球界トピックス

8月22日


東京ドーム:巨人12勝9敗
T  000100010  2
G  001000000  1
勝:ミラー2勝2敗
負:桑田7勝9敗
S:福原8勝6敗5S
本:ニックン13、ミラー1
 
好投・桑田、ミラーにまさかの一発! 清原、本領発揮の2併殺!
自力優勝が再び消えた事で、流石にヤバいと察知したか、茂雄は名手・川相を2番サードでスタメン起用! しかし、それと同時に、よりにもよって、無冠の帝王・清原を6番ファーストでスタメン復帰させてしまった! 清原に絶大なる信頼感を置く茂雄以外は、重苦しいムードの巨人ベンチだったが、先発・桑田は、バックに川相がいる事で快調なピッチングを展開し、3回までパーフェクト! すると、3回裏、ニックンが左中間スタンドへ弾丸ライナーの13号ソロを叩き込み、1点を先制。しかし、直後の4回、二死一塁から、ジョンソンがレフト線へ二塁打。一塁走者・和田は、流石に三塁ストップかと思われたが、ヘッポコレフト・マルちゃんの拙守の可能性を期待してか、果敢に本塁へ突入。タイミングは悠々アウトだったが、ニックンからの送球がアンツーカーと人工芝の境目でバウンドしてしまった為にイレギュラーし、チュウがこれをファンブル。同点のホームインを許してしまった。5回以降、徐々に阪神にとらえられてきた桑田は、痛烈な当たりを連発される様になったものの、川相がいる事で守りのリズムが良くなっているのか、野手陣が好守を連発! 一方、打っては、4回、名手・川相が得意の粘りで四球を選ぶものの、無得点。続く5回には、先頭のマルちゃんがヒットで出るも、清原がバットを止める中途半端なバッティングで本領発揮の併殺打。6回には名手・川相が会心のレフト前ヒットを放ったものの、マッスル千代の富士がブレーキと、当たりが出ず、1−1の儘、試合は8回表を迎えた。この回、簡単に二死をとった桑田だったが、ここで投手のミラーに左中間スタンドへ運ばれるまさかの一発を浴びて、ついにリードを許してしまった。その裏、一死から仁志がヒットで出ると、茂雄は犠打世界記録を狙う川相を打席に置きながら、仁志に二盗を決めさせる嫌がらせ。やむなく、川相はセカンドに叩き付けるチームバッティングで仁志を三塁に進めたものの、この日、大ブレーキのマッスル千代の富士があえなく三振。9回には、一死から、土壇場で川相に匹敵する力を発揮する男であるにも拘わらず、ミスターゲッツー・清原のおかげでベンチに甘んじると言う不本意な扱いを強いられた岡村孝子の旦那・石井が代打で登場! 「清原なんぞ出す暇があったら、俺を出せや! どりゃ〜っ!」とばかりに石井はしぶとくセカンドへの内野安打を放ったものの、続いて打席に入った清原がファーストへのヘロヘロファールライナーを放って、悪夢のゲッツー! 最後の最後までゲッツーを食らい、石井の活躍を見事に帳消しにした清原の活躍で、巨人は痛い連敗! しかし、茂雄は、この日の敗因を例によって、3打席に渡って仕事を果たした川相に押しつける可能性が高く、24日からの横浜戦では、またも清原をスタメン、川相,石井を幽閉する危険性が高まってきた。
神宮:ヤクルト11勝9敗
YB 000102000  3
S  10310010×  6
勝:高木8勝5敗
負:偽サムライ・阿波野2勝6敗1S
S:高津1勝1敗22S
本:ローズ30、ペタジーニ37
 
ペタジーニ、37号含む4打点!!
ヤクルトは、初回、宮本,佐藤のヒットで一死一、三塁とすると、ペタジーニの内野ゴロの間に1点を先制。3回には、先頭の真中が二塁打で出ると、佐藤がタイムリー二塁打を放ち、まず1点。佐藤はすかさず三盗を決めると、続くペタジーニがレフト犠牲フライ。更に、2つの四球で一、二塁とした所で、横浜先発の偽サムライ・阿波野は早々KO。しかし、代わった2番手・横山から、二死後、馬場がレフト前にタイムリーを放ち、この回3点。両軍1点を取り合って迎えた6回、横浜は、ローズの30号2ランで2点差と詰め寄ったものの、7回に、ペタジーニに2試合連続となる37号ソロを浴びて、息の根を止められた。7回途中からの五十嵐−高津のリレーの前にパーフェクトに抑えられた横浜は、痛い連敗を喫した。

ナゴヤドーム:中日9勝13敗
C  000022000  4
D  010100000  2
勝:高橋建2勝5敗
負:山本昌6勝4敗
S:沢崎1勝1敗13S
本:李ボンジョム8、江藤22,23、新井4、キュラソ星人24
 広島、怒濤の4発で逆転勝ち! 中日、マジック点灯ならず!
2回、中日は、先頭のゴメスの二塁打を皮切りに、無死満塁のチャンスを掴むと、李ボンジョムがセンターへ犠牲フライを打ち上げて、1点を先制。更に、4回には、またも李ボンジョムがライトスタンドへ8号ソロを叩き込み、2点目を追加。中日先発・山本昌の前に4回までパーフェクトに抑えられていた広島だったが、直後の5回、先頭の江藤が左中間スタンドへ22号ソロを放つと、一死後、今度は新井がレフトスタンドへ4号ソロを放ち、同点。続く6回には、二死から、キュラソ星人が史上109人目となる通算150号となる今季24号ソロをライトスタンドに叩き込んで勝ち越しに成功! 更に、続く江藤が2打席連続となる23号ソロをレフトスタンドへ放り込み、リードを2点に広げた。投げては、先発・高橋建が、8回途中まで2失点と踏ん張ると、後は、遠藤−沢崎がピシャリと締めくくり、逃げ切りに成功。中日は勝てば、マジック点灯だったが、24日以降にお預けとなった。

西武吹き抜けドーム:西武9勝13敗
BW 005001000  6
L  210000301× 7
勝:竹下2勝0敗
負:ウィン4勝2敗4S
本:エセネオエセ松井12、下痢ニール10
 ウィン、痛恨のサヨナラ押し出し! オリックス、6連敗で貯金消滅! 
西武は初回、ヒットの大友を一塁に置いて、エセネオエセ松井がレフトスタンドへ12号2ランを放って、先制。続く2回には、ハイツ田口のエラーを皮切りに、原井のタイムリー二塁打で1点を追加。直後の3回、オリックスは、小川のタイムリー二塁打で1点を返すと、更に、二死満塁と言う場面で下痢ニールがライトスタンドへ10号満塁アーチを放ち、一気に逆転に成功。更に、6回には、塩崎のタイムリー二塁打で1点を追加。しかし、粘る西武は、7回、二死から、4連打を浴びせて、3点を返し、試合は振り出しに戻った。6−6の儘、迎えた9回裏、西武は、先頭の高木浩がヒットで出ると、その後、2つの四球で二死満塁のチャンス。ここで、大塚が押し出しの四球を選んで、サヨナラ勝ち。敗れたオリックスは、今季2度目の6連敗で、ついに貯金が消滅した。

千葉マリン:ロッテ10勝10敗
Bu 000200000  2
M  04000202×  8
勝:成本1勝0敗
負:小池6勝9敗
本:中村26
 成本、2年ぶり登板で白星! ロッテ、連敗脱出!
ロッテは2回、2つの四球で二死一、二塁とすると、高橋,小坂,イワオ画伯の3連打で4点を先制! ロッテ先発は、右肘手術からの再起を賭け、2年ぶりの登板となった成本。その成本に対して、近鉄は4回、中村の2試合連続となる26号ソロで1点を返すと、更に、ヒットのローズが暴投とボークで労せずしてホームインし、2点差に。しかし、成本は6回を投げて、この2点のみで切り抜けると、その裏、何とか成本に白星をあげたいロッテは、一死二、三塁から、高橋のタイムリーで2点を追加。更に、8回には、吉鶴のタイムリー,フクーラの犠牲フライでダメ押し。7回以降は、園川−吉田−藤田と繋いで、近鉄の反撃をかわし、チームの連敗を6でストップ。成本は、1997年8月8日以来となる白星をマークした。

福岡ドーム:ダイエー15勝7敗1分
F  000000000  0
H  00010500×  6
勝:カリメロ10勝6敗
負:オレラーノ0勝3敗
本:井口8
 
カリメロ、中四日も7回無失点! ダイエー、60勝一番乗り!
ダイエー・カリメロ,日本ハム・オレラーノの両先発の投げ合いで0−0の儘、試合は中盤に突入した。迎えた4回裏、ダイエーは、4試合ぶりにスタメンに入った井口が左中間スタンドへ8号ソロを叩き込み、1点を先制。更に、6回には、ヒットと2つの四球で一死満塁とすると、J.マッケンジーのライト前にポトリと落とすタイムリー、ニエベスの走者一掃のタイムリー二塁打,村松のレフト前タイムリーと3連続タイムリーが飛び出して、一挙5点を奪い、試合を決定付けた。投げては、今季初の中四日での登板となったカリメロが7回を3安打無失点の力投。8回からは、ヒデカズ−ペドラザと繋いで、完封リレーを達成。カリメロは、これで2年ぶりとなる10勝目をマーク。ダイエーは今季最多タイの貯金18で、リーグ一番乗りとなる60勝目をあげた。