球界トピックス

8月8日
第81回全国高校野球選手権:静岡8−0倉吉北 甲府工4−3北陽 新潟明訓10−5宇和島東 旭川実5−1久賀


東京ドーム:巨人13勝8敗
C  100000200  3
G  00040003×  7
勝:河原1勝0敗
負:高橋建1勝4敗
本:緒方25
 
復活・河原、2年ぶりの白星! 永池、4安打4打点!
この日も、茂雄は、前日、村田善の起死回生の3ランを呼び込む粘りの四球を選んだ名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙! また、前日、サヨナラ犠飛を放った今夜の松井さんも、全セいちびりトリオの陰謀により陥った脇腹痛が癒えず、相変わらずのベンチウォーマー。この日の巨人の先発は、2年ぶりの一軍のマウンドとなった河原だったが、2度の手術からの再起を賭けるこの一戦で、名手・川相も松井さんも不在と言う有様に愕然とした河原は、初回、いきなり緒方にレフトスタンド上段へ23号先頭打者アーチを叩き込まれる始末。続く東出にも、一、二塁間へ強烈な当たりを打たれたが、土壇場で川相に匹敵する力を発揮する男・岡村孝子の旦那・石井が、これをダイビングして好捕。求道者・前田にも痛烈な打球を放たれるも、ショート真正面のライナー。これで、ようやく落ち着きを取り戻した河原は、この回を1点で凌ぐと、2回以降追加点を与えない力投。巨人は、毎回の様にチャンスを掴みながら、川相不在による繋がりのなさから、あと一本が出ないでいたが、4回、二死一、二塁となった所で「川相さん不在の打線ではアテにならん!」とばかりに、河原が自らライト線にタイムリー二塁打を放って、同点! 更に、この河原の気迫の一打に奮起した仁志がセンター前に勝ち越しタイムリーを放つと、続く永池も三遊間を破る2点タイムリーで、この回一挙4点! 茂雄は、大事をとって河原を5回で下げ、6回から岡島を投入するも、川相不在で不安感一杯の岡島は、7回、西山にタイムリーを浴びてKO。代わった3番手の木村も、川相不在による不安感から、緒方にタイムリーを浴びて、とうとう1点差。何とか突き放したい巨人は、その裏、一死三塁から、木村がスクイズを敢行するも、これが失敗する嫌な展開となったが、続く8回、先頭の清水が二塁打で出塁。ここで茂雄は、犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく、ソーサ元木に送りバントを命じるも、川相に比べ、遙かにバント技術の劣るソーサ元木は、いきなり小フライのファールを打ち上げると、続く2球目も、サードへの小フライを上げてしまい、バント失敗! 続くチュウが死球で、一、二塁となった所で、6回から守備に入っていた今夜の松井さんが、左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、貴重な追加点。更に、仁志が歩いて満塁となると、永池が三遊間を破る2点タイムリーを放ち、この回3点。9回からは、またも登板直前でセーブがつかない状況に陥ってしまったにも拘わらず引っ張り出された不遇の守護神・槙原が3人で締めくくり、河原に777日ぶりの白星を献上した。  

神宮:ヤクルト10勝9敗
T  000000030  3
S  02301000×  6
勝:高木7勝5敗
負:織田裕二5勝12敗
S:高津1勝0敗19S
本:ペタジーニ32
 
ノムさん復帰でまた完敗! お家騒動、未だ継続中!
前日、ノムさんの退場により、解放された事で精気を取り戻した阪神だったが、ノムさんは制裁金20万円を取られたものの、出場停止処分を受けなかった為か、またも連敗中の阪神に逆戻り。2回に、岩村,高木の犠牲フライで2点を先制されると、続く3回には、岩村のタイムリーなどで3失点。更に、5回には、ペタジーニに2試合連続となる32号ソロを浴びて、試合を決定付けられた。8回に入って、5連打で3点を返す粘りこそ見せたものの、反撃もそこまで。最後は、高津の前にピシャリと締められ、ゲームセット。先発・織田裕二は、これで逆ハーラーダービーダントツトップの12敗目となった。また、この日、守護神・リベラが右肘痛で登録抹消。メイについても、ノムさんが「この儘、二軍ならブロワーズ同様クビにしてくれ」と球団に直訴していた事が判明。グアムに女連れで歯医者に行っただけで二軍に落とされた上に、ウエスタンで5回を0点に抑える好投を見せながら、こんな事を言われてしまうメイも哀れだが、球団は「戦力として考えている」とノムさんの申し出を却下した模様。シーズン中ながら、助っ人問題でお家騒動が続発している阪神は、再び最下位転落が視野に入ってきた。

横浜:横浜8勝12敗
D  000020011  4
YB 62040310× 16
勝:斎藤タカシ12勝3敗
負:武田7勝7敗
本:谷繁7、波留11、進藤8、ピンキー井上6,7
 先発全員22安打! 横浜、怒濤の猛攻で9連勝!
中日先発・武田に対して、横浜マシンガン打線が初回から爆発! 一死二塁から、鈴木なおのりのレフト線への先制タイムリー二塁打を皮切りに、4連打を浴びせて4点を奪うと、二死後、谷繁がレフトスタンドへ7号2ランを叩き込み、一挙6点。更に、続く2回には、波留の11号ソロ、ローズの犠牲フライで2点を追加し、早くも武田をKOした。なおも止まらないマシンガン打線は、先発全員安打の22安打に加え、先発全員得点の16点と言うおまけつきの猛攻。投げては、斎藤タカシが8回を3失点に抑える無難な内容で、12勝目をマークし、横浜は9連勝となった。中日は、ピンキー井上が2ホーマーを放ったものの、序盤の大量失点が大きく響き、連敗を喫した。

千葉マリン:ロッテ8勝9敗
F  100000200  3
M  30000010×  4
勝:吉田1勝0敗
負:オレラーノ0勝2敗
S:ウォーレン1勝1敗19S
本:ボーリック19
 礒、6回まで1失点の好投! ボーリック、決勝19号!
ロッテの先発は、弊社期待の新星・礒! この礒に対して、日本ハムは、初回、先頭の石本が三塁打で出ると、一死後、片岡がレフトへ犠牲フライを打ち上げて、先制。その裏、ロッテは、無死二、三塁とチャンスを掴むと、堀がライト線へ2点タイムリーを放ち、逆転。更に、この後、イワオ画伯にもタイムリーが飛び出して、この回、3点。礒は、2回以降、安定した投球を見せていたが、7回、二死二、三塁とピンチを迎えた所で降板。しかし、代わった吉田が根本にタイムリーを浴びて、試合は振り出しに戻った。追い付かれたロッテは、その裏、すかさずボーリックがライトスタンドへ19号ソロを放ち、再び勝ち越しに成功! あとは、藤田ーウォーレンと繋ぐ必勝リレーを展開し、1点差で逃げ切った。礒の白星をまんまと消滅させた吉田は2年ぶりの白星。 

GS神戸:オリックス13勝6敗
L  010010000  2
BW 10000200×  3

勝:高橋功3勝3敗
負:森3勝6敗
S:小倉1勝0敗4S
本:谷8
 4番・谷、逆転8号2ラン! オリックス、2位浮上!
オリックスは、初回、四球とヒットで、二死一、二塁とすると、下痢ニールがレフト前に弾き返す先制タイムリー! 1点を追う西武は直後の2回、2つの四球でチャンスを作ると、清水がライト前にタイムリーを放って、同点。3,4回と2安打ずつ放ちながら、攻めあぐねていた西武だったが5回、エセネオエセ松井,ウメさんの連打で一、三塁とすると、金村弟がライトに犠牲フライを打ち上げて、勝ち越しに成功。西武先発・森の前に2回以降ノーヒットに抑えられていたオリックスは6回、一死から鈴木一朗がヒットで出ると、この日、初の4番に入っていた谷がレフトスタンドへ8号2ランを叩き込み、逆転。6回から、高橋功−小倉と繋いだオリックスは、何とか西武の反撃を凌ぎきって、4月13日以来の2位浮上。13安打を放ちながら、僅か2点に終わる拙攻で敗れた西武は、入れ替わりで3位転落となった。

北九州:ダイエー12勝6敗1分
Bu 1400000000  5
H  1200010011× 6
勝:篠原7勝0敗
負:大塚0勝2敗2S
本:ニエベス10、吉永12
 
大越、決死の超美技! 林、サヨナラ三塁打!
近鉄は、初回、二死から中村が四球を選ぶと、ローズがレフト線にタイムリー二塁打を放って1点を先制。その裏、ダイエーは、二死から吉永が二塁打を放つと、続く小久保が三遊間を破るタイムリーを放ち、同点。追い付かれた近鉄は、直後の2回、2本のヒットで一、三塁とすると、大村がセーフティスクイズを決めて勝ち越し。更に、武藤,中村にタイムリーが飛び出して、この回、一挙4点。4点を追うダイエーは、その裏、先頭の松中が一塁線を破る三塁打で出ると、J.マッケンジーの内野ゴロの間に、まず1点。更に、ニエベスがライトスタンドへ10号ソロを放り込んで、2点差。早くも、水田,岡本の両先発が2回にして姿を消す展開となった。以降、両軍リリーフ陣の踏ん張りで5−3の儘、迎えた6回裏、ダイエーは、柳田のタイムリー二塁打で同点とすると、土壇場9回には、近鉄守護神・大塚から、吉永が起死回生の12号同点ソロを放ち、試合は延長にもつれ込んだ。3回以降も、毎回の様にランナーを出しながら、追加点の取れない近鉄は10回、二死一塁と言う場面で、高須がライトへ大飛球。勝ち越しタイムリーになるかと思われたこの打球をライト・大越がフェンスに激突しながら、好捕するファインプレー。このプレーにより担架で運ばれた大越に報いるべく、ダイエーは、その裏、J.マッケンジーが四球を選ぶと、代打・林が左中間を破るタイムリー三塁打を放ち、今季6度目のサヨナラ勝ちを収めた。