球界トピックス

8月11日
第81回全国高校野球選手権:日大三−長崎日大 明徳義塾−栃木南 松商学園−尽誠学園 東邦−滝川二(全試合雨天中止)


東京ドーム:巨人11勝8敗
S  000000000  0
G  01000010×  2
勝:斎藤雅5勝1敗
負:川崎3勝8敗
S:槙原1勝1敗17S
本:後藤3
 斎藤雅、7回無失点! 完封リレーで貯金10!
この日も、茂雄は、早くも永池を見限り、かと言って、前日、貴重なタイムリーを放ったソーサ元木を使うでもなく、後藤をスタメン起用。あくまで名手・川相をベンチに幽閉しようと言う相変わらずの大暴挙! 巨人は、初回、ヤクルト先発・川崎から、先頭の仁志が初球をセンター前に弾き返して出塁。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるかのごとく、後藤に送りバントを命じるも、川相に比べて遙かにバント技術の劣る後藤はこれを失敗し、結局、この回、無得点。いきなり川相不在の弊害が露呈する嫌な立ち上がりとなったものの、続く2回、ヒットのマッスル千代の富士を二塁に置いて、ニックンが右中間を破るタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。しかし、その後も、4〜6回まで続けて二人の走者を出すなど、再三のチャンスを掴みながら、川相不在による繋がりのなさから、あと一本が出ず、拙攻を繰り返すばかり。一方、先発・斎藤雅は川相不在の不安感から、ピンチの連続と言う苦しい投球を強いられたものの、ベテランらしい粘り強さを見せて7回まで無失点。すると、7回裏、この回から代わったヤクルト2番手・広田から、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに後藤が右中間スタンドへ3号ソロを放ち、貴重な1点を追加。更に、8回には、先頭のマッスル千代の富士がヒットで出ると、ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるかのごとく、堀田に送りバントを命じるも、川相に比べて遙かにバント技術の劣る堀田はキャッチャー前に転がしてしまい、マッスル千代の富士は二塁で憤死。嫌な展開で9回のマウンドに上がった守護神・槙原は、川相不在の不安感も相まってか、いきなり稲葉,岩村と連打を浴びて、無死二、三塁と一打同点の大ピンチ。しかし、槙原は、ここから踏ん張りを見せ、代打・スミスをセカンドフライに打ち取ると、代打・青柳,飯田と連続三振にきってとり、久々の17セーブ目をマーク。巨人は、これで3連勝で今季最多の貯金10となったものの、相次ぐバント失敗など、相変わらず、川相不在による拙攻が目立ち、今後に課題を残した。

ナゴヤドーム:中日15勝5敗
T  000000010  1
D  10201000×  4
勝:山本昌6勝3敗
負:舩木1勝2敗
S:サムソン5勝4敗2S
本:塩谷2
 
メイ、退団濃厚! 阪神、再び最下位転落!
中日は、初回、ヒットと2つの四球で一死満塁とすると、立浪がセンターへ犠牲フライを打ち上げて1点を先制。3回には、ヒットの久慈を三塁に置いて、ゴメスの当たりは浅いセンターフライ。タッチアップは無理と思われたが、何と、ショートとセンターがお見合いするテキサスヒットとなり、久慈が生還。更に、ピンキー井上にタイムリー二塁打が飛び出して、この回2点を追加。5回には、一死から、立浪,李ボンジョムの連打で二、三塁とすると、またもピンキー井上がタイムリーを放ち、4点目。投げては、先発・山本昌が、4回までノーヒットに抑えるなど快調な投球を展開。8回、塩谷に2号ソロを浴び、完封こそ逃したものの、あとを継いだ霊感投手・落合,サムソンが後続を断ち切り、6勝目をマークした。敗れた阪神は、対中日8連敗で最下位転落となった。尚、ノムさんとの抗争が続いていたメイに対して、戦力と考えていた筈の球団だったがどうやらノムさんに言いくるめられた模様。この日、末永編成部長からは「退団」と言う具体的な言葉は出なかったものの、12日にもメイと会談する予定で、この問題に決着をつける構えで、ブロワーズに続いて途中退団となる可能性が濃厚となってきた。

横浜:横浜13勝6敗
C  001002001  4
YB 000002000  2
勝:河野1勝2敗
負:福盛7勝6敗
S:沢崎1勝1敗11S
本:メカゴジラ7
 河野、プロ初勝利! 横浜、連勝10でストップ! 
0−0で迎えた3回表、広島は、二死二塁から石井タクローのエラーで一、三塁とチャンスを広げると、ここで求道者・前田がセンター前に弾き返す先制のタイムリー! 更に、キュラソ星人の当たりは、ショートへの高いバウンドのゴロ。これが内野安打となる間に、二塁走者・東出が一気に本塁へ突入するも、ファーストのハマの大馬人・駒田の好判断好返球により、タッチアウトとなり、この回は、1点止まり。6回には、二死満塁から西山のタイムリーで2点を追加。広島先発・河野の前に沈黙していた横浜マシンガン打線だったが、その裏、四球の駒田を一塁に置いて、メカゴジラがライトスタンドへ2試合連続となる7号2ランを叩き込み、反撃。1点差に迫られた広島は、直後の7回、緒方を二塁に置いて、求道者・前田がうまいバッティングでライト前に弾き返すと、緒方は一気に本塁へ突入。ライトのメカゴジラからストライクの返球が来るも、谷繁のタッチよりも緒方の足が早くベースに入り、1点追加と思いきや、判定は何とアウト。達川監督の猛抗議も実らず、結局、この回は無得点。痛恨の誤審により、いよいよ負けられなくなった広島は、土壇場9回、先頭の緒方が二塁打で出ると、代打・野村がライト前にタイムリーを放ち、ダメ押し! 横浜は、その裏、抑えの沢崎から、二死一、二塁と一打同点のチャンスを作る粘りを見せたものの、反撃もそこまでで、球団新記録となる11連勝はならなかった。広島は、これで阪神と入れ替わりで最下位を脱出。河野はプロ初勝利をマークした。

西武吹き抜けドーム:西武10勝10敗
H  000002000  2
L  010000000  1
勝:永井8勝3敗
負:オツ10勝8敗
S:ペドラザ2勝1敗19S
本:小久保16
 
小久保、35試合ぶりのV弾! ダイエー、15日にもマジック点灯!
西武は2回、ダイエー先発・永井の制球難をついて、3つの四球を選んで満塁とすると、伊東がセンターフェンス手前まで運ぶ犠牲フライを放ち、ノーヒットで1点を先制。1点を追うダイエーは、西武先発のオツに対して、4回までノーヒットに抑えられていたものの、6回、先頭の松中が四球で歩くと、続く主砲・小久保がライトポール際へ6月16日以来、56日ぶりとなる16号2ランを叩き込み、逆転に成功。投げては、6回途中から、吉田を投入する早めの継投に出ると、8回は篠原、9回からはペドラザを投入する必勝リレーを展開。これが見事に決まって、ペドラザは19セーブ目をマーク。敗れた西武は、12日に敗れると自力Vが消滅ダイエーは、早ければ、15日にも(ダイエーが4連勝、オリックスが4連敗の場合)マジックが点灯する展開となった。

大阪ドーム:近鉄10勝11敗
F  000200002  4
Bu 000000020  2
勝:黒木2勝2敗4S
負:小池5勝8敗
 
オバンドー、決勝2点タイムリー! 近鉄、5連敗!
近鉄は、初回、礒部,武藤の連打で、いきなり無死一、二塁とチャンスを掴んだものの、ここで中村がピッチャーへの併殺打。ローズが歩いて、一、三塁としたものの、続くクラークが倒れて、結局、無得点。0−0で迎えた4回表、日本ハムは、一死から、ヒットと四球で一、二塁とすると、野口が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。日本ハム先発・芝草は5回まで無失点に抑えると、上さんは6回からオレラーノにスイッチする早めの継投を展開。オレラーノ−伊藤と繋いで8回から、マウンドに上がった4番手・下柳に対して、近鉄は一死二、三塁とチャンスを作ると、ここでローズがセンター前に2点タイムリーを放ち、試合を振り出しに戻した。追い付かれた日本ハムは、直後の9回、ヒットと2つの四球で二死満塁のチャンスを掴み、近鉄先発・小池をKO。代わった香田に対して、オバンドーがレフト前に弾き返して、2点を勝ち越し! 8回途中からマウンドに上がっていた黒木が9回も無難に締めくくり、2勝目をマークした。敗れた近鉄は、これで5連敗。

GS神戸:オリックス7勝9敗
M  100000100  2
BW 000000000  0
勝:後藤6勝6敗
負:川越7勝7敗
S:ウォーレン1勝1敗20S
本:ボーリック20
 連投・川越、力投報われず! 鈴木一朗、「あれくらいの投手」にノーヒット! 
オリックス先発は、前日に引き続いての連投となった川越。この川越に対して、ロッテは、初回、一死二塁から、堀がセンター前にタイムリーを放って、1点を先制。オリックスは3回、四球とヒットで一、二塁のチャンスを作った所で、打席には鈴木一朗。ロッテ先発は鈴木一朗曰く「あれくらいの投手」後藤だったが、その後藤に対して、鈴木一朗は、あえなく、センターフライに打ち取られ、この回は無得点。続く4回にもチャンスを掴みながら、痛い走塁ミスが出て、またも無得点。一方、川越の前に2回以降ノーヒットと、全くチャンスが掴めずにいたロッテだったが、7回、ボーリックがライトスタンドへ3試合連続となる20号ソロを放ち、これがダメ押し点となった。投げては、後藤が因縁の鈴木一朗を3タコに封じるなど、8回まで0点に抑えると、最後は、藤田を挟んで、ウォーレンが締めくくり、20セーブ目。完封リレーで接戦を制したロッテは、これで3連勝となった。