライで2点を追加。更に、9回には、代打・大豊が2試合連続の8号3ランを放り込み、ダメ押し。投げては、4回からマウンドに上がった3番手・山崎が5イニングを無失点の好投。最後は、伊藤が3人で締めくくり、4連勝をマークした。

大阪ドーム:近鉄6勝14敗1分
H  101300110  7
Bu 001000010  2
勝:星野7勝6敗
負:佐野3勝7敗1S
本:井口9、J.マッケンジー16、ニエベス12、吉永15
 ダイエー、一発攻勢で貯金20! 星野、完投で7勝目!
ダイエーは、初回、近鉄先発・佐野から、井口がバックスクリーンへ9号先頭打者アーチを放ち、1点を先制! 更に、3回には、二死から四球で出た村松がすかさず二盗を決めると、吉永がセカンドへしぶとくタイムリー内野安打を放ち、1点を追加。その裏、近鉄は、中村のタイムリーで1点を返したものの、直後の4回、J.マッケンジーがレフトスタンドへ2試合連続となる16号ソロを叩き込むと、更に、ヒットの松中を一塁に置いて、ニエベスがライトスタンドへ12号2ランを放ち、試合を決定づけた。ダイエーは、7回には吉永の15号ソロ、8回には柳田の犠牲フライで小刻みに加点。投げては、先発・星野が、毎回の様にランナーを出しながらも、要所を抑える粘りの投球を展開。9安打を浴びながらも2失点完投で7月4日以来となる7勝目をマークした。ダイエーは、これでついに貯金を20と伸ばした。

富山:オリックス12勝9敗
F  023000002  7
BW 104000000  5
勝:黒木3勝2敗8S
負:徳元0勝5敗1S
S:生駒2勝8敗2S
本:藤井11
 
鈴木一朗、欠場で連続出場ストップ! オリックス、再び貯金消滅!
前日、下柳から右手首に死球を食らった鈴木一朗だが、この日になっても痛みが引かず、バットが握れず、ボールも投げられない状態とあって、検査を受ける為に神戸へと向かい、この日の試合を欠場。これで、1994年の開幕戦から続けてきた連続試合出場は、763試合(パ・リーグ歴代4位)でストップした。かくして、鈴木一朗抜きの苦しい戦力となったオリックスだったが、初回、下痢ニールのタイムリー二塁打で1点を先制。しかし、直後の2回、先発・加藤が4連打を浴びて、あっさり逆転を許すと、続く3回にも、5安打を集中されて3点を失い、あっさりKO。しかし、その裏、プリアムのタイムリーで1点を返し、なおも二死一、二塁と言う場面で、藤井がライトスタンドへ2試合連続となる11号3ランを放ち、一気に同点に追い付いた。その後、両軍のリリーフ陣の踏ん張りで5−5の儘、迎えた9回、日本ハムは、2本のヒットと敬遠四球で一死満塁とすると、本西がしぶとくセンター前にタイムリーを放ち、ついに2点を勝ち越し! オリックスは、その裏、二死二、三塁と一打同点のチャンスを作ったものの、最後は藤井が三振に倒れ、ゲームセット。再び貯金が消滅した。

仙台:ロッテ9勝12敗
L  100001020  4
M  04010000×  5
勝:ジョニー黒木12勝7敗
負:石井11勝6敗
S:ウォーレン1勝1敗22S
本:垣内12
 
ジョニー黒木、ハーラートップタイの12勝目!
西武は、初回、ロッテ先発・ジョニー黒木の立ち上がりを攻め、二死一、二塁とすると、高木大がセンター前に弾き返す先制タイムリー! 1点を追うロッテは、2回、ヒットと2つの四球で二死満塁とすると、諸積がライト前に2点タイムリーを放ち、逆転に成功! 更に、小坂が歩いて再び満塁とすると、平井がセンター前に2点タイムリーを放ち、この回、一挙4点。ロッテは、4回にも、諸積のタイムリー三塁打で1点を追加。しかし、粘る西武は6回、垣内がレフトスタンドへ12号ソロを放つと、8回には、この回から代わったロッテ2番手・藤田を攻め立て、金村弟のタイムリー二塁打で1点を返し、なおも無死一、三塁の大チャンス。ここでロッテは、抑えの切り札・ウォーレンを早くも投入。ウォーレンは、小関に犠牲フライを許し、1点差とされたものの、期待に応えて、2イニングをピシャリと抑え、リーグトップの22セーブ目をマーク。7回を2失点の先発・ジョニー黒木は、ハーラートップタイとなる12勝目をあげ、通算50勝に到達した。