球界トピックス

8月20日
第81回全国高校野球選手権:岡山理大付5−4智弁和歌山 桐生一2−0樟南


東京ドーム:巨人12勝7敗
T  000001000  1
G  10100000×  2
勝:三沢5勝2敗
負:織田裕二5勝14敗
S:槙原1勝2敗20S
本:仁志5
 
織田裕二、逆ハーラーぶっちぎりの14敗目! 巨人、自力V復活!
阪神先発が因縁の織田裕二である事に合わせたのか否か、この日から、左膝靱帯損傷で戦線離脱していた無冠の帝王・清原に加えて、茂雄のヘッポコ采配で右肩脱臼の憂き目にあったトラさんが一軍に復帰! 前日、ついに松井さんを4番に据えた茂雄だったが、1日で3番に下げて、清原を4番に入れる気では!?と危惧されていたものの、流石に総スカンにあうのが分かっていたか、そこまではやらなかった。しかし、前日、自力優勝が消滅したにも拘わらず、茂雄は、またも懲りずに川相を幽閉し、斉藤宜を起用すると言う、最早、優勝を諦めたとしか思えないショボいオーダーを展開! 巨人は、初回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに仁志がバックスクリーン右へ5号先頭打者アーチを放ち、1点を先制! 3回には、川相不在のオーダーではアテにならんとばかりに投手の三沢が自らレフト線に二塁打を放つと、二死三塁となってから、マッスル千代の富士がライト前にタイムリーを放ち、1点を追加。しかし、川相不在で粘りに欠ける巨人打線は、この後、チャンスを掴みながらも、エンドランに失敗するなど、まずい攻めを繰り返しているのに対して、阪神は、6回、先頭の坪井がヒットを放つと、川相不在の影響でリズムが狂っている巨人野手陣の守りのミスが出て二進。二死後、川相不在の影響で莫大な精神力を消耗してきたおかげで、既に疲労困憊の巨人先発・三沢から、ジョンソンがセンター前に弾き返す33打席ぶりとなるタイムリーヒットを放って、1点差。何とか流れを変えたい巨人は、7回、無冠の帝王・清原を代打に送るも、サードゴロに倒れる本領発揮のバッティングで、逆効果…。重苦しいムードの中、2−1の儘、迎えた9回、茂雄は、前回抑えに失敗した槙原を投入。川相不在の影響で不安感一杯の槙原は、先頭の矢野のピッチャーゴロを一塁に転送する際、矢野の背中に当ててしまい、周囲は一瞬凍り付いたが、矢野がラインの内側を走っていたと言うジャッジで守備妨害が宣告されアウト。槙原は、二死後、代打・和田にヒットを浴び、続く代打・吉田浩にも、カウント1−3と薄氷を踏む思いの投球ながら、何とか三振に打ち取り、20セーブ目をマーク川相がフル欠場ながら、阪神がそれ以上に精彩を欠いていたおかげで、辛うじて勝利した巨人は連敗を4でストップさせ、自力優勝が復活した。敗れた阪神は、再び最下位に転落。織田裕二は、逆ハーラーダービー独走態勢の14敗目を喫した。 

神宮:ヤクルト9勝9敗
YB 103010010  6
S  000000001  1
勝:川村12勝5敗
負:ハッカミー10勝5敗
本:ローズ29、波留12
 
ローズ、4打点! 川村、プロ初の無四球完投で12勝目!
横浜は、初回、波留が二塁打で出ると、二死後、ローズのタイムリーで1点を先制。3回には、死球とヒットで一死一、二塁とすると、またもローズが左中間スタンドへ29号3ランを叩き込み、3点を追加。5回には、波留がレフトスタンドへ12号ソロを放ち、5点目。8回には、2つの四球で無死一、二塁とすると、ハマの大馬人・駒田がライト前にタイムリーを放ち、ダメ押しの6点目を追加。投げては、先発・川村が、立ち上がりから危なげのない投球で、ヤクルト打線を翻弄。8回まで3安打に抑える快投で完封目前の9回、真中,宮本に連続二塁打を浴びて1点を失ったものの、プロ初の無四球完投で12勝目をマークした。

ナゴヤドーム:中日8勝12敗
C  202000111  7
D  000000000  0
勝:佐々岡12勝6敗
負:大塔0勝1敗
本:キュラソ星人23
 
佐々岡、12三振で4完封目! 広島、最下位脱出!
中日先発は、ローテの谷間と言う事でプロ初先発となった大塔。この大塔に対して、広島は、初回、一死一塁から、キュラソ星人がライトスタンドへ23号2ランを浴びせて、2点を先制。3回には、2四死球で二死二、三塁とすると、江藤がライト前にタイムリーを放ち、2点を追加。終盤の7回には、2番手・正津から、またも江藤のタイムリー二塁打が飛び出すと、8,9回にも3番手・中山を攻めて、小刻みに加点。投げては、先発・佐々岡が尻上がりに調子を上げて、4回以降は、二塁も踏ませぬ投球を展開。3回を除く毎回の12三振を奪い、リーグトップの4完封目で12勝目をマーク。連敗を3でストップさせた広島は、阪神と入れ替わりで最下位を脱出した。

西武吹き抜けドーム:西武7勝13敗
BW 001102010  5
L  10340000×  8
勝:霊感投手・松坂12勝4敗
負:マーク3勝5敗1S
S:西崎2勝0敗18S
本:エセネオエセ松井11、金村弟11、日高2、下痢ニール9
 
オリックス、守乱で4連敗! 松坂、4失点もハーラートップの12勝目!
西武が、序盤から猛攻をかけた。初回、エセネオエセ松井の11号ソロで先制すると、3回には、エラーにつけこんで、金村弟が11号3ラン。更に、続く4回には、またもオリックスに守りのミスが出てチャンスを作ると、エセネオエセ松井,大塚のタイムリーで4点を追加。西武先発の霊感投手・松坂は、味方打線の援護にも、立ち上がりから球が走らず、3回にはプリアム,4回にはハイツ田口にタイムリーを浴びると、6点リードを貰った6回には日高に2号2ランを叩き込まれ、この回で降板となった。オリックスは、8回に下痢ニールの9号ソロで3点差にまで詰め寄ったが、守乱による序盤の大量失点が響いて、4連敗。松坂は6回4失点と言う不本意な内容ながらも、ハーラーダービー単独トップとなる12勝目をマークした。

千葉マリン:ロッテ9勝9敗
Bu 000023031  9
M  102000310  7
勝:香田5勝3敗5S
負:吉田1勝1敗
S:大塚0勝2敗3S
本:川口1,2、鈴木3、ローズ35
 川口、プロ1,2号連発! 近鉄、一発攻勢で逆転勝ち!
ロッテは、初回、ボーリックのタイムリー二塁打で先制すると、3回には、ボーリック,フクーラのタイムリーで2点を追加。ロッテ先発・小林雅の前に4回までノーヒットに抑えられてきた近鉄だったが、5回、川口が右中間スタンドへプロ初アーチとなる1号2ランを放ち、1点差。続く6回には、吉岡のタイムリーで同点に追い付くと、またも川口がライトスタンドへ2打席連続となる2号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。7回から先発・岡本に代え、バルデスを投入する継投策に出た近鉄だったが、これが大誤算。死球とヒットで一、二塁とすると、ボーリックにこの日3本目のタイムリーを浴びて、一死も取れずにKO。更に、代わった香田からも、初芝がセンター前に逆転2点タイムリーを放ち、ロッテが再びリードを奪った。しかし、粘る近鉄は、直後の8回、ヒットと四球で一死一、二塁とすると、代打・鈴木が左中間スタンドへ3号3ランを叩き込み、再び逆転! ロッテは、その裏1点を返したものの、反撃もここまで。9回にローズの35号でダメを押した近鉄は、最後は大塚を投入して、逃げ切りに成功した。

福岡ドーム:ダイエー14勝6敗1分
F  000000000  0
H  09001030× 13
勝:若田部8勝4敗
負:山原3勝6敗
本:秋山10、小久保18
 
パ初の1イニング2満塁弾! 若田部、7年ぶり完封勝利!
ダイエーは2回、小久保,松中の連打の後、ニエベスが歩いて無死満塁とすると、J.マッケンジーが三遊間を破るタイムリーを放ち、1点を先制。更に、続く秋山がバックスクリーンへ10号満塁ホーマーを放ち、日本ハム先発・山原を早くもKO! 代わった2番手・今井も制球難で、3四球でまたも満塁のチャンスを掴むと、この回2打席目となる小久保の打球はセンターへ。これを強引に捕りに行ったセンター石本が後逸する間に3人のランナーに続いて、打った小久保も一気に生還する18号ランニング満塁ホーマーとなり、この回、大量9点! 5回には、四球のニエベスを一塁に置いて、J.マッケンジーが左中間を破るタイムリー二塁打。更に、7回には、村松の犠牲フライ、井口,小久保のタイムリーで3点を追加。大量リードに守られた先発・若田部は、毎回の様にランナーを出しながらも、要所を抑える粘りの投球で、ルーキー時以来、7年ぶりの完封で8勝目をマークした。