球界トピックス

8月17日
第81回全国高校野球選手権:智弁和歌山2−0尽誠学園 桐蔭学園9−5智弁学園 岡山理大付6−0水戸商 青森山田5−4日田林工


ナゴヤドーム:中日11勝8敗
G  000100010  2
D  000000012× 3
勝:サムソン6勝4敗2S
負:槙原1勝2敗19S
 
茂雄、痛恨の川相幽閉! 巨人、悪夢のサヨナラ負け!
巨人の先発は、対中日初登板となるルーキー上原。3タテを食らうと自力優勝が消滅すると言う大事な首位攻防戦にも拘わらず、茂雄は、川相不在でも勝てる可能性が最も高い上原が先発の時こそ、あえて外して「川相不要論」をより強固なものにしようと言う、相変わらずの嫌がらせを敢行! その上原は、3回までパーフェクトの力投を展開! 川相不在の巨人打線は、中日先発の山本昌の前に3回まで0点に抑えられてきたが、迎えた4回表、先頭の今夜の松井さんの当たりはセンターフェンス手前の大飛球。センター関川は、これに追い付いたかと思いきや、フェンスとの距離を誤ったかジャンプし損ねて、何とヘディング! この間に、松井さんは、一気に三塁を陥れると、続くマルちゃんが右中間へタイムリー二塁打を放ち、1点を先制した。なおも、二死一、三塁としながら、あと1本が出ず、1点止まり。更に、6回には、ソーサ元木,松井さんの連打で無死二、三塁のチャンスを掴みながら、結局、無得点に終わるなど、随所に川相不在の弊害を露呈! これにもめげずに、力投を続けていた上原だったが、7回、一死から、李ボンジョムの何でもないショートゴロをニックンがエラー! 川相不在の影響から危惧されていた守りのミスが出た事でリズムが崩れたか、続く立浪の右中間の当たりを、今度は松井さんとマッスル千代の富士が譲り合って二塁打にしてしまい、二、三塁と一打逆転の大ピンチ。しかし、上原は中村,代打・愛甲を気迫の投球で打ち取り、この回も無失点で切り抜けた。この上原の粘投に奮起したか、巨人は、直後の8回、代わったばかりの中日2番手・岩瀬に対して、一死から、今夜の松井さん,マルちゃんの連打で一、三塁とすると、この日、当たりの出ていないマッスル千代の富士が、何とスクイズを敢行! 完全に意表をついたこの作戦は見事に決まり、貴重な1点を追加した。しかし、その裏、川相不在の影響で心身共に疲労困憊の上原に対して、中日は、先頭の関川がヒットで出ると、続く久慈が右中間を破るタイムリー二塁打を放ち、1点差! 続く立浪が送って、一死三塁となった所で、ゴメスのライトフライで久慈がタッチアップで本塁へ突入するも、ライトのマッスル千代の富士の好返球によりタッチアウト! この絶対絶命のピンチを切り抜けた巨人は、直後の9回、一死から、ついに代打で登場した名手・川相がライト前に巧みに流す職人芸のヒットを放つなど、満塁のチャンスを掴みながら、茂雄の代走&守備固め地獄采配の影響でマルちゃん,岡村孝子の旦那・石井が既に下がっており、代わりに左の後藤,斎藤宜が入っていた為に4人も左が続くオーダーになっていた事で、安易にサムソン・リーをつぎこまれてしまい、この回も無得点。川相は、この儘、守備につくかと思いきや、茂雄はベンチに下げる大暴挙! その裏からマウンドに上がった槙原だったが、茂雄のこの仕打ちに愕然として、ヒットと2つの四球で一死満塁の大ピンチ! 更に、槙原は代打・渡辺にも押し出しの四球を与え、同点とされると、続く関川にはレフトオーバーのヒットを浴びて、サヨナラ負けマッスル千代の富士にスクイズをさせてまで、勝ちに行きながら、最後の最後で川相を幽閉すると言う茂雄のヘッポコ采配が炸裂! 上原を投入しながら、痛い黒星を喫した巨人は、中日との差を5.5と広げられた。 

福山:広島8勝10敗
S  200000000  2
C  000000000  0
勝:山部4勝4敗
負:紀藤5勝5敗
S:高津1勝1敗21S
本:ペタジーニ35
 
ペタジーニ、35号! 山部、10K無失点で4勝目!
ヤクルトは、初回、先頭の真中がライト前ヒットで出ると、すかさず宮本が送って二進。二死後、ペタジーニがライトスタンドへ35号2ランを叩き込み、2点を先制。以降、ヤクルト・山部と2回以降立ち直った広島・紀藤の投げ合いで、膠着状態に突入。広島は、ヤクルトの守備の乱れから、3回には二死満塁、4回にも二死一、二塁とチャンスを貰いながら、あと一本が出ず、2−0の儘、試合は9回に突入。ここまで10個の三振を奪う好投で、3年ぶりの完封目前だった山部だが、一死をとった所で、早くも個人タイトルのバックアップに走ったか、高津にスイッチされて降板。その高津は、無難に後続を抑え、21セーブ目をマーク。好投の紀藤を見殺しにした広島は、今季3度目の完封負けで借金は今季最多タイの15となった。

横浜:横浜12勝8敗
T  000100200  3
YB 100000000  1
勝:中込尊師1勝3敗
負:横山1勝2敗
S:田村1S
 谷繁,進藤負傷退場! 横浜、痛恨の黒星!
初回、横浜は、2本のヒットでチャンスを作ると、ローズの内野ゴロの間に1点を先制。続く2回には、ヒットと死球で一死一、二塁のチャンスを掴むと、ここで偽サムライ・阿波野の打球はショートへのゴロ。一塁走者・谷繁はセカンド塩谷目掛けて猛スライディングをかまし、併殺を阻止したものの、このプレーで左膝下を30針も縫う重傷を負い退場。また、塩谷も左足の靱帯を損傷して退場となった。守りの要を欠いた横浜は4回、新庄のタイムリーで同点とされると、今度は進藤が右膝を痛めて退場する有様。1−1で迎えた7回、阪神は、2本のヒットで二死二、三塁とすると、負傷退場の塩谷に代わって守備に入っていた田中がライト前に2点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功。2回以降、何とか無失点で抑えてきた先発・中込尊師は、8回、二死から連打を浴びた所で降板となったものの、代わった伊藤がこの場を凌ぐと、9回は田村が締めくくって、今季初セーブをマーク。中込尊師は今季初勝利となった。

西武吹き抜けドーム:西武10勝9敗
Bu 000200200  4
L  100000001  2
勝:小池6勝8敗
負:石井11勝5敗
S:香田4勝3敗5S
本:中村24、吉岡11
 
一発攻勢で逆転! 近鉄、9連敗でストップ!
好投を続けながら、打線の援護に恵まれず4連敗中の近鉄先発・小池に対して、DHに伊東を置くと言う水島新司に影響されたかのごときスタメンで臨んだ西武は初回、2本のヒットと四球で一死満塁とすると、ウメさんがレフトへ犠牲フライを打ち上げて、1点を先制。2回以降、立ち直りを見せた小池に今度こそ白星をつけさせたい近鉄だったが、この日も、8連勝中の西武先発・石井の前に3回までパーフェクトと嫌な展開。しかし、4回、先頭の大村が初ヒットを放つと、一死後、中村が左中間スタンドへ24号2ランを放ち、逆転に成功! 更に、7回には、二死一塁から、今度は吉岡がバックスクリーンへ11号2ランを叩き込み、貴重な2点を追加! 2回以降、散発3安打に抑える好投を見せていた小池は、9回は香田にマウンドを譲ったものの、7月15日以来の6勝目をマーク。一発攻勢で逆転勝ちを収めた近鉄は、連敗をようやく9でストップさせた。

東京ドーム:日本ハム10勝8敗
M  000000000  0
F  03002000×  5
勝:ガンちゃん10勝7敗
負:礒1勝2敗
本:野口6、小笠原17
 ガンちゃん、気迫の4安打完封で10勝目!
ロッテ先発は弊社期待の新星・礒。この礒に対して、日本ハムは2回、ヒットと四球で一死一、二塁とすると、野口が左中間スタンドへ6号3ランを叩き込み、一挙3点を先制。更に、この後、迎えた二、三塁のピンチは何とか切り抜けた礒だったが、5回には、先頭の小笠原に17号ソロを浴びると、四球とヒットで無死一、二塁とした所で無念のKO。日本ハムは、この後、一死満塁としてから、偽ソーサがタイムリーを放ち、試合を決定付けるダメ押しの5点目を追加。投げては先発・ガンちゃんが、気迫の投球でロッテ打線を翻弄。散発4安打に抑える力投で開幕戦以来の完封で10勝目を飾った。

福岡ドーム:ダイエー12勝8敗
BW 000001001  2
H  00010700×  8
勝:カリメロ9勝6敗
負:鈴木4勝3敗3S
 
大乱調・鈴木、4連続四死球! ダイエー、6回一挙7点で快勝!
0−0で迎えた4回、ダイエーは、ヒットと四球で無死一、二塁とすると、ニエベスがライト前に先制のタイムリー! 1点を追うオリックスは、6回、先頭の大島が二塁打で出ると、続く小川もヒットを放ち、無死一、三塁のチャンス。ここで塩崎のセカンドゴロを浜名がフィルダースチョイスを犯し、試合は振り出しに…。オリックスは、その裏から、先発・高橋功に代えて、鈴木を投入するも、これが大誤算。一死を取った後、3連続四死球で満塁とすると、更に、井口にも押し出しの四球を与えてしまい、勝ち越し点を許した所でKO。更に代わった戎に対して、ダイエーは、浜名,吉永,小久保の3連続タイムリーなどで、一挙7点を奪い、試合を決定付けた。大量リードとなった事で、ダイエーは先発・カリメロを下げ、小刻みな継投を展開。オリックスの反撃を1点に食い止め、逃げ切った。ダイエーは早ければ、20日もマジックが点灯する。