球界トピックス

8月24日 M−L(仙台):雨天中止


東京ドーム:巨人10勝9敗
YB 100000000  1
G  01210100×  5
勝:上原15勝3敗
負:福盛8勝7敗
本:ニックン14
 破滅オーダーも、上原の力投で連敗脱出!
優勝を狙うには、もう負けられない窮地に立たされているにも拘わらず、私見とは言え、日テレ・氏家社長から来季続投のお墨付きを貰った事で、何をやっても来季は安泰とでも悟ったのか、茂雄は、ついにサードに無冠の帝王・清原を置くと言う人外魔境の破滅オーダーを実行に移したばかりか、早くも今夜の松井さんに4番失格の烙印を押して、3番に降格させる嫌がらせを敢行した! 川相不在でも勝てる可能性が最も高い上原が先発の時こそ、あえて外して「川相不要論」をより強固なものにしようと言う、いつもの愚行に加えて、更に、輪をかけたサード清原でも勝てる可能性が最も高い上原が先発の時こそ、あえてサードに起用して「清原必要論」をより強固なものにしようと言う、タチの悪い嫌がらせ作戦に、流石に、嫌気がさした上原は、先頭の石井タクローを、いきなりストレートの四球で歩かせる不安な立ち上がり。この後、二死三塁とされると、ローズにセンター前に弾き返されて、早くも1点を先制された。その裏、巨人は、横浜先発・福盛から、先頭の仁志が一、二塁間を破り、後藤の犠打で一死二塁としたものの、3番に下げられる嫌がらせを受けて憤慨した松井さんは三振! 不調にも拘わらず、松井さんを3番に追いやって4番に復帰したマルちゃんもサードゴロに倒れ、茂雄の人外魔境の嫌がらせが早くも(悪い)成果を見せる重苦しい展開となった。しかし、続く2回、先頭のマッスル千代の富士がセンター前にしぶとく落とすと、ゲッツーが心配された清原は、幸運にも福盛が完全なボール球を連発したおかけで、四球で歩き、無死一、二塁。すると、余程、新人王が欲しくないのか、上原登板の時に異様な力を発揮する男・ニックンがセンター前に同点タイムリー! その後、チュウが送って一死二、三塁とした所で、上原が「川相さんがいないオーダーなど、アテになるか!」とばかりに、ファールを連発して10球投げさせると言う川相ばりの粘りを発揮! 結局、三振に倒れ、この回は1点止まりとなったものの、この上原の執念にナインが奮起! 3回、松井さん,マルちゃんの連打で二死二、三塁のチャンスを作ると、ゲッツーの恐怖から解き放たれた清原がレフト前に2点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功! 更に、4回には、二死から仁志がヒットで出ると、後藤が右中間を破るタイムリー二塁打を放ち、1点を追加! 2回以降、粘りの投球で横浜打線の反撃を断ち切ってきた上原だったが、6回、一死から波留の打球はサード右へのゴロ。これを茂雄の人外魔境作戦によりサードを守らされた清原は、膝が悪いので足が動かず、グラブにカスらせるのが精一杯。しかも、バックアップに入ったニックンがこれをエラー! すると、続く鈴木なおのりにはライト前に弾き返されて、一死一、二塁! 恐れていた川相不在の弊害が露呈して、ピンチを迎えた上原だったが、ここも気迫の投球で、ローズ,ハマの大馬人・駒田と打ち取り、無失点で切り抜けた。すると、その裏、余程、新人王が欲しくないのか、上原登板の時に異様な力を発揮する男・ニックンがライトスタンドへ2試合連続となる14号ソロを叩き込み、5点目を追加! その後、サードへのファールフライを清原があわや落球と言う危険なプレイ等もあったが、上原は動じる事なく、初回の1点のみに抑えて、完投でハーラーダービー単独トップの15勝目をマークし、3位転落の危機を救った。尚、この日、イースタンでは、二軍に幽閉されているヒゲ入来が、ロッテ戦に先発。16三振を奪う力投でリーグ15人目(16度目)のノーヒットノーランを達成! オープン戦での参考記録ノーヒットノーランと言い、全くシーズンに関係ない所でまたも快投を見せてしまったヒゲ入来だが、流石に、これには茂雄も絶賛。来週にも一軍昇格が検討される事になった。

神宮:ヤクルト6勝13敗
D  031        4
S  20×        2 3回裏降雨ノーゲーム
 降雨ノーゲームも、中日、M27点灯!
初回、2点を先制された中日は、直後の2回、すかさず3点を奪い、逆転に成功。続く3回には、李ボンジョムに一発が飛び出すなど、流れを掴んだかに見えたが、その裏、激しい雷雨に見舞われて、3回降雨ノーゲームとなった。しかし、この日、試合数の関係でマジック対象となっていた3位横浜が巨人に敗れた事で、中日にマジック27が点灯した!

倉敷MS:広島7勝13敗
T  031000020  6
C  101000000  2
勝:中込尊師2勝3敗
負:紀藤5勝6敗
本:桧山6、緒方26、大豊7
 阪神、集中打で逆転の3連勝! 中込尊師、2勝目!
敗れた方が最下位と言うこの試合、先制したのは広島。初回、ヒットの緒方を東出が送ると、キュラソ星人ガライト前に弾き返すタイムリー。しかし、直後の2回、一死から、桧山がバックスクリーン右へ6号ソロを叩き込み、同点とすると、矢野がレフトフェンス直撃の二塁打。ここで星野が一、二塁間を破るタイムリーを放ち、逆転に成功。更に、田中が歩いて一、二塁とすると、投手の中込尊師がサードの頭を越えるタイムリーを放ち、この回、3点。続く3回にも、星野の犠牲フライで1点を追加された広島は、その裏、緒方がバックスクリーンへ26号ソロをぶち込んで、反撃。その後、膠着状態が続き、4−2の儘、迎えた8回、阪神は、ヒットの星野を二塁に置いて代打・大豊のライトスタンドへ7号2ランでダメ押し。その裏からは、伊藤−田村と繋いで逃げ切り、3連勝をマークした。

大阪ドーム:近鉄6勝13敗1分
H  102000000  3
Bu 000000100  1
勝:永井9勝3敗
負:レフトウィッチ4勝5敗
S:ペドラザ2勝1敗20S
本:J.マッケンジー15、松中18
 J.マッケンジー、2打点の活躍! 永井、好投で9勝目!
ダイエーは、初回、村松,小久保のヒットで二死一、三塁とチャンスを掴むと、J.マッケンジーがセカンドの後ろにポトリと落ちるタイムリーヒットを放ち、1点を先制。更に、3回には、二死から、またもJ.マッケンジーがレフトスタンドへ15号ソロを叩き込むと、続く松中もライトスタンドへ18号ソロを放ち、この回、2点を追加! 3点を追う近鉄は、ダイエー先発・永井の前に6回まで無失点と抑えられてきたが、7回、代打・大久保,代打・水口,代打・鈴木が3連打と代打攻勢が的中! 1点を返し、なおも無死一、三塁としたものの、ここで代わった3番手・藤井の前に後続を断たれると、8回には篠原、9回にはペドラザと言うダイエー必勝リレーの前に沈黙し、ダイエー戦3連敗。勝ったダイエーは、貯金を今季最多の19とした。

富山:オリックス12勝8敗
F  001000100  2
BW 02021000×  5
勝:鈴木5勝3敗3S
負:ガンちゃん10勝8敗
S:小倉1勝1敗6S
本:藤井9,10、下痢ニール11
 
藤井の2発で連敗脱出も、鈴木一朗、悪夢の死球退場!
この日、オリックスの予告先発は川越だったが、軽度のぎっくり腰にかかると言うアクシデントで、急遽、高橋功が先発となった。その高橋功が、2回まで無難に抑えると、その裏、四球の下痢ニールを一塁に置いて、藤井がバックスクリーンへ9号2ランを放り込み、2点を先制! 2点を追う日本ハムは、直後の3回、片岡のタイムリーで1点差。何とか突き放したいオリックスは4回、先頭の下痢ニールがライトスタンドへ11号ソロ。続くプリアムは見逃し三振に倒れた際、判定を不服として主審に暴言を吐き、退場となったものの、藤井がライトスタンドへ2打席連続となる10号ソロを叩き込み、この回、2点を追加! 更に、5回には、鈴木一朗の16打席ぶりにヒットを皮切りに、田中のタイムリーエラーで1点を追加し、試合を決定付けた。オリックスは、4回途中から、鈴木−ウィン−小倉と小刻みな継投を展開し、日本ハムの反撃を1点にとどめ、連敗を6でストップ。オリックスは、これで阪急時代から合わせて通算4000勝目となった。尚、鈴木一朗が7回に下柳から右手首に死球を食らい退場。球場のドクターからは単なる打撲と診断されたものの、痛みが酷く、25日の試合出場は微妙となってきた。